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こちらはスバルBRZ。今年の2月3日に発売概要が発表になって、4月7日(土)発売開始とのウワサが流れ始めている。この記事は既報ですが、この時期に敢えて載せます。 試乗記はCar Watch真鍋裕行レポートです。 東京モーターショーでは、運転席に座るために長蛇の列ができるなど、多くの来場者から注目を集めるスバル(富士重工業)の「BRZ(ビー・アール・ゼット)」。 ご存知のようにBRZは、スバルとトヨタ自動車が共同開発した小型FRスポーツカーで、トヨタ「86(ハチロク)」と兄弟車となる。「86」は、東京モーターショーの前に開催された「トヨタガズーレシングフェスティバル2011」で先行公開されたことやメディア向けの試乗会をすでに開催したことから、多くの試乗インプレッションや速報記事が公開されている。車両のプロモーションは86が先行していたが、今回、袖ヶ浦フォレストレースウェイにて「BRZ」の量産試作モデルに試乗できる機会が設けられたので、走行性能を含めた詳細をお届けする。 まずは、BRZのスペックや特徴だが、エンジンやディメンションなどの基本コンポーネンツは86と共通になっている。そのため、すでに公表されているものが多いのだが、おさらいとして紹介しよう。エンジンは、2010年から市場に投入されているスバルのロングストロークタイプの第3世代ボクサーエンジン「FB」型をベースに、ボア、ストロークを86×86mmのスクエアに変更した「FA20」を搭載している。レブリミットは7,400rpmで最高出力は200PSをマーク。FA20は、FB20に比べてコンパクトになっているのも特徴で、エンジン上部にセットされる吸気マニホールドは65mm、エンジン下部の排気ブランチは19mmほど高さが抑えられている。エンジンが搭載される位置は、新型インプレッサに比べて120mm低く、240mm後方にマウント。この低くマウントされた水平対向4気筒エンジンにより、車両の重心高460mmを実現。この数値は欧州のスーパースポーツと比べても遜色なく、国産モデルでは圧倒的に優れた値になる。 前後重量配分は、53:47(2名乗車時)で、オーバーハングは、前が840mm、後ろが825mm。低重心がもたらすメリットは数多く、ロールやピッチモーメントの低下などが挙げられ、コーナリング中の内輪から外輪への荷重移動も抑えられることから、タイヤのグリップに頼ることなく高いコーナリングスピードを生み出すことが可能となる。シャシーは、「キャビン」「フロント」「リア」の3セクションで最適な剛性が保てるように鋼板や構造を取り入れた3ゾーンマネジメントを採用。フロントまわりは、操舵初期のレスポンスを向上させるために剛性のバランスを考え、リアまわりは、フロントからの入力を即座にリアタイヤに伝えるための剛性向上を図っている。キャビンセクションは、軽量な980MPa級以上の高張力鋼板を積極的に用いて、高い安全性と剛性を確保している。 今回の試乗車として用意されたのは6速MTモデル。この6速MTは、アイシンAW製で、1速ギアから3速ギアにトリプルコーンシンクロを採用し、内部の摺動抵抗を抑制するなどしてドライバビリティを向上。また、シフトノブの形状やストローク、操作性などをトヨタとスバル双方の社内基準に合致するように徹底した品質追及を行ったという。試乗コースの袖ヶ浦フォレストレースウェイは、1周約2.5kmのコースで、3、4速でまわり込むコーナーを持つ。早速コクピットに座り込みシート、ステアリングポジションをあわせる。86を試乗したときにも思ったことだが、チルトとテレスコの可動域が大きく、ドライビングポジションが非常にあわせやすい。シートやステアリングのデザインが86とは異なるが、素材は一緒なので、コクピットに座った感覚は同じ。ただ、センターに位置するタコメーターの盤面がブラックになっていて、86のホワイトと比べるとシックな印象を受ける。 シートを合わせたところで、シフトレバーを1速に入れて、ゆっくりとピットロードから発進。コースインしてアクセルを全開にすると、迫力のある吸気音に気付かされた。アクセルワークに連動したリニアでスポーティなサウンドを生み出すために、吸気音を車内に引き込むエンジンサウンドクリエーターシステムを採用している。86の試乗ではヘルメットを装着していたため、試行錯誤を繰り返したという吸気サウンドがそれほど聞こえてこなかったが、今回は、はっきりと確認できた。アクセルを踏み込むと瞬時にエンジンが反応し加速していく。それにあわせて吸気サウンドも反応する。 ついついブリッピングをしたくなるような感覚にもなる。コースを半分ほど走行すると、ステアリングに伝わってくる感触に重厚な感覚があり、BRZの特徴を見ることができた。開発者に伺ったところBRZと86の違いは、サスペンションとスプリングにもあるようだ。アーム類やブッシュ類の変更はないが、減衰力やスプリングレートを変えていて、スバルらしい安心感があり、フロントタイヤからの操舵感を掴みやすい仕立てとなっている。やや、BRZの方が操舵に対して素直な感覚を持っているという印象を受けた。6速MTは、シフト操作が非常にしやすく、コーナリング中のシフトダウンでもシフトミスをすることなく、すんなりと次のギアに入っていく。ちなみに、各ギアのレブリミットでの到達速度は、2速が95km/h、3速が135km/h。ホームストレートや2コーナーを越えた下りでは4速170km/hまで確認できたが、この時点でのエンジン回転数は6,500rpmくらいだった。 4速170km/hがこのサーキットでの最高速だったが、車体がふらついたり、ステアリングインフォメーションが希薄になることもまったくなく、かなり直進安定性も重視していることが感じ取れた。試乗はインラップ、アウトラップあわせて3周を数セット繰り返して走行したが、ブレーキのフィーリングが変化することもなく、最後までしっかりとしたタッチで制動していた。 サーキット走行でも高いポテンシャルを見せつけたBRZ。限りなく低くマウントされたエンジンや軽量なボディーが生み出す、スポーティなハンドリングは秀逸で、水平対向2リッター自然吸気エンジンは、気持ちよく高回転まで吹け上がる。最高出力が200PSなので、ドライビングテクニックがないとねじ伏せられないというクルマではない。そのため、スポーツドライビングの入門モデルとしても最適だ。もちろんハイアマチュアのようなドライビングテクニックを持った人なら、自在な車両コントロールを楽しめるだろう。初心者から上級者まで満足できる仕上がりとなっていた。 なお、BRZは、大きく分けて3つのグレードが存在する。そのうち、最も安価な下位グレードは6速MTのみ。中位と上位のグレードには、6速MTと6速ATが用意される。試乗したBRZのにはトルセンデフが装着されていたが、これは中位のグレードではオプション、上位のグレードでは標準装着される。グレード構成などは発売までに変更されるかもしれないが、エアバッグなどの安全装備はすべてのグレードで同一となる模様。発売は来春となっており、価格を含めた正式な発表が待ち遠しい。
2012年01月31日
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いよいよ発売が迫ってきたTOYOTA「86」です。今年の2月2日が発表、そして4月6日(金)発売開始・・・とのウワサ!が出ています。 これはイズム・コンシェルジュに載った、東京モーターショー時点での記事です。 トヨタは東京モーターショーにおいて、新型FRスポーツカー「86(ハチロク)」を出展する。これまで「FT-86」の名で公開されてきたコンセプトモデルの、待望の市販バージョンだ。 86はトヨタとスバルによる共同開発が行なわれたコンパクトスポーツモデルで、フロントにエンジンを置きリヤタイヤを駆動するフロントエンジン・リヤドライブ(FR)方式を採用する。搭載エンジンは、スバルの得意とする低重心の水平対向エンジンに、トヨタの最新直噴技術「D-4S」を組み合せた排気量2.0Lの自然吸気ユニット。リッターあたり100psとなる最高出力200psを発揮するスポーツエンジンだ。これに86の走りに合わせ専用チューニングが施された6速MTを組み合せる。また、レクサスIS-Fなどでもおなじみの6速スポーツATも用意される。 「86」の名は、1983年にデビューした小型FRスポーティモデル「AE86型カローラレビン/スプリンタートレノ」(下写真)に由来する。ハンドリングの楽しさなどFRスポーツカーが持つ走りの楽しさを若い世代でも手軽に楽しむことのできるエントリースポーツカーとして、また一方で自分好みのカスタマイズを施すことでさらなる走りの楽しさを引き出せるベースモデルとして大変な人気を集めたこのAE86型レビン/トレノは、今もなお幅広い世代に多くのファンを抱えている。 このAE86のように「自由に走りを楽しめるクルマをもう一度作ろう」ところから、トヨタ86の開発がスタートした。ちなみにAE86型レビン/トレノのほか、「トヨタ2000GT」「トヨタスポーツ800」という2台のFRスポーツカーを強く意識しながら、86の開発は進められたという。 前者は日本自動車史上に残る伝説的なスポーツカー。映画「007」シリーズに登場したことでも知られる。また後者は、トヨタ86と同じ水平対向FRレイアウトを採用したモデルだ。 11月27日に富士スピードウェイで行なわれた「トヨタGAZOO Racingフェステイバル」会場では、ファンに向けたひと足早いプレビューが実施された。同会場では、86開発チーフエンジニアを務める多田哲也氏によるブリーフィングも行なわれている。 「スポーツカーは、ドライバーが主役となりコントロールしてこそ楽しいもの。そのため近年の高性能車やスポーツモデルに見られる高出力ターボや4WD、ハイグリップタイヤなどといった常識を、全て外すことからスタートしました。ヨーロッパ製スーパースポーツカーに匹敵する低重心を実現し、またドライバーのアクセル操作にダイレクトに応える自然吸気エンジンを搭載しています。トランスミッションのフィーリングにもこだわり、ほぼ新設計と言えるものを採用しています。普段街中を走るだけでも楽しい、普通のスピードでコーナーを曲がっただけでも高揚感を感じられるようなスポーツモデルです」(多田氏)。 走りの楽しさという、スポーツカーの根源的な部分をあらためて問いながら開発が進められたトヨタ86だが、スポーツカーに走りとともに重要なスタイリング面について大変なこだわりとともにデザインが進められた。例えば社内のスポーツカーファンによる特別チームを結成し、これまでにないかたちでさまざまな議論が重ねられたという。また面白いことにクレイモデルの作業現場には、現存する個体の中で最も程度のいいトヨタ2000GTが置かれ、そのオーラを感じながらデザインが行なわれた。 2012年春の発売が予定されるトヨタ86。その姿をいち早く今年の東京モーターショーで確かめて欲しい。
2012年01月31日
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あれこれ見せます。SUBARU、新型インプレッサの試乗記。こちらはHobidas Auto平井大介レポートからです。 レガシィと並ぶスバルの基幹車種、その4代目。競争力を高めるためこれまでのサイクルを半分とし、4年でのフルモデルチェンジとなった。しかもシャシー、デザイン共にブランニューだ。今回発表されたのは4ドアセダンの「G4」、5ドアハッチバックの「スポーツ」で、それぞれ2010年に登場した新世代の1.6L及び2.0Lの水平対向4気筒ユニットが載る。ミッションはこれまた新世代のCVT。両者が組み合わされるのは、今回が初だ。駆動方式は4WDと2WD(FF)で、ちなみに雪国からの需要を考慮し、1.6L+4WDの組み合わせのみにMTが用意される。こちらはスバルが最近掲げた「Confidence in Motion」のスローガンを反映した第1弾モデルで、従来は運転する楽しさばかりに注力していたが、乗員の安心感や、時代を反映し燃費性能にも取り組んでいることがトピックとなる。 全長、全幅は先代をキープし、全高はマイナス10mmとボディサイズを拡大しなかったのは、かつて5ナンバー枠を守ったレガシィの伝統を彷彿とさせて好印象。しかもホイールベースの25mm延長、Aピラー下側を若干前面に出したことなどで、室内空間が拡大している。ちなみに試乗担当のドラポジで、リヤシートの足元はコブシ一個以上あり、ヘッドスペースも余裕があった。また、安心感を与えるというテーマは乗り味にしっかり現われおり、クルマの基本性能の高さが随所に見える。エンジンをかけた瞬間左右に広がる感じがする水平対向は相変わらず大きなアドバンテージで、フリクションロスの低減で燃費向上を狙った効果は、フィーリング向上にも繋がった。室内は質感のよさが目立つが、ステアリングを握ったときと切り始めに安っぽさがないのも好感。シートは特にバックレストのサポートが絶妙だった。 ホークアイと呼ばれるヘッドライトなど、デザインの「強さ」はレガシィで見慣れたこともあり今回は特に気にならなかったが、好みは分かれるかもしれない。ただ「スポーツ」はフロントマスクのデザインの強さにリヤ側が負けている感があり、個人的には「G4」のほうがバランスよく感じた。またこれも好みの問題だが、過度に演出していない室内は若干物足りなさを覚えるかもしれない。今回は1.6Lの4WD(タイヤは15インチ)、2.0Lの4WDと2WD(同16インチ)、2.0Lの2WD(17インチ)に試乗できたが、1.6Lは車重が軽い分、軽快感はあるものの、高速でペースを上げたら若干心もとない感じだった。試乗後、2.0Lにはフロントのリバウンドスプリングとリヤスタビライザーを追加していると聞き納得。街中中心なら1.6Lで充分だが、高速や長距離にも使用するなら2.0Lを薦めたい。 上級車種のレガシィは、予想を大きく上まわる8割がEye Sight(プリクラッシュブレーキ)搭載車となり、このインプレッサも2.0Lモデルに設定されている。システム自体はインプレッサ用に細かい改良がなされ、センターモニターにもステータスが表示されるようになった。 これは同クラスのライバルにはないインプレッサのアドバンテージであり、比較対象となるクルマはない。ところが価格帯は154.4万~233.1万円となり、トヨタではプリウスやプレミオ、日産ではティーダ、ホンダではインサイト、マツダではアクセラ……とライバルも多く、月販計画2200台は決して楽ではないだろう。果たしてEye Sightはどこまで飛び道具になるのか、後に登場するはずのWRXやSTIがどのように牽引してくれるのか? 注目したい。 半日の試乗で、クルマの素材のよさを大いに感じることができた。特に2.0Lの17インチ仕様(2.0i-S)はバネ下の接地感が高く高速やコーナーでの安定感もあり、個人的にはこのG4がベストバイに思えた。ちなみに4WDか2WDかの選択はクルマの使用方法にもよるが、自分の生活習慣なら2WDで充分だ。聞けば、シャシーはリヤサスの剛性を60%アップさせるなどし、乗員に安心感を与え、ストレスを感じさせず、長距離でも疲れないといった部分にも力を入れたという。ひと口で60%といっても、それは細かい部分の改良の積み重ねであり、短い時間ながら開発チームの最大限の努力が伺える部分。 ちなみにモデルチェンジサイクル短縮は、開発自体のスタートを早めることなどで対応したということで、影響は特に感じなかった。これまで走りのイメージが強かったスバルだが、Eye Sightのヒットが転機となりそれ以外の部分にも、イイ意味で「本気」を出し始めた。今回のインプレッサを見ると、本気のスバルは強い! と感じる次第。ハイブリットなどの飛び道具はなくても、充分ライバルと戦えるだろう。
