ミッティーのざっくばらん

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2009.11.05
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カテゴリ: おすすめ


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杉本彩さんはこう言っていました。


「私がこの映画を撮ったら、もっと攻撃的でアグレッシブで、
ひどい映像になったかもしれない」。







ペットブームの裏で、日本では毎日1000匹の犬や猫が処分され続けているといいます。


処分ーつまり、殺されているということ。


手のひらにすっぽりと収まる、生まれたばかりの子猫たちが、
次々と「箱」に入れられる映像からは、
正直目を背けたくなりました。




否応なくつきつけられる、無数の小さな生命たちの現実。




しかし、この映画は、ペット社会の闇を声高に訴える映画ではありません。





これは、むしろ、犬や猫じゃない、人の映画だと思いました。


この映画に登場する人は、それぞれの思いで、小さな生命と向き合い、
自分にできる最前を尽くそうとしていました。


自分の生活さえおぼつかないのに、捨てられた犬や猫の世話を続ける人。


処分される生命を少しでも減らすために、去勢手術を施す民間の人
(監督は、摘出された、赤ちゃんのつまったまま摘出された子宮を、
両手で包むように触れていました)。


「処分される生命なら、自分がやればいい」ときっぱりとした口調で言う行政の人。


批判するのはたやすい。


けれど、ジレンマを抱えて、時に自分を責めて、それでも歯をくいしばって、


私が目を背けようとする世界に踏みとどまって、
目の前の生命の生と死に関わる多くの人々。



不思議なあたたかさに包まれた映画でした。


お近くで上映される際には、ぜひ足を運んでみてください。


hpはこちら→ 「犬と猫と人間と」





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最終更新日  2009.11.05 21:00:51
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