波と戯れるように  風に揺れるように

波と戯れるように 風に揺れるように

2006年01月09日
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いよいよ始まります、 何がって それはね 鬼母のしごきです。

マイマイ息子がスプーンやフォークを持って食事を始めました。

最初はまだ慣れないからこぼしてもお皿をひっくり返しても、

鈴虫ママは注意しませんでした。


それよりも道具の使い方に馴れるように工夫しました。

そして自分で食べる事の歓びを感じることが出来るように配慮しました。


しかし だんだん慣れてくると始まるのが遊び食べと甘え食べ。

あっちを見たりこっちをいじってなかなか食べ物が口に届かない。

業を煮やしたむっつり爺とこがねむし婆はマイマイ息子の口の中に



すると余計に自分で食べる事をしなくなりました。


それを見ていた鈴虫ママは突然 マイマイ息子の前から食べ物を

片付け始めました。

驚いたのは爺と婆。

「なにをすんの せっかく 食べてんのになにするだや」

と 大騒ぎ

慌てて自分達のものをマイマイ息子にあげようとしたので

鈴虫ママは

「もう マイマイ息子の食事は終わったのよ あげなくても いいから」

と どんなに大声で叫ばれても一向にお構いなくマイマイ息子を

食卓から外しました。



「なんてひどい 自分の子が可愛くないずらか

 お腹が空いて こんなに泣いているのに 鬼より ひどい」

と 罵声の限りを言い放ちました。


でも 鈴虫ママは聞き入れません。

食事のたびにこのことが繰り返されました。



そして そのたびに鈴虫ママは怒られました。

でも 決して口答えはしませんでした、きっと分かってくれる日が来るから。


するとどうでしょう あれ程 食事の時に遊んでいたマイマイ息子が

一生懸命食べることを始めました。

それも こぼさないように。

そして 少し多いとむっつり爺やこがねむし婆のお皿に分けるように

なりました。

それまで食事のたびにイガイガしていた食卓が急に明るく元気になりました。


いけない事はいけないと教えなくては意味がありません。

特例を設けてもいけません。(特例は本当に特例です)


同居の中で嫁が自分の意思を貫くことは大変に難しいことが多々あります。

でも 子育てでどうしても必要で且つ重要なことは心を鬼にしても

守り通さなければいけないと思うのです。

孫はなにをしても可愛いものです。

それは責任感のない可愛がり方でもあります。

時々、同居だから躾けが出来ないなんてとんでもない事を言っている方

がいますが、それはお門違いのことです。

自分で責任を持ってやら無いだけの話です。


でも お年寄りの子育ても大変に教えられることが多いものです。

一人でギクシャクしている時にそっとフォローしてくれることが

多くてとても助かりました。







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最終更新日  2006年03月31日 20時14分56秒
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