独断と偏見のロ～～マンス

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2007/11/21

あの空に帰りたい・・・ルース・ウインド

テーマ：ロマンス小説　読書日記(461)

カテゴリ：読後感想

あらすじ
マギーはティーンエイジャー向けの新聞のオーナーであり編集者。
離婚した夫の子供を引き取って、今は積極的に生きている。
そんなある日、隣のアパートにジョエルが引っ越してきた。
すてきな男性がいたとしても、目で楽しむくらいが身のためで、
深入りは禁物と自分に言い聞かせていたはずなのに、
なぜかマギーは、どこか影のある彼に不思議な親しみを覚えた。
彼は音楽と動物が好きな、物静かな人で、
マギーの新聞の音楽欄を楽しみにする、愛読者でもあった。

やがて彼はマギーの心に少しずつ大きな位置を占めるようになっていく。
だが、ジョエルには彼女に言えない秘密があった。
彼は殺人の罪に問われて刑に服し、刑期を終えて出所したばかりだった…。

独断と偏見
ヒーローとヒロインが徐々に親密になっていく過程が
なかなかもどかしくもあり読み応えがありました。
ヒロインの娘カップルが初々しくてなんかカワイ～～！
と思ってしまいましたが、本筋はそこではなく
ヒロインがいかに男性ともう一度信頼関係を築き上げていくか・・・
なんですが、そこもなかなかひねりがきいたエピソードでした。
ですがヒーローが昔殺人を犯したあたり
もう少し掘り下げて書かれていたならもっとよかったのではないかな？

ただ、ヒーローは最初からヒロインに会うためだけに
ヒロインの近くにやってきたんだなぁ
そう思うと「もしかしてストーカー？」と思えなくもないけど
そこはそれ、やっぱりロマンスなんだと言うことで・・・
ラストにヒロインが「どちらのあなたも愛しているわ」

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