ソウル生活〜

ソウル生活〜

高校教師になるまで




韓国の日本語学習者数は89万人(国際交流基金の2003年調査結果)。世界で一番多く、全世界(235万人)の約4割を占めています。第2位は中国の39万人、第3位はオーストラリアで38万人。この3カ国で世界の学習者全体の7割を占めています。


韓国での日本語学習者がいかに多いかおわかりいただけますか。


韓国で日本語を勉強しているのはどんな学生かというと、約9割弱が初等、中等教育、すなわち小学生、中学生、高校生となっています。大学生は1割弱、学校教育以外は0.3割。

韓国での日本語学習者は、ほとんどが中、高校生というわけです。



韓国の教育庁(文部科学省)は中学校にも日本語ネイティブを積極的に雇い入れるよういっています。実際にはわかりませんが、中学校では特技適性授業という放課後にするクラス(希望する生徒だけ)に日本語の授業を設けており、そこには日本語ネイティブがいる学校がでてきているらしいーーーという話しは聞いたことがありますが。



日本語ネイティブが実際に働いているのは、外国語高校、一部の一般高校、一部の実業高校に限られています。


韓国全土で2004年、私の調査によると、29人くらい。
2005年には38名に増えました。外国語高校の新設、一般高校でのネイティブ雇用が急激に進みました。
2006年には43名です。


しかーーーし、英語のネイティブに比べると、異常に少ない数字。


教育庁は中学校、高校にもネイティブを増やして、コミュニケーションに重点をおいた日本語教育をするようにと言っているので、今からはもっとネイティブが活躍できる場所が初等、中等教育で増えていくと期待しています。


私が韓国へ来てから、地方の学院、ソウルの大手学院、高校と働いた経験を書いていきます。

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