子どもの虫歯予防その４ | 魔法のおっぱい

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子どもの虫歯予防　その４

～子どもの虫歯予防　その４～

最後にプラスアルファの歯磨き方法としてフロス（糸ようじ）の使い方と予防的に奥歯の溝を樹脂で埋めて、奥歯の溝が虫歯にならないようにする処置「シーラント」について、音波はブラシの利用方法について紹介します。

○フロス（糸ようじ）の使い方○

いくら頑張って仕上げ磨きをしても、歯と歯の間までは歯ブラシの毛が届きません。
毎日でなくてもいいですから、1週間に1回だけでもＯＫなのでフロス（糸ようじ）＆フッ素でスペシャル仕上げ磨きをしてあげることをお薦めします。
フロスは指に巻きつけて使用する方法、丸い輪を作って使用する方法もありますが、お手軽なのは100均やパックになって安価で売っている糸ようじを使用する方法です。
3歳頃までは上の前歯の歯と歯の間が虫歯の一番できやすい所ですから、上の前歯の隙間だけでも糸ようじを通してあげて下さい。

通し方は力任せに糸を通すと赤ちゃんの歯ぐきを傷つけますから、必ずギシギシとのこぎりを引くようにしてゆっくり歯と歯の接触点を超えます。
接触点を超えたら、右の歯の側面の歯垢（プラーク）をゴシゴシとかきとり、次に左の歯の側面の歯垢もかきとった後、再度ギシギシとのこぎりを引くように糸ようじを引き上げます。
その時に糸に汚れが取れたらティッシュでふき取ってから次の歯に進みます。

糸ようじを使用する際、糸にフッ素ジェルをつけて使用すると、普段なかなか届かない歯と歯の間にもフッ素を塗ることができます。

糸ようじ使用後はうがいができるならブクブクうがいをさせ、できない場合はお茶かお水を飲ませます。
きれいになってから、その後にもう一度きれいなフロス（糸ようじ）でもう1度フッ素ジェルを歯と歯の間に入れるとなおいっそう虫歯予防につながります。
3歳を過ぎれば奥歯にもフロスを通してあげて下さい。
特に3歳以降は一番奥の歯とその手前の歯の歯と歯の間に一番虫歯ができやすくなります。

その後6歳臼歯が生えると6歳臼歯の手前の歯と歯の隙間にも必ずフロス＋フッ素の利用をお薦めします。（1～２週間に1回でもＯＫ）

○シーラントについて○

５～６歳になると乳歯の一番奥の歯ぐきの部分から6歳臼歯と言われる永久歯が生えてきます。
この歯は前歯のように乳歯が抜けて下から永久歯が生えてくるいわゆる生え変わりではなく、何もない歯ぐきの部分から生えてくるので、永久歯だと気づかず、乳歯だと思っておられるママやパパも多いのです。
まだ歯磨きテクニックが未熟なうちに磨きにくい奥に生える歯なので、知らないうちに虫歯になってしまう可能性が高く、一番最初に神経を抜くことになってしまうほど後に大きな虫歯になってしまう場合も多くあります。

そのためにお子さんが５～６歳以降の仕上げ磨きの時はこの6歳臼歯を特に丁寧に磨いてあげるようにして下さい。
ポイントはかみ合わせの溝の部分を毛先でかき出すように磨くこと＆歯の外側（ほっぺたの内側が密着している部分）の歯の筋の部分を忘れずにしっかり磨いてあげるようにして下さい。

また歯医者さんによってシーラントという、虫歯になってない状態の歯の溝をあらかじめ樹脂で埋めておき、溝が虫歯にならないようにする処置をされているところもありますので、6歳臼歯だけ予防的にシーラントをしておくこともお薦めです。
ただし、シーラントは永久的に埋まっている訳ではありません。
あくまでも途中どこかで脱落してなくなってしまうものですから、歯磨きテクニックが未熟なうちのお助けアイテムということです。

うちの二女の6歳臼歯のシーラントです。

○音波歯ブラシの利用○

うちのように子どもが3人いると子どもの仕上げ磨きは親にとってとても面倒なことです。
そんな面倒な仕上げ磨きを楽にしてくれるアイテムが音波歯ブラシです。
歯科医院使用のプリニアという商品はワンタフトブラシというポイントブラシが付け替えられますので、こちらで磨くと子どもの小さな乳歯にもポイントで届きます。
歯に当てるだけできれいに歯垢（プラーク）が除去できますから、興味のある方はワンタフトブラシを音波ブラシにつけて仕上げ磨きに利用されてみて下さい。
なお、プリニアは市販されているドルツ（パナソニック）という音波歯ブラシと同じ商品です。
ただ、同じランクのものを購入する場合はプリニアのほうが安価で購入できます。
替えブラシやワンタフフトブラシは大型家電店でドルツのものを購入されるといいですよ。（替えブラシも1本300円くらいで音波ブラシの中では安価です）

また音波歯ブラシはちょっと・・という場合は手磨き用のワンタフトブラシを仕上げ磨きに利用されるといいと思います。
こちらは大人のスペシャルケア磨きとしても利用できます。