あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2011.01.17
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カテゴリ: あそび一般

【15日付夕刊の句の季語は「竹馬」でした。「高足(たかあし)」「鷺足(さぎあし)」とも呼ばれるようです。どの季節にも遊べそうな気がしますが、冬の季語になっています。もともとは川を渡るときや降雪の際に使われる生活用具だったそうで、そんなところから冬のものという意識が定着したのではないでしょうか。(中略)その日の天候で遊びを決めた子ども時代には、意識こそしていませんでしたが、季語があふれていました。 外で遊ぶ子ども自体をあまり見ない昨今。暖かく、安全な室内に取り込むだけでなく、周りにも目を向けるよう、意識して導くことも必要になってきているのではないかと思います。】

 このブログでも以前に取り上げたが、今のこどもたちのあそびから、どんどん季節感が無くなっていると指摘してきたが、上記記事は、そのことをあらためて教えてくれる、俳句の世界からの「告発」となっている。冬の季語になっているあそびを見る機会が減ったのは、温暖化のせいではない。

 記事が指摘しているように、まさに「外で遊ぶ子ども自体をあまり見ない」からに他ならない。そして、それは冬だけの話ではない。春になってレンゲを摘み、夏にはトカゲを追いかけ、秋にはススキでふくろうを作る。外あそびの減少は、こどもたちからそのような自然とのふれあいの機会さえも奪ってしまう。

 テレビやゲーム機などの液晶画面に、レンゲやトカゲが登場し、それらと「あそんだ」としても、楽しくはあるが、季節感の無い、むなしい時間が経つだけだ。こどもたちも、俳句の季語を学校で習う機会があるが、あそびを通じて身体で覚えるのと、頭だけで覚えるのと、どちらがいいかは言うまでもない。季節の変化が豊かな日本にあって、季節感の無いあそびが増える。その馬鹿らしさに気付く、おとなたちが増えてほしいものだ。



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最終更新日  2011.01.17 19:54:16
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