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◆座頭市血煙り街道◆2024年5月28日 BS12にて放映座頭市シリーズ17作目。あてのない旅を続ける勝新太郎/座頭市がある宿場で母子と同宿になる。母は病んでいて間もなく息を引き取る。息を引き取る前に市に頼みごとをした。一緒に連れている良太を前原の宿場町にいる父親の庄吉のところへ連れて行って欲しいと~市は仕方なく死の間際の母の頼みごとを聞いてやる。良太を連れて再び旅を始める市だが、相変わらず襲撃を受ける。良太を守りながらも居合い斬りで襲って来た連中を始末する。途中で旅役者・ともえ太夫の一座と一緒になり、市と良太は相乗りして旅を続ける。ともえ太夫に朝丘雪路、歌姫役で中尾ミエ。ともえ太夫一座が途中で地のヤクザから絡まれたところを助けてくれたのが、一見浪人風の男~近衛十四郎/赤塚多十郎だった。ともえ太夫とは面識があるようで、赤塚は市の事も知っていた。茶店で按摩を頼まれて市は世話した。この赤塚に存在が最後にドラマを生む。近衛十四郎と言えば、松方弘樹&目黒祐樹兄弟の父親で、かつては時代劇のスター~本作では勝新太郎に請われて出演した。市は前原の宿場町で庄吉が働いてたと言う窯元を訪ねた。窯元の主が松村達雄/太兵衛で娘が高田美和/おみつ~庄吉は絵描きで焼き物への絵付けの腕利きの絵師だった。しかし前原を仕切っている権造一家に連れて行かれたままだと言う。おみつは庄吉がいたころから密かに思いを寄せてもいた。権造親分を演じてるのが小池朝雄~相変わらずいい味出してる。権造は代官らと組んで贈収賄目的で禁制品の猥褻な図柄の絵皿を大名との取り引きのために作っていた。庄吉はその絵付けを無理やりさせられていたのだ。庄吉を演じてるのは伊藤孝雄~市は庄吉をなんとか権造一家から助け出した。その手助けをしてくれたのが、権造の妻の坪内ミキ子/お仙だった。権造のあまりにひどいやり口に我慢できなかったのだ。しかし市と庄吉を逃がしたため斬られてしまった。庄吉を連れて逃げることができた市だったが、その後、権造一家に太兵衛が斬られ、おみつと良太が連れ去られてしまった。市は庄吉を連れて権造一家に乗り込んだ。そして居合い斬りで次々と始末していった。雪降る中、市はおみつと良太、そして庄吉と一緒にいるところに現れたのが赤塚だった。赤塚は権造一家と代官らの不祥事を葬るためにやって来た幕府の公儀隠密だったのだ。赤塚は代官とその部下を始末した。権造一家は市が始末してくれたので手間が省けた。そしてその不祥事に関わった庄吉も斬ると言う。しかし市は庄吉が脅されて仕事をさせられただけで罪はないと主張した。でも赤塚は庄吉を斬ろうとする。市はそれを守ろうとする。市と赤塚、勝新太郎と近衛十四郎の殺陣、そして庄吉らを巡ってのやり取り~本作で最大の見せ場。赤塚は利き腕を市に斬られた。赤塚の仲間が庄吉を斬ろうとした時に市は仕込み杖を投げて刺した。庄吉を斬ろうとする赤塚の前に市は丸腰で立ちはだかり盾となった。赤塚は私の負けだと言って諦めて去って行った。
2024.05.31
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◆クレージーモンキー 笑拳◆2024年5月27日 BS松竹東急にて放映ジャッキー・チェンが個人プロダクションを立ち上げてからの初監督作品となるカンフーアクション映画。ジャッキー・チェン/シンロンは師匠である祖父のチェンのところでカンフーを学んでいたが、怠惰な性格もあって金に目がくらみニセ道場の片棒を担いだりしていた。その頃、政府は国の方策に従わない武芸流派の関係者を消すために、強力な殺し屋エンを送り込んだ。そしてシンロンが留守の間に祖父のチェンはエンに殺害されてしまった。そこへシンロンが駆けつけたが、エンたちには全く歯が立たなかった。そんなシンロンを救ったのは八本足の麒麟と呼ばれる男だった。彼もシンロンの祖父チェンの弟子であった。そして八本足もエンから命を狙われていた。シンロンは改めて八本足のもとで修業をし直すことになった。厳しい修行の毎日でシンロンはやがて「行意門」の最終奥義を授かった。そして八本足のところへやって来たエンとシンロンの決戦。シンロンが習得した奥義は「喜」「怒」「哀」「楽」の4つの型であった。シンロンは戦いながら喜怒哀楽を表わしエンに立ち向かいとどめを刺した。
2024.05.31
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◆シービスケット◆2024年5月27日 NHK-BSにて放映大恐慌時代のアメリカで人々に希望をもたらした実在の競走馬シービスケットを題材にしたベストセラー小説を映画化した感動のドラマ。ジェフ・ブリッジス/チャールズ・スチュワート・ハワードは自転車修理工からやがて自転車販売店の店主に~しかし世間は自動車時代で自転車はさっぱり売れず~そしてハワードも自動車販売に乗り出し、5社も支店をもつ会社の社長となった。広い土地と大きな厩舎を備えた土地と家を購入した。息子も育って順調な暮らしだったが、全米の株の大暴落でハワードは奔走してる時に、幼い息子が自動車を運転して事故死してしまう。妻はショックから立ち直れず離婚した。スパイダーマンでお馴染みので本作の製作にも関わったトビー・マグワイア/レッド・ポラードは株の大暴落の煽りを受けて、幼い頃に厩舎の世話係として残されていった。やがてレッドの希望で旗手となったが、全く勝てずに雇い主から叱られてばかり~しかも金を稼ぐためにストリートファイトに出て、殴られて右目の視力をほとんど失ってしまう。クリス・クーパー/トム・スミスは元カウボーイ~そして競走馬の調教師に~負傷して競走馬として走れなくなった馬を安楽死させるのではなく、なんとか再生させて生きながらえるようにしてやる。そんな3人が出会うのだが、そこには1頭の競走馬がいた。シービスケット~血統はいいのだが、小柄で生まれた頃は走るのが嫌で寝転がってばかり~やがて成長するとともに気性が荒くなり、皆扱いに困っていた。ハワードはそのシービスケットを買い、シービスケットの素質を見抜いていたトムを調教師にした。さらにその時に荒れていた騎手のレッドをシービスケットと対面させた。すると似た者同士で気が合った。シービスケットはトムの調教で素質を開花していった。そしてレッドを背にレースに出場~しかしレッドがトムの指示を聞かずに敗戦。また右目が見えないこともハンデとなった。それを教訓にしてレッドはシービスケットを意のままに操れるようになった。そして連戦連勝~ハワードは3冠をとったウォーアドミラルとの対戦を望んだ。最初は避けられていたがつにマッチレースという形で雌雄を決することになった。ところがレッドはレースの2週間前に以前の知り合いの馬の調教に乗った時に馬が暴れて落馬~足を複雑骨折してレースには乗れなくなった。そして前からの信頼のおける騎手仲間のウルフに騎乗を頼んだ。シービスケットの性格や乗り方を全て伝えた。マッチレースでシービスケットは見事に勝利した。その後はシービスケットは出るレース全てに勝利~しかし好事魔多し、レース中にシービスケットはじん帯断裂した。普通なら安楽死させるところだが、トムはそうはさせずに再生させようとした。右足骨折のレッド、じん帯断裂のシービスケット~両者は再起へ向けて動き出した。シービスケットは以前の走りを取り戻した。そしてレッドは右足骨折部分を固定して騎乗することになった。レッドとシービスケットの復帰レース~鮮やかな追い込みで他馬を圧倒しての勝利を上げた。
2024.05.30
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◆空中庭園◆2024年5月25日 BS松竹東急にて放映角田光代の同名小説を小泉今日子主演で映画化。ある一家の崩壊と再生を描いた家族ドラマ。劇場公開を控えて本作の豊田利監督が覚醒剤取締法違反で逮捕され有罪となって公開が危ぶまれたが、最終的に公開された。大きな庭のある団地の一室で暮らす家族。父は板尾創路/京橋貴史、母は小泉今日子/絵里子、長女は鈴木杏/マナ、長男はコウ。どうやらまだローンは残ってる。家族のルールはそれぞれ隠し事をしないこと。表向きは楽しく暮らしている。しかし4人には家族には言わない隠し事があった。貴史はSM好きな女、そして不動産屋に勤めるミナと浮気をしている。マナは学校をさぼってばかりで、虐めにも遭ってて、男とラブホテルに行ったりしてる。コウは引きこもってゲームばかりしてる。そして絵里子は肺ガンで入院してる母との間に積年のわだかまりを持ち続けてる。ある日、コウが家庭教師として貴史の浮気相手のミナを連れてきた頃から家族に亀裂が生じ始める。そして絵里子の母の大楠道代/さと子の誕生日と家庭教師のミナの誕生日が一緒だと言うこともあって、皆でお祝いをする。ところがその時に貴史の浮気がバレそうになったり、エロ雑誌にラブホテルにいるマナそっくりの女性の写真があったり~まあ皆その通りなんだけど~家族関係がおかしくなってきて、さらに母との間も溝が埋まらず、思い悩む絵里子だった。しかし絵里子は実は母親からはとても愛おしく思われて育ってきたこと、家族の皆は絵里子の事を大切に思ってること、それらが最後にはわかるのだった。
2024.05.30
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◆やさしい女◆2024年5月25日 BS松竹東急にて放映ドストエフスキーの短編小説を翻案し、舞台をロシアからフランス・パリに置き換えて映画化された。ドミニク・サンダが当時17歳で銀幕デビューした作品でもある。彼女はその後、日本でも人気を集め、「ロードショー」「スクリーン」などの映画雑誌の表紙を飾った。映画の冒頭、飛び降り自殺したと思われる女性の遺体。その後、遺体が部屋へ運ばれ、そこにいる男が彼女との出会いからの思い出を語ることで物語が始まる。ドミニク・サンダ/若い女(15歳の設定)が質屋にやって来た。古いカメラを出した。店主は素晴らしいカメラだと言ったが、女はなにも言わずカメラを引き取って帰った。そして次にやって来た時はあまり価値のないパイプを差し出した。店主は特別だと言って高く引き取った。女が3度目に来た時ようやく話した。キリスト像を男に差し出した。店主は十字架を天秤に乗せて測って金を渡した。女は両親を亡くし、親せきの家でこき使われ、今は大学に通ってて金に困る苦学生。ギイ・フライジャン/質屋を営む男はパリ大学の前で女が出て来るのを待った。そして女を自分の車に乗せて公園へ~その場で求婚した。女は戸惑ったが、男はさらに押した。そして二人は結婚した。女はおそらく大学を辞めたようで、質屋の店先に立って男と一緒に働いた。そして二人はドライブに出掛けたり、映画に出掛けたり、芝居に出掛けたり~夫婦仲はいい感じのようで~女は老女が差し出したカメオにとんでもない高値をつけて金を渡したり、若い男の客と親密に話したり~そのことで少しずつ夫婦間に亀裂が生じてくる。そして男は女の浮気を疑い始めて、若い男の住所までつきとめて調べに行く。そんな男に対して女は無断でしょっちゅう家を出て行って、夜遅く帰って来る日が何日もあった。それでも男は二人の仲を元に戻したいと思っている。そのうち女は鬱のような症状が出て寝込むことも~男は女の気持ちをおもんばかって二人で出直そうと言って女も承諾する。二人で旅にでも行こうということになり、男は航空券を買いに出掛けた。部屋に残った女はなにか思いにふけってるようで~そして窓から飛び降りてしまった。はっきり言って、あまりよくわからない作品~しかし若くして悪魔的な魅力を持ったドミニク・サンダはたいした女優だ。
2024.05.28
