回文の短歌ーイラク派兵 

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自衛隊いや日本国のイラク参戦-2003年11月30日

イラクの夜 都の恋し 吐息吐き 愛しいこの子 闇夜の暗い
いらくのよ みやこのこいし といきはき いとしいこのこ やみよのくらい

ゲリラ行く 音も遠退き 消ゆる夜 行き来の音も 遠くユラリげ

けりらゆく おともとおのき きゆるよる ゆききのおとも とおくゆらりけ

戦勝て 身も捨て掛かる 死は傍ぞ 恥じるが勝てず 揉み手が作為

いくさかて みもすてかかる しはそはそ はしるかかてす もみてかさくい


2003年11月30日 イラクで日本人の戦死者がでた。NYの貿易センター
ビルが攻撃されたときブッシュ大統領は明確に戦争と言った。戦争と
いう言葉に否、戦争ではない、といった日本人はマスコミも含めて
いなかった。イラク戦争はそのテロリストとの戦争の続きである。
サダムのイラク軍は武器も含めてほとんど無傷で地下に潜行して
ゲリラとなっている。何十万人のゲリラの中にその百分の一の人数
で自衛隊は行こうとしている。自爆に行くのと同じである。戦では
確かな戦略の一つであればそれも名誉である。敵を知ることが太古
から変わらない勝利の条件である。K首相の”分かるはずがない”
発言は名将軍のポーカーフェイスにしてもよくない。事前に自衛隊
の兵士、および国民にはスパイ活動を通しての十分な情報をえてい
るから何の心配もないと信じさせておかなければならなかった。
今、派兵される自衛隊員でK首相を信頼している者はだだ一人も
いないだろう。これでは戦争はできないゲリラ戦、対テロ戦では、
テロ側にとって相手の国民全部が敵である。テロ側は相手の弱点を
狙う。テロ戦では情報が全てに近い。二人の戦死をうけての、対策は
日本人に護衛を付けることではなく、日本人の行動を秘すことでなけ
ればならない。外務省はたぶん本当の命令はテロ側への日本人の行
動を徹底的に隠せであったろうと信じたいが、次に攻撃を受けたと
きに、どんな対策をとったかで、政府の軍事的能力は分かるであろ
う。世界最強の攻撃力、防御力、反撃力を誇る米軍ですら、ゲリラ
戦に突入したイラク戦争では戦死者を続出させているのである。
護衛をつけるなど、なんの役にもたたないのだ。徹底した情報管理
のもとでの行動以外は決してとらないように祈るような気持ちである。


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