わたしのココロの気持ち

私の爺ちゃんは お茶目

私のHP⇒http://yuco3601.hp.infoseek.co.jp/より

爺ちゃんが亡くなるまでの何年間かの会話です
下から読まないといけないんですが、


きっと笑えると思います。



じいちゃんが 他界しました。
長く生きていたのか、
短かったのか、
私には よくわからないけれど

人は いつか 居なくなってしまうんですね

寂しいけれど、
チューブをくわえた爺ちゃんを見るのは
辛かった。
お疲れさま

それくらいかな?言葉にするなら


ありがとうございます。 日曜日 爺ちゃんの様子が悪いよ
まあ いつものことだからね
最近 あんまり行ってないだろうから
行ってあげ 喜ぶよ

母からの電話だったかな?

日曜日 行ってみた
7月12日は 私の息子の誕生日だから
って 言ったら
うんうん
と小さく笑顔でうなずいた

枕元に生まれ育った町の風景のカレンダーが飾ってあった
7月の景色だけど
今年の初めから 同じ写真ばかり見ていた

また 明日来るからね!
わかった?
いい?

力なくうなずく笑顔

手を握った。
昔のように力強く握り返す事はなかったけれど
かすかに暖かさの残った手だった

明日も来よう
そう思わずにいられなかった

月曜日 行ってみた
もう ほとんど意識のない顔だった
優しげなうつろな顔は 仏様みたかった

もう…長くないのかな?

ふと思ったりした

病室の入り口を強く優しく見続ける姿は
深く悲しかった。

その日 遅くに急変し人工呼吸をつけた もう 意識はあるのかないのか
私には わからなかった

握る手は 二度と握り返してくれなかった

病室の入り口を見つめ続ける目は
瞬きをすることは なかった

水曜日 母と父が到着する一足前に 帰らぬ人となった。


寂しくなくなったのか
悲しくさせないために 静かに亡くなったか
わからないけれど

とにかく 帰らぬ人になった

心に覚悟はしていたものの

一人になるのは 恐かった

母が式の準備で自宅に帰ったあと
カーテンの中で 爺ちゃんと二人になった

昨日 手を擦ったら 体が ビクッと反応した

手や背中を擦るけれど ただ静かに眠ったまま

死ぬ事は 恐い

爺ちゃんは
  婆ちゃんや キミちゃんに会えただろうか?
あふれるばかりの涙は ボロボロと落ちて
声を殺して 噛み締めた

丁度 1週間前 
大切な友達の御父様が亡くなられたばかり

私は 覚悟していた分 悲しみは小さいと思う
突然の別れは 苦しいと思う。

すぐに かけつけたこと 幸せに思う。
周りの人たちに感謝しているし

支えてくれた友達にも…
私は 生きようと思う。

大切な友達には まだ言っていない

多分、悲しむ私の気持ちを察してしまうから
せめて、49日が済むまで…


私の悲しみは 置いておこう。


こうして 爺ちゃんの話は 伝説になるんだね

久々に爺ちゃんに会いに行きました。

(母から 昨日も一昨日も母や伯父が
 近所のスーパーに車椅子で連れて行き、
 アイスや饅頭を食べさせたらしいので
 多分、疲れてる)

と聞き、心配して息子と一緒に行ったら、

「誰も来ないから淋しい…
だ~れも 来ん!」

「…」

母が来て
「昨日もアイス食べたやろ!」
って言うと、

「????」

どうやら、聞こえなくなったらしい、
返事をしないで、

「ヒゲが伸びて、剃ってくれん」って

(昨日 剃ったらしい・・・)


毎年 夏はぐったりして 最後の夏…
と 言うのですが…

やはり、来年も言いそうです。



爺ちゃん、まだまだ元気です。
私の不死身なのは 血筋?血統?

母が言うには
中庭で散髪をしていたら、

「そこをまっすぐ行って、
 曲がって、ぐるっと回って帰ろうか?」
って。。。。

道路向かいの 大型スーパーに行きたかったらしい。。。。

「・・・・。駄目!」

「・・・・。。。。」

天気、いいもんね


来週また来るね
そう言い残して帰った先週。

今週は 息子が風邪気味で 会いに行けなかった。
仕方ないので 一人で行った。

爺ちゃん 先週、来週来るねって 約束したけど
こられなくて、ごめんね。

って 息子の伝言を伝えると
例のごとく

「わからん、忘れた。
 しかし、よく覚えてるね~」

そりゃ、こっちの言葉。

やっと、退院
と 言っても 老人施設にね!
今回は 大変でした。

このページが 終わるかな?
思い出のページになるのかな?って
・・・・・・。

そうは問屋が 卸さない?
復活!爺ちゃん

早速、会いに行くと
「誰か?わからん!」
ひ孫の顔を見ると にやけてた。

「見舞い1号、2号。」
だって!

実家の母に伝えると
「病気じゃないから 見舞いじゃない!
って 言っといて。」

父(爺ちゃん)も父なら 娘も娘?
・・・・
孫も孫?
え?

ひ孫も ひ孫?????
実は、、、、
じいちゃん 手術後かなりマイッテいて
大好きなスーパーでお買い物が できないんです。

それでもって、最近はいつ行ってもベットの中で

でも きれいな色のお饅頭は喜んでいるらしいよ

また 手術するんだって。
前回の入院で手術したけれど、
診断ミスで開腹手術した。

あれから 急激に元気がないから・・・・
年輩だから仕方ない?

