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2006年05月05日

『東京タワー』　リリー・フランキー　

(6)

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24660)

カテゴリ：読書（現代）

珍しく主人が読みたいと言い出して、購入した話題の
リリー・フランキーさんの『東京タワー』。
ハードカバーの本を購入するのは久しぶりだなぁ。
一足お先に、私から読んでみました

作者初の長編自伝小説で、本屋さんがお薦めしたい
２００６年度の『本屋賞』を受賞した作品です。
内容の方は

確実に訪れることがわかっている恐怖。ボクが1番恐れていること。
あまりにも日常的で、いることが当たり前だと思っていたオカンの死。
本当に大切なものがこんなにも身近にあると気づかされ、笑った後に
泣かされる、著者の自伝的小説。

作者の地元の九州の言葉でテンポ良く描かれた、まっすぐで
心にストレートに飛び込んでくる内容。

母親の作る美味しそうなご飯の数々。
母親の病気、医者や、看護士に対する不信感など思ったことを
そのままに書かれています。
愛する母を失い途方にくれる作者の様子がありありと目に浮かび
自然と涙があふれてきます

実はちょっと実家の母と言葉の行き違いでもめてて、冷戦中なの
ですが、電話してみようかなって言う気にさせられちゃいました。
一緒にいられる時間は限られているんですよね。
いつも側にいたので忘れがちですが。