2012年01月30日
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新しいSUZUKIスイフトのスポーツ試乗記。 この記事はHobidas Auto平井大介レポートからです。 先代で始めて設定されたグレード、「スイフト・スポーツ」。その名のとおり、スイフトのスポーツバージョンである。その2代目がこちらだ。2011年9月のフランクフルト国際モーターショーで発表されたことからもわかるように、欧州でも販売されるワールドカー。ただし欧州市場には存在する3ドアは導入されず、日本は5ドアハッチバックのみとなる。エンジンは先代にも搭載された1.6L直4のM16Aを改良。可変吸気システムの新採用でトルクと燃費の向上を両立し、吸気VVTの最適化とバルブリフト量の増加で出力が+11psの136psに、冷却性能の改善でトルクが+12Nmの160Nm(16.33kgm)となっている。組み合わされるのは6速MTとCVT。後者は7速マニュアルモード付きで、パドルシフトにて変速が可能だ。エクステリアは専用のエアロパーツが装着され、ホイールも17インチの専用デザインとなる。 まるで最初からこのスタイルを完成形としてデザインしたかのような、全体のバランスのよさ。これを見た後に標準車を見ると、非常に物足りなく感じる。CVTはシフトチェンジの回転数変化が500rpmずつとわかりやすく、反応も速い。このクルマ、ディメンジョンからもわかるように、とにかくクルクル回る。しかもハンドリングにクセがなく、ペースを上げても足回りは終始安定。アクセルレスポンス、ブレーキ、シフトの剛性感、ボディ剛性、どれもが走るために絶妙にチューニングされ、マニュアルに乗り換えればその気分はもっと高まる、本当に楽しいクルマに仕上がっていた。まさに1980~90年代に身に覚えがあるホットハッチのようで、今回のキャッチコピーである「ザ・スポーティフラッグシップ」の名に偽りナシである。 黒を基調とし赤いステッチが入る内装は実にスポーティで、現在38歳のレポート担当者にはドンピシャのテイスト。値段は安いし、このパッケージは実に魅力的だ。日本は静岡の相良工場だが、欧州仕様はハンガリーで生産され、セッティングは欧州で行なわれたものをそのまま日本市場へ持ってきたという。そう聞くと、どこか欧州車を思わせる走りのテイストも納得。ただ、クルマ自体の成り立ちに新しさがないことは気になった。狙っていないと言われればそれまでだが、確かに燃費向上は図られているものの、2011年にリリースされるクルマとしての革新性、未来性などが感じられないことは少し残念だった。あとラゲッジスペースの狭さは、ちょっと驚くほど。 周囲を見渡せばこの3台がライバルとなるだろう。まずトヨタ・ヴィッツRS(1.5L/109ps/5速MT&CVT/160~172万円)、次にホンダ・フィットRS(1.5L/120ps/6速MT&CVT/169万8000円)、最後がマツダ・デミオ・スポーツ(1.5L/113ps/5速MT&CVT/162万1750円)。同じようにスイフト・スポーツを表記すると、1.6L/136ps/6速MT&CVT/168~174万8250円となり、排気量が若干大きいこともありスペックはクラス最強。価格面でも充分な競争力となる。スタイル面は好みの問題だが、引き締まったスポーティなテイストは個人的には好感が持てた。欧州勢ではトゥインゴRS、シトロエンDS3、アバルト500といったラテン系が同クラスにあるが、価格面では大きく異なり、その分だけ趣味性や個性がプラスオンされている。 全体の9%となる3万549台を国内で販売。MTの比率は7割。96%が男性。30歳代が46%で、平均年齢は37歳。これは先代スイフト・スポーツの購買データである。つまり走りを楽しみたい30歳代の男子に大人気だったわけで、取材担当には新型もまさにストライクだった。1990年代に青春を過ごした男子のための1台、そうまさに「オレたちのホットハッチ」なのである。ちなみに今回ミッションの担当者に話を聞けたのだが、MTで拘ったのはフィーリングなのだという。荷重は軽くしたいが、軽すぎるとおもちゃっぽい。しっとり感や心地よさを出すため、ジョイント部分にダンパーを追加しストッパーにあたった時の衝撃を緩和したそう。つまりスイフト・スポーツというクルマは、今ある技術を極めることによって仕上げており、確かに新しさはないかもしれないが、逆に忘れられない日々を取り戻すには最高の1台なのである。最後に今回は奥様の説得材料として、CVTをオススメしておきたい。こちらも充分楽しいので!
2012年01月30日
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俄かに、弟分アクアが注目を集めていますが・・・販売No1車プリウス・・・です。 こんなインプレッション記事は、レスポンス 青山尚輝レポートからです。 『プリウスα』じゃなく、今さら『プリウス』? そうでもないんです。プリウスはモデル中期のマイナーチェンジ(MC)ながら大きく変貌。しかーし、そのハイライトはカタログに一切触れられていない部分にある!! プリウスはMCでフロントバンパー、フロントグリル、アンダーグリル、ライト類、15インチタイヤのホイールキャップ、インテリア、エコドライブモニターの内容などを変更、追加。ただ、それだけで全グレードともに7万~12万円の価格アップはちょっと納得しがたいものがある。が、実際にはコストアップに直結する走り、走りの質感、燃費にかかわる部分に関して目に見えない大きな改良が施されている。 まずはスポット増しなどによるボディ剛性の強化。これによってダンパーの減衰力を下げることができ、乗り心地面で有利になり、操縦安定性に大きく影響するリヤの収まりも向上。具体的にはフロントサス回り(ボディ前部分)、フロアトンネル(ボディ中央部分)、リヤドア回り(リヤ部分)に手が入り、これでボディ全体の剛性が高まったわけだ。 しかし最大のポイントは、MC前のモデルで一部上級グレード、「G」と「S」グレードのソーラーパネルムーンルーフ付きモデルにのみ採用されていた、コストのかかった、路面からの振動を抑え乗り心地と静粛性に効く入力分離型アッパーマウント+ショックアブソーバーが、全車に奢られたことだ。また、フロント周りの遮音性を高め、エンジンの吸気系を改良することで全こもり音を低減させ、全体的な静粛性を向上させている。 さらに空調使用時の燃費に関して、最新の『アクア』のノウハウを取り入れ、より早く、より長くエンジンを停止。結果、さらなる実燃費向上を果たしているという。メーカーオプションのナビはITS技術を活用して安全ドライブをサポートするDSSS内蔵のモデルにアップグレード。最新の『アルファード』&『ヴェルファイアHV』にも採用されたナビ画面上の新エコドライブサポートシステム「ESPO」も加わった。 さて、新型プリウスに乗ってみると、なるほど、乗り心地の良さに納得だ。MC前のモデルはとくに段差越えで安っぽい乗り心地を示したものだが、今やガッチリしたボディ、しっかりしたサスペンションによってこれまで気になっていた不快なショック(と音)は見事に遮断されている。うねり路でもボディのねじれを感じにくくなり、フラット感ある乗り味になっている。それに一段と高まった静粛性が加わり、走りの質感は飛躍的に向上している印象だ。もっとも、素晴らしく乗り心地がいいか? と言えば、MCにくらべればいい……、というイメージ。たとえば『カムリ』HVの域には達していない。 それでも、これまでプリウス購入の決断を阻んでいたものが、試乗して気づいた粗い乗り心地であったなら、今こそ買うタイミングと言える。でも、なんで最初からこの仕様じゃなかったんでしょーね? ところで、ワゴン/ミニバンタイプのプリウスαじゃなく、プリウスのペットフレンドリー度はどうか? ハッチバックタイプのクルマだから、中大型犬を乗せるなら後席に限定されるものの、実は後席座面の地上からの高さが590mm(座面中程部分。スバル『レガシィツーリングワゴン』の荷室開口高と同等)と低いため、乗り降りしやすいのだ。まぁ、後席のシートの高さ(ヒップポイント)は例外的に前席に対して-5mm(普通は視界を確保するため高くなっている)。人間なら沈み込んだ着座姿勢……、という印象になるわけだけど、犬の乗降に関してはプラスに働いているわけだ。 ■5つ星評価 パッケージング:★★★ インテリア/居住性:★★★★ パワーソース:★★★★ フットワーク:★★★ ペットフレンドリー度:★★★
2012年01月29日
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MSN自動車が連載する「美女ナビ」から。今回はメルセデスCLのBLUE EFFICIENCY 登場ですね。 このグレードは環境性能に優れています。価格は990万円(のはず)。 第24回は、ミス桜美林コンテスト2010グランプリに輝き、現在ファッション誌やTV番組のリポーターなどで活躍するモデルの島村みやこさんが、六本木のメルセデス・ベンツ コネクションにやってきました。4ドアのクーペがすっかり気に入った様子の彼女です。 CLSは、流れるようなきれいなシルエットはもちろん、最先端の機能や上質なインテリアが魅力的なクルマ。近くで触れられるのが楽しみです! ヘッドライトには、71個のLEDを使用した、世界初のフルLEDインテリジェントライトシステムが搭載されているんですって。走行に合わせ、自動でライティングを調整してくれる賢いライトです。 ボディのラインがアーチのように、リアに向かってすらーっと流れるクーペデザインがとってもスタイリッシュ。2ドアが多いというクーペタイプで4ドアなのも、実用性が高いですね。 サイドまで回り込む、つり上がったワイドな形が特徴的なテールランプ。このテールランプやバンパー下部のフォグランプまでフルLEDで作られています。 トランクルームも、ゴルフバッグが最大で三つ積めるほど十分な広さがあります。リアシートが別々に倒せるのも便利。アウトドアなどのお出掛けにも活躍してくれそうなクルマですね。 メーターパネル中央の液晶ディスプレイは、ナビの案内と連動して交差点までの距離が表示されたりする便利な機能付き。目を離さず運転できて、安全性能も高いですね。 ウッドやメタルなど、素材感のあるインテリアは、上品で落ち着いた大人な雰囲気。スタイリッシュな外見のイメージともぴったりな気がします。 独立した本革シートでラグジュアリー感たっぷり。頭上も思ったより余裕があってゆったりできます。CLSは、クーペのデザイン性とセダンの快適性を兼ね備えたクルマっていう感じなのかも。
2012年01月28日
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TOYOTAが、EV車として初めてレース参戦ですね。カテゴリーはWEC、ドライバーはあの中嶋一貴も乗るということですね。いよいよモータースポーツの世界もハイブリッド車・・・の時代となっていきます。 この記事はYOMIURI ONLINE@Car'sからです。 国際自動車連盟主催の世界耐久選手権(WEC)に今季から参戦するトヨタ自動車は24日、マルセイユ郊外のポール・リカールサーキットで、レース用のハイブリッド車(HV)を公開した=写真=。ハイブリッド車でのWEC参戦は世界で初めて。 赤と白のトヨタカラーを基調とした車両は、1990年代に自動車耐久レースの最高峰ルマン24時間(仏)で活躍したモデルがベース。正ドライバーには元F1ドライバーの中嶋一貴ら3人を起用した。プロジェクト責任者の村田久武主査は「ディーゼルエンジンに勝つことが最終目標。ルマンで一番になりたい」と語った。 WECは現時点で全7戦が予定され、トヨタは5月の第2戦スパ6時間(ベルギー)を初戦に6月のルマンに挑戦、10月の富士6時間などに出場する予定。トヨタは世界的な経済危機の影響で2009年にF1世界選手権から撤退していた。(2012年1月25日 読売新聞)
2012年01月27日
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新型SUBARUインプレッサの試乗記をあれこれ載せていますが・・・贔屓目でなく、好意的なレポートが多いと思っています。ここでは「まじめなクルマ作り・・・」です。記事はレスポンス松下宏レポートからです。 新型スバル『インプレッサ』を見て、乗って、とてもまじめに作られたクルマだなという印象を受けた。 クリーンな外観デザイン、仕立ての良さを感じさせるインテリア、いたずらにボディを大きくすることなく拡大した居住空間、新エンジンと新CVTによる気持ち良い走りと環境性能の両立、VDCの全車標準やアイサイトの設定に代表される充実した安全装備などなど、どれをとっても隙がないくらいに良くまとめられている。デザインは前進させたAピラーがポイントで、これによって大きなキャビンを持つオーソドックスなセダン(ハッチバック)デザインが作られた。またAピラーの前進は、ホイールベースの延長と合わせて居住性の向上につながっている。 Aピラーの付け根部分に三角窓を設け、アウターミラーをドア付けにすることで、子供などが死角に入りがちな斜め方向の視界を確保している。このあたりもまじめさを感じさせる部分だ。 搭載エンジンは新世代の水平対向4気筒1.6リットルと2.0リットル。ベースとなる1.6リットルエンジンは、従来の1.5リットルから1.6リットルに排気量アップした。自動車税の負担が5000円増えるため、これを嫌うユーザーもいると思われるが、世界的に見て、このセグメントでは1.6リットルエンジンが主流であるため、あえてこの排気量を選択したという。将来的には直噴ターボなども考えているのだろう。1.6リットルエンジンは従来の1.5リットルに比べると全域でトルクが向上していることなどがメリット。伝達効率に優れるシェフラーの金属チェーン式CVTが燃費に貢献するほか、滑らかな走りを実現している。懸念された騒音も良く抑えられていた。 1.6リットルエンジンの搭載車はリニアトロニックCVTと組み合わされるほか、アイドリングストップ機構や電動パワーステアリングなどの採用によって、20km/リットルの燃費を達成した。でも前述の自動車税の負担増を計算に入れたら、経済性の面からは18.7km/リットル程度の実力しかないのと同じことになる。走りに関しては1.6リットルエンジンもまずまず良く走る印象だが、走りの軽快さを考えると、動力性能に優れた2.0Lエンジンの搭載車が断然有利。CVTにはパドルシフトも用意され、積極的な操作でマニュアル車感覚の走りを楽しむこともできる。2.0iが16インチで、2.0i-Sは17インチのタイヤを履き、試乗車はブランドも異なるものが用意されていた。この違いはかなり微妙なもので、意識して乗らないと分からない。16インチでも操縦安定性に不満はなく、17インチでも乗り心地が大きく悪化するわけではない。 新しいインプレッサは旧型『レガシィ』のユーザーを受け持つクルマという位置付けにあるほか、アイサイトが2.0リットルエンジンの搭載車にしか設定されていないため、当面は2.0リットルエンジン搭載車を中心に売れるだろう。 ■5つ星評価 パッケージング:★★★★★ インテリア/居住性:★★★★ パワーソース:★★★★ フットワーク:★★★★ オススメ度:★★★★
