May 12, 2011
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テーマ: B’zに一言(459)
カテゴリ: ☆OH!GIRL













救急車で搬送された症状から始まり、

救急隊からの申し送りを聞く。



『腹痛』

お腹のどこが痛いのかによって、

すべき事が変わる。


患者の言う『お腹が痛い』

胃が痛いのか、

お臍の辺りが痛いのか、

下腹部が痛いのか。



胃が痛いからと、

すぐに胃の動きを止める薬を、

投与するドクターも中にはいる。

レントゲン撮影せず。



で、レントゲンしたら、

明らかな腸閉塞の所見。


胃でなく腸閉塞からくる痛み。



動きを止めたから、

吐くわ、吐くわ・・・。




『転倒』

これで運ばれる患者も多い。

外傷の処置、レントゲン、

ここで終わってはいけない。

よく転ぶのか。

転ぶ前に何か症状は?

頭部のCT撮影。



「最近、よく居眠りをする」



この一言で、検査をし、

脳腫瘍が見つかった。




観察し、疑い、治療する。

消去法ですすめていく。






そんなあたしは、

人の言葉の裏や、

メールの文字や、

電話での相手の声の調子で、

何かを察してしまう時があるんです。




それを相手に確認して、

「いや、違う」


そう言われても、


「絶対に、あたしの勘に間違いはない」


すごい自信過剰女です。




そんな自信過剰女が、

今日はおススメしたい本。





『星守る犬』



あらすじは、

ただの、おっさんと、犬の話です。




とある山中に放置されたワゴン車から、
身元不明の中年男性と犬の遺体が発見された。
だが、男性の遺体は死後半年を経過していたが、
犬の遺体は死後1ヶ月しか経っていないことが判明。
犬はなぜ、男のそばに寄り添って死んだのか・・・・・。



「星守る犬」は、

「犬がもの欲しそうに星を見続けている姿から、

手に入らないものを求める人のことを指す」

ところから付けられたタイトルだそうです。



読み終わった後、

我が家の飼い犬を抱きしめます。



そして、あとがきの言葉。

(計算や、かけ引きなしで、

こっちが申し訳なくなるくらい、

まっすぐに慕ってくれる犬。


自分も愛犬に、

どれだけ救われてきたか知れない)



動物は人間より早く命を終わらせます。

犬は飼い主に忠実です。

ずっと見つめています。

ずっと待っています。



先に天国に行き、

飼い主が来るのを待つんです。



あたしは、幼い時から、

猫・犬がいました。

何度かの、死も見届けてきました。



最後の時、

ゆっくり顔をあげ、

じっと見つめ、

一声、鳴きます。

その声は、

「ありがとう」

そう言っているようでした。



子供のいる家庭、

いろいろ事情があって、

飼えない人もいるでしょうが、

子供が大切にしていたものとの、

別れを経験させる事は、

その子の将来にとてもいい事だと思うのです。




何かを失う。

痛い、と思う。

苦しい、切ない、涙が止まらない。




そんな経験のない人は、

くだらない大人になるんですよ。










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Last updated  May 12, 2011 11:18:52 PM


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