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今や時の人になっている感のある侍ジャパンの元栗山監督が北海道の栗山町に「世界一の報告」に凱旋した様子が昨日NHKのニュースで流れました。 地元の人達にはお馴染みなのかもしれませんが、長靴に軽トラで登場にあまりの自然体の姿にほっこりしました。報告の中で東京出身の監督が苗字と町の名前が同じという縁で1999年に町の観光大使になり住居を構え、それがきっかけで日本ハムファイターズから侍ジャパンの監督に就任した経緯やアメリカ映画「フィールド・オブ・ドリームズ」に憧れて私費を投じて栗山ファームを造ったことなども紹介されました。 WBCを応援してくれた事に謝意を表して「今度は自分がこの町の子供達を応援する番」という言葉にはその人柄を感じました。WBCに参加した道産子の伊藤大海投手のように北海道で生まれ、日ハムで活躍しWBCにも参加出来るような選手がここから育ってくれるのか今から楽しみです。 そして同日の夜は衣装替えをしてエスコンフィールド北海道での開幕戦にスーツ姿でピッチャーとして登場でした。ヒルマン元監督の粋な計らいでバッターから急遽ピッチャーに。投球ホームはなかなか決まっているように私には見えます。 昨日の勝敗は3対1で楽天の勝利。これだけの晴れの舞台で新庄監督には初戦で勝利をと願いましたが、楽天の田中投手の気迫勝ちでした。 余談ですが、アメリカの野球映画ではl個人的にはフィールド・オブ・ドリームズより1992年公開でマドンナが出演した「プリティ・リーグ」が気に入っています。第二次世界大戦中に野球選手が戦場に駆り出される中、実際に1943年に設立された(54年まで存続)全米女子プロ野球リーグの話で涙あり笑いありですが、選手が男性でも女性でも野球って良いなぁと思いました。
2023.03.31
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明日が最終回の朝ドラ「舞い上がれ」でパリから貴司君が無事戻って来て家族と一緒の姿に本当にほっとしました。そしてパリにいる間に書いた随筆集はどんな形で出版されるのかなと思っていたら、今朝のネットの記事に「舞い上がれ」で詠まれた短歌や詩などを収録した詩歌集「トビウオが飛ぶとき」がKADOKAWAから5月29日に発売とあり何だか嬉しくなりました。 内容は貴司君の歌集「デラシネの日々」と「連星」から選び抜かれた40首、貴司君に憧れた女流歌人秋月史子や又吉さん演じる八木のおっちゃん、そしてリュ―北條の書き下ろし短歌も掲載され、舞い上がれの非公式応援歌人の俵万智さんが解説を担当という興味深い一冊のようです。 ドラマでは八木のおっちゃんが語る「詩を生み出す時の辛さ」のような物が切々と伝わり、学生時代に高校の同級生男子から「自分のお気に入りの詩」をいくつか教えて貰った事を最近になって思い出していました。 その一つ詩人「吉野弘」の「I was born」という結構長い詩です。『確か 英語を習い始めて間もない頃だ。或る夏の宵、父と一緒に寺の境内を歩いてゆくと、青い夕闇に奥から浮き出るように、白い女がこちらへやってくる。物憂げに、ゆっくりと。 女は身重らしかった。父に気兼ねをしながらも僕は女の腹から眼を離さなかった。頭を下にした胎児の柔軟なうごめきを腹のあたりに連想し、それがやがて世に生まれる出ることの不思議に打たれていた。 女はゆき過ぎた。 少年の思いは飛躍しやすい。その時僕は<生まれる>ということがまさしく<受身>である訳をふと了解した。僕は興奮して父に話しかけた。 ・・やっぱり I was bornなんだね・・。父は怪訝そうに僕の顔をのぞきこんだ。僕は繰り返した。・・I was bornさ。受身形だよ。正しく言うと人間は生まれさせられるんだ。自分の意思ではないんだね・・。 その時どんな驚きで父は息子の言葉を聞いたか。僕の表情が単に無邪気として父の顔にうつり得たか。それを察するには僕はまだ余りに幼かった。僕にとってはこの事は文法上の単純な発見に過ぎなかったのだから。 父は無言で暫く歩いた後、思いがけない話をした。・・蜉蝣という虫はね。生まれてから二、三日で死ぬんだそうだが、それなら一体何のために世の中へ出てくるのかとそんな事がひどく気になった頃があってね・・ 僕は父を見た。父は続けた。・・友人にその話をしたら或る日これが蜉蝣の雌だといって拡大鏡で見せてくれた。