yueの中華なあしあと

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中国茶の携帯輸入---手続き編

◆ 中国茶の携帯輸入---手続き編 ◆
 長くなったので「必要書類編」と「手続き編」に分けました^^; 。中国で買い付けたお茶の携帯輸入(上海浦東空港→成田空港)についてレポートします。
 お土産に中国茶を持ってくる場合は輸入手続も申告も税金もいりませんので、空港税関の緑の通路をスルーしちゃってくださいね。
 私の場合、8kgの少量だからスルーできないことはなかったけれど、「お勉強&ちゃんと通関できたら友人のカフェに販売」を目的として労力を使い税金を支払って無事通関しました。どなたかのお役に立てれば幸いです。


■中国茶の携帯輸入---手続き編
《1》出国
 とくになし。私物と一緒にチェックイン。
 重量オーバーの場合は追加料金を支払う。
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《2》日本到着、税関に申告する
 空港で荷物を受け取った後、税関の赤い窓口で「業務通関」をお願いしてください。 その場で『携帯品・別送品 申告書』というカードに住所氏名、物品名と価格を記入します。
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《3》荷物を預ける
 セイノー通関のお兄さんが荷物を引き取りに来てくれます。
 お兄さんが丁寧に『個人通関を受ける場合』という資料1枚と『預り証』くれますので、それを持って空港の外、第2ターミナルからは徒歩15分ほどの合同庁舎で手続きをしに行きます。
 合同庁舎で手続きを行う間、お茶は保税倉庫に預けておかなければなりません。お兄さんが親切に私の他の荷物(お茶以外の私物)も一緒に預かってくれたので助かりました。
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《4》合同庁舎までのみちのり
 セイノーさんがくれた『個人通関を受ける場合』の地図にしたがって合同庁舎を目指します。立体駐車場をつきぬけ、ガソリンスタンドを手がかりに20分ほど歩いてやっと到着(ちょっと迷った)。入り口では警備員さんがとおせんぼしているので、名前を書いて訪問カードをもらわなければなりません。訪問カードは税関の人に判をもらって帰りに返します。
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《5》5階の税関「輸入第10部門」で申告書を作成
 今回は少量ですが今後のために勉強したいというと、窓口のお兄さんが丁寧に計算方法を教えてくれました。細かい切捨てルールなどは省略しますが、ざっとこんな計算です。
【申告価格の計算】
 申告価格= 仕入価格+運賃
 ※携帯したので実際には運賃はかかっていないのですが、最低運賃として300元ほど加算されました。
 ※当日のレートで日本円に換算。
【関税額の計算:お茶税率17%】
 関税額= 申告価格×17%
【消費税の計算】
 (申告価格+関税)に対して消費税がかかります。
 関税を足した額にです!関税額に消費税がかかるなんて~~( ̄□ ̄;ショック
 ※消費税は正確には「4%消費税」と、4%消費税額に対する「25%地方消費税」。ややこしいので計算省略。
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《6》食品等輸入届出書の提出
 税関窓口で作成した申告書を持って2Fの食品監視課に行きます。
 食品等輸入届出書はあらかじめネットでダウンロードして書けるところは記入しておいたのですが、結局書き直し。お姉さんが一緒にコードを調べながらやっと書き上げました。結構時間がかかってしまいました。
 今回はなくて済んだのですが、『放射線殺菌未使用証明書』があったほうが良いといわれました。また、少量なので検査されずに済みましたが、検査となれば時間もお金もかかるでしょう。
 判を押してもらい、またまた5階の税関へ。
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《7》税金の支払い
 輸入が許可されたので、5階に戻って税金を支払います。
 税率17%は覚悟の上でしたが、基準となる申告価格に運賃が加算されたり、関税額にも消費税を取られたり、予想外に高くついてしまいました。いや、それが勉強ってもんなのでいいのですが。。。高!!
 14:00くらいに到着したのに、この時ぎりぎり5時前。もう少し遅くなってしまうとさらに時間外手数料がかかりますのでご注意を。
 そうそう、食品等輸入届出書はここで回収されてしまうので、コピーをとって置くのを忘れずに!私は知らずに渡してしまい、本当は一度提出したものは返してもらえないそうなのですが、初回ということで懸命にお願いして特別にコピーを残すことができました。
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《8》荷物の受け取り
 セイノー通関さんの預り証に判をもらって、再び空港に戻ります。1F到着ロビーのすみっこに、セイノー通関さんの窓口があります。(向かいは宅配便受付窓口)
 保税倉庫。。。といっても空港内セイノー通関さんの一室のようでしたが、代金を支払い、荷物を受け取り無事完了です!



慣れない手続きで時間も労力もかかってしまいましたが、お金で買えない経験をしました。関わってくださった皆様、あたたかいご協力をどうもありがとう!
8kg(愛犬楽の2/3)って結構重たかったな。今度は郵送で輸入にチャレンジしてみようと思います(買い手がいれば^^;)。


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