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記事はWeb CG、レポートは渡辺敏史です。
数台用意された試乗車のうち、首尾よくGTグレードをゲットすることに成功。が、新しくなったとはいえS4、登場1年未満にしての年次改良ゆえ、当然ながらその外観に違いはない。履いているタイヤもダンロップの「SP SPORT MAXX 050」なら、そのサイズも225/45R18とまったく同じだ。ちまちまとインテリアをみても、意匠や加飾の面で変化は感じられない。個人的には、見続けているとちょっと切なくなるカーボン風味のプリントを施した化粧パネルもそのまんまだ。 おいおい、なんか違うぞこれ。それは“既納”のユーザーだけでなく、従来型をディーラーで試乗したという方にもわかるほどの違いであるはずだ。 最もわかりやすいのは、目地段差やマンホール設置部の微妙な凹凸など、人為的な施工でできた路面変化を通過するときだろうか。従来型はパシッという確かな受け止め感とともに車体を細かく上下させていたが、新型ではドシンとアタリが鈍くなり、上屋の動きも軟質に感じられる。もちろん、残響がほぼ感じられないほど動きはしっかり収束するのだが、乗り味は明らかに角が取れた。それは不等間隔で左右に続く路面のうねりや、大型トラックが頻繁に通る道路の停止線付近に多い、細かいピッチのウオッシュボード的な凹凸においても同様の印象で、完璧ではないにせよ、それらをいちいち拾っては忠実に上屋を揺するようなフィードバックが丸く収められている。 日常域の全般でフラットライドとまでは言わないが、以前は100km/hの向こう側からが本領だろうと思わせるものだったサスセッティングのフォーカスが、70km/h向こうくらいからに改められたという印象だ。つまり、「日本の高速巡航速度でもライバルとおぼしきモデルに引けをとらない快適性は担保できたかな」という仕上がりになっている。
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