吉雄の雑記帳・メモ

September 6, 2008
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カテゴリ: 環境・エコ・活動
「地球にやさしい」というキャッチコピーって、
変だなって常々思うのです。

地球上の生き物が滅びようと、地球は死んだりしないので
「人間が生やすく、心を痛めない環境」というものが
目標だと思っています。

人間以外の動物のためというものも、ゴキブリの環境は良くしようと
思わないのですから(思ってる方もいるかもだけど;)
やはり、人が住みやすい地球にしよう、それがいまある程度いいとおもうなら、
維持させよう。そんなものではないかな。


実際は無駄使いをしてしまうことになるなら、人に不信を与えると思う。
紙のリサイクル、そしてリサイクルの偽造なんて言うものはもってのほか。

不信のある環境は人間にとって嬉しいものではないので
環境が悪化したといっていい。

買えば買うほど環境がよくなり、捨てれば捨てるほど
環境が良くなるとは思えない。
エコバッグ(エコって名前が頭につくのもちょっと鼻につくけど)もまた、
それを持つことが、自分にとって快適なら
(手が痛くないとか、破れない安心とか、肩にかけられるとか)
良いと思うのですが、不便なものを大量に買うなら
レジ袋持っていってほしい。


レジ袋は敵ではない。

前の雑記にも書いた割り箸も、間引くために割り箸だったとしても
じゃんじゃん使おうというのは、やっぱり変。
長持ちしない端材なら割り箸にするのもアリだけれど、
それが最善の形ではない。

どうやったらいいのか考えないで盲信してはいけないだろう。

節約=エコえはない という考え方もあるけれど、
私はやはりエコだと思う。
お金を稼ぐのもまた、お金=エネルギーと言っていいほどエネルギーが掛っている。

毎日の日々の楽しさがないのであれば
それは「人間が生きやすい環境」なのかというところで疑問だ。

もちろん意味のない節約行動もたくさんある。
でも、消費生活ってなぜか心が消耗する。
ゴミがいっぱいの状況は、心が痛む。

もっと丁寧に生きられないのかなって、おもう。

エネルギーや資源をただ使わないのが「環境に優しい」というのなら
人間がいないほうが環境に優しい。という極論に達する。

でも、「環境が良くなってほしい」と思うのは人間だ。
環境に優しいために大量殺戮、ってどう考えても環境に優しくない。

水を大切にしようと言って、水洗トイレを止めないのは
不潔やそれに伴う病気があるほうが、環境に悪いからではないか。

電気を使わないようにしようといって、
暗い部屋で本を読み、目の為に治療費を払ってみたり
つまづいて、怪我することは、環境に優しくないというのは
誰でも想像つくことではないかと思う。

安全に生活できることは、「環境に優しい」。

煙草は、すきずきなので分煙するのはいいんだけれど
エスカレートして差別にも似た、嫌煙活動はおかしいと思う。
喫茶店でもとても換気の良くないところ喫煙ルームがある。
なんで窓際や外に近いほうにないのかとても不思議な場所は沢山ある。

煙草を吸うことは、「悪」ではないよ。
違法でもないし。
体に悪いというからやめろというお節介でも
今すんなり止められないものを常に言われ続けるのは
「環境に良くない」と思う。
「火をもってる」んだから、気をつけてほしいとは思う。

煙草の煙よりも、車の排気ガスがどれほど悪いかは
みな気が付いていても、「嫌排気ガス」は言わない。

車にどのぐらい犠牲を払っているか考えると
たいがいの悪いと思えるものと死傷者数を比べてもらうだけで十分。
オイルのために食べ物をくべはじめたら
なおさら、間接的に被害は増す。

でも、だから不便な道を延々歩いてほしいわけではない。
重い荷物を人が担いで歩いてほしいと思わない。
路上駐車対応だとしても、宅急便の方は仕事で使うのだから、
車を止めて雨の中荷台を押すのはおかしいと思う。

人を押しのける車の運転をする方が、人に与える不快は
半端じゃないと思う。
丁寧に走っていても横を歩く人は、危険。
それに加えて、どけどけーと走っているなら、なおさら。

でも、車は「悪」ではない。

人が住みよい環境、それに加えて、人が心も住みよい環境かどうかが
「環境に優しい」と言っていいのではないかと思う。
自分が楽しく住みよい環境でも、
親兄弟、友人、知人、はたまた北極のクマでも、
不幸であろうとおもうなら、人は心から住みよい環境と思えない。

人を轢くかもしれない危険な道は、運転手にとっても環境が悪い。
轢かれたくないなら車に乗れ。って言ってるのかな?と思うことも思う。
それは、車のようなものに乗り守られないと
人は外を歩けないということにならないかな。

それって、良い環境かな。

親に言われた「物を大事にしなさい」それを子についでいく。
そして本当はどうなんだろうと、常に考えていく。
間違った方法をとってたとしても、
もう後には引けないなんて思わないで、あとにひこうよ。

自分にとって良い環境ってどんな環境だろう。





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Last updated  September 6, 2008 12:37:55 PM
コメント(14) | コメントを書く
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それを使うのは人間だから  
akira さん
お久しぶりです。(一番乗りかな~)

