おれんじのうだうだ日記(時にはふんがふんが)

おれんじのうだうだ日記(時にはふんがふんが)

おれんじと炊飯ジャー


なんでか分からなかったんだけど、その時は無性に寮生活をしてみたかったのだ…
ツルモク独身寮 BY窪之内栄策(スピリッツ)の影響だったのかな?

今では結構良い思い出になっているのだが、当時は苦痛も多かった。
何てったって1人部屋なじゃくて、3人部屋だったからだ。
しかもご飯支給、風呂トイレ共同!!

人間関係ももちろん嫌な思いをした一つだったけど、
とにかく食事がイヤだった。

おれんじは特にグルメな方ではないと思うんだけど
とにかくご飯をいっぱい食べたかったのだ。

まず食事の量が少なかったのだ。
きっと普通の女性なら満足するくらいの量だとは思うのだが、育ち盛りのおれんじには(18-19歳くらいのでも育ち盛りだってよ。書いてて笑える)足りないのだ。

あと、ぬるいのだ。
前にも書いたことがあるけど、おれんじはなんでも熱々が好きなので
ぬるまっこいみそ汁やぬるまっこいカレーなどには大激怒だったのだ。
ちまっ!ちまっ!と皿に盛られているぬるい小さなおかずをあんまり食べる気にはなれなかったのだ。

しかも授業の関係で、寮に着く頃にはご飯の時間が終わっているって言うのも
多々あった。

そんなわけで、活躍するのが炊飯ジャーなのである
電気があればホカホカご飯が約束される素晴らしい文明機具!
ごはん星人のおれんじには切っても切れない存在なのだ。竹馬の友なのだ。

ほぼ毎日のようにおれんじはご飯を炊いた

おれんじの命の源はこの3合しか炊けない小さな炊飯ジャー

炊きあがったご飯を見るととても嬉しく感じた

都会の水は不味いので、美味しいご飯を炊くためにミネラルウォーターを
担いで帰ったりした

たまに閉店間際のスーパーに行って、お総菜なんか買っちゃったりしてた

朝おにぎり
昼おにぎり
夜おにぎり

まさにおにぎり天国 はらしょー

そして、特におにぎり天国でおれんじを魅了したのは
お米を洗ったあとに、材料を入れておけば翌朝にはホカホカの炊き込みご飯

灰色っぽいご飯のなかに

タケノコ
こんにゃく
マイタケ
鶏肉
ごぼう

などのハーモニー♪
台所が使えなかったおれんじの最高の贅沢品

しかし、やっぱりしばらくして飽きた
一回につき3合炊かなくてはいけないから、一回の食べる量が半端じゃない
ほぼ一日で3合を食いつかなくてはいけないのだ。
周りの人におにぎりにして配っても、あまるあまるあまる

しかも炊き込みご飯に感動していた頃に、帰省する機会があり
親に炊き込みご飯の素晴らしさを熱く語ってしまったため
その後、嫌がらせかと思うほどの炊き込みご飯の素を送って来たのだ。


現在はその炊飯ジャーは、自宅に帰ってきた今も使っている(台所で)
じつは今でも炊き込みご飯は作らないのだ…

もう食べられません。
もう死ぬまでの分をあの2年間で食べました。




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