あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2015.01.31
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カテゴリ: あそび一般



 こどもの頃は、単に「ん」の代わりくらいに思っていたが。実は、「ん」の代わりに「京」が使われるのには、理由があるようなのだ。「ん」は「いろは」の一番最後の仮名だ。まさに、この一番最後に、「京」が使われる理由があるようなのだ。

 カルタと同じくお正月のあそびに、「すごろく」があるが、その一つ「道中双六」と呼ばれるものは、その「京」が「上り」、すなわち最終ゴールなのだ。だから、「道中双六」の最終ゴールの「京」が、「いろは」の最終文字「ん」の代わりとなったのだ。

 その「道中双六」の、元になった「バックギャモン」を源流とする「盤双六」も、奈良時代に伝わっていたとしても、当時の首都である「京」で熟成され、発展していった遊びであることを考えると、「京」とあそびの関係は深い。

 もっとも、京の都に住む貴族を中心に流行った遊びが、地方へ広がったものは多い。これは、町や村に住む庶民と比べて、京の貴族たちには遊ぶための時間が豊富にあったからで、当然のことだ。

 後の江戸時代になって、商人文化が大きく栄える大阪からも、当時の江戸を含めた地方へ、多くの遊びが広がったとされる。その大阪にも商人文化が栄える前の一時期、「京」があった。さらに、兵庫県や滋賀県にも京があった。

 こう考えると、日本の多くの遊びは「京」があった関西から広がったと言える。もちろん、現代の京である東京都発信の遊びも、少なくない。それも含めて、「京」発信の遊び抜きにして、日本の遊びは語れないだろう。




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最終更新日  2015.01.31 17:10:22
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