あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2009.01.07
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カテゴリ: あそび一般



【現在、ガザ地区がパレスチナ自治区でも最も困難な状況に直面する中、私自身のとても個人的な話をここで書きたいと思う。しかしこれは、ガザに住む160万人のパレスチナ人のストーリーでもあるのだ。(中略)私は子どもたちと暗闇の中に再び座り、彼らを落ち着かせようと、また物語を聞かせ始めた。すると、12歳の息子が突然、こう尋ねた。「パパ、僕たちはまた平和に暮らせる日が来るの?木に登って、サルみたいにぶらんぶらんしたい。鳥のように飛んでみたい。なんで、僕らは、毎日テレビで見ているようなほかの子どもたちのように遊ぶことができないの?」】 (【】内は記事から一部引用、Google ニュース/AFPBB News:2009年1月5日)

【大学卒業後の03年6月には、知人に紹介された地雷除去に携わることを決意し、再びカンボジアに渡った。(中略)「こいつらとずっと一緒にいたい。地雷を気にせず遊ぶ姿が見たい」と、カンボジアが「ホーム」に思えてきた。】 (【】内は記事から一部引用、Google ニュース/読売新聞:2009年1月6日)

 一方は、先日再び戦禍が襲ったパレスチナ自治区の、もう一方はすでに大きな戦禍は過ぎ去ったカンボジアの、こどもたちの様子を語っている。こどもたちにとって本来楽しいはずのあそびが、現在の戦禍と過去の戦禍に、奪われたり脅かされたりしている、これが今の世界の現実なのだ。

 おとなは、大義名分を振りかざし、テロや戦争という愚かな行為に、未だ終止符を打てずにいるのだ。そして、それはパレスチナやカンボジアだけの事ではない。イラクやアフガニスタンをはじめとして、多くの国・地域に及んでいる。

 さらに、悲惨なのは、あそびを奪われた少なくないこどもたちが、テロや戦争の悲しい戦士となって、新たな戦禍を次世代に引き継いでいるのだ。この忌まわしき悪循環を断つには、すべてのおとなが武力を一切放棄する事のみが可能とする。

 そして、その武力にかけた膨大な資金を、餓えや貧困の根絶に振り向ければ、おそらくテロや戦争の原因さえ無くしてくれるだろう。それは、「侵略者へのテロ」や「テロとの戦争」などのように、こどもたちのあそびを奪ったり脅かしたりは決してしないだろう。全てのこどもたちがあそびのなかで、健やかに育つ事の出来る世界をつくる事は、全てのおとなに課せられた、直ぐにでも着手しなければならない義務なのだ。



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最終更新日  2009.01.07 17:14:46
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