独断と偏見のロ～～マンス

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2008/03/31

恋のルールを忘れたら・・・ヴィッキー・Ｌ・トンプソン

(2)

テーマ：ロマンス小説　読書日記(461)

カテゴリ：読後感想

あらすじ
お目付け役なんていらないのに
このままでは羽目をはずせない。

小さな田舎町で生まれ育ったトルーディ。
大都会で奔放なセックスライフを楽しむという
彼女の長年の夢は、着々と実現に向かっていた。　
苦労してニューヨークでの仕事と生活を手に入れ、
あとは素敵な男性たちと知り合うだけだ。
だがそう思ったのもつかの間、

ハンサムですばらしい体つきをしていて、
いかにも都会的な雰囲気のあるお目付け役だ
残念なことに、リンク・フォークナーというその男性は、
トルーディの夢から抜け出てきたような人物だった。
惜しい気はするけれど、彼とはできるだけ距離をおかなくては。

独断と偏見
おや、まぁ！って感じでございます。
通しナンバーからいっても
そんなに新しい出版ではないこのお話
どこぞの出版社から新たに作られた
【お花ちゃんブックス】より出だされる
自称エロティックロマンスよりも

しかもこれ、表紙を見たら【Blaze】となっているではありませんか
ええ、ええ、テンプのブレイズと言えば
よりいっそうエロティックでコミカルな（全部がそうではございませんが）
時間つぶしに読むにはもってこいなシリーズ・・・
そのブレイズとテンプが分離する前の

皆様、期待してよろしくてよ！
とってもHot!とってもComical！
田舎娘が都会でハメをはずそう！とワクワクしているところへ
その親友が心配して（と言うよりも見合いババァ根性で）
旦那の親友をお目付け役としてあてがうわけでございます。
もう、このヒーロー&ヒロインのやり取りが
熱くって、面白くって、サイコーでございます。　
ともかく、ヒーローを誘惑するヒロインの奇抜なアイディアに
ヒーローたじたじ・・・
前振りではヒーローはプレイボーイで放蕩者でって感じなんですが
何が何が、そこいらの純情君よりも純情かも
しかも、ヒロインに会う前から親友の結婚式の写真で
彼女の足にフォーリンラヴ！
（ヒーローは水ぼうそうで結婚式を欠席）
実際会う前からメロメロなヒーロー
引越し当日いきなり
ヒロイン購入の、寝室に入らないほど巨大な
キングサイズのベッドの組み立て中に大妄想
終始ヒーローの妄想が暴走しててかなりおもしろうございます。

ストーリー自体は本当に単純なので
読後はただひたすら「楽しかった！」の一言に尽きますのよ。
ヒロインの押せ押せ誘惑手管がすごいの何の
メイドだの、テープレコーダーだの、拘束具、鏡
レストランの化粧室、エレベーター
果ては、ヒロインの故郷でのカーs〇x・・・
（まだまだあったぞっ！）
で、その誘惑も綺麗に決まるわけじゃなく
ドジッコヒロインはメイドコスプレのヒールが
じゅうたんに引っかかって巨大ベッドに大の字に倒れこむとか
巨大な姿見がもつれ合った二人に倒れこんで
素晴らしい脚線美でガッシと受け止めるとか・・・
いやもう、抱腹絶倒！
ヒロインのハチャメチャ度はそれだけじゃなく
階級意識に凝り固まったヒーロー両親に向かって
言い放った爆弾発言、痛快でございます。
これは是非皆様に読んでいただきたい。
そして是非おなかを抱えて笑っていただきたい！

・・・作者がこれはコメディじゃないわよっ！
って怒るかもしれませんが
ワタクシの中でこれは立派なコメディでございます。

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