そらのした

そらのした

一枚の絵


そのひとが、新聞の左端をもって、
その方の配偶者だろうか、
小さなご婦人が 右手に新聞の右端をもって
二人で新聞を眺めていた。

一枚の絵のようだった。

とても自然な
何も作ったところの無い
きれいな一枚の絵のようだった。

きれいな美しい絵だった。
その心のそこにあるものは 私には
とても読み取れないでいるのだろうが・・・。



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