2012年01月26日
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TOYOTA86発売直前、記事にこんなのが載っています。これは、昔の86ファンが大人になってやはり欲しい・・・傾向なのか? 若者のスポーツ車離れ・・・なのか? 記事はレスポンスからです。 トヨタの小型FRスポーツカー『86』(ハチロク)の受注がいよいよ始まる。「誰もが運転して楽しいクルマをつくりたい」というコンセプトのもとで開発された86であるが、実際にはどのようなユーザーに関心を持たれているのだろうか。 「やはり、興味を持たれるのは40代の男性が中心」と都内ディーラーの担当者は言う。具体的には、以前に『スープラ』や『アルテッツァ』に乗っていたユーザーが購入を検討しているという。 また、「元々スポーツカーに興味があるユーザー以外にとっては、決して安くはない価格です。加えて、2+2のシートなど、環境性能を重視する昨今のクルマ事情にそぐわない」と同担当者は述べ、万人受けするクルマではないことを指摘した。 このような要因から「40代以上でのスポーツカーに興味がある男性」が実際の購入層になるとなる。
2012年01月25日
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予定通りですかね、BMW新型3シリーズの日本国内発表です。BMWの主力車です!4シリンダーですが・・・そりゃ注目度は高いクルマです。記事はCar Watchからです。 ビー・エム・ダブリューは1月30日、東京 八重洲のBMW Group Studioにおいて、新型「3シリーズ」の発表会を開催した。 同社のローランド・クルーガー社長は3シリーズを「BMWブランドのバックボーンであり、このセグメントのベンチマーク。このセグメントは、30年以上前に我々が開発した」と紹介。「BMWブランドの核心部分であり、アスレチックなデザインを与えられ、パワフルでエフィシェント(効率的)なエンジンを搭載する」と紹介。また同社マーケティング・ディビジョン プロダクトマネジメントの岡田信之氏は「3シリーズは30年以上の歴史を持ち、コンパクトスポーツセダンというジャンルを確立したモデル。 6世代目となる新型3シリーズにおいても、そのスポーツセダンとしての資質にさらに磨きをかけ、より一層魅力的なモデルとなっている」と製品の説明を始めた。 同日発売されるのは、180kW(245PS)/5,000rpm、350Nm(35.6kgm)/1,250-4,800rpmの直列4気筒DOHC 2リッター直噴ツインスクロールターボエンジンを搭載する「328i」のセダンのみ。従来の直列6気筒DOHC 2.5リッターエンジンを搭載する325iに代わるモデルだ。328iと同じく直列4気筒DOHC 2リッター直噴ツインスクロールターボだがよりデチューンされたエンジンを搭載するエントリーモデル「320i」セダンが第2四半期に、直列6気筒DOHC 3リッター直噴ツインスクロールターボとモーターを備えるハイブリッドモデル「アクティブハイブリッド3」セダンが第4四半期に追加される。ツーリングやクーペのスケジュールは明らかにされていない。すべてのパワートレーンには可変バルブリフト機構「バルブトロニック」や吸排気可変バルブタイミング機構「ダブルVANOS」、筒内噴射、ブレーキエネルギー回生システム、アイドリングストップ機構、8速ATが装備される。 この結果、328iの10・15モード燃費は15.6km/L、JC08モードは15.2km/L。 75%のエコカー減税対象となるほか、エコカー補助金の対象にもなるため、570万円のスタンダードモデルなら実質535万円で買えることになる。なお320iのエンジンは型式は328iと同じだが、燃料噴射系やターボチャージャーが異なる部品になっており、単なるチューニング違いではないとのことだ。また、BMWがこだわり続ける6気筒エンジンは、日本のラインアップではアクティブハイブリッド3のみとなる。「効率とパワーの両立という観点では4気筒になる」(岡田氏)というのがBMWの考えで、現時点では非ハイブリッドの6気筒モデル導入の予定はないと言う。 3シリーズのボディーサイズは、全長は先代より85mm伸びた4,625mm。ホイールベースは50mm長い2,810mm。トレッドが30mm拡大されている一方で、日本専用ドアハンドルの採用で全幅は1,800mmに留められている。また1シリーズで初めて導入された「デザイン・ライン」のコンセプトが、3シリーズにも用意される。 これはエクステリアやインテリアのディテールをテーマに沿ってカスタマイズしたモデルで、1シリーズでは「スポーツ」と「スタイル」の2種類が用意されたが、3シリーズでは「スポーツ」「モダン」「ラグジュアリー」の3種類になる。パワートレーンやシャシーなどのメカニズムはどれも変わらない。 「スポーツ」ラインは、「スポーツ競技、より高いパフォーマンスへのチャレンジ、気持ちを高めるエネルギッシュな世界観」をテーマとしており、キドニーグリルをブラックアウトして、ハイグロスブラックやマットシルバーのアクセントをエクステリアに装備。インテリアはブラック基調に赤いステッチをあしらい、赤いリングやスケールのメーターパネルなど、要所を赤で締める。「モダン」は「自然、共生、調和のとれた美しさ」をテーマに、「光沢を抑えたクロームを採用し、インテリアにはインストゥルメントパネルやメーターパネル、ステアリングホイールなどに明るい色を採用、コントラストの少ない調和のとれた空間を再現した」(岡田氏)。 「ラグジュアリー」は「優雅さ、研ぎ澄まされた美しさ、クラシカルな味わい深さ」がテーマ。内外装のクロームのアクセントや、ウッドトリムのインテリアで「優雅な美しさを醸し出している」。 なおデザイン・ラインのモデルはすべて225/45 R18タイヤと8J×18ホイールを履き、レザーシートをオプションで選べる。一方、デザイン・ラインではないスタンダードモデルはアンソラジットのクロスシートとウォールナットのウッドトリムを装備。内外装のアクセントが装備されず、タイヤは225/50 R17、ホイールは7.5J×17となる。 サスペンションは新設計。BMWならではのスポーティーネスはそのままに、快適性を高めたと言う。また、「ドライビング・パフォーマンス・コントロール」を標準で装備するようになった。 これは、エンジンのレスポンス、ATのシフトスケジュール、パワーステアリングのアシスト量などを「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」「ECO PRO」の4モードに合わせて統合制御するもの。ECO PROモードは燃費志向のモードで、エアコンやシートヒーターの温度設置を制限することもできるほか、効率的な運転のためのアドバイスがディスプレイに表示される。
2012年01月24日
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ってなタイトルの特集が「かなたび」に載りました。冬の箱根・・・ビミョーですが、それはそれなりにヨイのではないでしょうか!冬の箱根へクルマでお出かけの際には、スタッドレスタイヤかチェーンをお忘れなく・・・ 暦の上で、2012年の大寒は1月21日(土)。この日から立春までの期間を指すこともありますが、大寒は“寒の内”の真ん中でもっとも寒い時期をあらわします。そんなときに、なんと「箱根特集」です!避暑地としての涼やかな箱根も魅力的ですが、冬の厳しい寒さの箱根にこそ、本当の箱根の魅力があるかもしれません。美しい自然、あったか~い温泉、箱根のみなさんのおもてなしに触れに出かけてみませんか? 山々と湖に囲まれた絶景の地に鎮座する箱根の守り神 箱根といえば、やはり箱根神社。757年の創建から1250年余、関東総鎮守箱根大権現と尊崇されてきた名社は、交通安全、心願成就、開運厄除に御神徳の高い運開きの神様として信仰され、毎年多くの参拝客が訪れています。本殿は朱塗りの権現造。境内には、曽我神社、九頭龍神社、恵比寿社などの摂末社も祀られており、近代的な宝物殿(料金:500円)では、万巻上人坐像(国の重要文化財)や箱根権現縁起絵巻など常設展示されています。 清々しい境内に、太鼓が鳴り響き、歓声があがり、一年でもっとも賑わう日が節分。当日は午前11時から節分行列が始まり、境内では芦ノ湖名物のワカサギのフライや御神酒、とん汁などが無料でふるまわれ、福寿景品が含まれた豆まきを楽しみに参拝客が続々と集まってきます。正午になり、神楽殿にて、「鬼は外―!福は内―!」と追儺式が始まり、13時から舞台は芦ノ湖に移り、芦ノ湖に水上スキーで逃げた鬼に向かって船から豆打ち(笑)!鬼を追い払ったら、水上スキーに乗った神職さんが、湖水をお祓いして鬼退治は終わります。参拝者からは笑顔こぼれる豪快な節分。時間に余裕のある方には、17時30分~箱根園で始まる冬の花火大会もオススメです。 富士山も花火もくっきり清々しく見えます!冬の芦ノ湖の遊覧船 箱根・芦ノ湖の湖上を行き交う遊覧船には2種類あり、2つの会社が運営しています。ひとつは海賊船を運営する箱根観光船。そしてもうひとつは、日本で初めて双胴遊覧船を就航させた芦ノ湖遊覧船。どちらもロープウェー乗車券などをセットにしたお得なチケットを販売しています。芦ノ湖や箱根の山々は、箱根の美しさやスケールの大きさを実感できる欠かせない観光スポット。それぞれのホームページなどをチェックして、賢くリーズナブルに箱根を楽しみましょう。 ところで、昨今のパワースポットブームの火付け役ともなった九頭龍神社本宮。恋愛運、開運、強運、仕事運アップを願い、老若男女を問わず全国から参拝客が多く訪れています。その九頭龍神社の月次祭が毎月13日に行われており、芦ノ湖遊覧船からは「九頭龍神社参拝船」が出航しています(元箱根港9:30分発)。また、2月2日の節分前夜祭に行われる花火大会にも遊覧船が出航、2月3日にはプリンスホテル主催による遊覧船も出航します。四季折々に楽しめる遊覧船、冬の箱根はかなりヒンヤリしていますが、清んだ空気のなか、夜空に映し出される花火の美しさは格別ですよ。
2012年01月23日
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美女ナビにメルセデスSLS AMG登場です。ガルウィング、8気筒・6.2Lエンジン、価格は2430万円しますね。ここに登場したクルマの中でも、サイコーでしょう。記事はMSN自動車からです。 第23回は、雑誌、TVCF、映画、舞台など幅広く活躍する七海エリさんが、六本木にある、カフェやレストランを併設したギャラリー「メルセデス・ベンツ コネクション」にやってきました。ガルウイングのスーパーカーにワクワクした様子の彼女です! SLS AMGは、F1世界選手権でクラッシュやトラブルなどの際にレースを先導する「セーフティーカー」にも選ばれている、世界を代表するスポーツカーなんですって。初めて見るガルウイングにドキドキです! フロントはすぐにメルセデスだと分かるデザインですね。スポーツカーらしく低く長く伸びたフロントノーズは、2m近くもあるそうです! エンジンは、フロントに搭載されながら車体中心にある、「フロントミッドシップ」っていう配置なんですって。このおかげで理想的な前後重量配分になっているのだとか。 走行性能を極限まで高めたSLSは、時速100kmまでたった3.8秒で加速するそう! 速すぎです! エンジンをかけると、いかにもスピードが出そうなパワフルな音を響かせます。 ガルウイングドアは近くで見てもやっぱりカッコいい! ドアを上に開ける動作って、初めてで新鮮です。70度まで大きく開くおかげで、低いシートへの乗り込みも思ったよりスムーズにできそう。 インテリアは、航空機のコックピットをモチーフにして作られているんですって。たしかに、シフトレバーや空調の吹き出し口なんて、まさにそんなイメージ。 アルミで縁取られたメーターパネルのデザインも、スポーツカーらしい雰囲気があります。スピードメーターが時速360kmまであるのには驚き! 空気を吐き出す大きなエアアウトレットや、コンパクトな運転席、私だともう先端が見えないくらい長いフロントノーズ。近くで触れてみると、まさに「走るためのクルマ」だと実感できます。
2012年01月22日
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MINIから新しい特別仕様車、登場ですね。英国 ロンドン・オリンピックを記念しての特別仕様車は、英国車らしい企画です。 記事はCar Watchからです。 独BMWは、ロンドンオリンピックを記念して、「MINI」の特別仕様車「ベーカーストリート」と「ベイズウォーター」を2012年春に全世界で限定販売する。 「ベーカーストリート」は、MINIブランドの若々しさや、革新的なトレンドセッターという側面を表現した特別仕様車。ベースはワン、クーパーとこれらのディーゼルモデル。ルーフトップグレーライトと呼ばれる専用外装色に、ブラックのコントラストルーフ、2本のV字型のボンネットストライプ、ブラックのミラーキャップなどを備える。ホイールはハイグロスブラックの16インチ6スターツインスポークアルミ。クーパーはペッパーホワイト、ミッドナイトブラックの外装色も用意される。インテリアは、ルーフトップグレーライトのクロスチェックダイヤモンドパターンが入ったクロス/レザーシートのほか、ドアトリムなどにもルーフトップグレーライトがあしらわれる。 ベーカーストリートはロンドンの観光地で、シャーロック・ホームズ博物館やマダム・タッソーの蝋人形館があることで知られる。 「ベイズウォーター」は、MINIのスポーティーな力強さと俊敏なハンドリングを表現した特別仕様車。ベースはクーパー、クーパーSと、これらのディーゼルモデル。専用外装色のカイトブルーメタリックに、青とグレーのボンネットスポーツストライプ、ストライプデザインのミラーキャップ、ブラックのコントラストルーフなどを備える。ホイールはリムが機械加工されたハイグロスブラックの17インチアルミサンドブラスト。クーパーSにはミッドナイトブラックメタリックとエクリプスグレーメタリックの外装色も用意される。 インテリアは、専用色のロックライトアンスラサイトのパンチレザーシートにボンネットストライプと同じ青とグレーのコントラストステッチをあしらい、ピアノブラックのコックピットトリムストリップ、ステンレス製のペダルとクロームラインインテリアパッケージなどを備える。 ベイズウォーターはロンドン中心部の地区で、高級ホテルやショッピング街がある。
