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子どもが、分かる授業。
これが、学校の命ですね。
前回に続き、このことを、僕の経験から、
考えてみたいと思います。よろしくお願いいたします。
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高学年の理科専科をしていた時、、その全のクラスの子どもが、
教科書が読めないことから、漢字指導の問題意識が、心に沈澱し始めました。
しかし、はっきり、意識したのは、
担任になって、父母会で、
「 文という字の書き順もでたらめなのよ
。」
と訴えられた時でした。
頭にガーンときました。
その時のショック、教師を辞めようかと思いました。
それは、100点になるまで、
ちゃんとやってきたからです。(そのつもりだったのですね。)
自身は、満々、だったのです。
大久保忠利氏(言語学者・前都立大学教授)に相談しますと、、
「君のやり方のせいだけではないよ。」
と言って、
漢字定着の諸調査
を見るように教えて下さいました。
奥様が、国立国語研究所の第一研究室長をなさっていましたので、
そこの調査も入手できました。
読むと、
文部省・研究協力校などの全ての調査が似た傾向を示し、
僕のクラスの実態と共通
していました。
これで、開き直り、教師を辞めなくてもいいとなりました。
逆に漢字教育に正面から取り組んでやろう、となりました。
まず、勤務校の全クラスで、漢字定着の実態調査を調査しました。
結果は、前記の諸調査と同じ傾向になりました。
この問題は、NHK教育TVの1時間番組で、
2日間にわたって、放映されました。
そこには、藤堂 明保、田中 克彦などの
言語学者、漢字教育学者などが参加していました。
いよいよ、漢字指導の研究の始めることにしました。
校内研、市教研、組合教研などあるゆるところで、
公開授業して、批判検討を受け、助言を受けました。
僕がそういうことをしている事に対して、
新卒の女先生が、僕に対して
「 今日先生の漢字の指導の授業が、まずいのでないの?」
と言って来たことがありました。
「 それでは、授業を見に来て
」というと、
よその学校から見にきました。
見ると、
「私の方が、手抜きだったわ」と言って、
その新卒の先生もその後、研究会に参加して、
強力なメンバーの一員になりました。
その新卒の先生は、
読みと意味を教え、
宿題で練習をさせ、小テストなるものを、
100点になるまで繰り返すという方法を取っていたのでした。
それから、現在は、20数年たちました。
しかし、依然として、
「 漢字の読み方と意味を教えてテスト
」というやり方が、
一般的です。
「文と言う字の書き順もでたらめなのよ」と、
話されたお母さんの顔は、今でも、鮮明に浮かびます。
感謝です。
そのお子さん(教え子)は、もう、結婚して、時分、自分の子どもがいることを
駅で、話してくれました。
* これは、以前のブログを、タイトルに合わせて、編集しました。
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国字問題研究会・漢字指導法研究会
http://members.jcom.home.ne.jp/kotoba/kokuziken-index.html
こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。僕らが、作成したものです。
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