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June 7, 2008
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井沢で読んだのは、瀬尾まいこの「図書館の神様」と「戸村飯店青春100連発」。

瀬尾さんの言葉遣いは、とっても好きです。
あんまり大きな声ではなく、ていねいに話している口調で、柔らかくしみいる感じがします。

「図書館の神様」は、主人公のキヨが気の乗らないまま文芸部の顧問を引き受けて、たった一人の垣内くんという部員と向き合う1年が書かれています。
瀬尾さんが教師をしているという話を別の本で読んだ後だったので、
教えている生徒くんによって自分も癒されて、また成長させてもらえるのだな
っていう経験がおありなのかなと思いました。
最後まで高校教師っぽくなかった義母は、きっとこういうかわいい先生だったんだろうなって想像しちゃいました。

この話の中では一言も書かれていないけれど、きっと垣内くんはキヨ先生が好きだったんだろうな。

「姉ちゃん、悪くないのに」
という一言によく現れていると思いました。
また、自分の一言が原因で自殺してしまった同級生のご両親様からキヨに宛てられた手紙がとっても印象的。
相手を責めて生きたくなるものなのに、キヨの心遣いに感謝しながらも、彼女をそっと未来に押し出すようで、
温かさがいっぱい詰まった手紙でした。

「戸村飯店青春100連発」は、期待通りにむちゃくちゃおもしろかった。
一気に読んで「あー、おもしろかった! (パタン)」と満足して本をとじることができる1冊です。
私、大阪のことって全然わからないので、
きっと関西の人が読んだらもっと「連れ」とか「なんでやねん」とかのニュアンスがわかるんだろうな。

戸村家の、高3ヘイスケと高2コウスケの話。
全然違う性格の二人が、章ごとに交代でそれぞれの視点で話すんだけど、それぞれの立場や言い分、性格がよくわかるように書かれています。

また、将来のちびすけが長男に嫉妬したりすることを想像させられて、
とってもおもしろく読めました。
男兄弟ならではの、おもしろさがあるんだろうなって思えました。
そして、男の子って将来について考える時、こんなことを悩んだりもするのかな?と、遠くない将来に長男が感じるだろうことも、見えてきそうな気になりました。

それにしても、お兄ちゃんに対する弟の「かなわないけど、超えてやりたい」みたいな気持ちって、





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最終更新日  June 7, 2008 11:41:35 PM
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