独断と偏見のロ～～マンス

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2007/09/20

Sの誘惑・・・ローラ・リーズ

テーマ：これまでに読んだ本(1062)

カテゴリ：読後感想

Sの誘惑＊ローラ・リーズ＊早川書房

あらすじ
私の人生は１７歳から始まった。
ある早朝、意識をなくし、傷つき、顔を潰され、
全裸で放り出されているのを発見されたのだ。
ようやく昏睡状態からさめたとき、私は何も覚えていなかった。
自分の名前も、顔も、自分が何をしてきたのかも…１５年後。
その雑誌を見た時、確信が私を襲った。
この男は、私の過去を知っている。
写真に写っていたのは、ワイナリーの経営者ジェームズ・マクゲイン。

やがて、私の正体に気づいたジェームズは、
自分の過去を知りたがる私に条件を出す。
「１５年前の真相を知りたければ…」
それは、性の奴隷として絶対的な服従を強いることだった。
拘束、凌辱、調教。ジェームズの要求に限界はなかった。
過去を知りたい一心で背徳の世界に踏みこんだ私は、
いつしかその虜になっていく。
だがその先で私を待っていたのは、あまりにも衝撃的な事件だった！
『Ｍの日記』の官能と衝撃を上回り、
モラルの限界を超える、超エロティック・サスペンス。

独断と偏見
う～～ん、これもサスペンスの括りなのよね？

Mの方が面白かったかも・・・だってとりあえず
「Mの日記」の方は全編通して「妹を殺した犯人は誰だっ！」
っていうのが押し出されてたけれど
このSの誘惑の方は「15年前私に瀕死の重症をおわせたのは誰だっ！」
と言いながらそれに関してはちっとも伏線があるで無し

そりゃぁまぁ、死にかけてるのをほうり出されても致し方ないかと・・・
で、天誅が下ったのか
結局は皆死んでしまって真相は闇の中？
なんだかイマイチすっきりいたしませんわよ。
どこかでチラッとこの作者の紹介みて
「おもしろそ～～」と思って図書館で借りましたが
（図書館かいっ！）
ちょっと失敗したかも～～とやや後悔
前作同様、倒錯の世界をのぞいてみたいとおっしゃるなら
決してワタクシお止め立てはいたしません。
が、正直【Mの日記】だけで十分この方は堪能できるかと思います

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