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清く正しく美しく @ Re[1]:子育て爺[50]職業を意識させた事件?(01/08) fit463さんへ コメントをいただきまして、…
2005.06.05
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カテゴリ: 出産・子育て
「おちこぼれ」はつらいもの

おちこぼれ:普通一般から取り残された人。特に、授業についていけない生徒(広辞苑から)

「授業についていけない生徒」とは、なんと悲しい表現でしょう。

学校には行くのです。授業には参加するのです。けれど、教えてくれる内容が、そのままその子に伝わっていかない。歯車がかみ合うようには、この子の歯車が動いていかない。

次の日も、学校には行くのです。行かなければならないのです。

これはつらいことです。本人は、一種の拷問を受けているような気持ちでしょう。

おちこぼれといわれた子のこのつらい本当の気持ちは、まわりにはなかなかわからない。わかってもらえない。

つらいから、家にいても、ぼうっとしてしまう。学校にいても、ぼうっとしてしまう。登下校のときも、ぼうっとしてしまう。


これと同じような状態は、大人にもあり得ることです。これも、縁起でもないことを言いますが、会社を首になったお父さんが、ハローワークに何回か行ったけど、思うような仕事は見つからない。ハローワークには、5回も行かないうちに、挫折感。「困った、困った」だけが、頭の中をめぐります。その結果、家でごろごろすることになります。家族みんなが、まわりで心配しているのに、本人は、馬耳東風のよう(実際には、十分聞こえているのだけれど)に見えます。

この場合も、お父さんは実につらい状態にあります。何とか解決したいと思う気持ちに、押しつぶされそうなのです。(家計を預かるお母さんだって、つらい思いをしているのは、十分わかりますけど)。


この、お子さんとお父さんの二つの例で、本人が実につらい状態にあり、解決したいともがいているところは、心理学でいうフラストレーション(欲求不満、欲求阻止)の状態にあります。この感情をただこのまま、ひたすら我慢していると、暴力などの行動化の現象やうつの状態になったりします。

このお父さんの問題は、子育てにも関連してしまう大問題ではありますけど、ここでは、これ以上触れないことにします。

お子さんのこの問題は「学校で教えてくれる内容に、自分の歯車の1つが引っかかって、お子さん側の歯車もちょっとづつ動くようになっていくといいのです」「それが、徐々に動きを増していけば、本人も学んでいる内容に興味をもてるようになるし、霧が晴れたように気分がさわやかになっていく」と思うのですが。

もちろん「おちこぼれ」の烙印を押されるよりずーっと前に、学校で教わることに、空回りを始めているのを、まわりが気が付いて、早めにその問題解決に向かって努力をしていくのがいいのですが。

新しいランドセルで、初めての勉強。ここでは、みんな同じ一線にいました。みなそれぞれの生徒さんの歯車が動き始めるところでした。「おちこぼれ」がはっきりした今でも、それに気が付かないでいるよりはましです。

その子の長所をまず認めて、それを褒め、伸ばすようにしながら、動いていない歯車を、少しづつ動かして、動いたことを本人にも納得させて、自身を持たせて、「一生懸命」の習慣ができるまで、見守ってあげましょう。思いっきり遊ぶ機会も作ってあげて、気分転換をしてもらうのも大切です。

ーつづくー





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最終更新日  2022.11.27 10:32:25
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