2012年01月21日
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唯一の市販ロータリーエンジン車、RX-8。もうすぐ販売終了です。どこか、寂しさが漂いますが・・・ 記事はWeb CG 竹下元太郎レポートからです。 「RX-8」の生産を2012年6月で終了すると、マツダが発表したのは昨年秋のこと。ロータリースポーツの到達点を記憶するために、最後の「タイプS」で箱根を目指した。 冬がそこまで来ている秋の箱根は、行楽客もまばら(取材は2011年10月に行った)。そこでスロットルペダルを深々と踏み込んでみれば、「RENESIS」と呼ばれる13B-MSP型2ローターユニットは、独特の乾いたエンジン音をとどろかせ、8500rpmまで軽々と直線的に吹け上がった。そして、回転リミットを知らせる電子音が「ピーッ」と鳴った。もうすぐロータリーエンジンの歴史にもこの電子音が鳴るのか――。そう思うと、急に切なくなってしまった。エイトの生産は2012年の6月に終了する。つまり、あと5カ月でロータリーエンジンの系譜にいったん、終止符が打たれる。マツダは「今後も研究と開発は継続していく」と言っているが、彼らが今、スカイアクティブに傾注していることを考えると、ロータリーエンジンが引き続きメインストリームにいられるとは思えない。ちょっと前にRENESISは次世代のロータリーエンジンとうたわれ、時代の追い風を受けたというのに……。サイドポートの排気の声、諸行無常の響きあり、である。 エイトの到達点をしっかり覚えておきたい、そう思って今回借りたグレードは「タイプS」(現在はラインナップが整理され、すでにカタログ落ちしてしまった)。13B-MSP型ロータリーエンジンには2種類のスペックが用意されており、6段MTが組み合わされるタイプSには、強力な235ps版が搭載されている。タイヤサイズは225/45R18。テスト車にはブリヂストンのポテンザRE050Aが装着されていた。あらためて乗ってみる13B-MSP型ロータリーは、箱根のワインディングロードに対してパワーが手に余るわけでなく、かといって不足を感じるわけでもなく、ちょうどいい案配。一般道を流すうえで現実味のある、扱いやすいエンジンだった。3000rpmあたりはトルクが細く、思ったほどの“ツキ”が得られないので、おのずと高回転まで引っ張る運転になってしまう。そういや、あのエイト(タイプSだった)もそんなだったなと、当時のことを思い出した。そういう言い方をすると、エイトは口ほどにもない動力性能の持ち主、と聞こえるかもしれない。しかし、上手に操れば今なお十分に生きのいい、現役のロータリーロケットである。ちなみに当時、テストコースでエイトのゼロヨンを試したところ、平均して15秒前後で走り切る実力を示していた。「トヨタ86」には負けないのではないだろうか? 基本設計がこれだけ前のクルマなら、ハンドリングにしろ、乗り心地にしろ、それなりに古さが漂うもの。しかしエイト、意外やまだまだイケる感じだ。コンパクトな2ローターユニットをキャビンに近づけたうえで、可能な限り低くマウントした優れたパッケージングのおかげで、そのフットワークには、サスペンションやタイヤのチューニングだけでは醸し出せない、天性のバランスの良さが感じられる。しかも、ステアリングレスポンス重視の“旧世代のZoom-Zoom”に属するクルマながら、強引に進路を曲げるような不自然さがない。操舵(そうだ)によってロールが生じ、しかる後にノーズが内側を向く、その一連の動作が素直でなめらかで好ましい。初期型はロール剛性が低めで、それなりに攻め込んでいくと、S字コーナーの切り返しなどでリアの内輪がリフトするような頼りない挙動を見せることもあった。しかし最新のエイトではそれもない。また、乗り心地もなかなかいい。ライフサイクル末期のスポーツカーというと、オーバーサイズのタイヤや固められたサスペンションのせいでボディーに負担がかかり、音をあげている場合が少なくない。しかし、エイトはそれを免れたようだ。 ロータリーエンジンこそがRX-8の命――その意見に異論はない。しかしRX-8の革新性は、ロータリーエンジンそのものと、それが生み出した類いまれなパッケージングに宿っていたのでは? スポーツカーパッケージングの追求。マツダがもしロータリーエンジンを卒業するなら、彼らのスポーツカーへの「旅」は、そこがスタートラインになる気がしてならない。
2012年01月20日
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ALFA ROMEOのジュリエッタです。そうですね、アルファの伝統遺産を感じさせるデザインです。 記事はレスポンスからです。 日本でも発表されたアルファロメオ『ジュリエッタ』のエクステリアデザインには、アルファロメオのヘリテージの要素がちりばめられている。 フィアットグループオートモービルズジャパンマーケティング本部プロダクト・マネージャーの海谷博樹さんは、「フロントグリルやその下のバンパーに組み込まれたグリルの形などがその一例です」という。具体的には、初代のジュリエッタのフロントグリルと同様に太い横バーのラインが入っていることや、3分割されたグリルがそれにあたる。他にも、新型ジュリエッタの先代たる『147』に見られたドアハンドルをウインドウフレームに隠すなどの要素がある。 ただし、こういった過去のヘリテージをちりばめつつも、「ライトの形は『8C』から始まる新しいアルファロメオのアイデンティティを取り入れ、パッケージも犠牲にしない範囲で出来るだけ、クーペスタイルなものにすることで、新しいイタリアンスタイルとしています」。つまり、様々なヘリテージを受け継ぎ、かつ、現在のCセグメントで表現するとこういうデザインになるというアルファロメオからの回答なのだ。 最後に海谷さんは、最も印象的なものとしてテールランプを挙げた。「これはアルファロメオならではです。『MiTo』の丸型のデザインを横方向にも発展させたもの。すごく印象的で、他のメーカーのどこを探しても絶対にない、とても印象的なグラフィックだと思います」といい、そのリアデザインも、「ルーフは絞っているものの、ショルダーが張り出しているので、マッシブでマスキュリーな印象を与えています。しかし、サイドに回り込むとすごく美しいというデザインなのです」とその完成度に自信を見せた。
2012年01月19日
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MERCEDES、E63のAMGとくれば これはベッカク、破格の一台となります。「番長」より「ボス」が似合います。ちなみに価格は総額1733万円・・・だそうです。 記事はWeb CG青木禎之レポートからです。 AMGもダウンサイジングの時代。排気量を6.2リッターから5.5リッターに落とした「E63 AMG」だが、その迫力にかげりなし。ドライバーをサーキットに誘う、鋭いフットワークすら身につけていた。 山梨県の山道で、「メルセデス・ベンツE63 AMG」を走らせている。朝方の雪が残っているのだろう、路面はうっすらと白い。ところどころ白さを増すかと思うと、場所によってはアスファルトの黒さを透かしながらキラキラと光っている。凍っているのだ。メルセデス・ベンツE63 AMGは、スリーポインテッドスターの骨格モデルともいえるEクラスに、ツインターボの5.5リッターV8を詰め込んだモンスターセダンである。試乗車は、「キュープライトブラウン」という豪華に渋い色に塗られていた。幸か不幸か「AMGパフォーマンスパッケージ」を装着している。ノーマルでも、最高出力524ps/5250-5750rpm、最大トルク71.4kgm/1750-5000rpmというアウトプットを溢(あふ)れ出させるのに、アディショナルなチューンによって、8気筒エンジンのスペックは、さらに33psと10.2kgm大きな557psと81.6kgmに向上している。ちなみに、「AMGパフォーマンスパッケージ」のお値段は、105万円。軽自動車が1台買える値段だが、1495万円を「ポン!」と払ってハイパフォーマンスメルセデスを求めるユーザーにとっては、「せっかくだから」と財布のヒモを緩めたくなるオプションの筆頭だろう。専用デザインの19インチホイール、赤くペイントされた前後ブレーキキャリパー、カーボンのトランクリッドスポイラーリップが、パフォーマンスパッケージ装着車の証し。「ターボチューンだから、出力を上げるのはそれほど難しいことではないのでは……」と斜に構えるクルマ好きがいるかもしれないが、手を入れられるのはエンジンだけではない。サスペンションにも特別なセッティングが施され、デファレンシャルにはリミテッドスリップデフが組み込まれる。本格的なスポーツチューンなのだ。 なぜなら、メルセデス・ベンツE63 AMGは外観の押し出しのみならず、走らせてもノーマルEクラスとの違いを明確に見せつけるからだ。アクセルペダルを踏みつけて疾走させれば、フォーカムヘッドを持つV8ツインターボと4本出しマフラーから吐き出されるサウンドが野太く絡まって周囲にまき散らされ、道ばたの傍観者に無類の存在感を示すことになる。北米市場では、姿かたちはまるで異なるけれど、E63 AMGに、アメリカンV8を積んだかつてのマッスルカーの姿を投影するオーナーがいるかもしれない。欧州では、第2次世界大戦前、国威発揚の任を担って他国のレーシングマシンを蹴散らしたシルバーアローを連想するエンスージアストがいるに違いない。ガッシリしたボディー。大地を踏みしだくかの重厚な乗り心地。疾風怒濤(どとう)の加速力。実際にステアリングホイールを握ってドライブすると、善しあしは別にして、ドライバーに威圧的な優越感を抱かせるクルマである。まったく同じ1495万円のプライスタグを付ける「BMW M5」と比較すると、先方は同じ過給器付きV型8気筒ながら、排気量は一回り小さい4.4リッター(560ps、69.3kgm)。「少ない排気量で同等の性能を」という、バイエルン発動機のプライドからだろう。M5でAMGと同じ走りをしようとすると、いきおいエンジンを回しがちになり、そこがある種の若々しさにつながるわけだ。豪快だけれど、普段は鷹揚(おうよう)なAMG。好き嫌いが分かれるところである。 「AMGのオーナー? サーキットで楽しむような方ですね」と、メルセデス・ベンツ日本の広報担当者。サーキット? 「たしかに、以前は“直線番長”なところがあったかもしれません。しかしC63 AMGが投入されてから、『“曲がり”も楽しい』という評価がいただけるようになってきました」と言葉を続けた。ちなみにC63は、エンジンラインナップ上では少し古い6.2リッターV8を使っている。現在、新世代の5.5リッターツインターボが、Sクラス「S63 AMG」からEクラス「E63 AMG」に降りてきたところだ。従来の8気筒よりキャパシティーを落とし、けれどもターボと直噴テクノロジーを組み合わせることで、出力と燃費、双方の向上を果たしたとされる、メルセデス自慢のパワーユニットだ。E63 AMGのカタログ燃費は、8.4km/リッター(JC08モード)。おもしろいことにAMGパフォーマンスパッケージを装着した方が、8.9km/リッターと燃費がよくなる。太いトルクが奏功するためか。「“曲がり”が楽しい」という広報担当者の説明は、E63 AMGにも当てはまる。2トン級の車重ゆえ、カーブでちょっと頑張ると、アゴを出してアンダーステアを露呈するかと思いきや、1950kgの車重をものともせず、ステアリング操作に違(たが)わずノーズの向きを変える。あたかもレールに載っているかのようにスムーズに。余裕を持って連続するタイトカーブをこなしていく。 外は寒いけれど、太陽があたっている斜面はよく乾いている。思いのほか山道が楽しい。 「山頂そばの駐車場でUターンを」と思ったが、「もう一走り……」と欲を出したのが間違いだった。北向きの斜面では、路面ににわかに白いものが目立ち始め、「早くUターンを」と気は焦るが、前方には狭い道がうねうねと続くばかり。やむを得ず下り続け、ということは、再び雪交じりの道を上らなければならないわけで、距離をかさねるのに比例して、気分が重くなっていく。いかなメルセデスのハイパフォーマンスセダンといえども、ゆるゆると、おっかなびっくり進むばかり。
2012年01月18日
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カスタムカー、百花繚乱のオートサロンですが、やはりSUBARU車は気になります。PROVAですね。早くもBRZをカスタマイズ、です。記事はレスポンスからです。 東京オートサロン2012。富士重工ブースには、スバル『BRZ』のコンセプトカーとして、スバル車専門のチューニングパーツメーカーPROVAによるカスタマイズモデルが展示された。 展示車両は、ダウンフォースを意識したエアロパーツの装着や、ブラックのボディカラーにオレンジのラインをアクセントカラーとして取り入れているところが特徴的。 今回展示されたコンセプトカーは、スバルがPROVAに制作を依頼、PROVAでは、若い人から車を知り尽くした大人までを対象に、“こういう風に変えるとまた違った感じだね”と思ってもらえるカスタマイズにしたという。 カスタマイズを手がけたPROVAの佐藤裕一氏は、「我々PROVAとしては、エンジンパワーというより“走って楽しい”といったところを追求しています。今までのスバルというとターボが付いて4WDといったイメージかと思いますが、スバルがNAでFRのスポーツカーという新しい形状のものにチャレンジしてますので、我々としてもどういう風にスポーツカーを定義するのかをカタチにしてみました」。 「パッと見て目を引くのはリア周りの形状だと思います。吸気のチューニングは純正車でもよく仕上げられていますので、今回はエキゾーストノートを強調しようと、マフラーを含めリア周りを大胆にチューニングしました。また、エアロパーツやアクセントラインを低いところに持っていくことで、より低重心であることを強調しています」。 「外観はエアロパーツで固めていますが、見えない足回りやブレーキの部分についてもカスタマイズされていますので、このまま乗って頂いて楽しめるものに仕上がったと思います」と、コンセプトカーの仕上がりについて述べた。
2012年01月17日
