ゆめみんのつぶやき

ゆめみんのつぶやき

周りの反応


周りの反応

がんと診断され、もちろん本人が一番驚いたのですが、
家族や周りの人たちもとても驚きました。
私が感じた周りの反応をそれぞれに分けて書いてみようと思います。

 両親の反応
告知された時の父の、立っていられなかったという反応に代表されるように
父も母も現実を受け入れるのに大変な思いをしたようでした。
告知の日は私の知らないところで、二人で泣いていたようです。
母は、「丈夫に生んであげられなくてごめんね」
「かわってやれなくてごめんね。」と何度も泣いて謝っていたのですが
私が入院して、治療に向けて一歩一歩進んでいくごとに強くなり、
泣いている私のいらだち、悲しみをただ黙って聴いてくれていました。
そして、「怒る」という反応がなくなったように思いました。
私とともに、がんという現実を避けることができない事実と向かい合わなければ
いけない両親も共に強くなっていったように思います。

 弟の反応
同じ家族といっても、弟の反応は、また別のものがありました。
告知の後両親は、私にかなり気をつかっていて、申し訳ないほどでしたが、
弟なりに動揺はしていたと思いますが、元気な時と変わりなく接してくれました。
哀れみ、同情が何よりも嫌だった私にはそれがとても救いになりました。

 友人の反応
私は周りの人にはあまり話していないのですが、仲のよい友達には数人
話しました。
同じように仲良くしていた友達ですが、あきらかに反応には大きな差が
ありました。
反応は次の3つに分かれました。
1. 同じペースで会って、以前と変わらず気軽に話してくれる
2. 距離はおくようになったが、会ったときは、以前と変わらず接して話してくれる
3. 縁が切れた
人間関係がシンプルになり本当に信頼できる友達との関係だけが
続いているというなと感じました。




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