Uo・ェ・oUくりんだよぉ~ん。爺じぃだよぉ~ん。

071~080

どじ丸物語(其の71)ボスはだぁ~れ??・Part2

「どじまるぅ~あ・そ・ぼ・、、、、」
私とどじ丸はよく相撲を取ります。
それには私のほうが強いんだと分からせる事も含めた、
どじ丸とのコミュニケーション、、、

“はっけよ~いぃぃぃぃ”

 わんっわんっ!!!

「わんわんじゃないでしょ!!お相撲なんだから、吠えない!!」

ぐわぉぐわぉ!!!

一生懸命向かって来ます。
袖口に噛みついて私の手を使わせまいと夢中・・・・・・
首を縦横に振って、、、、

「やめろよぉ~服が切れちゃうでしょ!!!」

そんな事をして遊んでいると、
必ずと言ってちょっかいを出してくるのが悪妻千加ちゃん。。。。。

「どじ!!!噛め!!襲え!!!」
「おとうちゃんをヤッツケロ!!!」

 わんっわんっ!!!

「だ・れ・に・ほ・え・て・る・の・?」
「さっき駄目だって言ったでしょ!!」

これは困ったという顔をして妻を見ています。

「おかあちゃんが許す!!やっつけろ!!」

わんっわんっ!!!

取っ組み合いの喧嘩になりました。
そんな時、私はどじ丸が降参するまで続けます。

きゃいぃ~~~~~~ん
「どうだ!!参ったか!!」

自分のハウスにこそこそっと入って水を飲み始めました。

「どじ丸!!襲え!!噛め!!吠えろ!!」

負けたと感じたどじ丸は妻の後ろに隠れて顔だけ覗かせています。

「どじ丸!!おとうちゃんをやっつけろ!!」

まだ、、、言っています。
どじ丸は妻の蔭から出てきては

ぐわぉぐわぉ!!!

格好だけで、すぐかくれんぼ・・・・

「もうやめようか??おいで仲良ししよぉ~」

べろ~んべろ~ん

「今度はおかあちゃんを襲っちゃえ!!!」
「・・・・・・・・・・・」
「おかあちゃんには何もしないもんねぇ~」

べろ~んべろ~ん


どじ丸物語(其の72)ボスはだぁ~れ??・Part3

「どじさ~ん・・・散歩行くよぉ~~~~♪」
「今日はおかあちゃんも行こうかな?♪」

おとうちゃんとおかあちゃん、、また何か考えてるぞ・・・
大体ね、、こうやって二人で仲良く散歩に行こうっていう時は
絶対ぼくに何かやらせるんだ・・・・・・
仕方がないから、ちゃんと付いて行くけどさ☆☆
おやっ????おかあちゃんが来ないよ??
いたいた、、、、またかぁ~

「どじ!!ここで待てだよ!!いいね待てだよ・・」

分かったよぉ~~~~~~どうせ何時ものやるんでしょ!!
知らないからね、、喧嘩しても・・・・

「どじ、、おいで・・おとうちゃんのとこ・・おいで♪♪」
・・・・・・・・・・・・・
「こっちだよ・・おかあちゃんのとこにおいで♪♪♪」

これが一番嫌なんだよなぁ~
おかあちゃんのとこ行けばおとうちゃんが怒るし、、
おとうちゃんのとこ行けばおかあちゃんが・・・・・
ちょっとだけ、おとうちゃん“トコトコトコ”

「そうそう・・おとうちゃんがいいよなぁ~♪」

おかあちゃんのとこにも“トコトコトコ”

「やっぱり、おかあちゃんだよねぇ~♪」

ぼくは田んぼで遊んでたほうが楽しいよぉ~~~~~~
ごめんね・・・行くよ、、、じゃ・あ・ね・☆☆☆
はじまるよ、、きっとね喧嘩するんだよ!!

「お前がさァ~呼ぶから、、、せっかくこっちへきてたのに・・」
「どじさんはね、、あたしの方が好きなの!!」
「散歩してるの俺だし、ご飯だっていつもやってるの俺だろ?」
「関係ないの!!散歩もご飯も、、」
「どじはあたしを噛まないでしょ!」
「あんたは噛まれるじゃん!!」
「それはお前が噛め噛めって言うからだよ!!」

ほらね!!始まったでしょ
いっつもこれなんだ、、どっちに行ったっていいじゃんねぇ~
こう言う時は仲良しになるまで知らん振りが一番さ!!

