あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

2008.01.15
XML
カテゴリ: あそび一般
【愛知県東浦町が公園に高齢者向け木製遊具を設置したところ、人気を集めている。全国の自治体、福祉関係者が視察に訪れ、各地に広まる兆しも。遊びながらストレッチや筋力強化が図れ、注意力を向上させる仕掛けもある。】 (【】内は記事から一部引用、Google ニュース/時事通信:2008年1月11日)

 公園への高齢者向け遊具の設置は、高齢化社会に突入し高齢者の健康の維持と促進にとって大いに意義のある事だろう。その一方で、高齢化社会の裏返しである「少子化」を防ぎとめる意味では、こどもたちのために、安心して外であそべる場所の確保も重要だ。

 実際にも、私の地域の多くの公園には幼児から高齢者まで訪れている。そうした公園の少なくないところで、元気で活発なこどもたちと四阿(あずまや)でくつろぐ高齢者の方との、トラブルも起こっている。こどもたちにとっては球技が出来ず、高齢者にとっては安心して憩えないという状況が、少なからずあるのだ。

 それは、小さな公園に緻密な設計・デザイン無しに、余りにも多くの目的・機能を、安易に持たせすぎた事から起こっている。小さな公園は、ここはこどもたちだけ、あそこは高齢者と幼児などと、適当な棲み分けも必要だろう。また、大きな公園でも、こどもたちがあそびまわるオープンスペースと高齢者が憩う場所を分離することも大切だ。できれば、高齢者がこどもたちの元気な姿を見れる位置で、その安全が確保できるような設計が望ましい。

 また、オープンスペースが少ない、こどもから高齢者まで安全にあそべる遊具、そういった遊具だけがあるような個性的な公園が、地域に一つくらいあってもいいだろう。要するに、適当に公園をつくり、適当に遊具を配置するのでなく、地域住民の意見をよく聞いていただいて、大きな視野(地理的な意味でも)に立った公園行政が望まれるのだ。




あそびセレクト





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.01.15 20:59:21
コメント(0) | コメントを書く
[あそび一般] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: