伝えたいこと



全落ちは絶対させない

そんなの当たり前、どこの家庭だってそう思ってる
と言う声が聞こえそうだが、敢えて伝えたい。

今年の受験もかなり激戦だったと思う。
強気の受験がかなりあったと言う記事も見た。
来年度以降も楽になるとは思えない。
良く訪れるいくつかのHPに

「4×です。2次を探そうか公立にしようか迷ってます」

「まさかの押え校まで落ちて、目を真っ赤にして
 2次募集の入試に向かいます」

等々、同じ受験生の親として心が痛む書き込みがありました。

その中でも

「塾から偏差値50台の学校を「あんな学校」と親子ともに洗脳され
 押え校も高い学校ばかりを受けて全落ち...」

「子供の高い時の偏差値を本当の実力だと思いたく、
 併願校の失敗が全落ちに...」

は、中学受験と言う特殊な環境の中では起こりうることでは?

かく言う私も併願校選びで、偏差値だけを見て塾の先生に

「お金を出しても行かせる価値のある学校でしょうか」

と、聞いた経験がある。
実際、説明会に行って十分行かせる価値のある学校だと納得して
受験を決めた。
それでも先生には

「12歳の子供が受けるのですから受験は何が起こるかわかりません。
 併願校と言っても気を抜かないで下さい」

と念押しされた。

なぜ、そんな問い掛けるような学校を併願校に決めたのか。
第1志望との入試日の兼ね合いもあったのだが、全落ちはさせないため。

タンポポのクラスは6年生の夏ごろからとても団結して、
男女関係なく仲が良くなっていた。
お誘いもかなり増えた。

「今日は○○公園に集合!」
「土曜は○○ちゃんちでたこ焼きパーティー」
「日曜はシーパラに行くよ」

当然タンポポは行けない。
そうすると、態度にも表れてくる。

「1回位行ったって良いじゃん。
 こんなに勉強してどこも受かんなかったら意味ないじゃん!」

勉強したことは身につくんだから
一生懸命がんばったことは意味が無いわけがない

そんな事を言ってみても、その意味がわかるのは大きくなった時。

やれば結果は出る

そう思って欲しかった。
仮に第1志望が落ちた場合でも
タンポポの第1志望は高校募集もあるので、
本人がリベンジしたいと言ったら、

「自分で選択して公立に行く」

と言う前向きなものにしたかった。

自分の子供には押え校であっても、
よその子供にとって第1志望であれば
どんでん返しは十分あり得る。
R4や合不合80%だって目安であって100%確実は無い。

我が家は最初から最後まで

第1志望
第2志望
第3志望

と受験する学校を言ってきた。
1日目に第3志望に合格が決まって
第2志望が決まるまでの間もタンポポは

「C中に行ったらチアに入って...」

と素直に喜んで、これから行くかもしれない
学校へ夢を膨らませていた。
これが、「押え校」「滑り止め」なんて呼んでいたら
こうはいかなかったと思う。

ぜひ、第○志望と言う気持ちで学校を選び
受験して欲しいと思う。



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