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◆天国の日々◆2024年5月24日 BS松竹東急にて放映20世紀初頭のテキサスの農場を舞台に、そこで雇われた者たちの姿を描いた作品。時は第一次世界大戦が始まった頃、リチャード・ギア/ビルはシカゴの工場で働いていたが、上司とのトラブルで辞めて他へ行くことに~そんな繰り返しで流れ流れてあちこちへ~ビルには妹のリンダと恋人のブルック・アダムス/アビーがいた。3人はテキサスへやって来た。大農場の麦刈り人夫として働くことになった。ビルはアビーもリンダと同じく妹として伝えた。農場主はサム・シェパード/チャック。三人は休む間もなく働かされた。ある日、ビルはチャックと彼のところへ診察にやって来た医師との会話を聞いた。チャックの余命はあと1年くらいだと~麦の収穫が終わり、人夫たちは解放されることに~しかしチャックはアビーが好きになり残って欲しいと申し出た。アビーは兄のビリーと妹のリンダも一緒ならという条件を出した。チャックは承諾し、アビーに結婚を申し込んだ。ビルはチャックは長生きしないから結婚を受ければいいとアビーに言って、二人は結婚式を挙げた。チャックとアビーは夫婦として、ビルとリンダはアビーの兄弟として農場に残り、悠々自適の暮らしを送る。しかしアビーはビルの妹ではなく恋人なので、チャックの目を盗んでは二人だけで会っていた。そんな二人をチャックは怪しむようになってくる。そこでビルは一人で農場を出て行った。ビルは再び刈り入れ時に農場へ戻って来た。その年、農場をイナゴの大群が襲って来た。皆で追い払おうとするが、火を付けてしまって農場は燃え上がった。そしてチャックの怒りも燃え上がり、アビーとイチャイチャしていたビルに向かって銃を向けた。チャックが撃つ前にビルはチャックを刺し殺した。三人は農場を逃げ出した。しかし殺人を犯したビルを警察が追って来た。ビルは逃げきれず射殺されてしまう。その後、リンダは施設に預けられたが、親友と一緒に逃げ出した。アビーは戦場へ向かう兵士たちの列車に乗ってどこかへ旅立って行った。
2024.05.28
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◆運動靴と赤い金魚◆2024年5月23日 BS松竹東急にて放映妹の靴を失くしてしまった兄の奮闘をイキイキと描いたイラン映画。イラン映画としては初めてアカデミー賞外国映画賞にノミネートされ、モントリオール世界映画祭ではグランプリを含む4部門で受賞した。少年のアリは9歳。貧しい家庭で家賃は数カ月滞っていて大家から催促されている。八百屋でもつけで買っていて、いい加減に払えと催促されている。父は仕事はしているが稼ぎは少ない。母は持病の腰痛で、それでも家事と赤ん坊の世話をしている。アリの妹はザーラで小学校の低学年生。このザーラが本当に可愛い。ある日、アリは買い物と妹ザーラのピンクの靴の修理に行く。靴屋で繕ってもらったザーラの靴を受け取り、八百屋でジャガイモを買おうと~靴を表のところに置いて店内でジャガイモを袋に入れてると~リサイクル品などの回収をやっているかの男が店先に置いてあるザーラの靴も持って行ってしまった。店を出てザーラの靴がないと大慌てのアリ~困り果てた顔で家に戻る。アリが自分の靴を失くしたと言う兄にザーラは明日から学校へなにを履いて行けばいいの?と責めたてる。父や母に言わないでとザーラを説き伏せるアリ。靴を失くしたからと言って、新しい靴を買う余裕なんて家にはない。言えば叱られるのは目に見えている。アリはザーラに朝学校へ行く時は僕の運動靴を履いて行けばいい~とは言え、アリの運動靴もかなり履き込まれていて、しかもザーラには大き過ぎる。そしてザーラの授業が終わった時に学校から離れた場所でサンダルを履いているアリと交換する。そこで運動靴を履いてアリは学校へ~これを毎日繰り返す。でもザーラの授業の都合で履き替えが遅れて、アリが遅刻すること数回。これで先生から叱られる。またザーラには大き過ぎて途中で脱げて溝へ片方を落としてしまう~そして靴がずっと流れて行く。こんな状態が毎日続く。それにしてもアリの学校は始業が遅いのか?って疑問が~ある日、ザーラは同じ学校の下級生の女の子が自分のピンクの靴を履いているのを見つけた。明らかに自分が履いていた靴だ。学校が終わってその女の子を追って家を見つけた。ザーラはアリを自分の靴を履いている女の子の家に連れて行った。その女の子は母と目の見えない父と暮していた。そんな父と女の子は父が荷物を持って売り歩く仕事をしていた。そんな女の子に靴は自分のだから返してとは言えない二人だった。そんな困った中でもアリには明るい出来事も~父が知り合いから庭師の道具を譲り受けて、それで裕福な家の庭の手入れをするようになった。いい稼ぎになった。父もお前たちに色々買ってやれそうだと言う。するとアリはザーラに新しい靴を買ってやってと言う。そんな時、学校対抗のマラソン大会が開かれると~3等の賞品が運動靴だと知ったアリは必死に走って選手に選んでもらった。数百人が参加する4キロの競技会。アリはザーラに必ず3位になって靴をもらってやるからとザーラと約束する。賞品の運動靴を靴屋へ持って行って、女の子の靴と交換してもらえばいいと~アリは頑張った。ゴール近くでトップ争いで転倒させられたが、起き上がって走ってまた抜き返した。そしてゴール~なんとアリは3位ではなく1位で優勝してしまった。アリの学校の先生たちは大喜びだが、アリは涙を流して悲しんだ。アリのマラソンの結果を楽しみに待っているザーラ~しかしアリはだめだったとザーラに言った。それ以外はなにも言わないアリ。自慢げに優勝したとは一言も言わなかった。ひとり中庭に残ったアリ~靴底が剥がれてボロボロになった靴を脱ぎ、靴下も脱いだら足は水ぶくれだらけで痛々しい。金魚が泳ぐ池に足を浸けると、アリの足の傷を癒すかのように金魚が集まってきた。実はアリとザーラの父親が色々買い物をしていて、そこにはアリの新しい運動靴とザーラの赤い靴があった。このことはアリもザーラもまだ知らない。アリとザーラ、健気な演技に涙がこぼれてくるほのぼのいい映画だ。
2024.05.27
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◆レッド・スコルピオン◆2024年5月22日 TVOにて放映ドルフ・ラングレン主演のアクション映画。ソ連の特殊部隊員のドルフ・ラングレン/ニコライにある任務が課せられた。アフリカ某国の反共産政府運動の指導者スンタダを暗殺るすること。その国ソ連とキューバによって住民は押さえつけられていた。その中で抵抗軍の指導者スンダタをしまつせよと~ニコライはキューバ軍の軍事顧問として現地に赴任した。ニコライは駐留基地で捕えられてるスンダタの仲間と接触するために、わざと乱闘騒ぎを起こして捕らえられた。そしてその仲間と彼と親しいアメリカのジャーナリストも一緒に脱走に成功する。そして3人で追手をかわしながらスンダタの村へやって来た。ニコライはスンダタを殺すタイミングを見つけようと~しかし殺す前に見つかってしまい、拘束状態で砂漠に投げ出されてしまった。スンダタ暗殺に失敗したニコライもう用無しだと処刑されようとするが、なんとか逃げ出すことに成功する。ニコライは逃亡中にサソリの毒に侵されてしまう。気を失ったニコライを助けてくれたのは現地人だった。親しくなったニコライは胸にサソリの彫り物をしてもらう。二人で移動する中で、現地人の村が次々とソ連軍とキューバ軍に滅ぼされているのを目の当たりにした。胸にサソリを伴って再びスンダタの村を訪れた。しかしスンダタの村もソ連軍・キューバ軍の襲撃に遭って、彼は瀕死の状態。そんなスンダタは息絶え絶えながらニコライを温かく迎えた。その後、スンダタは息を引き取る。そしてニコライにとっての本当の敵が誰なのかはっきりわかった。ニコライは抵抗軍の兵士を率いて、ソ連軍・キューバ軍の基地を襲撃した。現地人を苦しめる悪の共産主義どもを一掃した。
2024.05.27
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◆22年目の記憶◆2024年5月19日 BS松竹東急にて放映韓国と北朝鮮の南北首脳会談のリハーサルが行われたという実在の報道記事から着想を得て、自身を北朝鮮の最高指導者と思い込む父親と、そんな父親に翻弄された息子が織りなす物語を描いた作品。北朝鮮最高指導者・金日成を演じる役者キム・ソングンを演じたのが、韓国の実力派役者のソル・ギョング。キムは売れない舞台役者で、妻を亡くしてもしがない役者を続けている。ある日、リア王役の役者が突然辞めたため台詞を覚えているキムが舞台に立つことになった。晴れ舞台に母と息子のテシクを会場に呼んだが、舞台では台詞を忘れてしまって大失態。監督からは激しく叱責される。父の晴れ舞台を期待していたテシクは落ち込んで悲しむ。そんなキムの舞台を観ていたある男が彼をオーディションに誘う。その男はソウル大学の演劇科の教授だった。そしてキムはオーディションへ参加した。何人もの役者らしき男たちがオーディションに来ていた。キムは得意にしてる?シェークスピアの役を演じてみせた。それもしつこくこれでもかって~ここで求められたのは無名の役者であること、演技の上手い下手は特に関係ないと~そのおかげで一次テストは通過した。次に残った者はどこかの施設へ連れて行かれて裸にされ、ほとんど拷問のようなことをされた。そしてキムは合格した。合格したキムの前に現れたのは韓国中央情報局(KCIA)のオ局長だった。キムに求めたのは、北朝鮮の最高指導者・金日成を演じることだった。1972年の南北共同声明により南北統一のムードが高まる中、南北首脳会談に備えて様々なシナリオとその結果を用意し、その会談のリハーサルを韓国の大統領と想定した金日成とで行う必要があったのだ。キムには金日成の言葉使い、話し方、仕草、表情まで実物に成りきるように命じられた。そのためにキムに最初に声を掛けたソウル大学の教授が話し方の指導をし、北朝鮮の思想をもキムに植え付けるためにKCIAに拘束されている学生運動家から指導を受けた。何日も何日も徹底的に行われた。そして次第にキムは自分が金日成だと思い込むようになった。しかし結局南北首脳会談が行われることはなかったので、キムの出番もなかった。そして22年後、キムの息子のテシクはマルチ商法で儲けようとしているが、多くの借金を抱えてあくせくしていた。一方キムは施設に入所していた。テシクは借金を返すために家を売ろうと~父のキムから実印を借りなければならない。父を退所させて家に戻ったが、なかなか実印の場所を聞き出せない。キムはずっと金日成になりきったままだった。街へ出ても北朝鮮の思想を人々に押し付けたりでトラブルばかり起こしていた。さらにキムの身体は癌に侵されていてあまり長く生きられない。テシクは父とのやり取り、借金取りとのやり取りであくせくしたいた。そんな時、ある男がキムを呼ぶにやって来た。キムを呼びに来たのはKCIAのオ局長だった。ついに南北首脳会談のリハーサルを行う時がきたのだと~大統領とキムが演じる金日成の会談である。キムは金日成に改めてなり切る準備をした。オ局長からは会談用のシナリオを渡された。キムはひとつ条件を出した~それはその会談の様子を息子のテシクにも見せたいと~OKが出た。いざ会談の本番~キムはシナリオを無視して、本物の金日成になりきった。核問題、経済援助、日米の排除などまさに北朝鮮の思惑をそのまま語った。当然相手の大統領もオ局長も戸惑ったが、会談はすすめられた。そしてもう限界というところで打ち切りになった。でもキムの演技は続いた~それは金日成ではなく、かつて舞台でしくじったリア王の演技だった。リア王の台詞を語り出すキム、それをモニターで見てる息子のテシク~そう、あの晴れ舞台の日、息子に見せられなかったリア王の演技を見せているのだ。テシクの目からは涙がこぼれ、父とのさまざまな思い出が蘇ってくる。そう、本作は父と子の葛藤を深く描いてもいるのだ。もう一つの話として、キムの息子テシクと彼に付きまとうソンとの成り行きもドラマチックに描いている。日本映画にはない韓国映画ならではの人物像の映画き方は流石だと思える。
2024.05.25