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横浜でも、昼間の最高温度が10℃を超えない日はやはり寒いですね。ここ数日、続いていますし・・・向こう一週間の予報も10℃を超える事がないようです。厳しい寒さのこの時期、今日はうちの次男坊の誕生日。あーあ、あいつは寒い時期に生まれたんだな・・・29年前。病院で産まれるのを待っている間、廊下でそうだ寒い思いをしたんだな・・・今じゃ、デカくなりやがって!そんな記憶が過ぎります。さて、クルマで鎌倉へ出かけたのはもう先週のことになります。ヨメが、この時期に咲く花としては好きな「蝋梅(ろうばい)」を観に行きたい。と言い出して、探してきたのが鎌倉は長谷にある光則寺です。 日蓮宗のこのお寺、それほど大きなお寺ではありませんし、有名でもないですね。でも、鎌倉では花で有名なお寺だそうです。 日蓮聖人が佐渡へ流された折、弟子である日朗上人は執権 北条時頼の家臣 宿谷光則の屋敷に捕らわれの身となりました。が、やがて光則は日朗上人に帰依し、その屋敷を光則寺としたのだそうです。 庭の蝋梅です。 日曜の朝、八時過ぎです。長谷のお寺にはうちの夫婦以外、ほとんど人影はありません。 寒さの中、凜と咲く蝋梅の花です。いかがでしょうか。さて、せっかく来た寒中の鎌倉。もう一か所くらい寄っていこう・・・鎌倉の花の寺といえば・・・ そうだ!瑞泉寺へ! 光則寺が鎌倉の中心地から西南の方向だとすると、瑞泉寺は鎌倉中心地の北東に位置します。鎌倉の街並みをイッキに突っ切って、二階堂の奥にある瑞泉寺へ向かいます。「岐れ路」を鎌倉宮へ向かい、鎌倉宮の前を右折、細い道を行くとテニスクラブが左にあります。この辺りは永福寺(ようふくじ)跡といい、かって大きな寺院があったところです。さららに進むと、道はさらに細くなり瑞泉寺に辿り着きます。 瑞泉寺の山門。臨済宗円覚寺派のお寺、錦塀山瑞泉寺です。 このお寺は、鎌倉時代より文学や学問とのゆかりの深いお寺です。境内の内外には様々な石碑があります。また、鎌倉随一の花の寺としても知られています。裏手に山が迫り、一層、古寺の風情を醸し出しています。 本堂裏手の庭園は、夢想疎石が作庭したと云われる禅宗様庭園です。 あっしが記憶にある、初めてこの寺を訪れたのは15歳の春、高校受験が無事に終わり、母に連れられて来たのを覚えています・・・ 花の寺、この時期はスイセン、ですね。赤いナンテンも見えます。久しぶりに訪れた瑞泉寺も半世紀、約50年前となんら変わらぬ風景と風情であっしとヨメを迎えてくれました。やはり、鎌倉のお寺はいいですね~ 《撮影日:2012年1月8日 カメラ:オリンパスμ830》
2012年01月16日
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東京オートサロン2012が1月13日から開幕しています。自動車系サイトも様々な情報で溢れていますね。 この記事はCar Watchからです。 スバル(富士重工業)は、東京オートサロンの会場でプレスカンファレンスを行い、SUPER GT、国際ラリー、ニュルブルクリンク24時間レースなど含めた2012年度のモータースポーツ活動を発表した。 モータースポーツプロジェクトを担当する富士重工業 商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの森 広志氏は、「スバルは、走りを極めることで安全性も向上させるという思想を元に車両開発を行ってきました。その中でもモータースポーツは重要なステージであり、過酷なフィールドで車両を走らせることでより走りや安全性を磨くことができています。今年も引き続き多くのカテゴリーに参戦しスバルの車両開発に活かしていきます」という挨拶に続き、参戦体制を発表した。 最初に発表されたのは、2011年に2勝を挙げたSUPER GT。車両をレガシィ B4からBRZ GT300にチェンジしてエントリーすることになる。マシンメンテナンスはR&Dスポーツで、ドライバーは山野哲也選手、佐々木孝太選手という昨年と同じ体制。BRZ GT300は、昨年に使用していたレガシィと比べるとマシンバランスに優れているので、よりポテンシャルアップが望める。エンジンは、レガシィでも実績を積んでいるEJ20型を熟成させ搭載する。 レースシーンとともにスバルのアイデンティティとなるラリーは、WRCのエントラントサポートと、IRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)のマニュファクチャラー参戦を行なう。エントリー車両は、これまでのGRB/GRV型の5ドアを引き続き使用しつつ、新たに開発した4ドアモデルを導入。ターマックでは空力性能とメカニカルグリップに優れる4ドアモデルを使用し上位入賞を狙うと言う。 またエントラント支援として、PWRCに年間エントリーやスポット参戦するチームに対して「スバルチャレンジアワード」を設定。シリーズ上位入賞者には、賞品を授与するそうだ。IRCは、昨年に引き続きR4クラスに新井敏弘選手やアンドレアス・アイグナー選手が参戦する。昨年は、新井選手がプロダクションカップでチャンピオンを獲る活躍を見せているので今年も上位入賞が期待される。 森氏に続き登壇したのは、STI(スバルテクニカインターナショナル)社長の唐松洋之氏。昨年はニュルブルクリンク24時間レースに参戦したインプレッサWRX STIが、ST3Tクラスの優勝を果たした。参戦5年目となる今年も昨年と同じ4人のドライバーとSTIのモータースポーツプロジェクト室長の辰己英治監督という同じ体制で2連覇を目指すとのことだ。 5月に開催されるニュルブルクリンク24時間レースの前に実施されるVLN耐久レースに参戦し、マシンセッティングなどを確認し本番を迎えるスケジュールを組んでいる。車両は、昨年の暮れに発表されたインプレッサSTI S206をベースにし、カラーリングをスバルのワークスカラーであるメタリックブルーに変更。S206の最大の特徴であるカーボンパーツなどによる軽量化の恩恵を受けて、さらなるポテンシャルアップを狙っている。 ブース内にはレースカー、ラリーカーなどのモータースポーツマシンに加えBRZや新型インプレッサが展示されている。 ハイライトとなる「BRZ STI コンセプト」は、フロントアンダースポイラー、カーボンフード、カーボンルーフ、トランクスポイラーなどのエクステリアパーツが装着されていてシックにまとめられている。大人でも楽しめるスポーティなルックスを目指しており、BRZをよりプレミアムに乗りたいというユーザーへの訴求を考えている。 足まわりはビルシュタインダンパーで車高を約20mmほどダウンさせ、18インチの新デザインホイールを装着。排気系は、触媒以降から変更。テールパイプを肉厚なスポーティモデルにチェンジしている。エンジン系には手が入れられていないが、タワーバーは装着されていて、すでに走行テストで効果を得ているそうだ。 STIのBRZとともに注目を浴びていたのが、スバル系のアフターパーツメーカー プローバが製作した「BRZ PROVA BLACK EDITION」。かなり抑揚のあるフロントフード、フロントスポイラー、サイドスポイラー、リアハーフバンパー、レーシングリアウイングのエアロパーツを装備し仕上げている。デザインはインパクトがあるが、ブラックのカラーリングと合わせることで、こちらもSTI コンセプトと同様にシックな仕上がりを目指している。 足まわりはオーリンズ製の車高調を装着していて、ホイールはエンケイ製の19インチを履く。インテリアパーツの開発もすでに着手していて、メーターフードやダッシュパネル、ステアリング、シフトノブなどがアルカンターラ調となる。シートもレカロ製の本革タイプに変更されていて、ステッチがスポーティな純正の雰囲気に比べ、落ち着いた高級感のあるスポーティさ質感を高めている。
2012年01月15日
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東京オートサロン2012、こちらは幕張メッセ 屋外特設コースの話題からですね。記事はCar Watchからです。 幕張メッセ屋外の特設コースでは、3日間にわたって「モータースポーツ デモラン」が開催される。14日、15日とも、10~11時、14~15時に行われる。 コンペティションマシンがデモ走行するイベント。コースは狭いが、観客からほんの数mの距離をドリフトなどしながら駆け抜けるのを見ることができ、迫力のある走行シーンを楽しむことができる。 走行したのはトヨタ「86 N1仕様」、レクサス「IS F CCS-R ニュルブルクリンク耐久レース参戦車両」、日産「リーフ NISMO RC」、スバル「インプレッサ WRX STI IRC仕様」、マツダ「787B」の5台。それぞれ影山正彦、木下隆之、松田次生、新井敏弘、寺田陽次郎と、車両にゆかりのあるドライバーが運転した。 またデモランをしていない時間は、コース脇のテントで出走車両を間近に見ることができる。とくにリーフ NISMO RCは、冷却などの作業を見ることができるので、貴重なチャンスと言えるだろう。
2012年01月15日
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MERCEDESのE350ブルーエフィシェンシーのカブリオレ、オープンカーですね。このクルマ、価格は1001万円だそうです。 記事はWeb CG熊倉重春レポートからです。 エンジンが新しくなった、メルセデス・ベンツのオープン「Eクラスカブリオレ」。その走りと乗り心地を、ワインディングロードで試した。 いつもながら、「う~む、さすがメルセデス。『いい仕事』してるなあ」と感心するしかないのだが、「さすが」も度が過ぎると憎たらしかったりする。今回ここに登場してもらった「E350カブリオレ」など、その代表だろう。最近あちこちのメーカーから登場が続く4シーター・カブリオレだが、このカテゴリーでメルセデスは圧倒的な先覚者の一員。125年にも及ぶ歴史の大半において、カタログのどこかに瀟洒(しょうしゃ)な4シーター・カブリオレが必ず掲載されてきた。 それほど膨大な経験のすべてを注いだのだから、「さすが」の二重奏、三重奏は当然かもしれない。そういえば、こんな同級生、いませんでしたか。顔はハンサムで脚も長く、成績オール5ならテニスもスキーもうますぎて、ギターもピアノも弾けるだけじゃなく作曲までできちゃって、しかも家庭が裕福で、もう全校女子みんなキャアキャア憧れまくり、みたいな。すげえなあとは思うけど、けっこうシャクに障ったりして。E350カブリオレ、そんなクルマなんです。その中身はまさに血統書付き。名前はメルセデス乗用車の中核を守る「Eクラス」だが、「史上最高のCクラス」とメーカーが胸を張る「あれ」と主要部品の多くを共用しているのが「Eクラスクーペ」。できの良さは抜群で、スタイリッシュな2ドアなのに実質的にセダン並みの居住性を誇り、いざとなれば並のスポーツカーなど寄せつけないフットワークも発揮できる四方八方ほとんど満点のパーソナルカーだ。ちょっとぜいたくなデートにも似合うし、スーツ姿でアタッシェケースを携えれば行動派ビジネスマンの相棒にもなる。 それをオープンボディーに仕立て直したのだが、そこにメルセデスならではの「さすが」が光る。大流行の折り畳みメタルトップ(「SL」や「SLK」のような)ではなく、伝統的な「幌」を採用したのが最大のポイントというか絶大な自信の表れ。4シーターだけに開口部も大きく、車体のガッチリ感を保つのが大変なのに、これを閉じると最初から屋根付きで設計したかのように外界の騒音を締め出すだけでなく、舗装の悪いところを強行突破する瞬間、よ~く注意して観察しても、ミシリともコトリともしない。戦前から「カブリオレA」とか「カブリオレB」とか乗用車ベースのオープン仕様を多く手がけてきただけのことはある。 それに、あえて幌にこだわったところに、クラシカルでぜいたくな風味も漂う。独特の雰囲気の出し方を底の底まで知り抜いていなければ、こういう仕事はできない。 走りっぷりは、すでに高い定評を得ているEクラスクーペとまったく同じ。最近どしどし採用範囲が拡大してきた新設計の3.5リッターV6エンジン(先進の直噴システムを装備)は、額面306psももちろんだが、それより37.7kgmもの悠然たる実効トルクを3500-5250rpm という広い回転域でたたき出し続けるところに真の価値がある。乗った感じでは、アイドリングの少し上から高回転まで、ず~っとパンチ力が変わらない。 そのうえメルセデス自慢の7段AT(7Gトロニックプラス)のDレンジ学習機能が優秀すぎて、どんな瞬間にもエンジンにとって最も都合の良い回転数を多用すべく自動的にギアを選び分けてしまうので、皮肉なことに、エンジンの良さを実感しにくかったりする。もちろんシフトパドルを指先で引いてマニュアルモードにすることも可能だし、それはそれでスポーツカー的に楽しめるけれど、約10秒で自動的にATモードに戻ってしまうあたり、「余計な操作なんか無用です。すべてクルマに任せなさい」と叱られているように思えてしまう。実際、タコメーターなどにとらわれず、Dレンジが判断してくれるままに乗った方が滑らかで軽快なのだが。 もうひとつ、オープン状態で感心なのは、アウトバーン的なペース(150km/hほど)でも気流が巧みに制御されていること。もちろん多少は巻き込むが、頭頂部の髪がハラハラするだけで、何も我慢せずオープンエア・ドライビングを満喫できる。 何層も重ねた厳重な幌には、このほかベージュ、黒、紺など合計4色も用意されているから、ともすれば無難を意識しすぎるオジサン的発想から逃れ、思い切り洒落(しゃれ)てみようじゃないですか。ちょっと年配だけどクルマも服装も華やかだなんて、そんなふうに年輪を重ねてみたいもんですよね。
2012年01月14日