でも 身内からすれば

仕方ないじゃすまないでしょ?



ひ孫の心配をよそに…

ひ孫のズボンを見て
「おまえのそのズボンは 何?
その色は すかん!他に持ってないんか?」

「……。」

爺ちゃん、、、小学生にそんな事言っても…

爺ちゃんは お洒落?だから
無地の赤、黒、白、グレーしか 着なかった
・・・。

おしゃれに 気がまわってる?
まだまだ、元気みたいね



毎度!
退院しました。
介護施設に戻りました。

翌日 さっそく
「リハビリしましょうか?」

不死身は 誰のための言葉か 
最近 心当たりが ある。


昔、爺ちゃんが 言いました。

「お前は 幸せじゃ、
 爺ちゃんは 爺ちゃんを知らない。

 どんな顔か、どんな人かも知らない。

 だから、爺ちゃんは お前たちに
 爺ちゃんが どんな人かを 覚えていて欲しいから
 何か してやりたい だから

 よ~覚えちょけよ。」

もう20年くらい前の話です。
もう
抱えきれないほどの 思い出がありますよ。

爺ちゃんは 早くに亡くなった婆ちゃんに
「早く死んで、ラクで いいのぉ~」
って 言うけど、ね

ひ孫、8人いて、
わかってるとは 思うけど
幸せ~って


また 入院したよ
今度は 医療ミスで 手術
翌日 ベッドには うつろな目の爺ちゃんが いた。
見るに 辛い感じで
喋ると 眠る
起きて 喋ると 眠る
体が 一生懸命 回復しようとしてる?
がんばれ!!!

4日カ目に 行ったときは 
持って行った 飴イモ 食べてました。

また ヤバイかと思い…神妙な気持ちなりました。
とりあえず。
がんばれっ!


日曜は 爺ちゃんの誕生日!
「何歳に なった?」
聞いてみたら、、、
「82歳」

ベッドの枕元には
『91歳』の表示

「…爺ちゃん、サバよみ過ぎ」


最近、また腹痛で 病院に行ったみたいです。
翌日 会いに行きました。
「爺ちゃん、昨日痛かったね。」
声をかけたら
急に 顔をシカメテ「痛い!」と言います。
で 急に 普通に戻ります。
何度も 繰り返すと 同じ反応を しました。
きっと、今日は ちょっと、調子がいいのかな?
寝る!と 布団にもぐりこみました。
爺ちゃん…まだまだ 大丈夫みたいよ☆


お洒落な爺ちゃんは 奥さんを早く亡くし
20年以上 一人暮らしでした。

たまに 市内のデパートに出掛け、
一階の玄関入ってすぐのベンチに 腰掛けて
通り過ぎる人を 眺めていました。

どんなことを 考えていたのかな?
昔、60歳くらい?の時
ハードロックの ”KISS”を聞きは始め
社交ダンスも その頃から 始めていた

なかなか 洒落た爺ちゃんである。



入院から、ホームに戻った爺ちゃん
翌日行くと 目に涙を溜め、手を握り締め、
「誰も 来ない…」
が、しかし、

昨日は 病院からホームへは 娘夫婦が運び
離れた所に住む息子も来ていた。
夕方 私も 妹も行ったが 白目をむいて
爆睡!(怒っても昼に寝るから、不規則なってる)

帰り際、また明日来るね
と 約束したのだが、都合で行けず、
翌々日に行くと
弱々しい声で、
「お?今日は 明日か?」

やっぱり、呆けていなかった。


1週間くらい爺ちゃん
病院に 緊急入院してました。

退院して、まだ老人介護施設に入所した

入院する前に 食事中に
「栄養ドリンク剤を買って来てくれ、
最近 あれを飲まないから、元気がないんじゃろう」

「……。何本?」

「10本、1ケース。」

……。
多分。元気がないのは、年齢的なもの?
って 思うよ。爺ちゃん。

ありがたい わがままだ。


以前、元気な頃
飼っていた犬の前で 木工細工をしていた
毎日のように ね

いつの日か 犬が 太り過ぎで アレルギーに…
みんなが 原因を話し合っていたら…

どうやら 爺ちゃんらしい。

饅頭なんか やったらダメ!
と いうものの 止めない

「そんな…。あんなに 見つめる前で可愛そうで
饅頭を一人で喰えん!半分ずつで 食べている!」

……。
しかし、無情にも 絶対禁止!

「○*¥×□※-@+!!!」

犬に訴えていたらしい。
普通の人なら二日で亡くなられます。
そんな言葉から、1週間。

退院できそうです。
…。

あの騒ぎは なんだった?
昔の人は頑丈だなんて。

当たってると 思う。


かなり、頑固ジジィらしい。
94歳くらいかな

曾孫が10歳の頃「昔の暮らしを調べよう」って
「どんな、暮らししていた?と聞いたら

「そんな昔、忘れた…」
???確かに そんな昔だ!

だって、90年前だよ。


昔の人は 頑丈 よく言うけれど
これがまた、本当の話。

日頃から「死にたい」を口にする。
その日も その言葉を口にした。

しばらくなだめて「帰るね」と言うと
財布から、千円札を出し、

「栄養ドリンクを買って来て」

「……(さっきの言葉は ?)


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