ガシッガシッ★バフッバフッ★

あれ??二人がいな~いよぉ~~~~~~
まっいっか
ここで遊んでいればグルっと回って来るからね、、、、、
来た来た♪♪♪♪♪手なんかつないじゃって仲良ししてるぅ~

“わんわん”リード繋いでよぉ~

おかあちゃんに“すりすり”
ついでにおとうちゃんにも“すりすり”
これでイチコロさ!!・・・

「どじさ~ん、遊んでたのぉ・・♪♪」
「待っててね、、、今繋ぐよ・・♪♪」
「お家帰っておやつにしようね・・♪♪」

さ・く・せ・ん・大・成・功

お家へ帰るとね、二人がおやつくれるんだよ
最初はいつもおかあちゃん、
それからおとうちゃんがご飯と一緒に持ってきて・・・・・

「ど~じ、、、ビッケだよぉ~♪」

ほらね、、、“バクバク”・・美味し

「もう食べちゃったの?おとうちゃんもあげるよ!!」

“バクバク”おとうちゃん美味しいよぉ~“わんわん”
「もう一つ持ってきて~~~~~~」
「まだ上げるの??もう一つだけにして・・」

甘いなァ~二人は、、、、
か~んたん、、ちょっとヤキモチ焼かせてさ
“ぺろぺろ”“すりすり”でこんなに優しくなっちゃうんだよ・・
みんなもやってごらんよ、、、、上手く行くからさ♪♪♪


どじ丸物語(其の73)鼻の頭に、棘が・・・
とある休日の朝

きゃっい~~~~んん

「なんだ!なんだ!どじ丸どうした!!?」

いつになく大きな声で悲鳴をあげたどじ丸、、、、、、
また何かしでかして怪我でもと思いすぐさま外へ出ました。

「どじさん、、どうしたの???」

一生懸命に鼻の所を前足で掻いています。

「ちょちょっ・・ちょっと待ってな、、見せてみなさい!!」

鼻の頭にどこで刺さったのか大きな棘が・・・

「取るよぉ~」

鼻をぎゅっと押さえて抜いてあげると、血がジワァ~っと

「でっかい棘だなぁ~・・どこで刺さったの??・・」

と、ハウスを見ると入口の所にかじった痕が、、、、
背中も何気に毛が抜けている様子・・・
首吊り事件の後ハウスの後ろに行かないように柵もしちゃったし、
屋根は上れない、下もブロックでもぐれないの八方塞り。
ストレスが貯まったのか入口を“ガリガリガリガリ”
その上大きな身体のどじ丸は、かじったささくれで背中を擦って、
毛が抜けていたようです。

「赤チン持ってきて~~~~」
「またトナカイさんだ」

治療は完了、、、
しかし鼻が完治したのは3週間後・・・
痒くてしょうがなかったのでしょう、
前足の爪で掻いては血を流し赤チンを塗られる毎日。
かさぶたが出来ては剥がし、
やっと薄皮が出来たところで、
オ○ナ○ン軟膏を塗って落ち着きました。

後は背中の心配です。

これ以上毛が抜けては怪我をしてしまうし・・・・・
かじった痕のささくれをカッターで綺麗に削り丸みを
「もう、これで大丈夫。お家に入ってみて!!!」
我侭などじ丸、これで済む訳がありませんた。
97年の夏を迎える前に、またまた一騒動
苦労は続きます・・・・・・・・・・・・・


どじ丸物語(其の74)拒食症?????

「ねぇ~どじ丸ご飯食べてないよ、、、」
「今日だってね、、どじのご飯いつもの猫が来て食べてたんだよ」
「怒ってなかったの??」
「そう、黙って見てるだけ・・」
「なにそれ・・・」

どじ丸がご飯を食べなくなってしまいました。
ぜんぜんってことではないんだけど半分以上残しているようです。
朝も夜も残して・・・・
そんな事が一週間ほど続きました。

「ドッグフード換えてみようか??」
「そうね、、飽きてきたのかもしれないから・・」

ペットショップへ行って、
ちょっと高い野菜とか肉とかの味が着いている物を買ってきました。

「どじさん、、、美味しいご飯だよ!!た・べ・て・・」

見ている時は美味しそうなふりをして食べているのですが
やっぱり残しています。
ハウスの入り口は噛み痕・・・
ストレスが貯まってきてるんでしょうか???
今まで路地が全て見渡せる場所だったのに奥に縛られて
周りの様子が見えないのも不安材料なのかも知れません・・・

「千加ぁ~半生の買って来ようか??」
「そうだね・・でもあれって高いんでしょ!!」
「しょうがないよ、、食べてもらわないと病気になっちゃうよ。」
「わかった、、今行こう・・」