私は「エコ」と「地球温暖化」は分けて考えたいなーと思っています。今の日本の議論だとエコ=地球温暖化防止のようになっている気がします。

吉雄さんがおっしゃるように
人が生きる環境を良くしよう=エコ
に賛成(^^)V

>エネルギーや資源をただ使わないのが「環境に優しい」というのなら人間がいないほうが環境に優しい。という極論に達する。

これね、うちのお嬢が言うのですよ。
結局、地球のため(地球環境や他の生物のため)には、人間が滅ぶしかないんじゃね?って。
これを聞くと胸が痛くなります。
(September 6, 2008 07:14:11 PM)

地球に優しい  
ちぎれ雲  さん
もう、20年も前から使われているコピーですね。人が経済活動をする限り、地球は傷み続けますよ。引くに引けない状況になっているのでは? そのコピーでさへ、企業のコピーですから。 (September 6, 2008 08:14:19 PM)

Re:地球に優しい(09/06)  
遼 銀河  さん
人は大雑把にいってしまえば身勝手な生物そのものに違いないと思いますが、多くの人間の中にはその身勝手さに気付き、それではいけないと言う人が現れてきたことも事実でしょう・・・。

真に全生物の共存を謳う人がいるかどうか私は知りませんが、生物界は一方が生きれば一方が死ぬと言う幾多の局面を経てきたと言うことも事実ではないかと思います。

したがって現在まで、と言う括りで言えば、生物は己が生きるということに関し、宿命的に身勝手なものであると言えるし、それを否定すると、末裔としての自分の存在を否定しなければならないのではないでしょうか?

シュバイツアーは自分の腕で自分の血を吸う蚊さえ殺さなかったと言いますが、眼に見えない生物であるバクテリアや細菌による病人を救う為や自分の健康の為に、一体どれくらいの細菌やバクテリアと言う生物を殺したのでしょう。

そもそも肉体では、己の意志が望もうがが望むまいが自分の生体に侵入する細菌やバクテリアなどの微生物は自己の生存に危険なものと識別されれば、容赦なくマクロファージや白血球、T細胞などにより徹底的に殺しまくられるのです。

そしてそれらの人にとって危険な生物も地球と言う閉鎖環境の維持にとっては必ずしも害だけをもたらすとは言い切れないものであることはほぼ明らかでしょう。

したがって、やはりそれぞれに現在を生きる個人にとって都合の良い環境を作ると言う、近視眼的かもしれない判断による選択を通して得られる「地球環境」と言うものを受け入れる。と言う形でしか実際には推移しないと言えるのでしょう。 (September 7, 2008 01:26:57 AM)

お金  
まろ0301  さん
 お金は必要だと思うのです。ただ、お金を稼ぎたいという欲望が強くなればなるほど自分らしさは失われていく気がします(こういう考え方をしているから貧乏なのでしょうが)。
 自分の欲望とどのように付き合っていくかはこれからの私の大切な課題になりそうな気がします。
 私も、「地球に優しい」という言葉は使った事がありません、どこか違和感があります。 (September 7, 2008 10:18:50 PM)

Re:地球に優しい(09/06)  
私はつい使ってしまいます。会社で雑紙集めをするのに都合のいい言葉なので。。ただ、使う人たちは「人間が生きられるような『地球』」に優しい~という意味で使っているんじゃないかって思います。人が滅びるような環境であっても地球はいたくもかゆくもなく存在し続けるという言葉を聞いたときは少しショックでしたけど。

江戸時代は循環型社会とよく言われますが、1年に使うエネルギーの量が1~2年の間に得られた太陽エネルギーで賄われていたということですよね。
そこまでは無理でも、それに近いことができないかな?と考えたりします。今ほどエネルギーを使わなくても人は生きられるのではないか?って・・・ (September 9, 2008 11:49:09 PM)

わたしたちは環境よりも健康になれない  
ぼたんの花  さん
わたしたちは環境よりも健康になれない

この言葉、どういう意味だかよくわからなかったのですが
地球環境が悪くなっているのに、人間の健康はそれ以上にはよくなれない、
要は、環境=健康 ということらしいです。
環境をどんどん悪くしたら、人間も健康ではいられない。
http://kikuchiyumi.blogspot.com/
きくちゆみさんのお話でした。

(September 10, 2008 12:05:38 AM)

Re:地球に優しい(09/06)  
『極論』には思わずギョッとしますが、例えば死体そのものを木の根っこに埋めたとする。
たちどころに木は腐ってしまうのだそうで、
自身は肥料にさえもならないのだと知って驚きました。

『節約』が叫ばれたのはあのオイルショックのほんの少しの間だったでしょうか。
節水ということも盛んに言われました。

車を走らせるための電気。。。確かに排気ガスは出さないにしても、
その電気は一体。。。?と考えると、やはり「歩く」ことが地球環境には一番優しいことになる。
でも、安心して歩ける道の存在は?というと、
そこのけそこのけ車が通る。みたいで。。。
歩行者に優しい運転は、教習所でも叩き込まれたはずなのに。

akiraさんのお嬢様が仰るように、また吉雄さんが仰ったように、
極論はそういうことだけど、大量殺戮なんて許せない!それはまた別の話。
ごめんなさい、話がまとまらないのでこの辺で。 (September 10, 2008 09:31:36 AM)