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◆トゥームレイダー ファースト・ミッション◆2024年5月18日 BS-TBSにて放映アンジェリーナ・ジョリー主演で製作された「トゥームレイダー」の2作の続編ではなく、新たに映画化されたバージョン。主人公のララ・クラフトを演じるのはアリシア・ヴィキャンデル。ララの父リチャードは大企業の経営者だったが、亡くなってしまった。ララは父の後を継ぐ気はなかったが、父の死によって相続しようと会社へ出向くと、父が遺した遺品があった。その中には父は古代日本の女王・卑弥呼の墓を探し求めて日本へ行ったと~さらに父の研究室を調べると、卑弥呼の墓にある力を利用すればとんでもない力を得ることができる。それを狙ってる謎の組織・トリニティがあると~それをなんとか防いでほしいとあった。そこでララは父がたどった道を自分も行こうと、卑弥呼の墓へ向かう。父が香港からチャーターした船を探してみると、当時の同じなのルー・レンがいた。実は彼の同名の父がララの父と卑弥呼の墓へ行ったのだった。そして再びその子同士で日本列島の沖合の謎の無人島へ向かうのだった。島へなんとかたどり着くと、そこにはトリニティの連中が既に卑弥呼の墓を探し出していた。そこで捕らわれたり、逃げ出したり~なんと死んだと思ってた父のリチャードは生きていた。そして二人で卑弥呼の墓へ向かう。トリニティにララもリチャードも捕らえられ、墓のはララが開けることができたので皆で中へ~しかし墓の中はインディジョーンズに出てくるような仕掛ばかりで皆の行く手を阻む。どうにか柩を見つけたが、ミイラに触れたものは謎の感染症にかかって亡くなってしまう。トリニティのリーダーがミイラの一部を持ち出そうとする。それを防ごうとしたリチャードは感染してしまい、自分の身体と一緒に墓ごと爆破しようとする。その間にララはトリニティがミイラを持ち出すのを食い止めた。そしてララだけが地上に生還した。帰国後、ララは正式に父の会社を相続した。ところがその中にトリニティのフロント企業を見つけた。その関係者はララがよく知る人物だったのだ。ララはトリニティの野望を阻止することを決意した。
2024.05.25
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◆Shall we ダンス?◆2024年5月16日 BS松竹東急にて放映社交ダンス教室を舞台にしたハートフル・コメディ映画。後にアメリカ映画でリメイク版がリチャード・ギア主演で製作された。これは確か公開当時に劇場へ観に行った。役所広司/杉山正平は都内のボタン会社の経理課長。40歳を越えて郊外に庭付き一戸建てを購入。妻と娘と暮す。仕事にも家庭にもなんの不満もないが、なにか心の奥に満ち足りないものがあった。そんな時、会社帰りに電車の窓から見た光景に杉山は惹かれていく。ある駅で、電車の窓から見上げると、そこはダンス教室だった。その窓から物思いにふける女性が気になった。それも1回ではなく何度も見かけて、ついに思い立ってその教室を覗きに行くことにする。この駅のロケ地は西武池袋線の江古田駅~自分も西武池袋線の江古田よりもちょっと先に1年住んだから、このシーンを観て直ぐに江古田駅だとわかった。教室へ行った杉山~なぜか話がすすんで教室に通うことになる。それも初心者のグループレッスン~講師は杉山が期待していたあの美人ではなかった。草村礼子/たま子先生で、杉山と同じ生徒に徳井優/服部と田口浩正/田中。杉山が気になってる美人は草刈民代/岸川舞~このダンス教室経営者の娘。世界一を決めるイギリスでのダンス選手権大会「ブラックプール」でセミファイナルまで進出した実力者だった。しかしその大会でリーダー(パートナー)とのトラブルでコンビ解消~今は新しいリーダーを探している。そんな舞に父親はダンス教室での講師をしばらくやらしている。舞は自分の気持ちに整理がつかない日々を送っている。本作完成後、草刈民代が本作監督の周防正行と結婚したのは有名な話。ある日、杉山がレッスンを受けてる時にやって来たのは、杉山と同じ会社の同期の竹中直人/青木だった。何年もダンスを続けていて、会社で見せる顔とは全く別の青木に杉山は驚いた。たま子先生が休んだ時に、杉山は念願だった舞にレッスンを受ける。しかし思うように身体が動かない。レッスン終了後、外で舞が出てくるのを待って杉山は食事に誘った。しかし舞から言われたのは「ダンスとは別の目的で、安易な気持ちでここに来てほしくない」と~厳しい言葉を投げ掛けられた。それで杉谷は自分を恥じて、ダンスを辞めようと一瞬思ったが、逆に奮起してダンスをとことんやり込んでみようと決心する。杉山はダンス教室以外でもレッスンを地道に続けた。杉山の妻は原日出子/昌子~夫が毎週水曜は遅く、土日はどこかへ出掛ける(杉山は土日は教室仲間とダンスサークルへ行っている)、シャツを洗おうとすると香水の匂いがする~浮気をしているのか?まさか・・・昌子は私立探偵に調べてもらう。探偵は柄本明/三輪。三輪が杉山を追って行くうちに自分もダンスにはまっていく。杉山はたまこ先生に言われてアマチュア大会に出場することに~杉山のパートナーは渡辺えり子/豊子で、ルンバは豊子と青木が組むことに~3人の指導をたま子先生と舞が行う。徹底した熱血指導で~舞もこの頃からダンスへの思いを強めていく。大会に出場した杉山は順調な滑り出しで、見事なダンスを披露した。しかし探偵の三輪が杉山の妻と娘を会場に呼んでいて、そこでダンスの途中に娘から声を掛けられた杉山が驚き、豊子のドレスを踏んでしまって大失態~杉山はこれでダンスを終わりにしようと思った。教室へも行かず、家にこもったまま~そこへ豊子と青木がやって来て、舞がイギリスへ旅立つからそのお別れ会をダンスホールで行うので、杉山にも是非来てと言う。舞も杉山のおかげで再びダンスと向き合うことができたと感謝を述べた手紙をくれた。そして是非お別れ会に来て欲しいと~妻の昌子も杉山の事が気になって、お別れ会に行ってくればと促す。しかしもうダンスは辞めたと杉山~私にもダンスを教えてと言う昌子~寂しい思いをさせてすまなかったと謝りながら昌子にダンスを教える杉山だった。お別れ会当日、杉山は行く気になれず迷うが、最後はやはりダンスホールへ向かうのだった。そして最後の曲で舞は遅れてやって来た杉山をパートナーに選んだ。そして二人は踊った。このダンスホールが今はもう無くなってしまった大阪・梅田の「ワールド」。
2024.05.23
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◆伊豆の踊子(1963年)◆2024年5月16日 NHK-BSにて放映川端康成の名作の映画作品。本作で踊り子を演じる吉永小百合は田中絹代、美空ひばり、鰐淵晴子に継ぐ四代目の踊り子。なお、山口百恵は六代目の踊り子。何作も映画化されてるが、それぞれが原作に少し手を加えてオリジナリティを出している。宇野重吉/川崎は大学教授~授業が終わって教え子の学生(浜田光男)が近寄ってきて、先生に仲人を頼み込む。相手はダンサー(踊り子)だと言う~演じてるのは二役の吉永小百合~結婚相手が踊り子だと聞いて川崎は過去に思いを巡らす。川崎の学生時代を演じるのが高橋秀樹。川崎はひとりで伊豆を旅していた。すると大島から出てきた旅芸人一行と出会う。座長のような存在が浪花千栄子/お芳、その娘が千代子、千代子の夫が大坂志郎/栄吉、栄吉の妹が吉永小百合/薫、そしてもう一人の踊り子の5人。川崎は一行から学生さん、学生さんと親しくされて旅に同行する。川崎は特に薫に惹かれる。薫の方も川崎に惹かれていく。川崎と薫、二人で五目並べしたり~下田に付いたら活動写真を観に行こうと約束したが、それは叶わなかった。しかし確実に二人に淡い恋心が芽生えた。どのシーンでも吉永小百合が眩しいくらいで、ぴちぴち張り裂けそうな若さ。人夫頭役で郷鍈治。男から病をもらった娼婦役で十朱幸代~18歳の若さで亡くなる。お互いに思い合う二人だったが、下田に着いて川崎は東京へ戻らないといけなくなって~二人はここで別れる。船の上で川崎、埠頭の先で薫、互いに手を振って別れる。と、当時へ思いを馳せた川崎だった。そして当時の自分のようにこの教え子はダンサーと一緒になろうとしているのだ。
2024.05.21
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◆怪盗ルビイ◆2024年5月15日 NHK-BSにて放映イラストレーターの和田誠が監督・脚本~小泉今日子主演のラブ・サスペンス・コメディ映画。真田広之/林徹はDM会社に勤めるサラリーマン。マンションで母と二人暮らし。ある日、上の階に小泉今日子/加藤留美が引っ越してくる。徹はバッタリ彼女と出会い引越しの手伝いをさせられる。留美は自分をルビイと名乗った。仕事は一応フリーのスタイリストだけど、実は怪盗だと言った。そして半ば強引に徹を誘って盗みをやろうと計画する。しかし計画して実行に移した盗みはひとつも成功しない~食料品店の店主から売上入りのカバンをすり替えて盗んだが、経費を差し引いたら赤字になった。銀行強盗をやろとうして、脅迫のメモを窓口に渡したつもりが、自分の家の買い物メモだった。宝石店で詐欺を試みるが、あっさり店長に見抜かれてしまう。高級マンションの一室へ忍び込んだが、ドアの鍵が壊れて結局何も盗めず。ルビイには付き合ってた陣内孝則/深水がいた。徹も気づいたのだが、徹自身もルビイへ思いを寄せ始めていた。ルビイは深水と喧嘩して手紙を書いた。しかしその手紙を深水が読む前に郵便受けから盗み出してと徹に頼む。徹はルビイの手紙を郵便受けから盗んだが、警察に捕まってしまった。しかし、なんとか釈放されてルビイの元へ~そしてようやくルビイも徹の自分への思いがわかって、彼を受け入れた。そして今度は新たな盗みの計画を徹がルビイに持ち掛けた。
2024.05.21
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◆デッドマン・ダウン◆2024年5月15日 TVOにて放映コリン・ファレル主演のクライムサスペンス映画。コリン・ファレル/ヴィクターはテレンス・ハワード/アルフォンスがボスとなってる犯罪組織の一員。しかしヴィクターは本当の名ではなかった。かつてハンガリーから妻と娘とアメリカへ移ってきたエンジニアだった。その頃アルフォンスは地上げのようなことをやっていて、ヴィクターの家にもやって来て脅した。その時脅して撃った銃の弾が娘に当たって亡くなった。それを裁判で証言しようとすると、さらにアルフォンスの指示で刺客が差し向けられた。妻は亡くなり、ヴィクターは重傷だったが生きていた。そしてアルフォンスと妻子を殺した者への復讐を誓い、名を変えて生まれ変わって~アルフォンスの組織の一員となって潜入している。ある日、ヴィクターは窓の外、向かいのマンションの窓を見てると、向かいのマンションの女性がヴィクターを見て手を振った。ヴィクターも手を振り返した。後日、ヴィクターの郵便受けにメモが入っていて、そこには向かいのマンションの女性の電話番号が書かれていた。そしてヴィクターは彼女に電話して話した。そして会うことになった。ヴィクターの向かいのマンションの女性はノオミ・ラパス/ベアトリス~顔の左半分が傷だらけで、彼女自身も醜い顔だと認めている。ベアトリスはヴィクターに顔の傷の事を語った~交通事故に遭い、加害者はたった3カ月で釈放になった。ベアトリスの顔の傷は整形手術でもこれ以上は治すことはできないという。ベアトリスはヴィクターに交通事故の加害者を殺して欲しいと頼んだ。実は、以前にヴィクターが自室でアルフォンスの部下を殺したのを目撃し、スマホでも撮影していたのだった。やがて二人は何度も会うようになり、少しずつ惹かれていく。ヴィクターはアルフォンスを殺害する機を伺うが、なかなかタイミングが合わない。同時に、妻子を殺した実行犯を監禁し殺害し復讐した。ベラトリスから頼まれた事故加害者の殺害についにヴィクターは手を下した。しかし重傷を負わせただけで殺しはしなかった。ヴィクターはベラトリスに殺してしまえば、きっと君は後悔するはずだと書いた。やがてヴィクターの正体がアルフォンスにバレてしまい、いつも一緒にいるベラトリスを拉致されてしまった。そこへヴィクターは単独で乗り込んでいく。ヴィクターの復讐は成し遂げられた。ヴィクターとベラトリス、すべては終わった。
