卒園、そして入園


認可保育園への申請をバッチャンに頼む。

お散歩で行ってるから、見慣れたところが良いだろうと
B保育園に決める。

会社にバッチャンから電話が入った。

「ちょっと、B保育園の3歳児募集は一人だって」

はぁ、一人?!

「C保育園の方が募集人数多いよ」
「じゃー、Cで良い」

C保育園は市立保育園でA保育園とも近かった。
まぁ、なんとかなるだろうと思っていたが
A園長に
「今は、母子家庭、父子家庭でも優遇ってされないくらい
申請が多いからね...」
あらー、そうなんだ。

それでも、C保育園への入園が受理された。
確か、基準保育時間が8時位から4時半位だった。
当然、早朝、夕方の延長で申し込んだ。
そんな保育時間で会社勤めが出来ると思っているのだろうか?
延長を入れても、7時半~18時半までだ。
最初の個人面談で
「もし、迎えに間に合わない時はどうしたら良いんですか?」
「ほっぽりだして置いて行くことはしません。
でも、お母さん同士お友達になってお願いできるように
して下さい。」
A保育園では入れ替わりが多かったので、顔を知っている程度で
仲良くなる程ではなかった。
C保育園ではほとんど3年間一緒なのだから、友達も出来るだろう。

その通り、1年を過ぎた頃から延長保育を頼んでいるお母さん達と
徐々に仲良くなって行った。
会社の電話番号を教えあって、夕方のとっぱつな残業時は
一緒に連れて帰ってもらって夕飯も食べさせてもらった。
本当に助かった。

C保育園当初は、やはり朝のさよならは大泣き状態。
これは、卒園間近まで続いた。
朝、晩の延長時間だけの先生は

「タンポポちゃんの行ってらっしゃいの儀式なのよね。
お母さんが行っちゃうと全然平気で遊びだすから大丈夫よ」

案の定、迎えに行った時はなかなか遊びが終わらず
いつまでも遊んでいるタンポポだった。




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