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MERCEDESのSLKといえば、オープンカーの中でも最高級車です。 この記事はCar Watch 岡本幸一郎レポートからです。 「SLK」に触れると、メルセデスはセダンも得意なら、スポーツカーも侮れないほど得意なメーカーだと痛感させられる。当時はコストダウンに走ったメルセデスを象徴するように感じられた初代SLKも、乗ればそれなりにスポーティだったし、実際にも売れに売れた。いきなり立派になった続く2代目は、クオリティ感が大幅に向上するとともに、走りにおいても、これほど快適性と操縦安定性とスポーツ性を巧みに両立したクーペ・ロードスターなど、同クラスには他に存在しないと痛感させられた。 同じくドイツ製の同価格帯のライバルに対しても、それぞれよいところはあるものの、「両立」という意味では先を行っていたと思う。そして3代目を迎えたSLKは、さらに立派に、そして男らしくなった。 ボディーサイズは2代目に対し微増で、ロングノーズにショートデッキ、その上にコンパクトなキャノピーが載るというクラシカルなプロポーションは、見てのとおり受け継がれている。印象としては、2代目の後期型のマスクは「マクラーレンSLR似」と言われもしたが、今度の3代目は「SLS AMG」に通じる雰囲気がある。2代目もそうだったが、ルーフやトランクの形は、一昔前の電動メタルトップでは考えられなかったほどの丸みが表現されているし、3代目ではボディーパネルの面構成が、さらに非常に表情豊かになっており、上質感が高まっている。 低めのポジションのシートに収まると、目の前にある景色は、これがSLKかと思えるほど立派。横方向の広がりを感じさせるインパネには、クオリティ感の高いマテリアルがふんだんに用いられており、これまたSLS AMGに通じる十文字のエアコン吹き出し口が配されている。夜間のドライブでは、無数に配された光の演出も見られる。もはやライトなスポーツカーというよりも、とても上質高級ロードスターの貫禄がある。計5種類ものインテリアカラーが用意されており、AMGスポーツパッケージを選ぶと、シートベルトが赤になり、赤のステッチが随所に施されるところも気分を盛り上げてくれる。また、少し前のCクラスのマイナーチェンジで採用された、インターネットへの接続を可能とした、新世代のCOMANDシステムや、新たに加わったパーキングアシストなどの機能も使いやすい。これについては、Cクラスのリポートでお伝えしたとおりだ。 SLKのお家芸であるバリオルーフは、ルーフを閉じた状態でもオープンな雰囲気を楽しめるよう進化した「パノラミック バリオルーフ」がオプションで用意された。さらに、ルーフの光を透過させるモードと、ボタンひとつでダークモードに切り替えることができ、炎天下での室内の温度上昇を防ぐという新機構「マジックスカイコントロール パノラミックバリオルーフ」もオプションで選ぶことができる。オープンにするには、センターコンソールのアームレスト部に設定されたスイッチを引き上げればよい。操作のしやすさへの配慮からか、大きめのサイズのレバー状とされたスイッチは、オープンカーでは気になるホコリの侵入を防ぐリッドが付くところもありがたい。開閉は20秒以下で可能という。 ラゲッジスペースは、ルーフのクローズ時は335LというCセグメントのハッチバック車なみの容量が、またオープンにしても225Lという容量が確保されるというから、けっこう広い。フロアを反転させることでフラットにすることも可能な「リバーシブルトランクフロア」という新しいアイデアを採用するなど、ユーザーの身になっての使い勝手に対する細やかな配慮が隅々までなされているところもSLKならではだろう。 モデルラインアップは、3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載する「SLK 350 ブルーエフィシェンシー」と、1.8リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載する「SLK 200 ブルーエフィシェンシー」、その装備を簡略化した「SLK 200 ブルーエフィシェンシー スポーツ」の3タイプで、いずも7速ATが組み合わされる。今回試乗したのは、上級のSLK 350 ブルーエフィシェンシーのAMGスポーツパッケージだ。前後左右下端のエアロパーツの付くスタイリングパッケージをはじめ、18インチ5スポークホイール、ダーク調のランプなどが与えられる。エンジンをスタートさせて走り出すと、意外と野太く大きめのエキゾーストサウンドが聞こえてくるし、足まわりがやや固めの味付けになっていることに気づく。2代目CLSより導入された、とても評判のよい3.5リッター直噴エンジンはピックアップに優れ、低回転から力強く、加速フィールもスムーズと、言うことナシの素晴らしい仕上がり。再始動の条件として、日産のものと同じくステアリング操作もトリガーとなっている。 3代目SLKのプラットフォームは2代目をキャリーオーバーし、大幅に洗練させたものだ。ホイールベースは2代目と同じだが、前後トレッドは拡大されている。いわゆる可変ギアレシオステアリングの「ダイレクトステアリング」は全車に装備され、さらに、SLK 350 ブルーエフィシェンシーには「ダイナミックハンドリングパッケージ」が標準装備される。後者は電子制御式油圧アダプティブダンピングシステムの減衰力を、ホイール回転数、車両速度、横方向および垂直方向加速度などを各部のセンサーが検知し、100分の1秒の反応速度で調整するというもので、これの味付けが絶妙だ。乗り心地に関係する部分の減衰力をうまく落としながら、効いて欲しい部分では瞬時に無駄な動きを抑え、快適な乗り心地とフラットな姿勢、スポーティな操縦感覚をもたらしている。 「SPORT」モードにしても、乗り心地がそれほど硬くならないかわりに、全体的に電子制御する中で、美味しい部分を少し固い側に持ってきたような味付けで、快適かつスポーティな走りとなる。ハンドリングも、より俊敏性が増すとともに、よりニュートラルステアとなる印象だ。別の機会にドライブしたSLK 200ブルーエフィシェンシーについて言うと、スペック的にはだいぶ下回るものの、動力性能としてはとくに大きな不満はナシ。SLK 350 ブルーエフィシェンシーに比べると全体的に軽快感があった。両グレードともそれぞれ積極的に選ぶ価値のある、異なる乗り味を持っているといえる。だからどうした、という話だと思うので、このあたりは読み流していただきたい。オープンにしても風の巻き込みが小さいのも、SLKのよき伝統。もちろん屋根は完全になくなって、開放感を味わうことができるわけだが、それにもかかわらず、少し大げさにいうと、まるで大きな透明のカバーに覆われているかのように感じるほど、外界と隔てられた感覚がある。これはちょっと不思議な感覚である。これに一躍買っているのが、新たに設定されたアクリル製のピボット式ドラフトストップ「エアガイド」(SLK 200 ブルーエフィシェンシースポーツのみオプション)だ。使わないときはロールバーの内側に格納されていて、必要なときにサッと出せるという仕組みで、これを出すと出さないとでは風の巻き込みがまったく違う。透明だから視界の妨げになることもないという、スグレモノだ。 また、シート表皮には、通常のものより最大で13度低い表面温度となる「サンリフレクティングレザー」が用いられているのも夏場にはありがたいし、冬場にはシートの首元から温風を吹き出してくれる「エアスカーフ」が強い味方になってくれる。 全体としては、2代目SLKに対して、より上質に、よりスポーティになった印象。スポーティになったといっても、ライバルであるボクスターやZ4に対しては、より快適性への配慮が行き届いたクルマといえる。 3代目SLKは、持ち前の快適性に優れるプレミアム コンパクト クーペ・ロードスターとしての資質に、高級車として、あるいはスポーツカーとしての、より高いバリューを身に着けたというわけだが、個人的には、何よりもこのデザインに大いに惹かれてしまう。
2012年01月13日
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排気量約6.2L、最高出力647ps。驚くようなスペックを引っ提げて、美女ナビにコルベットしかも最上位車、ZR1・・・登場です。 記事はMSN自動車からです。 第22回は、ドラマ、舞台、TVCFと幅広く活躍する女優の小出薫さんが、葛西のシボレーショールームにやってきました。好奇心旺盛な彼女は、初めて目にする車高の低いスポーツカーに、興味津々です! シボレー コルベット ZR1は、最高時速約330kmの、世界最速クラスのスポーツカーなんですって。パワフルなエンジンを搭載しているのはもちろん、走りを追求するためのこだわりが、各所にあるそうです! 小窓付きで盛り上がったデザインが特徴的なボンネット。走行性能をアップさせるスーパーチャージャー付きのエンジンを収めるために、中央部分が高くなっているんですって。 「走るクルマ」には、ボディの軽量化が欠かせないのだとか。ZR1も、ルーフやボンネットなどをカーボン製にすることで、全体の重量を抑えているんですって。 大きなアルミ製のホイールに、とっても幅が広いタイヤ。この大型タイヤが、パワフルなエンジンの力を効率よく、余すことなく路面に伝えるそうです。 個性のある円形のテールランプは、コルベットの伝統的なデザインなんですって。その下にある4本出しのマフラーからは、いまにも迫力のエンジン音が聞こえてきそう! 珍しい逆開きのエンジンルームに搭載された6.2リッターV8エンジンは、最高出力647PS、最大トルク83.5kg・mのパワーを生むのだとか。それも、一つ一つ手組みされるというから驚きです! 見たことのないメーターが付いたパネルのデザインや、いつもよりずっと目線の低い景色。座ってみると、スポーツカーに乗っているという感覚が強く味わえます! スポーツシートは、ZR1のロゴの刺しゅうがカッコいいオリジナル。サイドのサポートがしっかりしていてホールド性抜群です。これならスポーティーな走りでも安心して乗れそう。
2012年01月12日
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北米 デトロイトMS、この一台も注目ですね。メルセデスSL、高級オープン・スポーツです。 この記事はCar Watchからです。 自動車業界の新年の幕開けである北米国際モーターショー、通称「デトロイトショー」の開催に先駆けて、プレスデー前夜にメルセデス・ベンツが新型「SLクラス」をお披露目した。 1952製の初代SLが3リッター直列6気筒ユニットの唸り声とともに登場すると、取材陣がひしめく会場は瞬時に沸いた。「W194」の開発コードで呼ばれる「300SL」は、ソレックスのツインキャブレターを搭載し、最高出力170PS/5200rpm、最高速230km/hを実現。当時としては、驚くべき高性能を誇るスポーツ・カーだった。 その血脈を受け継ぐ6代目SLクラスの最大のセリングポイントは、SL=Super Lightweightに由来する車名の通り、先代と比べて100kg以上も軽い点だ。1952年に登場した初代SLは鋼管フレームを使った結果、非常に軽かったことでも有名だったが、新型SLは全長が50mm、全幅が57mm拡大されたにもかかわらず、アルミ製ボディーシェルを採用したことでボディー単体で先代より110kgも軽量化している。そのほか、マグネシウム、カーボン複合材などの軽量素材を活用して、トータルでは「SL500」で-125kg、「SL350」で-140kgものダイエットに成功した。 デザイン部門を率いるトップがゴードン・ヴェゲナー氏になって以降、平面的と指摘されることが多かったメルセデス・ベンツのデザインだが、新型SLは非常に立体的で引き締まったプロポーションが与えられている。ロングノーズにショートデッキというスポーツカーの定石と呼べるプロポーションを持ちつつ、それぞれのディテールで現代的なイメージを強調している。立体的な造詣のフロントグリルや大径のバイキセノンヘッドライトを組み合わせた力強い顔だち、力強いラインと豊かな面が融合した彫刻的なサイドビューといった細部の作り込みだけではなく、トータルでのまとまりのよさを感じる。 搭載されるエンジンは、現段階では3.5リッターV型6気筒と4.7リッターV型8気筒の2機種。前者は「SL350」に搭載されるユニットで、最高出力306PS/最大トルク370Nmを発生する。それでいて、100km走行あたりの燃料消費量は6.8Lと、先代と比べて約30%も低燃費だ。「SL500」に積まれるV8ユニットは、先代と比べて排気量を800cc減らして4663ccとしたが、最高出力は435PSへと12%も向上した。最大トルクにいたっては、530Nmから700Nmへと32%も高められている。0-100km/h加速を4.9秒で加速する俊足ぶりを発揮する一方で、アイドルストップ&スタート機構や7速AT「7Gトロニック・プラス」との組み合わせによって、22%もの低燃費化を実現した。 技術面でも、特筆すべき点が多い。足回りはアジリティ・コントロール・サスペンションを標準装備とし、ABC(アクティブ ボディ コントロール)をオプションで設定する。前者は、Cクラスから採用された油圧制御式の可変ダンパーであり、後者は車両姿勢の変化を感知して各輪のコイルスプリングに内蔵した油圧ユニットをアクティブに電子制御し、スポーティな走りと乗り心地のよさを両立する。SLKから採用されたガラスルーフの色を透明からダークブルーへ変更できる「マジックスカイコントロール」を採用したハードトップは、わずか20秒以下で開閉が可能だ。もうひとつ、「ハンズフリーアクセス」と呼ばれるジェスチャーコントロールがユニーク。リアバンパーの下に足をかざすと、トランクが開閉する。 ドイツ本国では事前情報が発表された12月15日から受注が開始されており、「SL350」が9万3544ユーロ、「SL500」が11万7096ユーロとなる。加えて、「エディション1」と呼ばれる限定仕様が用意されており、1万9028.1~2万2598.1ユーロの追加でパノラミック・ヴァリオルーフ、AMGボディスタイリング、スポーツサスペンション、ハーマンカードン製オーディオなどの装備が充実する。
2012年01月11日
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日下部保雄氏のレポートは前々から解りやすくて、ユーザーの知りたいところに手の届く・・・その上、きちっとしたレポートです。これは2011年12月20日付Car Watchのインプレッション、しかもBMWの新しい3シリーズ、海外レポートということで注目です。 BMWにとって最も重要なモデルで、世界の自動車メーカーも注目する「3シリーズ」が、フルモデルチェンジされて第6世代に入った。個人的にも、よきライバルであるメルセデスの「Cクラス」が2011年の春にビッグマイナーを行って完成度を増しているだけに、BMWがどんなカウンターを打ってくるか興味深々だった。 まずデザインだが、これまでの3シリーズのラインを踏襲しながら、5シリーズにも通じる伸びやかなスタイルを取り入れている。つまりエレガントでスポーティに仕上がっており、BMWらしいプレミアム感を十分に振りまいている。フロントエンドは上下方向に絞りこまれ、ウェッジシェイプを取り入れており、空力の改善と同時にエンジンとフードの間を開けて歩行者保護の空間を確保している。そしてお馴染のキドニーグリルは横長になり、シャープなヘッドライトとつながっている。このデザインは新3シリーズのワイド感を強調しており、実際にもトレッドが拡大されているので、フロントタイヤもフェンダーいっぱいにがっちりとした踏ん張りを見せて頼もしい。サイドは後部にかけて駆けあがっている上下2本のプレスラインが効き、ボリューム感のあるリアフェンダーに連続する。リアのトレッドもかなり拡大されており(後述)、4隅に置かれたタイヤは3シリーズにさらに安定感のあるフォルムを与えている。リアエンドは7シリーズから始まったL字型のテールライトが特徴的で、絞り込まれており、まとまり感を持って完結している。直感的に3シリーズと分かるよいデザインだ。 ボディーサイズはホイールベースが50mm長い2,810mmとなり、それに伴い全長も93mm延長され4,624mmとなっている。ひと回り大きくなったボディだが、全幅は欧州仕様では1,811mmだが、日本仕様に限ってはドアハンドルの変更で従来と同じ1,800mmに留める。