総資産1億円への道(あらゆる技を駆使します!)

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推奨銘柄情報の落し穴




☆毎週、土曜か日曜は株式ネタ。
 というわけで本日は「推奨銘柄情報に惑わされるな」。

 よく、株の雑誌であったり、
 あるいは株の有料情報の広告であったりで、
 毎週何らかの銘柄を買い推奨し、
 その結果を次のように宣伝しているものを見かけます。

銘柄 推奨日 推奨時の株価 その後の高値 上昇率
A電機
5/3 3,210円 4,020円 25.2%
B商事
5/3 227円 244円 7.5%
C工業
5/10 458円 602円 31.4%
D運輸
5/24 122円 138円
13.1%
E銀行
5/31 1,522円 1,648円 8.3%


 一見、「うおぉ~、これはお得だ~、いい情報だ~」
 と思いがちですが、
 この情報を信じるにはよくない点が3つあります。
 さて、それはどんなことでしょう。
 (もっとたくさんあるかもしれませんが)


 **** THINKING TIME ****


 見つかりましたか?     


 1つは、毎週推奨していながら、
 ここに載っているのは毎週ではありません。
 おまけに週によって、数も違います。
 (5月3日は2つありながら、他の週は1つ。
  おまけに5月17日が抜けています。)

 なぜか、
 結果的に好成績だったものだけを取り上げ、
 いかにも、推奨するものは全て上がりまくり、
 みたいな感じで都合よく宣伝しているだけだからです。

 推奨した銘柄全てについて、
 漏らさず載せてあれば完璧でしょう。


 2つ目、
 「その後の高値」って、
 そりゃ、推奨時よりも高い株価があるのは当たり前。
 逆に、今が一番高い株価で
 これから下がる一方なんてのを当てる方が難しい。

 だいたい、株価の高値なんて結果的に分かるものでしょう。
 一番肝心でかつ誰もが悩むのは、
 「いつ売るべきか」です。
 実際にその後の高値のところで売るなんてことは、
 不可能であり、
 本来ならば、「売り推奨をしたときの株価」と
 「その後の高値」の併記をしなくてはなりませんよね。
 (まぁ、ボロが出るだけなので、
  そこまで勇気のある業者はないと思いますが)


 その3
 ベンチマークがなければ、
 この推奨はよい成績なのかどうか分かりません。

 この期間中、日経平均やTOPIXが上がりまくっているのに、
 それを下回っている成績があるかもしれませんよね。
 絶対値でプラスでも、相対的にマイナスであれば、
 それははっきり言って、何ら優秀でもありません。

 推奨時の株価と日経平均かTOPIX、
 売り推奨時やその後の高値、または現在の株価と
 それに対する日経平均やTOPIXがあればベストでしょう。


 どうです?
 こんなインチキ推奨業者や雑誌にダマされてはいけません。
 気をつけましょう。


 ではでは。


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