またまたペットショップで買い物です。

「わ~ぉ・・・こんなにするんだぁ~」
「いいよいいよ、、買って行こっ・・・」

勿体無いので半生と今までのドッグフードを、半分ずつあげてみました。
するとどうでしょう、、、、、
半生だけ食べてあとは残してるではありませんか。

「なんだこいつ・・・」
「お前なぁ~贅沢はいけないんだよ、、ずっと同じ物だからね!」
「食べないとおやつもあげないよ!!」

量を今までの七分目に、
そして今まで通りの配分でやることにしました。

「食べたじゃ~ん・・」
「拒食症かと思っちゃったよぉ~」
「心配させるんじゃないの!!!」

“甘く見ちゃいけないよ!!僕だって反抗期はあるんだよ~ん”


どじ丸物語(其の75)目やにと涙やけ

どじ丸が目に傷を作ってから目やにが酷くなりました。
と同時に目の回り、、
特に鼻に近いところの毛が茶色く変わってきています。

「なんか歌舞伎の隈取みたいだね。」
「目やにはティッシュでとれるけど、どうする??」
「濡れティッシュは??」
「あれって手を拭くやつでしょ??」
「違うよ、、、顔も拭けるのあるでしょ!!」

ドラッグストアーに行って人間様用の、
顔を拭いても大丈夫という濡れティッシュを買ってきました。
毎日嫌がるどじ丸をなだめながら、目やにと涙やけの処置。

「目!!つぶらないで・・取れないでしょ!!」

固くかたまってしまった目やには、
強引に取ると出血を伴ってしまいますし、目を傷つけかねません。
そおっとそおっと、、、、、、、、、、、、、

「ほら、、こんなに大きいのが取れたぁ~」
「今度は目の回りだよ、動かないでよ!!」

まつげの上と下、、それと鼻の近く内側の長い毛・・・・
ゆっくりゆっくり拭いてあげます。
隈取???は、以外に早く取れたのですが、
内側の毛の色はなかなか落ちません。

濡れティッシュにしみている成分が何だったか気にもせず使っていた訳で、
どじ丸に良かったのか悪かったのか・・・・・
徐々にうすくなってきたのは確かですが、
完全に色を落とすまではいきませんでした。

“もっと良い方法が早く判っていれば綺麗に出来たのに”

って今でも思う与太郎爺です。
TOPの写真で隈取がわかるかなぁ~
若い頃は何もなかったのに、、、
10歳を超えてから目立つようになりました。


どじ丸物語(其の76)またまた新しいハウスを買っちゃった☆♪♪

97年の春、
とうとう新しいハウスを買う羽目に・・・・・

我が家の新築とともに買ったハウスは4ヶ月もしない内に
資源ごみになってしまいます。

どうにか使わせようと工夫をしたのですが結局無駄骨、、、
ストレスからかハウスの入口をかじり、
鼻に棘を通し、拒食症の真似事まで、、、、、
どじ丸をゆったりと以前のように住ませてあげるためには、
この方法しか見つかりませんでした。

「どじまるぅ~・・今度のお家はでっかいぞ~」

通販で探し当てたハウスはたたみ一畳分もある大きな物。
寝床を作ってもまだお水やご飯が置けます。
値段???それはそれは高いものでした。
休みに合わせて配達をお願いして、
いざ届いた時のその大きさには2人してビックリ仰天!!!!

「うわぁ~こんなに大きいんだぁ~」
「あなた一人で作れるの??」
「無理に決まってるじゃん!!手伝ってもらわないと・・」
「必要な時だけ呼んでね、、忙しいんだから!!」
「なにそれ、、やりたくないもんだから・・・」
「あなたの息子でしょ・息子のためなんだから頑張りなさい♪」
「わかったよ、、やればいいんでしょ・・やれば・・」

先ずは外枠から、、、
鉄格子と平板の場所は自由自在そして出入り口も、
どこに何を付けてもいいような構造になっていて、
意外と組み立て易く出来ていました。

☆☆☆☆♪外枠完成♪♪♪♪♪♪

あ・と・は・・・屋根

「ちょっと頼むよぉ~」
「待っててよぉ~忙しいんだからぁ~」
「呼べば来てくれるって言ってたじゃん!!」

屋根は波板3枚を合わせて、最後に枠を付けなくてはいけません。
どうしても一人では無理の様・・・・
悔しいけれど呼んでしまいました。

「何が出来ないの???」
「ちょっとだけ手を貸してくれればいいの!!!」

端を仮止め、妻の持っているほうを止めて完了♪♪♪♪♪
あとはガッチリ締めつけて終わりです。

☆☆で・き・あ・が・り☆☆

“どじ丸入ってくれるかなぁ~”
“落ち着いていてくれるかなぁ~”

なんてったてこれで5軒目・・・
我侭どじさんのために・・・お金かかるなぁ~


どじ丸物語(其の77)僕のお家だよ!!