全高は1,429mmと4mm高くなっているが、ほぼ変わっていないために、踏ん張り感が強調されている。さらにトレッドはフロント37mm、リア47mm拡大されているのでこれまで以上に4隅にタイヤが配されて塊感が強調されている。3シリーズはメイン車種だけに多くのグレードが存在するが、テストドライブに供されたのは328iスポーツだ。バリエーションは「スポーツ」と「モダン」「ラグジュアリー」、それにベースグレードの4つ。スポーツにはさらに後日、展開されるMスポーツパッケージのサスペンションも用意されるものの、すべてのグレードとも基本スペックは共通である。 328iの心臓部は「X1」の「28i」で導入された「N20」エンジン。軽量コンパクトな直列4気筒2リッターターボで、最近のBMWのダウンサイジング路線に沿ったもの。ターボはツインスクロールタイプで、さらに吸排気可変バルブタイミングの「ダブルVANOS」、可変バルブリフトの「バルブトロニック」を組み合わせ、しかも直噴という凝った設計だ。最高出力は245PS/5000-6500rpmを発生し、最大トルクは350Nm/1250-4800rpmという太いトルクを出している。例によってエンジンの搭載位置はフロントアクスルを中心に可能な限り後方にマウントされている。これに組み合わされるトランスミッションは8速ATか6速MTになるので、トランスミッションケースがキャビンに張り出した恰好になり、前席の足下は相変わらず広いとは言えない。また新3シリーズはサイズアップされているが、重量は現行325iが1540kgなのに対して、新型は328iで1530kg(ただしこちらはDIN/EUによる空重量なので直接比較にはならないが)で、従来の3シリーズとほぼ変わらない重量に留まっている。サスペンションやボディーにアルミなどの軽量部材を使っている効果が明白だ。 試乗会はスペインのバルセロナで行われた。バルセロナ空港で我々を待ち構えるズラリと並んだ3シリーズの群れは壮観だった。試乗コースはここをベースとして、山岳コースのワインディングから、市街地、それにF1レーシングコースで有名なカタルニアサーキットでのテストドライブまで用意されている。3シリーズのバリエーションは前述の様に4種類あり、エンジンもディーゼルを含めると現在のところ4機種揃っているが、我々の試乗に供されたのは、さわやかな赤の328iスポーツ。さっそく公道に繰り出した。インテリアは従来の3よりも少し大きく感じるが、新しいデザインはスポーティでエクステリア同様に好感が持てる。例によってメータークラスターには260km/hまでの速度計と7000rpmからレッドが始まるタコメーター、それに水温計と燃料系、そして最新のクルマらしいエコメーターが装備されている。センターコンソールはFRのBMWらしく大きく、そこにはiDriveや走行モードのセレクトモード、そしてダッシュボード上には据え置き型のナビゲーションが備わる。インテリアに配置された外板色に合わせたレッドのアルミパネルはスポーツシートに廃されたステッチと共に強いアクセントになっており、印象的だ。 フロントシート自体はBMWらしい体にフィットするサイズで、後席もホイールベースが伸びただけレッグルームが拡大され、余裕を感じることができる。4人の大人が余裕持って座れる。装着タイヤはオプションの19インチ。フロントが225/40 R19、リアが255/35 R19、ブリヂストンの「ポテンザ S001 RFT」を履く。ホイールはフェンダーいっぱいでかなり大きく、スタイリッシュだ。ワインディングロードに乗り入れて感じるのはボディー剛性だ。BMWは特に旋回方向のボディー剛性に定評があるが、新型も磨きがかかり、ひと回り大きくなったサイズを感じさせないドライバーとの一体感が魅力だ。ハンドルを切った方向に素直にノーズを向ける。ただ、ファットなリアタイヤの影響もあって、ややアンダーステア気味のライントレース性を見せる。ちなみにドライブモードをコンフォートからスポーツに切り替えると、それまでややピッチングを見せていた動きがすんなりと収まり、少し固めだがスッキリとした乗り心地を保ったまま、高い挙動安定性を見せる。ハンドルから伝わる路面インフォメーションも確かで、路面をグリップする感触を楽しめる。スポーツモードではステアリングのダイレクト感は高くなり、アクセルのレスポンスもシャープに、そして変速タイミングも引っ張る方向にシフトされる。19インチタイヤではスポーツモードでオールマイティな感触を持った。 328iスポーツが本領を発揮したのは、カタルニアのサーキットである。もちろんドライブモードは「スポーツ+」。スタビリティコントロール「DSC」もカットしての走行だ。幸い路面はドライ。最初はハイペースの先導走行に引っ張られて、コーナリングラインを確認し、シフトもマニュアルモードで思う存分に飛ばす。相対的にリアが踏ん張るややアンダーステア気味の特性は変わらないが、まるでZ軸を中心としたような旋回性能はBMWの真骨頂だ。強力なブレーキは連続走行でもペダルストロークは変わらず、ストッピングパワーについても文句はない。コーナーに無理に突っ込むとフロントから滑ってしまうが、コーナーの後半であり余るトルクに任せて後輪に駆動力をかけ、リアをスライドさせても、ファットなタイヤはゆったりとしたスライドしか許容しない。ちなみに他グレードで18インチタイヤに乗ることができたが、こちらはアクセルの動きに素直に反応して、姿勢を作りやすくタイムはともかく走りやすい。 新しい3シリーズはデトロイトでお披露目となるはずだが、日本への導入も春までに開始される。先ずは328iから導入されるが、この後エンジンバリエーションを増やし、さらにボディー形状も徐々に増やしていく。「アクティブハイブリット3」も秋には日本にも顔を見せる可能性もあり、しばらくは新3シリーズからは目を離せない。
2012年01月10日
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ライバルカー対決の記事はMSN自動車の特集です。今回は、ジャーマン・セダン・プレミアムカー対決ですね。両車の価格はほぼ1500万円どうしです。プロフィールも付けておきました。 メルセデス・ベンツ新型E63 AMGに試乗した。 ツインターボチャージャーを搭載し、AMGパフォーマンスパッケージのオプションを付けたE63は、やはり新型のBMW M5に真っ向から勝負できるクルマと見た。 メルセデス・ベンツE63 AMG 1947年のW136型をルーツとするメルセデス・ベンツEクラスは、2009年5月に7年振りのフルモデルチェンジを受けた。ボディサイズはやや大きくなり、サイズの拡大分は大半が居住空間に振り向けられた。外観デザインはひと目で分かるメルセデスらしさと、新鮮さを融合させたもの。インテリアは厳選された素材が質感を表現し、新設計のシートが快適性を高めている。操作系はステアリングコラムにシフトレバーを設け、パドルでシフト操作をする方式。V型6気筒3.0リッターと3.5リッター、V型8気筒5.5リッターに7Gトロニックが組み合わされる。ダイレクトコントロールサスペンションや電子制御AIRマティックサスペンションによって高い操縦安定性を確保すると同時に快適性を向上させた。HDDナビゲーションは日本専用仕様を標準装備した。ニーエアバッグを含めた9つのSRSエアバッグを始め、アクティブボンネット、ナイトビューアシストプラス、アダプティブハイビームアシストなど、さまざまな安全装備が標準となる。2009年7月にはV型8気筒6.3リッターエンジンを搭載するE63AMGの受注を開始した。2009年10月には1.8リッターの直噴ターボを搭載したE250CGIブルーエフィシェンシーや4WDのE350 4MATICを追加した。2010年2月にはV型6気筒3.0リッターのコモンレール直噴インタークーラー付きターボ仕様をエンジンを搭載したクリーンディーゼルのE350ブルーテックを追加した。 BMW M5 BMW・M社は本来はBMWのモータースポーツ部門を担当する子会社。現在ではBMWの市販車をベースにした高性能車作りに力を入れている。独自のデザインや高級な素材を採用し、メカニカルなチューニングを施すことで、特別なBMW車としてのMモデルを作っている。M3は4代目モデルが2007年8月に発売。V型8気筒4.0リッターの強力なエンジンを搭載し、6速MTと組み合わされる。CFRP製のルーフにより軽量化が図られた。セダンは2008年3月に追加された。同年6月にはM3にM DCT車が追加設定され、10月にはM3セダンのデザインを変更し、クーペと合わせて装備を充実化。11月にはクーペに最新のカーナビとiDriveを採用するなどの改良を行った。M5は2004年10月の発売。迫力ある外観スタイルを採用するとともに、F-1直系ともいえるV型10気筒5.0リッターエンジンを搭載。507psのパワーを発生し、7速SMGとの組み合わせ。2007年6月にはデザイン変更や装備の充実化を行った。2005年12月から納車が始まったM6と2006年9月から受注が始まったM6カブリオレは、6シリーズをベースに存在感のあるエクステリアを採用し、M5と同じV型10気筒エンジンを搭載。7速SMGが組み合わされる。カーボン繊維強化樹脂や熱可塑性樹脂などを使うことで軽量化を進め、優れた加速性能を実現した。2007年11月にはM6クーペ/カブリオレの装備が充実化された。
2012年01月10日
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わが家のクルマは、4台続けてSUBARU車ではありますが・・・今日は、わが家コレクションのミニカーSUBARUをご覧いただきます。 これらのミニカーは、SUBARUディーラーで戴いたものばかりのはず。自分で買ったものはありません。ですから、このようにSUBARU社箱に入っているのです。これを箱から取り出してみましょう。まずは、 これはBH型のレガシィ・ツーリングワゴンです。この白に乗っていました。ただし、ミニカーはターボ仕様ですが、わが家は6気筒、3000ccでしたね。ハイオク仕様で燃費が悪かったのです・・・実に。でも12万キロ走りました・・・ そして、 ピンが後ろに寄っています。これはBL型のレガシィ・B4ですね。これは、今のインプの前に乗っていました。ミニカーは黒ですが、わが家B4は濃いグレーでしたけど。 BL型スバル・レガシィB42.0i-Bスポーツ・リミテッドそして インプレッサです。しかし、このミニカーは新型(現行)インプレッサのハッチバックSPORTSです。わが家のインプはひとつ前になるGH2型です。新型インプレッサのウリは、何と言っても新型BOXERエンジンです。高性能で省燃費、しかもSUBARUらしい味付けです。小さな1.6Lエンジンは特に優れているようです。 このインプ、ミニカー・・・実は今日、ディーラーへ出かけたときにもう一つ戴いてきました。ですから二つあるのです。 二つを並べるとこうなりますね。以上、ミニカー コレクションでした。 撮影はiPhon4でした
2012年01月09日
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これは2011年7月に、ISMプレミアムカーに載った記事です。 既報ですが、改めて記事にそのプレミアムさが滲み出ています。 マセラティ ジャパンは4日、ニューモデル「マセラティ グラントゥーリズモ MCストラダーレ」を発表した。マセラティの量産市販車史上、最速となる最高時速300km/hを誇る2シーター・クーペで、価格は2,112万5,000円。モデル名に冠された「MC」は、マセラティのモータースポーツ部門「マセラティ コルセ(Maserati Corse)」に由来する2文字。最新鋭のレーシングテクノロジーに裏打ちされた走行性能が魅力の1台だ。 グラントゥーリズモ MCストラダーレ搭載されるパワーユニットは、排気量4.7リッターのV型8気筒エンジン。スケールはベースとなるグラントゥーリズモSと同一だが、パワー/トルクはそれぞれ引き上げられており、最高出力331kW(450PS)/7000rpm、最大トルク510Nm(52.0kg-m)/4750rpmと、シリーズ最強のスペックを実現。最高時速はマセラティ量産市販車初となる300km/hの大台に到達、加えて0-100km/h加速性能も僅か4.6秒と強烈だ。 大胆な軽量化もグラントゥーリズモ MCストラダーレの大きなトピック。2シーター化による内装装備の簡素化や、軽量アルミホイールの標準装備、さらにマセラティ史上初となるカーボンセラミックブレーキの採用などにより、その車重は現行マセラティでは最も軽量となる1670kg(欧州仕様)にまで抑えられている。 パワフルになったエンジン、ウェイトをそぎ落としたボディに合わせるように、シャシー性能も一段と研ぎ澄まされた。サスペンションは、車高・ロールスピードの最適化が行なわれた専用品で、足もとに履くピレリ製タイヤも同じく新たに開発された専用スペック品となる。さらに、6速2ペダルMTであるMCシフトの変速スピードを僅か60ミリ秒まで追い込むなどした新ドライビングモード「レースモード」も搭載する。 エアロダイナミクス面も強化。マセラティのレース専用車両にも通ずるダイナミックな形状のフロントバンパー、サイドのミニスカート、リヤスポイラーはMCストラダーレのスタイリングを特徴付けるだけでなく、特に高速域での空力性能向上に大きく貢献。車体を下方向に押さえつけるダウンフォースはベースモデル比で、フロント25%、リヤで50%アップしているという(200km/h走行時)。 グラントゥーリズモ MCストラダーレは現行マセラティのライナップの中にあり、レースモデル直系のDNAを最も色濃く味わうことのできる、シリーズきってのスーパースポーツモデルと言える。国内デリバリーは9月より開始される予定だ。
2012年01月08日
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新年最初のシリーズ美女ナビ、今回はアメ車 キャデラックのスポーツセダンです。 記事はMSN自動車からです。 第21回は、「2011年ミスインターナショナル」ファイナリストのモデル、橋本智美さんが葛西にあるキャデラックのショールームにやってきました。存在感のある真っ赤なスポーツセダンを前に、興奮気味の彼女です! CTSは、主に若い人に向けてつくられたスポーティーなセダンなんですって。キャデラックブランドの中ではボディもコンパクトな方だというけれど、十分迫力があります! 大型のグリルが印象的なフロントマスクは、キャデラックの共通デザインなのだとか。ランプと一体化したブレーキ冷却用のエアインテークなど、スポーツ×デザインがうまく融合されていますね。 ルーフとサイドパネルの接合には、レーザーブレージングという先進技術が使われているんですって。なめらかに仕上がるだけでなくて、ボディ剛性の向上や軽量化にもつながっているそうです。 シャープなボディや縦型ランプなど、リアのデザインはどこかクラシカルなイメージ。それで走る性能も高いっていうのは、良いギャップを持ったクルマですね! エンジンには、直噴方式のV型6気筒という最先端のものが採用されているそうです。燃費を向上させるエコな仕組みなのだとか。迫力あるビジュアルながら環境にも気を使っているなんてステキ! 車体は前後約50:50のバランスのいい重量配分でつくられているんですって。最新の技術を搭載しながら、ボディ自体も、走るための基本性能が高められているんですね。 クロームメッキのメタリックな光沢や、落ち着いたウッド調がアクセントになった上質なインテリアは、ずっと乗っていたくなるくらい心地いい雰囲気! 3重のドアシールや防音材など、遮音性を高めるための工夫がたくさん凝らされているのだとか。スペースも広くて居住性抜群! サンルーフを開けて外で走ったら気持ちよさそう~。