2024.05.20
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◆座頭市鉄火旅◆2024年5月14日 BS12にて放映座頭市シリーズ15作目。勝新太郎/座頭市は旅の途中で何者かに斬られた足利の親分・庄太郎の最後を看取った。その後、旅芸人一座に相乗りさせてもらって足利にやって来た。そこは庄太郎亡き後を県の岩五郎一家が取り仕切ろうとしていた。旅芸人一座からも厳しい取り立てをする。市は後に金を取り戻して一座に渡してやる。市は足利で岩五郎一家が仕切る賭場に入って、イカサマを逆手に取り8両を手にした。賭場を後にした市を一家の子分が襲うが居合い斬りで全員始末する。そこの屋台で一緒に飲んだ東野英治郎/仙造と知り合い、仙造の家に呼んでもらった。仙造は鍛冶屋で元は刀鍛冶だった。市の仕込みを見て、これは俺の師匠の作だと言った。しかし仙造が言うには~長年人を斬ってきたこの仕込みは、あと一人斬ったら折れるよと~市は仕込みを仙造に渡して、まじめに働こうという気になった。仙造の世話によって市は旅籠の下野屋で按摩として働くことになった。そこに世話になってたのが亡き庄太郎親分の娘の藤村志保/お志津と弟の清吉だった。お志津は父の庄太郎が亡くなった後、弟の清吉に一家を立て直して欲しいと願っていた。さらにお志津は実は仙造の実の娘で幼い頃に庄太郎の養女となったのだった。しかし岩五郎親分は関八州見廻り役の盛山と手を組んで、足利を自分たちに取り込もうとする。お志津の弟の清吉を殺して、お志津を盛山の女にしようとする。盛山は仙造に新た刀を1本依頼していた。なかなか仕上がらないので、仙造を斬ってそこにあった刀を持ち去った。そこへやって来た市~押し入れに隠してあった市の仕込みを見つけて、それを持って盛山を斬りに行った。あと一人斬ったら仕込みは折れてしまう~盛山を斬った~しかし折れたのは盛山の新たな刀だった。仙造は市の仕込みと刃を入れ替えていたのだった。その後は、岩五郎一家を斬って斬って斬りまくる市だった。旅芸人一座の女座長役で水前寺清子~「いっぽんどっこの唄」をたっぷり聴かせてくれる。サイコロ博打好きな馬方の馬造役を藤田まこと。
2024.05.20
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◆永遠に美しく・・・◆2024年5月14日 NHK-BSにて放映永遠の美しさを追求し、争う2人の女性の姿を描いたブラックコメディ作品。表情、体型、肌、バラバラにも~これらの変化をVFXを駆使して描いていて、アカデミー賞の視覚効果賞を受賞している。かつては人気だったが今は落ち目の50代突入の女優~メリル・ストリープ/マデリーン・アシュトンの舞台が終わって彼女と旧知の友だちのゴールディ・ホーン/ヘレン・シャープが楽屋へやって来た。連れのブルース・ウィリス/アーネスト・メルヴィル~美容外科の名医とされている~彼もマデリーンのファンなので、ヘレンと共にやって来て、ヘレンは彼を婚約者だと紹介した。しかしマデリーンとヘレンの過去には、何度もマデリーンがヘレンの恋人を横取りしていた。そして今回も結果としてメルヴィルをヘレンから奪って結婚してしまった。メルヴィルをマデリーンに取られて失意のどん底に落ちたヘレン~過食症に陥り激太り~7年後には病院送りとなった。しかしその7年後、ヘレンは生まれ変わったように美しさと若さを取り戻し、それを本に書いたのが大当たり~出版記念パーティーにマデリーンとメルヴィル夫婦をパーティーに招待する。マデリーンとメルヴィルは結婚したものの、あまりうまくいってなかった。メルヴィルは美容外科医の職を失くして、遺体修復師に落ちぶれた。マデリーンも女優としてはさっぱり。そんな二人が出版記念パーティーで久し振りにヘレンを見て、マデリーンは驚いた。同じ歳なのに自分とヘレンでは容姿が全く違う。そこでマデリーンは前にエステサロンで美しくなりたいならと、もらってた名刺のところへ行く。そこにいたのはイザベラ・ロッセリーニ/リスル・フォン・ローマン~美しくなり、若返る秘薬があると言う。リスルは自分は実は73歳なのだと~その秘薬は不老不死、身体をすべて若返らせてくれる。マデリーンは大金を支払って秘薬を手に入れ飲んだ。するとしわが無くなり、肌につやが戻り、ヒップは上がり、バストもアップし、くびれも蘇った。その頃、ヘレンはマデリーンに復讐したいとメルヴィルと話をしてマデリーンを毒殺しようと言い合っていた。ところが先にメルヴィルがマデリーンを階段から突き落として殺してしまった?ところが死んだはずのマデリーンは生きている?首は180度回ってる。心臓は止まってる。体温は27度くらい。手と脊椎を骨折してるはずなのに痛みがない。霊安室へ連れて行かれても生きている。そしてヘレンとマデリーンは罵り合い、大喧嘩に~ヘレンがショベルでマデリーンの頭を殴り飛ばしても蘇る。マデリーンがショットガンでヘレンの腹を撃ち抜いても元気に生きてる。二人は互いに同じ秘薬を飲んだ仲だと納得し和解した。しかし死なないが、お互いの身体は傷ついてしまった。そこでメルヴィルは遺体修復師なので身体のリペアをペンキなどを使ってしてもらった。その後、メルヴィルにもずっと生きてもらって、二人のリペアを随時やってもらおうと~秘薬を勧めるが、メルヴィルは飲むのを断って出て行った。そして別の女性と結婚して子どもも設けて幸せに暮らした。そして人生を全うした。そしてメルヴィルの葬儀に教会へやって来たマデリーンとヘレン~生きてはいるが顔は傷だらけでリペアが必要なくらい酷い。その帰りに教会の階段から二人は真っ逆さまに落ちてしまった。二人の身体はバラバラ~それでも二人は死なずに生きている。
2024.05.18
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◆龍拳◆2024年5月13日 BS松竹東急にて放映ジャッキー・チェン主演のコメディなしのカンフーアクション映画。ジャッキー・チェン/タン・ホーエンは唐山道場の主のソウの弟子であり、養子として迎えられている。ある日、ライバルである百勝道場のチュンが道場破りに乗り込んできた。チュンは秘技の三段蹴りによってソウを破った。ソウが参ったと言ってるのにさらに攻撃したためソウは亡くなった。師匠であり父でもあるソウを殺されたホーエンはチュンに復讐しようと3年たっぷり修行して師匠から伝えられた龍拳をマスターした。そしてソウの妻であり、ホーエンの母とその娘のノラ・ミャオ/ムーランと3人でチュンのところへ向かった。ホーエンたち3人はチュンを倒して復讐を果たそうとやって来たが、チュンはまず謝罪した。当時はチュンの妻がかつてはソウの恋人だったこと、チュンがソウをカンフーで殺したことで妻が自殺したこと~百勝道場を百忍道場と名を改めたこと~そんなこともありソウは自ら片足を切断した。そしてホーエンたち3人に詫びた。母とムーランは納得して許したが、ホーエンは納得いかなかった。モヤモヤしているホーエンに付け込んだのが、百忍道場を潰そうと目論んでるウェイ一家。密かにホーエンの母に毒を盛り、特効薬があるとホーエンに渡して味方につけた。そしてホーエンはウェイ一家のために地上げの手伝いをしたり、百忍道場の者を痛めつけたり~しかし騙されていたとホーエンはようやくわかり、百忍道場のチュンの側についてウェイ一家と戦うのだった。ホーエンの母はウェイ一家のために自ら命を絶ってしまった。怒ったホーエンの龍拳が炸裂する。
2024.05.17
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◆フロム・ダスク・ ティル・ドーン◆2024年5月11日 BS松竹東急にて放映クエンティン・タランティーノが脚本と出演を兼ね、ジョージ・クルーニーも共演。後半はなにこれ?っていうようなアクションホラー映画。ジョージ・クルーニー/セス・ゲッコー、クエンティン・タランティーノ/リチャード・リッチー・ゲッコー~全米各地で強盗殺人を繰り広げたゲッコー兄弟。刑務所に入っていたセスをリチャードが脱獄させた。それからが荒稼ぎ。警官らを何人も殺害している凶悪犯兄弟。奪った金をメキシコの代理人のところへ持って行って、何割かを渡す約束をしている。途中で立ち寄ったドラッグストアでも店主と立ち寄ったテキサス・レンジャーも殺害して店に火をつけた。セスとリチャードはFBI、警察から追われる身~セスとリチャードが向かうメキシコの国境検問所には厳しい取り締まりが行われている。どうして国境を通り抜けるか~たまたまモーテルで会った子連れの牧師を道連れにすることに~ハーヴェイ・カイテル/ジェイコブは妻が交通事故死して神が信じられなくなり牧師を辞めようかと悩みながら、娘のジュリエット・ルイス/ケイトとその弟のスコットを連れてキャンピングカーで旅に出ていたのだ。ジェイコブら3人はセスとリチャードに脅され、二人をキャンピングカーに隠してメキシコ国境を通過した。セス一行は代理人が指定した店へ向かった。そこはバイクのライダーたトラック運転手相手のトップレスバー「テイッティー・ツイスター」(営業は日没から夜明けまで"フロム・ダスク・ティル・ドーン")という店。一行は入るなりいろいろトラブルがあったものの酒にありつく。後は夜明けになって代理人が来るまで店で待つだけ~ところが店内が豹変する。トップレスで踊ってたダンサー、バーテンや店員が正体を現す~彼らは皆吸血鬼~バンパイアだったのだ。客が次々と襲われ血を求めて噛みつかれる。噛まれた者はゾンビと同様にバンパイアと化す。セスとリチャード兄弟、ジェイコブと二人の兄弟もバンパイア相手に戦う。バンパイアの心臓に木の杭を打ち付ける~心臓や頭を銃で撃ち抜く~そうやって皆で戦うが、まずリチャードが嚙みつかれてバンパイアになってしまってセスに始末されてしまう。そしてジェイコブとスコットも犠牲になって始末されてしまう。残ったのはセスとケイトだけ~夜が明けて店に陽が射しこんできてバンパイアは消滅した。ようやく代理人がやって来て、セスは分け前を得て、迷惑かけたなと言ってケイトにも金を分け与えた。ケイトはセスに付いて行きたいと言ったが、セスは俺と来てもいいことないから、郷へ帰れと~
2024.05.16
