ソウル生活〜

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外国語高校とは




外国語高校は英才教育をする高校に色分けされている。

外国語高校に入学するためには、試験を受けなければならない。

ソウル市内は標準化とかいって、公立の高校には入学試験はない。



私が勤務する高校には英語科、ドイツ語科、中国語科、フランス語科、日本語科の5つの言語がある。

英語科 = 4クラス
ドイツ語科 = 2クラス
中国語科 = 2クラス
フランス語科= 1クラス
日本語科 = 1クラス

1学年10クラス編成だ。
去年から1クラスには35人と定員が決められたが、私が勤務しはじめた4年前には1クラス、45人学生がいた。

しかし、35人定員と言っているが、入学式が終わって1ヶ月くらいすると、一人、二人と新しい生徒がやってくる。定員オーバーしていてもいいのか?



入学試験は一般試験の前に、特別枠として中学校の成績がいい生徒と、中学校長の推薦を受けた生徒だけ受験できる特別入学試験。と、その言語ができる学生のみを面接で選抜する特別入学試験がある。

日本語科の場合は、日本語能力試験2級、もしくはJPT800点以上を持っている学生のみが試験を受けられる(年度によって資格変更あり)。面接は日本語と、教務部の韓国人の先生が国語力を問う面接試験を行う。

作文も課題を与えて書かせる。一般試験枠には、中学の内申書もかなり影響するらしい。今年2004年の競争率は7倍だったそうだ。

外国語高校の制服を着ているだけで、塾に行ったとき優越感を覚えるらしい。

しかし、ある外国語のコンテストでは外国語高校は一般高校よりも点数を高く設定されているので、同じ点数でも一般高校の生徒は「賞」をもらえるが、外国語高校だと「賞」をもらえない時があるので、「損をした。一般高校へ行けばよかった」とぐちった学生もいた。

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