和歌山、回想
僕の実家は和歌山。
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まあ、大阪に居たことが長いから、
「どちらのご出身？」
とか聞かれると、
とっさに
「大阪です。」
って答えちゃうんだけどね。
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で、今日は和歌山の話題。
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和歌山の市内で生まれ、
小学校２年のとき、郡部へ。
貴志川（きしがわ）っていう町なんですよ。
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山や田んぼや畑や川や、
そう、
貴志川町に流れるまさしく貴志川っていう川は、
あの紀ノ川の支流。
よく川釣りにいったもの。
よく釣ったのはフナで、
もちろんキャッチ＆リリース。
でも時期によっては鮎なんかも釣れちゃって、
その場で簡単に捌いて
火をおこして食べたりした。
これって、中学とか高校の頃ね。
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家の周りはといえば、
春はモンシロチョウなんかが普通に居て、
レンゲ畑や、道端の菜の花を飛び交ってる。
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そして小川には、
メダカの大群。
まさしくメダカの学校だね。
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初夏には ホタルだね。
特別な所に行かなくても、
ウチの網戸なんかにくっついてたりする。
網戸といえば、
カブトムシなんかも飛んで来たなあ。
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秋には赤とんぼだね。
ほんとに夕焼けに映えて、
もう頭にあたりそうな高さで
何百匹もの赤とんぼが行き交う。
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ウチは小山に面していて、
数十メートルくらいの距離に
自然の柿の木が並んでて、
そのへんにある枝に手を加えた道具で、
その実を採ることができた。
さらに少し踏み入れば、
栗の木もたくさんあって、
こちらはムリに木から採らなくても
木の根っこあたりにたくさんイガグリが落ちてる。
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そんな環境には感謝だな。
今の僕は、
田舎より都会の生活が好き。
だけど、
そうやって育った経験、
心の中には ちゃんとしまってあるよ。
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