羽~夜空を越えて~






人をあんなに愛したのはきっと



最後だろう 死ぬまで・・・



口説き文句が上手く出ない俺は



好きな歌を歌った




恥ずかしそうな でも嬉しそうな顔



今はもう見れないけれど




思いがいつかは夜空を越えて



あなたのもとへと届けばいいのに



あの日あなたの世界から全ての



音が途切れた 突然に・・・




届かないなら歌なんかいらない



カミソリを喉に当て引いた



街はクリスマス あなたの好きな



きよしこの夜が鳴り響いていた




正しくもなく だけど間違いじゃない



俺達は確かに生きた



想いが今夜は夜空を越えて



あなたのもとへと届く気がする



そして世界中 声なき歌が



降り積もるだろう 幸せそうに


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