「大きいなァ~たたみ一畳って!!」
「綱に繋いだら郵便ポストにとどいちゃうね・・・」
「上手く調節しないと迷惑かかるかもね??」
「わかった・・・」

どじ丸を繋いであちこち歩かせてみました。
以前のように庭先まで見渡せ、
郵便や新聞の配達に迷惑がかからない長さに綱を調節しました。

「どじさん、、、どお、、いいでしょ・・・」

“○#@*♂∞£¢☆¥∞§☆●@★”

下を向いて、何かぶつぶつ言っています。

「お水も置いたしご飯もここにあるよ!!」

“○#@*♂∞£¢☆¥∞§☆●@★”

「毛布も敷いてあるよ~~~~あったかいぞぉ~」
「入ってくれないんならいいよ、、おとうちゃんが入るから。」

私はハウスの中に入り込み“ガチャン”と扉を閉めました。
するとどうでしょう、
今まで興味を示さなかったどじ丸が扉をガリガリ引っ掻き始めました。

“中に入りたいよ~”と言っているようす

「や~だよ!!開けてあげないよ。。」

今度は鼻を押し付けて“クンクンクン”
ガリガリ引っ掻くのも止めようとしません。

「わかったよ、、今出るから待ってて・・・」

鍵を開けて外に出ようとすると、
私の身体を押しのけるようにして中に入ってきます。
入ったと思ったら寝床に直行、ドカっと寝転んで・・・
今度は動こうとしません。。。

「おとうちゃんのお家じゃんかぁ~」
  わんわんわんっ
「何だよ~怒るなよ~」
  わんわんわんっ
「わかったわかった、、どじさんのお家だね・・・」
“○#@*♂∞£¢☆¥∞§☆●@★”

ぺろぺろと毛繕いをしながら、またまたぶつくさ文句を、、
とりあえず作戦大成功・・・・♪♪♪♪
今日はゆっくり寝てちょうだい、、お願いだよ!!!


どじ丸物語(其の78)動いてないか??Part1

次の日の朝、散歩に出かけようとのハウスを覗くと、
いつもなら出てきているはずのどじ丸の姿がありません。

“おや??”

寝心地が良かったんでしょうか、まだ寝ています。

「どじ丸行くぞ~散歩だよ。。。」

のそぉ~と出てきたどじ丸の顔は寝ぼけ眼です。

「起きてるか???」

うわ~~~~~~っとあくびをした後お散歩前のトレーニング
準備運動を始めました。
散歩も無事終了、どじ丸を繋いでから朝ご飯の支度です。

「どじ、、、ご飯だよ~~~~」

水を飲み終えたどじ丸、私の側に飛んできました。

“あれ~こんなに近かった???”

ポストに身体が届いています。

「どじさん??動かしてなぁ~い??」
“★%#∞♂♀¥§◎*£%○◎”

何か仕出かしたようです、何時ものように下を向いてブツブツ・・

「引っ張っちゃったんだ、、、しょうがないよね、、」

私の言葉が分かったんでしょうか??
尻尾プリプリ、でっかい身体クネクネ

「いいよいいよ、おとうちゃんが直しておくから・・」
「新聞屋さんに“わん”しなかったよね??」

私一人の力では動かせないハウスを、
どじ丸一人で動かしたようです。
それも横に縦に・・・・
ハウスの脚に縛ってある綱、
いくらどじ丸が大きくたってそうそう動かせる代物ではありません、
どんな風にしたんでしょう。
それは夕方、私が会社から戻った時に判明しました。


どじ丸物語(其の79)動いてないか??Part2

「ただいまぁ~~~~~~」
“わんわん♪♪♪♪”
「なんだ~??こんなとこまで顔出して・・・」
“♂★☆%%#&*@◎¢$☆§★”
「うにゅうにゅ言ってんなよぉ~」

どじ丸が跳ねるたびにガタンガタンとハウスが揺れます。
“そうだったのかぁ~!!”
普通に引っ張っているぶんには動かないハウスも、
飛び跳ねる勢いで動いていたようです。

