あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2016.07.02
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カテゴリ: あそび一般



 幾何学が好きだから折り紙好きになるのか、そうでないことは明らかだ。生まれながらに幾何好きはいない、幾何学が好きになる前に折り紙に出会うのが一般的だ。昔に比べて少なくなったとは言え、日本では幼い頃に折り紙に出会う機会は多い。

 平凡に育てば、日本のこどもたちは、折り紙と接する機会は多い。そんな日本にも拘わらず、意外と折り紙嫌いなおとなが多い。もちろん、作品を愛でることは好きなおとなは多い。しかし、いざ自分で折って作品を作るとなると一変する。

 おそらく、折り紙を折る、最初あるいは初期の段階で、嫌な経験をしたのかも知れない。誰でも最初は、何事も出来ないのが当たり前で、折り紙が出来ないことを責められることは少ないはずだが、そうではない実情があるのかも知れない。

 また、私の経験だが、就学前のこどもたちは、おとなが驚くほど、折り方を覚えることは良くある。それだけ、幼いこどもたちの記憶のキャパシティーが大きいのだろう。特に、折ってみたいと自発的に折り紙を始めた子ほど、その傾向は強い。

 反対に、折り紙が知育に良いからと言って、折り紙を無理強いするのは、多くの場合、失敗に終わる可能性が高いと思われる。少なくとも長続きしないのは目に見えている。

 要は、自発に基かない活動は、何かと無理が生まれる可能性が高い。無理は、嫌気を導く。嫌気が高じると苦手に転嫁もする。こどもの頃の、折り紙嫌いや折り紙苦手が、すべて幾何学嫌いに結びつくとは言わないが、少なくとも幾何学に知らず知らずのうちに慣れ親しむ機会を逸しかねないことは間違いがないだろう。

 本記事は、このブログの過去記事の再掲載です。(2014-06-10)




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最終更新日  2016.07.02 16:18:07
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