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◆海底47m 古代マヤの死の迷宮◆2024年5月11日 TVOにて放映「海底47m」の続編であるが、ストーリーの繋がりはない。ただどちらの作品もサメ相手のパニック映画。高校生のミアはよくいじめに遭ってる。母が亡くなり父は再婚した。再婚相手の娘がコリーヌ・フォックス/サーシャ~ジェイミー・フォックスの実の娘である~サーシャはミアのひとつ上の同じ高校生。一応二人は姉妹になったとはいえ、仲がしっくりいってない。ミアの父はカリブ海の海底に沈んでるマヤ文明の遺跡を二人のアシスタントと研究調査している。ミアの父たちは今日も調査へ出掛けた。ミアは親に促されてサーシャサメ鑑賞ツアーに出掛けることになった。しかし船に乗る前にサーシャの友だちのアレクサとニコールに会って、4人で別行動することになった。そしてダイビング道具があるので、森の中に開いた大きなラグーン(海から隔てられた水深の浅い海域)から潜って楽しもうということになる。左からアレクサ、ミア、ニコール、サーシャ~このニコール役がシスティーン・スタローンでシルベスター・スタローンの実の娘。潜ってみると、そこはマヤ文明の遺跡がずっと並んでる。ミアたちとは別の入口からは父たちが調査に潜ってるはずであった。4人で先へ進んで行くと、なにやら動くものが~魚か?いや、でっかいホオジロザメだった。光の届かない海域なので盲目のホオジロザメだった。動くものに襲ってくる。逃げる4人~そんな時にミアの父のアシスタントの一人に会ったが、直ぐに彼はサメに襲われた。4人の酸素残量も少なくなってきて~そこでもう一人のアシスタントと出会うが、彼もまたサメに襲われた。ミアたちはいくつかの穴を通り抜け、サメから逃げながら~そこでミアの父と会って、ようやく地上への出口に到達する。ここからハーネスを使って崖の上に登ろうとするが、海中からはサメがやって来た。しかも2匹に増えている。焦る5人~アレクサが登ろうとすると、焦ったニコールも一緒に飛びついて登ろうとするが、二人ではロープは耐えきれず切れてしまった。ここでズルしたニコールがサメに襲われた。そしてミアの父も襲われた。ミアの父が言ってた、この水域は海に繋がってるからそこから海に出られると~ミア、サーシャ、アレクサは潮の流れに逆らいながら海への入口を求めて再び海底へ~酸素残量も心もとない。そこでサーシャがサメに襲われてしまう。残ったミアとサーシャ、サメが追ってくるが、海へ繋がる狭い岩の間を抜けようと~酸素ボンベを捨てて通り抜け、ようやく二人は海に出ることができた。海に出てみると、そこではミアとサーシャがいく予定だったサメ鑑賞ツアーの船が船上からサメを引き寄せるために血や魚を蒔いていた。船に逃げ込もうとするミアとサーシャ~しかし船の周りにはサメがどんどん集まって来る。船に上がろうとするサーシャをサメが襲って喰いついた。ミアはサーシャを助けるために水中銃でサメを撃った。サーシャはサメから逃れることができて、ミアと二人で船に上がることができた。二人ともあちこちにサメにかじられて傷だらけ。
2024.05.16
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◆東京島◆2024年5月10日 BS松竹東急にて放映桐野夏生のベストセラー小説を木村多江主演で映画化。無人島にて次から次へと物語が展開していく。共演陣もなかなかの顔ぶれ~鶴見辰吾、窪塚洋介、染谷将太、福士誠治、柄本佑、サルへ・ローズ、木村了などなど~とにかく物語の順を追って記しておかないと~木村多江/清子は夫と結婚20周年記念のヨット旅行に出掛ける~しかし遭難し無人島へ着く~ただ救助を待つだけの日々が数日~そこへ与那国島での厳しいアルバイト生活から逃れてきた16人の若い日本人フリーター男子が漂着する~彼らは島を東京島と名付け、シブヤ、ブクロ、ジュク、コウキョ、トーカイムラなどいくつかの地区に分かれて暮らし始める~そんな時清子の夫が崖から転落死する(後に清子が一緒になる男が殺したのではないかという疑惑アリ)~夫が亡くなった清子は16人の中で最も強いカスカベと結婚する~カスカベは清子を独占して日々暮らしている~そんなところへ密航に失敗した中国人の男6人が漂着する~そんな時に清子の夫であったカスカベがまたも転落死する(誰が落としたか不明)~今度はくじ引きで清子の結婚相手を決めようと~選ばれたのは後に分かるが、与那国島ではリーダー的存在だったGMで、その時の記憶を失ってて自分の本当の名前もわからない~GMは清子に日々優しく接するが、中国人グループは進歩的な暮らしをしてるのに日本人グループは進歩ないので不満が溜まる~清子は中国人グループに誘われる~そこには日本人グループから単独で暮らしていたワタナベも加わっていて、豊かな暮らしが送れてる~そして立派なイカダを作り上げた~島を皆で脱出しようとするが、ワタナベだけ乗せてもらえなかった~イカダは数日漂流し、結局元の島へ戻ってしまう~中国人グループから離れた清子は日本人グループから裏切り者としてひどい扱いを受ける~するとそこで清子が妊娠したとわかる~誰の子か?GMの子だと~すると皆の態度が変わり清子を大切に扱うようになる~しかし清子は日本人グループの中では子は産めないと思ってる~中国人グループのところへ行ってみると、そこには台湾へ出稼ぎに行く途中で遭難したフィリピン女性たちが新たに加わっていた~その中には出産経験のある女性もいて、清子は無事出産できた~清子が産んだのは男女の双子(チキチータで女の子がチキ、男の子がチータ)だった~彼女たちが乗って来たエンジン付きボートの修理が続けられていた~もう修理完了と言う時に日本人グループの何人かが殴り込んでくる~死人も何人か出た~そのどさくさで清子は一人の女性に連れられてボートで脱出しようと~しかし双子の一人の男の子が奪われてしまう~仕方なく女の子を抱いてボートで島を離れていく~10年後、GMは皆のトップに立って島を治めていた~清子から奪ったチータは皆から王子として崇められている~フィリピン女性も何人か残っていて、新たに子どもも何人も生まれていた~同じ頃の東京、清子とチキは10歳の誕生日を祝っている~そして清子はチキに今までの事をすべて語って聞かそうとするのだった。最初の夫を亡くした清子は日本人グループの中へ入っていく。次に結婚したカスカベも転落死し、次にくじ引きで選ばれた夫が福士誠治。そんな時に中国人グループ6人が漂着する。中国人グループとイカダで島を脱出しようとするが、漂流して結局元へ戻って来る。自分の事しか考えなかった裏切り者と言われた。裏切り者の汚名を着せられた清子だが、妊娠したため大事に扱われる。出産経験のあった女性をサルへ・ローズ~彼女が清子の子を取り上げる。皆を出し抜いて清子はチキだけを抱いて、サルへ・ローズと船で島を出て行く。10年後、無人島には新たな国となっていた。王子は清子が産んだチータ。
2024.05.14
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◆夕陽に立つ保安官◆2024年5月10日 NHK-BSにて放映ジェームズ・ガーナー主演、バート・ケネディ監督の名コンビのコメディ西部劇。ジェームズ・ガーナー/ジェイソン・マッカラーはゴールドラッシュで沸くとある町へやって来た。町は金の採掘者やそのおこぼれにありつこうとする者たちであふれ、無法の町状態だった。なのにこの町には保安官がいない。それに町はインフレ状態。そんな町の酒場~マッカラーは二人の撃ち合いに遭遇し、一人は撃ち殺される。生き残った方は正当防衛を主張したが、それは正当防衛に見せかけるずるいやり方だとマッカラーは指摘した。マッカラーの脇に居るのは馬小屋で働くジャック・イーラム/ジェイク~西部劇の名脇役。マッカラーは保安官募集の張り紙を見て応募しようと~月給が150ドル、町長宅に宿泊し食事も支給~その条件でマッカラーは保安官を引き受ける。そして馬小屋で働いてたジェイクを副保安官にする。ただしこの後にマッカラーはオーストラリアの未開の土地へ行くので、その途中の時間潰しだと言う。マッカラーは早速酒場で正当防衛を主張した男を留置場へぶち込んだ。その男は町の有力者ダンビーの次男のブルース・ダーン/ジョーだった。早速、父親のウォルター・ブレナン/パ・ダンビーは息子を留置場から出すためにマッカラーのところへやって来たが、相手にせず突っ返した。それに怒ったダンビーは知り合い関係のガンマン10人以上集めて息子を取り返しに来たが、マッカラーは大砲を撃つなど騙して一網打尽にした。そんな中でマッカラーは町長の娘のジョーン・ハケット/プルーディーといい仲になった。マッカラーが保安官になり町は平和になった。その後、町は洲に昇格しマッカラーは州知事に、ジェイクがマッカラーの後を継いで保安官になったとか~そんな噂が~
2024.05.14
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◆メゾン・ド・ヒミコ◆2024年5月9日 BS松竹東急にて放映ゲイのための老人ホームを舞台に、ゲイである父を許せない娘と、そこで暮らすゲイたちの様々な生き方を描いていく。田中泯/本名・吉田照男~通称・卑弥呼。銀座で初代のママの後を継いでゲイバー「卑弥呼」のママをやっていた。そしてママを引退し、神奈川の大浦海岸にゲイのための老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」を建てた。卑弥呼本人は末期癌で余命は限られていた。卑弥呼の恋人で真性のゲイがオダギリジョー/岸本春彦。柴咲コウ/吉田沙織は塗装会社で働く地味なOL。実は卑弥呼の実の娘である。ゲイの父が家を出て行ってから母子家庭で苦しみ、その後母が亡くなる。亡き母が残した借金を返し続けている。自分と母を捨てて出て行った、そしてゲイである父を恨んでいる。そんな沙織のところへ毎日のように春彦が電話をかけてきているが、沙織は相手にしない。そして春彦は沙織の職場までやって来て直接話した~メゾン・ド・ヒミコで休みの日曜だけ、日当3万円で雑用係として働かないかと~沙織が借金で苦しいのを春彦も知っていた。そして実の父の卑弥呼が末期癌でもうあまり生きられないと~父と会うのは嫌だったが、3万円は魅力だったので仕事を引き受けた。沙織がメゾン・ド・ヒミコでゲイたちの暮らしぶりを実際に目の当たりにしてみると、やはり抵抗があった。さらに父の卑弥呼は春彦になんでこんな奴を雇ったんだと叱った。沙織もこんなところへはもう来たくないと帰ろうと~しかし春彦が引き留めて、沙織はなんとか続けていくことになる。メゾン・ド・ヒミコは卑弥呼がゲイバー時代からの客で、ある会社の会長が資金援助してくれていた。もちろん会長もゲイで、資金援助を延長してもらうために春彦は会長とも付き合った。ところがその会長が脱税で逮捕されてしまい、ホーム存亡の危機に陥る。そしてある入所者が脳卒中で倒れて~ホームには介護設備がないので家族の元へ帰すことになる。さらに卑弥呼が大量の吐血して寝たきりになってしまう。沙織が来てからホームでは様々な出来事が次々と起こる。そんな中で沙織の中にも変化が~ゲイに対し、ゲイの男に対し理解を示すようになってくる。そして沙織は父の卑弥呼から娘の事を思っていた気持ちを聞かされ、父へ抱いていた憎しみも和らいでいく。さらに沙織はゲイとわかってるのに、春彦へ少しずつ思いを寄せるようになってきた。春彦も沙織に好意を持ち出し~いざ本番に臨んだが、春彦には踏み込むことはできなかった。さらに春彦たちが入所者を家族の元へ帰すやり方に腹を立て、春彦からは出て行けと言われた。むしゃくしゃした沙織は職場の西島秀俊演じる専務~既婚で仕事もできる~彼と一緒になって気を紛らすのだった。やがて父の卑弥呼が亡くなる。父の荷物を引き取りに来た沙織。もうホームへ戻る気はその時はなかった。しかし春彦、ゲイの入所者の思いが沙織に通じて、再び彼女はホームへ戻ってくるのだった。
2024.05.13
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◆ニューヨーク、 アイラブユー◆2024年5月8日 BS松竹東急にて放映ニューヨークを舞台に「愛」をテーマにして製作された作品。複数の監督が短編映画を製作したが、厳密なオムニバス映画ではなく繋ぎカットの撮影も行って短編同士をシンクロさせ、群像劇に仕上げるという過去に例のない全く新しい手法で作られている。かと言って、とても面白いかと問われれば、どうかな?って感じ~タイトルのようなものもちゃんとあって、順にスリ、宝石商と宗教、映画音楽家、路上で口説く男、車椅子でプロム、ゆきずりのつもりの男女が、元歌手とホテルマン、男性子守はダンサー、絵のモデル、レストラン外で喫煙男女、何処かへ連れてけと喧嘩カップル、歩行不自由な老夫婦~これらの作品の中にさまざまな名優が出演してる。「スリ」ではアンディ・ガルシアが大学教授役。「宝石商と宗教」ではナタリー・ポートマンがユダヤ教徒の宝石仲買人役。「映画音楽家」は岩井俊二が監督し、オーランド・ブルームが映画音楽作曲家役。「路上で口説く男」にはイーサン・ホークが出演。「車椅子でプロム」ではジェームズ・カーンがドラッグストアの店長役。「元歌手とホテルマン」にはジュリー・クリスティ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ハートが出演。「絵のモデル」にはスー・チーが中国茶店の店員役。「レストラン外で喫煙男女」ではクリス・クーパーが出演。「歩行不自由な老夫婦」ではクロリス・リーチマンとイーライ・ウォラックが出演。
