あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2009.05.17
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カテゴリ: あそび一般

【こどもの日恒例の「こどもまつり」が5日、佐賀市兵庫町の市中央児童センターであった。(中略)まつりは今年で12回目。道具がなくても楽しめることを知ってもらおうと、同センター内のトランプやパズル、ビリヤードなどをしまい、電車ごっこや引っ越し鬼などの遊びを用意した。初夏の青空の下、子どもたちは元気いっぱい遊び回り、会場は無邪気な笑顔で満ちあふれた。】 (【】内は記事から一部引用、Google ニュース/佐賀新聞:2009年5月5日)

 こどもの日に限らず、記事のような「あそび」を教えたり一緒に楽しんだりするイベントは多い。記事の取り組みでユニークなのは、「道具がなくても楽しめる」あそびをテーマに開催された事だ。今のこどもたちは、「鬼ごっこ」や「かくれんぼ」など幾つかの、そうした「道具の要らないあそび」を知っているが、その種類は昔に比べて断然減っている。

 学童保育でのエピソードだが、道具を一切持たずに、何にも無いただ広いだけの野原に、こどもたちを連れて行ったが、何をどうしてあそんでいいか、戸惑うこどもたちの多い事に驚いた事があった。昔なら、そんな広い場所に着いたなら、直ぐに日ごろ出来なかったほどの、大きく広い「宝踏みん(Sケン・陣取りの一種)」のコートを描いてあそんだものだ。

 道具を全く使わないあそびも多かったが、木切れ1本、石ころ1個、釘1本、チラシ1枚など、何処にでもありそうな物(遊具ではない)を使ったあそびを含めるともっとその種類は増える。さらに、例え買ったとしても多寡が知れているあそび道具である、紐・縄・ボール(庭球・ゴムマリ)などがあれば、無敵に近かった。要するに、昔のあそびには、ほとんどお金をかける必要があまりないあそびがほとんどだったのだ。

 そして、これらのあまりお金をかけないあそびは、その多くがあそび相手が必要なあそびとなっており、この特徴がこどもたちに様々な能力、特に今のこどもたちに不足気味のコミュニケーション能力を育んでくれる。記事のような「道具がなくても楽しめるあそび」を広げてくれるイベントが、さらに各地に広がる事を期待したい。



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最終更新日  2009.05.17 20:02:49
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