独断と偏見のロ～～マンス

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2008/02/05

抑えきれぬ情熱を騎士に・・・キャサリン・キングストン

(2)

テーマ：ロマンス小説　読書日記(461)

カテゴリ：読後感想

あらすじ
レディ・ロザリンドは家族を惨殺され、自らも地下牢に閉じ込められていた。
暗く狭い地下牢でいつしか死ぬのだろうか。
諦めかけていた彼女の前に突然、騎士が現れた。
ジェフリー卿は１０００クラウンと引き替えに、
彼女をここから救い出すという。
ロザリンドは無一文ながら、逃げ出したい一心で条件を受け入れた。
しかし、それが嘘だと知ると、ジェフリー卿は驚くべき提案をする。
それは、彼に一夜の奉仕をすること、

中世を舞台に繰り広げられる、熱く甘いヒストリカル・ロマンスの傑作、日本初登場。

独断と偏見
え～～たぶんこれは、ロマンスではないと思いますの。
だからと言ってエロ（官能小説）かと言うと
これまた頭の中がクエスチョンマークで一杯になってしまいます。
極悪領主の地下牢に幽閉された美しいヒロインと
その城を襲った善良で逞しいヒーロー
出会いの場面は定番でございましてよ。
読み手はそれだけで期待に胸を膨らませ
どうなるの？どうなるの？とハラハラドキドキ・・・
25ページも読まないうちに「なんだよこれ？」
おいヒーローそんなにお金が欲しいのか？

で、お金が取れないとなったら
夜のご奉仕と鞭打ちの刑・・・はぁ？鞭打ちですか？
ここらあたりでもう斜め読みに突入していたので
なぜヒロインがヒーローのお城のルールに従わなきゃならんのか
なぜそのルールが鞭打ちなのか・・・わからん

その後もまぁ愛人よろしく、せっせこせっせこベッドをともにして
ヒロインは城の皆から蔑まれ・・・
しかし、必死にヒーローのためにがんばるので
徐々に受け入れられていく、このあたりガーウッドの
太陽に魅せられた花嫁　を彷彿とはさせるのでございますが
いや、ヒロインの器が違う・・・
なんだか卑屈なのよ、二言目には「私は日陰者～～」見たいな発言
「だけどがんばってるの、だってあの方を愛しているのですもの」
だからって、ひざに抱えられてお尻をパンパン
それを喜んじゃってるのもどうかと思いましてよ
まして政略結婚しなきゃいけないヒーローが
厄介払いのようにヒロインに花婿を世話するあたり
反発するかと思ったらすんなり受け入れちゃってるし・・・
そして問題ありなのはヒロインだけではございませんことよ！
ヒーローも持参金を持った花嫁を迎えなきゃならん！
でもヒロインが愛しい・・・そこまではいいけど
ヒロインを手に入れるために、なんか努力したかよ？
はっきり言って、わがまま令嬢がヒーローのルールがいやだ！
って駄々こねなきゃ結婚したんだろう？
国王が新しい伯爵にヒーローを任命しなければ
ヒロインと結婚はありゃしなかったんだろう？

「見た目ほど痛い思いをしないように、旦那様が計らってくださったから・・・」
公開鞭打ちのあとのヒロインのセリフにげんなり・・・

ロマンスの世界では
ヒーローはヒロインにそんな仕打ちはせんのだよっ！！

ロマンスとしては読めないし
エロとして読むなら絶対メイスンの
誘惑のシーク　あたりのパチンコ玉のほうがよっぽどエロいと思いましてよ！

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最終更新日 2008/02/05　06:23:19 PM
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■コメント

激しく同意

ぷりぷりぷうさん

私も地雷日記にて

これ絶対ロマ本ではない。
ましてやきちんとした（！）エロでもない。
なんじゃこりゃ　へんじゃこりゃ
です。
定価で買ってしまった私は
しばらく立ち直れません。 (2008/02/06　02:19:22 PM)

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Re:激しく同意(02/05)

yukimama21 さん

ぷりぷりぷうさん

＞これ絶対ロマ本ではない。
＞ましてやきちんとした（！）エロでもない。
＞なんじゃこりゃ　へんじゃこりゃ
そうなんですよ！
全てに中途半端・・・
どうすりゃいいのよ？ぶんか社さん！
って感じですね・・・

＞定価で買ってしまった私は
＞しばらく立ち直れません。
いえ、ワタクシは古本屋で
半額以下で購入しましたが立ち直れそうにありません。
もう一冊「レシピ」を読むのが怖い・・・
-----
(2008/02/06　06:01:19 PM)

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