2012年01月07日
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この新しいクルマ、話題としては出ていましたが・・・実写フォトは初めてですね。国産車最高峰LFAの流れを汲むスポーツクーペですね!実に贅沢なクルマです。 記事はCar Watchからです。 レクサス(トヨタ自動車)は1月4日(現地時間)、「2012年北米国際自動車ショー(デトロイト・モーターショー)」(一般公開日:1月14日~22日)で公開するハイブリッドスポーツクーペのコンセプトモデル「LF-LC」の画像を公開した。 LF-LCは2+2レイアウトを採用する、ハイブリッドカーのスポーツクーペ。パワーユニットのスペックは非公開だが、レクサス・ハイブリッド・ドライブにより走行性能と燃費を高度に両立するとしている。
2012年01月06日
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これはCar Watchに載った、まるも亜希子女史の海外レポートですね。 CITROEN、DSシリーズの上位車DS5試乗記です。 1度見たら忘れない印象的なエンブレムは、創始者のアンドレ・シトロエンが最初に起こした事業で生産していた、山形歯車がモチーフになっている。たまたま目にした歯車の精巧さに感激し、すぐにライセンスを取って生産を始めたというから、やはりシトロエンの原点は革新的技術を重んじるところにあるのかもしれない。 しかし一方で、クルマ造りを始めてからのシトロエンは、その広告戦略のユニークさでも知られるところとなった。1920年代に、パリサロンの日に飛行機を使って大空にシトロエンの文字を描いたり、エッフェル塔に25万個の電球でシトロエンの文字を光らせた話は有名で、その独創的なアイデアは生み出されるモデルたちにも通じているようだ。あれから90年が経った今、シトロエンが新たに打ち出した革新的で独創的な別ラインが「DS」シリーズである。ぶっちゃけて言えば、日本ではシトロエンは少々マニアック路線で、クルマの酸いも甘いも知り尽くした人が乗るようなイメージができあがっているが、DSシリーズはそうではない。あくまでモダンなプレミアムカーとして、優雅でちょっと個性的なブランドを求めているような人々こそ、歓迎したいユーザー層だ。すでに日本で発売されている、DSシリーズ第1弾の小型ハッチバック「DS3」と、第2弾の小型クロスオーバー「DS4」は大人気で、とくに限定モデルのDS3レーシングは、あっという間に完売したらしい。購入層にはドイツ車や国産車からの乗り換えも多いというから、狙いどころはバッチリだったわけだ。そして2012年の夏頃、日本に導入予定なのがDSシリーズ第3弾にしてミドルクロスオーバーとなる「DS5」である。すでに2011年の上海ショーで披露され、欧州などでは販売開始されている。11月初旬、パリのシャンゼリゼ通りにあるシトロエンのショップを訪れてみると、すでに大々的に展示されて注目を集めていた。そんなDS5に、南仏ニースで試乗してきたので報告したい。 じっくりと対面したのは、秋風の吹く海辺の瀟洒なホテル。シャンデリアの下にたたずむDS5のスタイリングは、もはやアート作品の域に達していた。見たことのない曲面、プレスライン、ガラスの形状が奇跡的な塊となって、思わず惹き付けられてしまう。シトロエンが言うところの「クリエイティブ・テクノロジー」とはこういうことかと、深い感銘を受けた。このDS5のベースとなったのは、かねてからコンセプトカーとして披露されていた「C Sport Launge」というモデルだ。シトロエン流のグランツーリズモを創り出す目的が、量産車として現実となったのがDS5である。彫刻のような立体的なボディラインの中に、長い剣のようなクロムラインがヘッドライトからサイドへと伸び、ルーフとリアウインドウが溶け合うかのような、不思議なリアビューなどが散りばめられている。 インテリアにもそれは貫かれ、宇宙船のコクピットのようなインパネや、腕時計のベルトのような「ウォッチストラップシート」といった斬新な発想に、こちらはワクワクさせられっぱなしだった。と同時に深く染み渡る上質感にも驚く。例えばそれは、バイエルン最高の雄牛の革を使うなど、素材を厳選するところからスタートしているという。改めて、名ばかりのプレミアムではないことを実感させられた。さて、パッケージングにもシトロエンの独創性は冴え渡る。実はDS5は、プラットフォームを「C5」と共用していない。DS4と同じ「プラットフォーム2」をストレッチして使うことにより、「プラットフォーム3」を使うC5よりも全長は265mmほどコンパクトだ。ゆえに、マニアックな人が“シトロエンと言えば”的に好むサスペンションシステム「ハイドラクティブ」は搭載されていない。それが吉と出ているのか否かは試乗で確かめるとして、室内のゆとりは大人5人が十分にくつろげるものとなっていた。とくに頭上はかなり余裕があり、ラゲッジスペースも通常で468Lと、ワゴン車並みを確保。収納も多彩で、USB端子や保冷機能など使い勝手はかなり優秀だ。このあたりは頻繁に長距離ドライブをする“バカンスの国”のクルマらしい。 今回、試乗車として用意されたモデルのパワートレーンはすべて直列4気筒エンジンで、1.6リッターガソリン直噴ターボが200PS+6速MT、156PS+6速ATの2種。ディーゼル直噴2リッターターボ+モーターの「ハイブリッド4」が2ペダルMT「EGS」となっていた。最初にドライブしたのはハイブリッドモデルで、ニッケル水素バッテリーを搭載し、リアにインホイールモーターを採用する4WD。始動スイッチを押すと、まずはEV状態で発進し、とてもなめらかにスーッと加速していく。少し強めに踏むとエンジンがかかり、緩めるとまたEV状態になる。積極的にモーターを使う感覚だ。ハイブリッドにありがちな地面をすべっていく感じではなく、ガッシリとした剛性感と接地感があるのが“クルマっぽい”。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンク。タイヤが19インチだったので、よりガッシリ感が強かったのだろう。 次に156PSのガソリンモデルに乗り換えると、ハイブリッドに負けないほどの静かさにまず驚く。低回転からしっかりトルクが出て、ターボ特性もとてもなめらかだ。こちらはFFで、サスペンションはフロントが同じでリアがトーションビーム式になるが、リア追従性が高く塊感のある挙動で、市街地も山道もキビキビと楽しめた。実は高速道路も渋滞もたっぷりと体験したのだが、どこでもストレスなく走れたのはニースの美しい景色のせいばかりではないはずだ。そしてもうひとつのガソリンモデル、200PSは6速MTだったこともあり、山道では積極的にブン回したくなるほど面白かった。しかも、高速域でののびやかさにも余裕があり、クルージングがさらにラクだ。どのモデルも、後席での乗り心地が不快に感じることはなく、ハイドロとはまた違ったシトロエンの世界だった。既存のメカニズムに固執せず、時には脱ぎ捨てることで成功する一例である。たっぷりとDS5に試乗した後、ライバルとなるモデルをあれこれ思案してみたが、今もって名前はひとつも浮かんでこない。 もしボディサイズやユーティリティでかぶっていたとしても、スタイリングで互角に闘えるモデルは見当たらない。日本導入は今のところ156PSモデルのみの予定となっているが、それでもしっかりとシトロエン流グランツーリズモとしての役目は果たしてくれるだろう。長い歴史を革新、独創と共に歩んできたシトロエンの精神は、しっかりとDS5にあふれていた。
2012年01月05日
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雑誌ENGINEのサイトが、こういうタイトルの記事を掲げています。12人の、主に自動車評論家や編集者たち審査員による投票結果でランキングを付けているのです。副題は「自動車のプロがホントに欲しいクルマ・ランキング」です。ランキングは100位まであります。時期は2011年11月時点です。 ちなみに、国産車で最も高いのは15位にマツダ・ロードスター、24位に日産リーフ、25位にトヨタ・FJクルーザー・・・ わがスバルは63位にインプレッサSTI-WRXたった一台のみ・・・ 上位のみ付してみます。10位はアウディR8FSIクアトロ、83pt。 9位はポルシェ・ボクスター・スパイダー、88pt。 8位はフォルクスワーゲン・ポロTSIコンフォートライン、88pt。 7位はポルシェ・ボクスター、105pt。 6位はベントレー・ミュルザンヌ、109pt。 5位はルノーメガーヌ・ルノースポール、121pt。 4位はポルシェ911カレラ、124pt。3位はメルセデスベンツC200ブルーエフィシエンシー、159pt。2位はフィアット500ツインエアー、165pt。 そして、1位はフェラーリ458イタリア、172pt。
2012年01月04日
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これはCar Watchの新年初日記事に載りましたね。 JAGUARとしては、小さめのEクラス車となるXFの新型です。 ジャガーXFは、現在のジャガーのラインアップではもっともローエンドとなる大型セダン。2009年にデビューしているが、2012年で大きくフェイスリフトを受けた。フロントの特徴はヘッドランプ形状の変更で、従来は円形を強調した形だったが2012年モデルはXJに似た“細目”に変わり、白色LEDによるポジションランプで“J”の字を表す「Jブレード」としたこと。 テールランプはLEDをより多く採用したタイプとなり、形状もわずかに変更を受けたほか、点灯時のランプ形状が大きく変わり、より個性的な点灯パターンとなった。 インテリアでは、XFの特徴でもあるエンジンONで開くエアコンのルーバーやシフトダイヤルのせり出しなどはそのままに、細かなデザイン変更を受けている。運転席に座るとすぐ分かるのがメーターパネルのデザイン変更。2連のアナログメーターとマルチディスプレイを中央に配置するのは変わらないが、ディスプレイの表現力が上がり、アナログメーターのカラーリングを変更、より現代的な印象のものとなっている。 フロントエンジン・リアドライブのメカニズムに大きな変更はない。エンジンラインアップはV型6気筒3.0リッターとV型8気筒4.0リッター、スーパーチャージャー付きV型8気筒4.0リッターの3タイプで、電子制御6速ATという組み合わせはそのまま。2012年モデルでは、新型のディーゼルエンジンと8速ATを搭載したニュースもあるが、どちらも日本市場には導入されない。 なお、ローエンドとは言え、ボディーサイズは大型そのもの。 4,975×1,875×1,460mm(全長×全幅×全高)で、5mに迫る長さと1900mm近い横幅の大きさが際立っている。V型6気筒エンジン搭載車の重さは1,750kg。 撮影車はV型6気筒3.0リッターエンジンを搭載する「XF3.0 プレミアム ラグジュアリー」で、価格は6,940,000円。これにエアロダイナミックパック、ガラスサンルーフ、20インチホイール、スポーツインテリアパック、Bowers & Wilkins 1200Wプレミアムサウンドシステムなどのオプションを追加している。
2012年01月03日
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BRZ・・・フム!エッと!新年から、こりゃ話題性は十分にありますね・・・ 記事はレスポンスからです。 広島三越と広島スバルは、2012年新春企画として、富士重工業とトヨタ自動車との共同開発車、スバル『BRZ』を201万2000円で購入できる特別価格購入券を用意した。 広島三越1階特設コーナーでは発売前のBRZを展示し、応募を受け付けている。車両展示と応募は1月5日までで、抽選で2名が特別価格でBRZを購入することができる。
2012年01月02日
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2012年、今年はよい年でありますように・・・ BENTLEYコンチネンタルGT-V8です。はっきり言って、趣味のクルマ以外の何者でも無いです。 記事はレスポンスからです。 ベントレーは21日、『コンチネンタルGT』に新たに8気筒モデルである『コンチネンタルGT V8』を追加し、日本で公開した。 ベントレージャパンマーケティングPRマネージャーの横倉典さんは、このモデルのポジショニングについて、「12気筒モデルと比べて、より若くアグレッシブで外交的なユーザーを想定しています。クルマ自体もそのようなユーザーのために12気筒モデルよりもさらにスポーティでダイナミックな味付けがされ、また、価格の設定も12気筒モデルより少し安くなる予定です」とし、「競合車からの乗り換えや、スポーツカーを好む新規ユーザーがこのクルマに興味を持ってもらえるのではないか」と分析する。 外観上の違いについて横倉さんは、まずフロントグリルについて、「12気筒はメッシュグリルを採用しているのに対し、V8はブラックグロスのラジエーターグリルで、縁取りと真ん中の棒だけがクロームメッキされています。グリルを黒く塗ったことで、よりスポーティで精悍なスタイリングになっているのです」。他にもフロントロワーバンパーのサイドの2つはよりワイドで大きくなっている。 他にも、テールパイプは8の字型(12気筒モデルは楕円型)となり、リアのエキゾーストパイプの間にあるロワーバンパーバランサーは、12気筒はボディ同色に対し、V8は黒く塗りつぶされた。これらもスポーティで精悍なイメージを作り出しているという。 また、ベントレーのエンブレムであるウイングドBは、V8では赤で塗られる(12気筒モデルは黒)のも大きな識別ポイントだ。 このV8モデルのデリバリーは来年度の第3四半期7月以降から随時日本へ導入される予定だ。 価格は2012年に入ってから正式に発表される予定。横倉さんによると、「これまでベントレーに興味のなかったユーザーにとっても魅力的な競争力のある価格の設定を考えています」とした。 デリバリーは2012年の第3四半期の予定だ。
2012年01月01日
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