2024.05.13
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◆フェノミナン◆2024年5月8日 TVOにて放映突然、天才的な頭脳の持ち主に変貌した中年男の姿をハートフルタッチで描いている。日本公開時のキャッチコピーは「人生には、説明できない不思議がある」。ジョン・トラボルタ/ジョージ・マレーはカリフォルニアの小さな田舎町の自動車修理工場で働いている。最近町へ越してきた男の子と女の子がいるシングルマザーのキーラ・セジウィック/レイㇲ・ペンナミンにジョージはちょっと思いを寄せている。その夜にバーで開かれるジョージの誕生パーティーに誘うが、やんわり断られる。バーでのジョージの誕生日パーティー~少し風を当たりに外へ出たら、夜空から降ってくるような謎の閃光を目撃した。謎の閃光を目撃して以来、ジョージの身体に異変が起こる。チェスの相手の町の医者のロバート・デュヴァル/ブランデー先生~一度も勝ったことがなかったのに、連日ジョージが勝利した。身体を壊して行方不明の少年の居場所をジョージが見つけた。そして物に触れずに動かすことができるテレキネシスの能力が備わった。夜は眠くならず、毎日本を2冊読破した。さらに新しい肥料や太陽エネルギー利用装置を発明したりした。誕生日の日に謎の閃光を見て以来、不思議な能力を自分は身に付けてしまったと思うジョージ~地震の予知までしてしまった。それを知った地震学の博士が訪ねて来た。是非、大学へ来てもらって話がしたいと言われる。無線マニアのジョージの親友のフォレスト・ウィテカー/ネイト・ポープがキャッチした意味不明の無線を聞いたジョージは、それがなにかの暗号だと理解し簡単に解読した。後にそれはアメリカ軍の極秘の暗号だった。それによってFBIに連行されて取り調べを受ける。ジョージに妙な能力を見せつけられたレイㇲは彼との距離を置くようになったが、ジョージが一緒に博士のところへついてきて欲しいと頼んで、レイスは承諾した。ブランデー先生はジョージに一度精密検査をしてみようと勧めるが、ジョージは後回しにする。そしてFBIに連行されて取り調べを受ける。暗号解読もすべてジョージの能力が高かったからで、FBIはジョージの特殊能力を生かすために自分たちのところへ取り込もうとする。しかしジョージは拒否して帰った。ある時、自分の持つ能力がどんなものかを皆の前で発表しようとした。すると誕生日に見たのと同じ閃光が見えた途端にジョージは倒れてしまう。精密検査の結果、ジョージの脳内には大きな腫瘍があることがわかった。手術をしても無駄だろうと~ブランデー先生曰く、ジョージが見た2度の閃光は幻覚のようなものだったと~脳内に大きな腫瘍ができたことで突然なんらかの作用で脳が覚醒したんだと~それによって信じられない能力を発揮できるようになったと~FBIはジョージの脳内を切開して調べようと~ジョージが死んでからではなく生きてるうちに~しかしブランデー先生もレイスもジョージ自身もそんなことに協力する気はなく、今のまま死を迎えたいと願っていた。うまく病院を抜け出したジョージはレイスの元へ行った。そして残されたわずかな時間をレイスと二人の子どもたちと過ごした。以前に会う約束をしていた博士には、ジョージが書き留めた資料を渡して役立ててもらうことにした。劇中歌として使用されているのがエリック・クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」。
2024.05.13
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◆犯罪都市◆2024年5月7日 BS松竹東急にて放映004年に韓国・ソウルで実際に起きた「黒社派(黒社会)」事件をもとにして作られたアクション映画。ソウルの地元暴力団、中国からやって来た朝鮮族チャイニーズマフィア、そして地元警察の三つ巴の争いの物語。ソウルの衿川警察署の刑事で強力班の副班長がマ・ドンソク/マ・ソクト刑事~剛腕で怖いもの知らずで、地元暴力団からも恐れられている。今日も今日とてソウルで繰り広げられてる地元暴力団同士の縄張り争いを鎮めるために部下を引き連れて街を走り回ってる。地元韓国の暴力団、毒蛇組のボス、イス組のボス~この二つの組は特に争いが絶えない。マ刑事も手を焼いている。そんなソウルに中国から乗り込んできた朝鮮族チャイニーズマフィアの黒竜組のボスがユン・ゲサン/チャン・チェン~毒蛇組の幹部の中国での借金の取り立てにやって来た。チェン・チェンはたった二人の部下を引き連れてやって来てソウルを引っ掻き回す。狂暴そのものの性格で、抵抗する者は容赦なく叩きのめし、斧で腕を叩き斬るのは常套手段。殺人をなんとも思ってない。チャン・チェンと二人の部下は直ぐに毒蛇組を乗っ取り配下を増やした。それで敵対する組の縄張りを奪い、非情なやり方で金を住民から取り上げていく。よそ者のチャイニーズマフィアの好きなようにやられた地元暴力団も黙ってはいない。黒竜組を潰そうとするが、チャン・チェン組長と二人の部下は強すぎて歯が立たない。もちろんマ刑事の強力班はとにかく争いを鎮めて、一刻も早くチャン・チェンをとっ捕まえようとあれこれ策を練る。しかしなかなか捕まらなくて、どんどん被害が大きくなる。しかしついにチャン・チェンを追い詰めるマ刑事~追い詰められて中国へ戻ろうとするチャン・チェンを空港のトイレで捕えようと~ここで大格闘の末ようやく逮捕する。
2024.05.13
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◆拳精◆2024年5月6日 BS松竹東急にて放映ジャッキー・チェン主演のカンフー映画。ジャッキー・チェン/イーロンは少林寺の寺男のように下働きをしている。しかもしくじって罰を与えられてばかり。そんな少林寺で門外不出の必殺拳「七殺拳」の極意書が厳重な監視を破って何者かに盗まれた。その七殺拳に打ち勝つことができるのは「五獣拳」だけだが、その極意書は紛失してしまって今はない。そんなある時に宇宙から落ちてきた隕石に刺激されて妖精が出現した。その妖精こそが五獣拳の拳精だったのだ。カンフーの腕がからっきしダメだったイーロンが5体の拳精から五獣拳を学ぶことになった。連日の厳しい修練を重ねてイーロンは着実に腕を上げていった。イーロンは少林寺を下山して七殺拳の極意書を盗んだ者を追いかけると申し出る。下山のための試験もクリアして下山が許される。七殺拳の使い手はルーツァオ~拳をマスターして拳の達人を次々と始末していった。それは自分が拳法界の頂点に立ち、代表に君臨するためだった。イーロンはルーツァオと拳を交えることにまったが、最初の対戦では歯が立たなかった。少林寺から七殺拳の極意書を盗み出したのは、なんと少林寺の館長だった。かつては凄腕のカンフーの達人だったが、若さゆえ拳法界の代表になれなかった悔しい思いがあった。それを息子であるルーツァオに託したのであった。この父子に勝てるのはもうイーロンしかない。最後は少林寺での決戦に~イーロンは苦戦しながらも、拳精の力を借りて父子を倒すのだった。
2024.05.13
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◆岸辺露伴 ルーヴルへ行く◆2024年5月6日 NHKにて放映荒木飛呂彦の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作品で~深夜に放送してたジョジョのアニメはよく観てた~高橋一生主演でテレビドラマ化されてNHKで放送された「岸辺露伴は動かない」の劇場版~このドラマは観てない。高橋一生演じる岸辺露伴は相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示も書き込むことができる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を備えた漫画家である。本作ではこの世でもっとも邪悪な「最も黒い絵」のありか、秘密を探っていく。露伴は取材で訪れた骨董屋で美術品オークションに出品されるフランスの画家のモリス・ルグランによる黒い絵を知って興味を抱き、その絵を落札する。その絵の裏には「モリス・ルグランによる『これはルーヴルで見た黒。後悔』」という言葉が書かれていた。露伴は黒い絵について思案する中で少年時代の事を思い出す。漫画家を目指していた露伴は白石加代子/祖母の下宿屋に時々行って漫画を描いていた。露伴少年がその下宿屋で出会ったのが木村文乃/奈々瀬という女性で、その時彼女がこの世で最も黒い絵、最も邪悪な絵があることを示唆したのだ。それを描いたのは山村仁左右衛門という絵描きだと~それがパリのルーブル美術館にあると~そして彼女は姿を消した。奈々瀬は一体何者だったのか~というわけで、露伴は担当編集者の飯豊まりえ/泉京香と一緒にルーブルへ取材にやって来た。ルーブル美術館で露伴と京香を案内してくれるのが美術院職員の美波/エマ野口、そして東洋美術の専門家で臨時雇いの安藤政信/辰巳隆之介。露伴と京香が案内してもらってる途中、別の職員が転落する事故が~その人物は「蜘蛛が・・・」とうわ言のように言っていた。資料が保存されたデータの中に山村仁左右衛門の作品が、閉鎖され作品がなにも保管されていないはずのZ-13倉庫にあると表示されていた。早速4人に、ルーブルでは規則の二人の消防士を伴って倉庫へ向かった。そして中に入ると、なんと世界的な画家のフェルメールの絵が1枚あった。こんなところにあるはずがない。偽者、贋作に違いないとエマ野口も辰巳も言うが、露伴はこれは本物だと~とかいろいろあって、あの亡くなった画家のモリス・ルグランはここで贋作を作成していた。いくつもの本物を置いておいて贋作を美術館に保管する。そして本物をルグランの絵の裏に隠して海外で売っていたのだ。それに関わっていたのが辰巳、二人の消防士だった。そんな中でルグランは事故を装って殺害された。それがわかってから、彼らがなにかの幻覚に憑りつかれて狂いだした。その奥には最も黒い絵、最も邪悪な絵があった。そこに描かれていたのは・・・露伴は倉庫ですべての記憶を消去した。帰国後、露伴は奈々瀬と仁左右衛門夫婦の墓を見つけ出した。そう奈々瀬は御用絵師だった仁左右衛門の妻だったのだ。そこへ奈々瀬の霊と再会した。そこで奈々瀬から生い立ちや秘密を読み込んだ。仁左右衛門(高橋一生が二役)は藩の御用絵師の家系だったが、新しい絵画表現に挑戦することを父に否定され奈々瀬と二人で家を出た。そして襖絵などの仕事をしていたが、奈々瀬が重い病に倒れて困窮する。仕方なく家に戻って父親に頭を下げた仁左右衛門~父から自分を超える絵を描けば許すと言われた。その時、仁左右衛門は妻の奈々瀬の美しい黒髪を表現する絵に執着するが、自分が思い描く黒の顔料がない~その時奈々瀬が神社の御神木から流れ出てる黒い樹液を持って来た。それが仁左右衛門の思い通りの黒だった。しかし御神木を傷つけたと告発され捕縛された。それは自分のやったことだと名乗り出た奈々瀬は打ち据えられて亡くなった。それに逆上した仁左右衛門は役人たちを斬った。仁左右衛門が絶筆として描き残したのが妻・奈々瀬の肖像画であった。これが邪悪で呪われた絵となるのだった。そこには漆黒の中に描かれた黒髪をまとった奈々瀬が描かれている。そして奈々瀬を読み解いていた露伴が最後に目にした行には奈々瀬の仁左右衛門に嫁ぐ前の苗字が書かれている。それは「岸辺」・・・と言うことは~
2024.05.12
