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同じスーパー・スポーツ車の中でも「水平対向」エンジンを積んだPORSCHE車には、何ともいえぬ親しみと共感を感じます。この記事はイズム・コンシェルジュ2011年8月の記事からです。
ポルシェAGは8月23日、新型911シリーズ「カレラ」「カレラS」の写真を公開した。911シリーズのフルモデルチェンジはおよそ7年ぶり。9月13日より開幕するフランクフルト・モーターショーにおいて、ワールドプレミアを飾る。 新型911シリーズは、ボディストラクチャーを刷新。従来までのスチールモノコックに代わり、スチールとアルミニウムを組み合せた新構造シャシーが採用される。これにより、剛性面でのアドバンテージを獲得しながらも最大で45kgにも及ぶ軽量化を実現した。 また新シャシーの採用に合わせ、ホイールベースを100mm延長し2450mmとしている。ホイールベース値の大幅変更は、実に2世代ぶりのことだ。 エンジンは、カレラが最高出力350PSの排気量3.4リッターユニットを搭載。ハイパワーモデルであるカレラSには、最高出力400PSを誇る排気量3.8リッターユニットが与えられる。カレラ用ユニットは先代比200ccの排気量減となるダンサイズユニットだが、最高出力は5PS向上。カレラSは排気量こそ変わりないとなるものの、従来モデル比15PSのパワーアップを示している。 トランスミッションにはおなじみの7速PDKに加え、世界初となる7速マニュアルトランスミッションが設定されるというから興味深い。また、カレラSにはコーナリング中のトラクション性能をより高めるアクティブ・ロール制御機構「ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)」が装備される。 これら新パワートレインの搭載に加え、アイドリングストップシステムやエネルギー回生機構、新型エレクトリックパワーステアリング、コースト走行機能(PDK仕様車)などを採用することで環境性能を大幅に進化させている点も見逃せない。燃費性能面ではカレラが8.2L/100km(約12.2km/L)、カレラSが8.7L/100km(約11.5km/L)と両モデルともに9L/100kmを切る水に達しており、それとともにCO2排出量も大きく削減。特にカレラはポルシェのスポーツカー史上、初めて200g/kmを切る194g/kmまで抑えられている(カレラSは205g/km)。 エクステリアはひと目でポルシェ911とわかる伝統のスタイリングが継承されているが、前輪トレッド(左右タイヤ中心間の距離)のワイド化によりボリュームが与えられたフロントフェンダーまわり、より低められた車高、新しい意匠の前後LEDライトユニットなどのディテールは明らかに世代の移行を感じさせる。また、ドアミラー取り付け位置をドア上端部へ変更。これは主にエアロダイナミクスを重視してのものだが、旧来からの911ファンには懐かしいディテールでもあるだろう。 インテリアは、フロントに向かってせり上がるセンターコンソールの高い位置にシフトレバーを配置するなど、カレラGTのコクピットをモチーフとした仕立てとなっているのが特徴だ。 新型911シリーズは、12月よりヨーロッパで販売が開始される予定。価格はカレラが8万8038ユーロ、カレラSが10万2436ユーロ(ともにドイツ本国価格)と発表されている。
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