一番乗りありがとう!  
吉雄777  さん
akiraさん

人間は考える。ゆえに人間なのである。
地球のために人間が滅んだほうがいいと
思うのもまた、人間だから思う。

地球も森も、地球上の生き物は
「滅べー」なんて、思わないのです。

だから、人が悪いものというのではなくて
弱肉強食でもなくて、人が心を痛めるかどうか
それなのではないかなーと思うのです。

でも、娘さんが思うように
滅ぶしかないんじゃないかという考えに至るような
不思議なエコが蔓延してるのは事実ではないかな。

貴方の生活が間違ってる。と
言われているようなものではある。

高度成長期に日本の環境はすこぶる悪くなった。
それをかなり改善したと思うのです。
東京の空も、黒くない。

滅ぶしかないの裏には、あきらめと
とれるかもしれないけれど、
滅ばないために何ができるのかと
考えるきっかけや思考も含まれると思う。

ただ、なにやっても滅ばないと信じているよりはいいのかも。 (September 23, 2008 04:43:00 AM)

Re:地球に優しい(09/06)  
吉雄777  さん
ちぎれ雲さん

人間が住みやすい環境にするために
人間が住みにくい環境になっていく。

そもそも、地球は人間に過酷な土地である。
環境の変化にも対処できないけど
自分たちでも自分たちの環境を悪くしていくなら
人って不思議な生き物ではないかなと
おもっちゃいますね。

良かれと思ったことを選択していって
辛い環境になっていく。

もう後には引けないとかいう、自家製壁が
実際は「敵」なのかもしれないですね。 (September 23, 2008 04:55:11 AM)

Re[1]:地球に優しい(09/06)  
吉雄777  さん
遼 銀河さん
そうなんですよね。
そして、種の生存が続くように
さまざまな生物が知恵を絞って(対内的にも)生きている。

近視的だなとおもうのは、人は人ゆえに
生存不能の危機を、人がもたらしかねないという
怖さ、かな。

でも、もちろん、実際は生き続けるんだろう。
人は思ったより強いからね。 (September 23, 2008 05:09:57 AM)

Re:お金(09/06)  
吉雄777  さん
まろ0301さん
幼いころに昔話でさんざん聞かされる
欲への対処の仕方。

お金に目がくらんで云々。
昔も今も変わらないとしても、
こんなに口を酸っぱくして、先の人が語っても
欲に振り回されてしまうのかなって思います。 (September 23, 2008 07:00:54 AM)

Re[1]:地球に優しい(09/06)  
吉雄777  さん
つるひめ2004さん

そうですね。
痛くもかゆくもないというのは
イメージとしてあまりよろしくなかった
かもしれないですね。
しかし、地球と人間の世界は違うといいたかったのと
そもそもその「優しいか優しくないかの物差し」も
人間のものであるのですから。

エネルギーをあまり使わなくても動く仕組みも
いっぱい発明されてきましたね。
エネルギーをスムーズに取り出す方法もまたしかり。
今よりもっと無駄にエネルギーを使わないで
楽に生きられるように・・・かなりの楽観的見解かとおもいますが・・・
なるとおもいますよ。 (September 23, 2008 07:06:08 AM)

Re:わたしたちは環境よりも健康になれない(09/06)  
吉雄777  さん
ぼたんの花さん

過酷な環境に対応していく体。
自分の環境を急激に変えたら追いつけない体。
ゆるりと進めれば対応できる体。環境あっての人間で、
地球環境の一部である人間だものね。

そういえば、私が幼いころ、
何年以降生まれは長生きできないとか
そういう説がありましたね。
日本の環境がとても悪かった時代のこと。

まわりまわってやってくる。
環境よりも健康にはなれないでしょうね。 (September 23, 2008 07:10:11 AM)

Re[1]:地球に優しい(09/06)  
吉雄777  さん
まあちゃん9541さん

死体が山のようになっても、地球には優しいと
思えないところがまたいいですね。

もちろん「いい環境」というのは、
人が苦しくなく、無下に死なないこと。
だとおもうのです。

なので環境のために、大量虐殺(例えば戦争はいいこと)は
まさにナンセンスだと思います。

車のために電気を作り、電気のためにオイルを使い
核のために多くが被ばくをし病気が増え
やはり快適とはほど多い。
車を頼った家を買い、通勤時間と
移動費は家の価格に含まれる。とは考えない。
そんな、巡り巡ってくるものと
全体的にどうなのかって、考えてしまいますね。

今でも家賃を安くするために、お風呂なしにするより
銭湯へ払うお金と移動の寒さや不便さを
想定して考えるとお風呂ありがいいね。
というのは、一般的になってるとおもうけど。

必要だと思っているけど
または、よかれと思ってやってる事でも
本当は自分の自由を奪っていたり、
なくなったら楽になるものってあるのではないかな。 (September 23, 2008 07:20:01 AM)

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