「千加ぁ~、、、洗濯干し場にワイヤーあったよね~」
「何に使うの??勿体無い・・」
「どじのさぁ~ハウスを止めるんだよ!!」
「ふうぅぅぅ~んんんん」

妻は生返事、何がなんだか分からずに返事をしています。
・・・・・暗い中散歩をそそくさと終わらせて家に・・・・・

“ダダダダダダダッ--------☆”

用意していてくれるとばっかり、、、、
階段を上がってベランダへ

「あれぇ~ここにあったワイヤーは??」
「ハウスの上に置いてあるよ、、ちゃんと見てないんだから・」
「ありがと、、、」

置いてあるなら、そう言ってくれればいいのにとブツブツ、、、
ハウスの奥の脚2本をワイヤーの輪の中に入れて、
真中をフックで止めました。

“ガシンッガシンッ”くさびを土の中に打ち込んで固定完了。
「もう動かないよ!!」
「どじ!!こっちに来てみな・・・」

大丈夫そうです。やれやれ、、、、、

おやっ????
「おまえ~~~やってくれたな!!」

ポストの下のジャーマンアイリスの球根が無残にも・・・・・
届くはずもない所にあった水仙の球根もバラバラ・・・・・・
懐中電灯で照らして、よくよく見てみると
あたり一面泥だらけ、球根だらけ、草だらけ、、、、、
どうやらあちこちハウスを引っ張り廻して悪戯を、
悪い事をしたって顔はぜ~んぜん・・・
涼しい顔をしています。

「いいよ、、動いちゃったんだからしょうがないね・・」

ほうきとちり取りを持ち出して暗い中掃除です。

「まとめておいて、明日の朝球根を埋めればいいよね・・」
「そうして、、もう遅いから迷惑だよ!!」

どじ丸は“なんで怒られないんだろう??”と不思議そうな顔。
首を左右に傾げては私の顔を見ています。

「さっ、、ご飯にしよう!!♪」


どじ丸物語(其の80)新しいお医者さん

12年間お世話になった病院を離れ、
97年春から新しいお医者さんです。

何で変えたの???って、爪切りの一件があってね・・・
半年も前のことになるけど、やっぱり“さよなら”しましたよ。
今日は狂犬病の予防接種で近所のわんこ達が集まります。

「与太郎爺さん・・もう直ぐ先生が来るから集まってぇ~」

新参者のどじ丸、でもここらではボス的存在です。

「今日から仲間に入れてください♪♪」
「どじ君もここで・・お仲間だねぇ~」

今度のYドクターは何軒か集まって申し込めば、
出張をしてくれると言う誠に便利なお医者さん。
フィラリアの薬も季節になると持ってきてくれるとか、
直ぐに仲間入りって寸法です。

「大きいのが仲間に入ったねぇ~」
「もう13歳になるんですよ、、、元気でね困り者ですよ、、。」
「13年長生きだね、、人間だと70歳から80歳、元気元気。」
「先生、愛犬手帳・・・は。」
「あっ、、、、、みんなが終わってから預かるから。」
「それと、前の病院では肝炎の予防注射とか
 フィラリアの血液検査とかしてもらっていたんですけど・・
 大丈夫ですか??」
「もう、年も年だし今まで大丈夫だったんだから大丈夫!!
 無駄なお金使わなくてもいいですよ・・・」

なんという欲のないYドクターなんでしょう。
普通なら“今度病院の方へ来て下さい”とか言ってもおかしくはないのに、

“無駄なお金を使うな”なんてことを言って・・・・・
“大丈夫かなぁ~???”という気持ちが沸いてきました。

集まった7軒のわんこ達の予防接種が終わり、
めいめい愛犬手帳を渡しながら支払いです。

“5200円です”の声にビックリ

今まで初診料、検査料となんだかんだ取られていたものがゼロ
肝炎の注射もないし、フィラリア検査も・・・・・
今までの25000円は何なんだぁ~~~~~~~~!!
なんでこんなに安いの??なんで検査しなくていいの??

“検査しましょう”って言ってたお医者さんはなんで検査したの?

余り気を使わなくていいの????
全てが?になりました。
鑑札も登録シールも送ってくれるとか、、、、、、
Yドクターが帰ってから聞いたお話では、
数軒の方が今までは私が行っていたS動物病院に通っていたとのこと。
高いねって噂になって、Yドクターにかかっていた方の声掛けで
今のようにみんなで集まって受診するようになったのだそうです。
このYドクター、、面倒見もいいし動物の事を真剣に考えてくれるのだそうで、
周りの方の勧めもあって最後までお付き合いさせて頂きました。

「フィラリアのとき、また声をかけるからねぇ~
          お疲れ様ぁ~~~~~~~~~~」
一同・・「お世話様でしたぁ~」



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