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◆K.G.F:CHAPTER2◆2024年5月6日 BS12にて放映シリーズ完結となる2作目。結末まで怒涛の展開でストーリーがすすんでいく。前作でK.G.Fの首領ガルダの暗殺に成功したロッキー。K.G.Fの金鉱すべてを手に入れる。ロッキーは金鉱で働かされていた奴隷、住民たちから信頼を得た。全員がロッキーに従う。やがてロッキーは全インドの金を動かすようになる。しかしそんなロッキーを蹴落とそうとする者も後を絶たない。しかしロッキーは降りかかる火の粉をすべて苦しみながらも排除していく。K.G.Fの幹部だった男の娘リナとも結婚できて、お腹に二人の子も~しかししぶとく生き残っていたK.G.F創始者の弟アディ―ラによってロッキーの妻は殺害される。ロッキーはようやくアディ―ラ一派を殲滅する。ロッキーの勢力は全インドを支配するまでに及んだ。しかし新たに首相に就任したラミカ・センはロッキーの存在を消してしまおうとする。インドの悪の象徴とまで登り詰めたロッキー~彼自身の存在だけでなく、K.G.Fの存在、金鉱すべてをインドの歴史から抹消するべく軍隊を投入した。ロッキーはすべての動きを察知していて、金鉱の住民たちを安全な場所へ移動させた。ロッキー本人はすべての金を船に積み込み、ひとりでインド洋へ出航した。金鉱はインド空軍によってすべて破壊され消滅した。ロッキーの船もインド空軍の攻撃を~そしてなんとアメリカ海軍、インドネシア海軍の攻撃も同時に受けた。ロッキーの船はすべての金と共に、引き揚げ不可能なインド洋の海底深くへ沈んでいった。後にわかったのは、ロッキーはインド以外の国、アメリカなど16ヵ国でも犯罪行為を働いていたのだった。その話はCHAPTER3にと最後ににおわせてあるが、そのCHAPTER3は存在しない。
2024.05.11
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◆K.G.F:CHAPTER1◆2024年5月5日 BS12にて放映インドのカナンダ語歴史アクション映画。シリーズの1作目で、巨大金鉱を支配する犯罪組織の内部抗争を舞台に、極貧から成り上がったギャングが犯罪組織の覇権をかけて、首領の息子の暗殺を図る物語。極貧からの成り上がりのギャングがロッキー~とにかく強い!一人で何十人、何百人を相手に次々と倒していく。まさに不死身のスーパーヒーロー。犯罪組織の人間関係も複雑だが、ストーリーとしてはとても面白い。スーパーな美人も登場する。インド映画のパワーをまざまざと見せつけられた。さてCHAPTER2はどうなるのか~
2024.05.10
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◆仕掛人・藤枝梅安/第2部◆2024年5月5日 BSフジにて放映タイトルの通り第1部の続編。藤枝梅安を演じる主演は豊川悦司。前作で実の妹(天海祐希)を情け容赦なく仕掛けた。鍼で瞬殺する仕掛の藤枝梅安、同じく仕掛人で相棒のような片岡愛之助/彦次郎は毒矢で仕掛ける。梅安の鍼の師匠の墓参りに二人は京都へ上る。梅安の鍼の師匠は小林薫/津山悦堂~梅安が少年の頃、母に捨てられ静岡の藤枝でこき使われているところを悦堂に拾われて京都で鍼を学んだ。そして一人立ちした頃にある事件を起こしてしまう。その時の事が本作に登場する。梅安と彦次郎が京都へ向かってる途中に彦次郎が驚く人物に出会う。それは彦次郎が仕掛人になるずっと前、妻とまだ赤ん坊の息子と暮していた時に、突然無頼者に襲われ、妻は凌辱され、その後気がおかしくなった妻は赤ん坊を道連れに首を吊った。その仇が目の前に現れたのだ。それが椎名桔平/峯山又十郎~松平甲斐守の家臣であった。その後、又十郎は彦次郎の仇ではなく彼の双子の弟が仇だった。椎名桔平が二役で井坂葱市~あちこちで悪事を働き、今は京都で強盗、殺人、女強奪などやりたい放題。その上、剣の腕もピカイチ。その後にわかるのは、そんな無頼の弟を持つ兄の又十郎は剣の腕はイマイチなので、邪魔な弟を始末する仕掛を依頼する。さらにそこに絡んでくるのが佐藤浩市/井上半十郎とその相棒と言うか部下みたいな一ノ瀬颯/佐々木八蔵。半十郎の妻は過去に梅安に殺されていたのだった。なので梅安を敵として追っている。梅安が京都で鍼師として一人立ちした頃に、患者であった半十郎の妻といい仲になった。と言っても、最初に言い寄って来たのは妻の方だった。それが半十郎に知れて、妻は梅安が誘ったと言ったので梅安は殺されずにボロボロに殴り倒された。しかし半十郎は妻から誘ったのだと実はわかっていたのだ。そして最後は妻から殺してと言われて仕方なく梅安は刺し殺したのだ。上方の元締めが本作では登場~石橋蓮司/白子屋菊右衛門~いろいろわけあって又十郎の葱市殺しの依頼を梅安が受けることになる。前作で梅安に助けられ、梅安行きつけの料理旅館・井筒屋で働けることになった菅野美穂/おもんは本作でも登場し、ずっと梅安に思いを寄せている。彦次郎の仇である葱市の仕掛は梅安と彦次郎でやり遂げる。しかし梅安を半十郎が追ってくる。江戸まで追ってきた半十郎と相棒の八蔵~でも梅安と彦次郎のゴールデンコンビで返り討ちにする。本作のエンドロールが流れ終わって、おっというようなサプライズシーンが~井筒屋へやって来た梅安と店から出てきたある人物とすれ違う。店の主人がその人物のなを呼んだ「長谷川さま」と~演じたのは松本幸四郎だった。なんでここで鬼平が出てくるんだ?!
2024.05.10
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◆タイガー 甦る伝説のスパイ◆2024年5月4日 BS12にて放映「タイガー 伝説のスパイ」の続編。インドのアクション映画。インドの諜報機関RAWのサルマン・カーン/タイガーは前作で敵対する国のパキスタンの諜報機関ISIの女性エージェントのゾヤと一緒に姿を消した。本作では強大なテロ組織ISCがイラクのイクリット市立病院でインド人の看護師25人、パキスタン人の看護師15人を人質にとった。アメリカはISCの指導者アブー・ウスマンが入院する病院を空爆するという。しかしインド政府は看護師を救出するから待って欲しいと願い出た。で、空爆まで7日間の猶予が与えられた。その時、タイガーはゾヤとオーストリアの山中でジュニアと3人でひっそり暮らしていた。そして人質救出のためにタイガーが再び呼び戻されることになった。本作でタイガーは「ランボー」のごとく不死身な体で大活躍する。タイガーは頼りになる仲間を集めた~スナイパー、爆弾の専門家、ハッカー~RAW選り抜きのエージェントだ。そして人質にはパキスタン人も含まれるので、妻のゾヤとさらに二人のISIエージェントと共同作戦を行うことになる。普段は敵対関係にあるインドとパキスタンが手を組んで作戦を行う。何度もピンチに陥りながらタイガーたちは乗り越えていく。そして人質を見事に救出し、ISCの指導者にとどめを刺す。前作よりもさらにグレードアップしていて、抜群に面白い超1級のアクション映画だ。そして今年、シリーズ3作目となる「タイガー 裏切りのスパイ」が公開される。
2024.05.09
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◆海底47m◆2024年5月4日 TVOにて放映サメも出てくる海洋パニック・ホラー映画。リサとケイト~彼氏に振られたリサを慰めるために二人はメキシコへ休暇にやって来た。そして夜に知り合った二人組の男からケージ・ダイビングに誘われた。テイラー船長の船に乗り込み沖へ~まずは二人組の男がケージに入って海中へ~そしてしばらくして戻って来た。そして次にリサとケイトがケージに入って海中へ~二人は魚の群れに奇声を上げて喜び~やって来たサメに驚きながらもケージ・ダイビングを楽しんでる。二人が楽しんでると、ケージが突然海底に沈んでいく~船の巻き上げ機が壊れて海中へ落ちて、ケージと共に沈んでいく。そして着いたところが海底47m。船上では切れたケーブルをつなぎ直して別の機会で巻き上げようとするが、それもダメだった。海底のリサとケイトの酸素残量も残り少ない。ケージの外はサメがうようよ~一度はケージが浮上しかけたが、またも海底へ沈んでしまう。その時リサの足がケージの底に挟まり動きが取れなくなる。ケイトはケージの外へ出て船と無線の交信を行なおうと~すると沿岸警備隊がもうじきやって来るからと~それまで酸素ボンベを二つ沈めるからそれで待機するようにと~ケイトがボンベを取りにケージの外へ出た時にサメに襲われる。ケイトがサメに襲われたのを見たリサ~ケージの側にある新しいボンベをなんとか引き寄せた。そして強引に足をケージの底から引き抜き外へ出た。リサがケージの外へ出た時、岩陰にいるケイトを見つけた。サメに襲われて足から出血している。ケイトを抱えて浮上しようと~船からの交信で急に浮上すると潜水病で命を落とすから、途中で何度か数分待機するようにと~そこへサメがやって来る。発煙筒でサメを脅して浮上していく。そしてようやく海上へ生還~と、これらはすべてリサが朦朧とした中で見た幻覚だったのだ。その後、ようやく沿岸警備隊が救助にやって来て~しかしケイトはサメに襲われていて、彼女の姿はもうなかった。
2024.05.09
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◆タイガー 伝説のスパイ◆2024年5月3日 BS12にて放映インド映画にもあったとは知らなかったスパイアクションとロマンティックを兼ね備えた作品。主演のサルマン・カーン演じるタイガーはインドの諜報機関RAW(研究分析局)の凄腕エージェント。一方いつもインドと対立関係にあるISI(パキスタン軍統合情報局)はRAWとは常に緊張関係にある。タイガー中東、ヨーロッパで活躍し、RAWに入り込んだISIの内通者をも始末した。そして次に与えられたミッションはアイルランド・ダブリンに住むキドワイ教授がミサイル迎撃システムの情報をISIに流してるのではないかを監視する役目。タイガーは相棒のゴービーと共に監視活動を始める。そしてキドワイ教授宅に通う学生でダンサーのゾヤと知り合う。最初は二人とも警戒しながらの関係だったが、次第に惹かれ合う。そして深い関係になりつつある時に互いの身分が明らかになる。タイガーはRAWの諜報員、ゾヤはISIの諜報員で、二人は相反することになるが、その立場を越えて好き合ってしまう。そしてタイガーとゾヤは一緒になろうと両機関から逃亡を図る。しかし双方から二人の抹殺指令が発せられ刺客が放たれる。二人はずっと追われるが、世界各国へ逃げ回る。そして二人の行方はつかめなくなってしまう。物語の内容とは関係なく、やっぱり登場するのがインド映画には欠かせない陽気なダンスシーン。これはインド映画あるある。
2024.05.08
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◆ドラゴン・ブレイド◆2024年5月1日 BS12にて放映かつてシルクロードでローマ帝国軍と中国西域連合軍が激闘を繰り広げたという史実を基にしたジャッキー・チェン主演の歴史アクション映画。前漢時代の話~ジャッキー・チェン/フォ・アンは中国西域の警備隊長。身に覚えのない金塊密輸の罪に問われ、西域辺境の砦へ左遷される。フォ・アンらの砦へ進軍してきたのがジョン・キューザック/ルシウス将軍率いるローマ帝国の黒鷲軍団~執政官の息子プブリウスを連れて逃れてきたのだ。プブリウスの兄のティベリウスは父を殺害し、弟のプブリウスに毒を盛って失明させたのだ。そのティベリウスは彼らを追ってやって来る。目的はシルクロードを征服すること。フォ・アンとシリウスは一度は剣を交えるが、共に協力し合い、砦を堅固なものにして、黒鷲軍団と西域軍団の間に友情関係も成立する。そこへ大軍を率いてやって来るのがエイドリアン・ブロディ/ティベリウス将軍~エイドリアン・ブロディと言えば「戦場のピアニスト」でアカデミー賞主演男優賞受賞~フォ・アンが不在のうちにシリウスを捕らえ、さらに弟のプブリウスをも殺害する。フォ・アンは援軍を呼びに行ったが、副官らの裏切りに遭い妻を死なせてしまう。フォ・アン自身はなんとか逃げ帰ってくる。シリウスも亡くなってしまい、フォ・アンはシリウスの黒鷲軍団を引き連れティベリウスの大軍団に立ち向かうが、多勢に無勢で大苦戦。そしてその時、シルクロードの各部族が立ち上がりティベリウスの大軍団に攻め入ってくる。大乱戦になり双方ともに多大な犠牲を払う。最後はフォ・アンとティベリウスの一騎打ちに~大苦戦ながらもフォ・アンが勝利し、シルクロードの平和は守られた。その後、ローマの町もシルクロードに建設された。
