ホテルは、シャルジャにあり中級の感じで、NOVA PARK HOTELという名前だった。 朝が早いのに、NTaさんはわざわざロビーまで出てきてくれ、7時まではチェックイン出来ないので、そのままロビーで時間を過ごした。簡単な打ち合わせをして、私はチェックインを済ませRm413に荷物を下ろした。 一応賄いが出来るとのことだったが、什器などはなく、とても自炊する気にはなれなかった。
KWIKを使うという審査のPre-Qualification Meetingは終わっているようだったが、仕事を開始する正式依頼の、Kick off Meetingはまだ開かれていなかった。 KWIKの連中(といっても、Ownerとシャビール氏だけ)が横浜に出向きKick off Meetingを済ませたのは、私が赴任してだいぶ経ってからのことであった。
後で、大もめになるが、このときはまだP/O(Purchace Order:注文書)は発行されておらず、L/I(Letter of Intent:内示書)だけしか発行されていなかった。 従って、このときはTSEからあふれた、840トンを千代田を信用して、KWIKが引き受けているという見切り発車の形だった。