2024.05.07
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◆プロジェクト・イーグル◆2024年5月1日 BS12にて放映「サンダーアーム/龍兄虎弟」の続編で、話の繋がりはない。ジャッキー・チェン監督・脚本・主演の冒険活劇~ジャッキー・チェン版のインディージョーンズ。冒険家・アジアの鷹のジャッキー・チェン/ジャッキーのもとへ新たな仕事の依頼がきた。サハラ砂漠に隠されたナチスが連合軍から奪った金塊を探し出してほしいと~ジャッキーは歴史家のエイダ、当時のドイツ軍の副官の孫娘のエルザ、そして途中の砂漠で拾った桃子と4人で砂漠の地下深くに隠されていた秘密基地へ入っていく。しかし金塊を求めてやって来た盗賊、またナチスの生き残りとその部下たちがジャッキーたちの行く手を阻む。最後はこの手の作品でよくある結末が~基地には凄い量の金塊が隠されていた。それを巡ってドタバタするうちに自爆装置のスイッチが入り、ジャッキーたちはなんとか逃げ出したものの、金塊すべてが砂漠の地中深くに沈んでしまった。チャンチャンと~
2024.05.07
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◆誰よりも狙われた男◆2024年5月1日 TVOにて放映スパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレの同名小説を映画化。舞台はドイツ・ハンブルク~同国の諜報機関のテロ対策チーム~そのリーダー役がフィリップ・シーモア・ホフマン/ギュンター・バッハマン~彼はアカデミー賞主演男優賞を他の作品で受賞している~現在はアラブ人活動家のアブドゥラ博士を追っていて、彼はイスラム過激派と関係があり、活動資金提供を行ってるかどうか調査していて、その証拠をつかんだ。そんな時にハンブルグにやって来た男~イッサ・カルポフで密入国してきたチェチェン人とロシア人のハーフで、イスラム過激派組織の一員で国際手配されている。やって来た目的はテロリストの大物だった父の莫大な遺産をハンブルグの銀行で受け取ることだった。その銀行家と接触するためにおんな弁護士アナベルと会った。イッサ・カルポフのことはドイツ警察やCIAにも情報が渡り、直ぐに確保すべきだとギュンターは忠告を受けたが、詳しく調査してどうすることがもっとも効果的か、時間の猶予を欲しいと願い出た。そこで与えられた時間は72時間。弁護士のアナベルと共にイッサは銀行家にコンタクトできた。銀行家トミー・ブルー役はウィレム・デフォー。イッサは父の汚れた金は受け取る気はない~すべての金をアブドゥラ博士を通じて必要な施設へ寄付してもらいたいと申し出た。ギュンターはトミーにも内密に手を回した。イッサは銀行でアブドゥラ博士と会い、自分の気持ちを伝えた。そしてアブドゥラ博士はトミーに受け取った遺産の振り分け先を指示した。それらは全てテロ組織とは無関係の組織で問題はなかった。しかしギュンターらが徹底的に調べてたので、1カ所テロ組織への提供が認められた。ギュンターはイッサとアブドゥラ博士は拘束しようとは考えずに、二人、特にアブドゥラ博士を取り込んで今後の活動に生かそうと考えていた。そしてすべては計画通りにいくはずだったが・・・最後にすべてCIAによって覆されてしまうのだった。
2024.05.07
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◆華の乱◆2024年4月30日 BS松竹東急にて放映永畑道子の小説「華の乱」「夢のかけ橋」が原作。与謝野晶子の視点から大正時代の社会運動、芸術運動の群像を描いている。与謝野晶子を演じたのは主演・吉永小百合、そして監督は深作欣二。晶子は誌の師であった緒形拳/与謝野寛に恋をし、寛の妻・滝野から寛を奪い取るような形で結婚した。寛との結婚後、晶子の方が売れっ子になる。寛は書くことができずにうつ病状態に~晶子は書生の奈津子とお手伝いさんらと11人の子育てもする。そんな時に晶子が街で出会ったのが松田優作/有島武郎~妻を亡くしていて、二人の子持ち。父の遺産があり裕福な暮らしをしている~北海道には有島農場、信州には別荘がある。いつも有島に付き添ってるのが新橋の芸者の娘で婦人公論の記者の池上季実子/波多野秋子~秋子には夫がいる。有島は晶子を一目見た時から彼女に魅了されてしまう。晶子が有島を通して出会ったのが無政府主義者で革命家の風間杜夫/大杉栄~いつも警察に行動を監視されてる。晶子と有島は家族ぐるみの付き合いが始まる。その頃、夫の寛が衆議院選挙に出馬する。晶子は反対で寛の選挙活動に協力しない。結局寛は落選する。後に寛は晶子のもとへ戻ってくる。有島が晶子に気持ちを寄せていて、晶子も有島に惹かれていった。晶子は子どもを置いたまま数日間北海道へ行って有島と過ごす。帰ったら子どもたちにそっぽを向かれてしまう。その後、有島は秋子と心中をしてしまう。そして関東大震災が晶子たちを襲う。しかし晶子と寛、子どもたちはしっかり生きていこうと決意する。
2024.05.06
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◆五福星◆2024年4月29日 BS12にて放映サモ・ハン・キンポーが製作、監督、脚本、主演のカンフーアクションコメディ映画。福星シリーズの第1弾。ジャッキー・チェンは凖主演の扱い。サモ・ハン・キンポー/ポットは空き巣、他のチンケ、ハンサム、モジャ、マジメらも詐欺、自動車部品泥棒、社会運動などで逮捕された刑務所仲間。そして5人一緒に出所した。モジャの妹のメイヤーを加えて清掃会社を設立して全員で働いた。ジャッキー・チェン/警官7086号は行き過ぎた捜査、失態も多い。異動もしょっちゅう。ポットたちはいつも陽気で一緒に行動してる。そしてドル紙幣の偽札で金儲けをしようとするマフィア同士の取り引きに巻き込まれていく。ポットたち6人、そして警官7086号も所々で接点をもって争いの只中へ~ジャッキー・チェンだけじゃなく、サモ・ハン・キンポーもカンフーの達人。ジャッキー・チェンと同じ警官としてユン・ピョウも特別出演。五人組の中のマジメが実は特別捜査官で、偽札づくりのマフィアを追ってたというオチ。
2024.05.02
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◆カンニング・モンキー/ 天中拳◆2024年4月29日 BS松竹東急にて放映ジャッキー・チェン主演のカンフー・コメディ映画。本作はカンフーの心得のない主人公が「虎の巻」のような無数の紙片をもとに、その場の見よう見まね(カンニング)で強敵を倒していくという異色の物語。ジャッキー・チェン/コウはその日暮らしの宿無し青年だった。カンフーの達人に憧れ夢の中では無敵の達人だった。ある日、賞金稼ぎと賞金首が対決している場に居合わせた。双方が亡くなってしまい、賞金稼ぎになりすまして賞金を受け取った。しかしその前に働いていた遊郭で盗賊団の話を盗み聞きしたことで盗賊団から追われることになった。そんな時に助けてもらったのがカンフーの達人のマオ大人だった。達人に憧れるコウは弟子にして欲しいと頼んだ。するとマオは宿屋に居るファンという男に薬を渡すように言われ、それができれば弟子にしてやると~コウはファンに会った。ファンは警備隊の隊長で、不老長寿の秘薬を護送していると言う。コウはファンに協力を申し出る。その間にも不老長寿の秘薬を巡っていくつもの強盗団が襲ってきた。コウはその度にマオの弟子から受け取る虎の巻を見てカンフーの技を学んでいく。そして最後はいくつもの盗賊団が一気に襲撃してきた。皆不老長寿の秘薬を狙ってきたのだ。しかしマオ大人、隊長たち、そしてコウが次々と撃退していく。そして最強の敵をコウが倒した。最後に隊長曰く、秘薬なんて存在しない~飛躍を狙ってやって来た悪党どもをすべて始末することが目的だったのだと~
2024.05.01
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◆日日是好日◆2024年4月29日 NHK-BSにて放映日日是好日は「にちにちこれこうにち」と読むのが一応正しいとされていいる。意味は簡単に言うと「毎日毎日が素晴らしい」。本作は森下典子による自伝エッセイ『日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』が原作。四季折々の風情が織り込まれたヒューマンドラマ。主演の黒木華が演じるのは典子で、女子大生の時から始めた茶道を通して先々の人生で大切なものに気づいていく。典子は両親(父親を演じてるのは鶴見慎吾)と弟の4人暮らし。地方から出てきて大学に通ってる従姉の多部未華子/美智子がしょっちゅう遊びに来る。その時母親から茶道を始めてみないかと言われて、典子は乗り気ではないが、美知子はやってみたいと言い出す。すると「タダモノ」ではないという噂の茶道の先生・武田のおばさんを紹介すると~鎌倉の自宅で茶道教室を開いてる先生の武田のおばさんを樹木希林~樹木希林は本作の公開前に亡くなってしまった。典子と美智子は先生から茶道のいろはから教わっていく。二人とも覚えることはいっぱいだが、続けていこうと話し合う。先生の茶室には「日日是好日」の額が掲げられてる。典子はやや理屈っぽい性格で割り切りが悪い。美智子はあっけらかんとしていて、どんどん前向きに思ったことをすすめていく。美知子は卒業後に商社への就職を決めた。そしてお茶は大学生の時までと決めてる。一方典子は就職も決めずに出版社でアルバイトを続ける。一応物書きを目指してるのだが~大寒の日に使用する器を先生が出して~豚ですか?なにを言ってるの!犬ですよと~その歳の干支の器を使うのよと~すると典子がじゃあこの器を使うのはあと2回か3回ですねと~2年、3年と典子が続けていくと、後輩たちが教室に入ってくる。女子高生のひとみの役を乃木坂46の山本美月~先生から素質があるといきなり褒められる。一方、典子は柄杓の持ち方が不細工だと言われ、何年も続けているんだから自分なりにいろいろ工夫してよくしていかないといけないと指摘される。久し振りに会った典子と美智子~美知子は会社を辞めると決めたと~そして実家に帰って見合いして結婚すると~そしてしばらくしたら開業医と結婚する。やがて子も生まれる。一方、典子はずっと出版社でのアルバイトのまま~典子は30歳を機に両親から離れて一人暮らしを始める。そして改めて出版社の入社試験を受けることを決めた。試験前日落ち着かずに先生のところへ行って、達磨の掛け軸を見つめて心を落ち着かせる。しかし試験には落ちてしまった。その後はフリーライターという形で仕事は続ける。もちろんお茶も続ける。付き合ってた彼氏に裏切られて失恋もする。それでも季節は移ろい、お茶も続けていく。気が付けばお茶を始めて30年が経っていた。春がきて大好きな父が倒れた。桜が散る頃に父が逝ってしまった。先生と二人で泣いた。
2024.05.01
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