説明によると口は全く退化して食物を摂るに適しない。胃の腑を覗いても入っているのは空気ばかり。見るとその通りなんだ。ところが卵だけは腹の中にぎっしりと充満していてほっそりした胸の方にまで及んでいる。それは目まぐるしく繰り返される生き死にの悲しみが喉もとまでこみあげているように見えるのだ。寂しい光の粒々だったね。私が友人の方を振り向いて<卵>というと彼も頷いて答えた。<せつなげだね>。そんなことがあってから間もなくのことだったんだよ。お母さんがお前を生み落としてすぐに死なれたのは・・。 父の話のそれからあとはもう覚えていない。ただ一つ痛みのように切なく僕の脳裏にやきついたものがあった。・・ほっそりとして母の胸の方まで息苦しくふさいでいた白い僕の肉体・・ 因みに吉野弘の詩に出て来るモチーフは「痛み」だそうです。
2023.03.30
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今月のワイン・コネクションのプロモーション(値引き)にフランスのロゼが2本あって、どちらもラベルのデザインに魅かれまずは20ドル台のPays do'c (地酒)を買いその美味しさを確かめてから飲み比べの意味も込めてプロヴァンスロゼ(34.9ドル)を購入しました。「Chateau Favori(シャトー・ファヴォリ)」2021年 アルコール度数13% ラベルのデザインはシャトー・ファヴォリの方がインパクトがあり、画家モディリアーニの黒目を描かない絵のような神秘的な顔の表情と躍動感のある髪飾りのように銅色の葡萄や葉や蔦が描かれています。ワイン・コネクションのネット上の説明ではこのシャトーの葡萄畑がプロヴァンス地方の標高200mの貴重な地下水の上に広がっている事、朝の4時から6時の間に収穫された葡萄で造られたワインである事などが書かれています。その情報だけでワインが一層美味しくなったような気がします。葡萄品種はグルナッシュとシラーで春の花やイチゴ、ラズベリー、チェリー等の繊細な赤の果実の香りがすると説明が続きます。 アルコール度数 12.5% マンダリンホテル内のカフェの「ローズケーキ」 もう一本はワイン名が「The Power of Love(愛の力)」でラベルには薔薇を沢山集めたハートが描かれバレンタイン用かと思いましたが、既に3月も終わりの時期です。葡萄品種は分からないのですが、私はこちらの方が円やかな味わいが特に和食に合い美味しいと思いました。今度はしっかり葡萄品種を確認してもう一度試そうと思っています。 ふと以前に食べた薔薇のケーキを思い出し、ラベルのデザインがこのケーキとしっかりマリアージュで何かのお祝いの時にぴったりかなぁと・・見ているだけで華やかで幸せな気持ちになります。
2023.03.29
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今月25日にロシアのプーチン大統領が同盟関係にあるベラルーシに「戦術核兵器」を配備すると発言したニュースが流れた時には益々泥沼化なのかと一瞬脅恐怖を覚えました。 NATO加盟各国は一斉にロシアの無責任な行動を非難していますが、プーチン大統領が会見の中で言及した「アメリカが欧州の同盟国に何十年も前から戦術核兵器を配備して来た経緯を考えてもこれは核拡散防止条約に違反しない」という件には核について改めて考えさせられ、アメリカの「核の傘」に守られている日本の現状や1972年の「沖縄返還時」の「密約」の事をどうしても考えてしまいます。1972年 佐藤首相 71歳 ニクソン大統領 59歳 返還の3年前に始まった佐藤栄作首相とジョンソン大統領の話し合いから米ソ冷戦の危機が納まった事もあり、次のニクソン大統領との会談によって沖縄は5月15日に「核抜き本土並み」という条件で本土返還となりました。 ただ周知のようにその時密約が結ばれていて「有事の際には核の持ち込みを認める」という内容が現在も受け継げられています。密約について改めて調べてみると未だ外務省は「密約については何ら了知していなかった」と結論付けたままのようですが、佐藤栄作首相がが亡くなった後に「議事録の原本」が自宅で見つかり(歴代政権に議事録を引き継がなかったため)2009年に読売新聞がその存在を報じています。 返還から2年後1974年に佐藤栄作首相が受賞した「ノーベル平和賞」はもしこの密約が当時公になっていれば受賞があったのかとまで考えてしまいます。 思えば第二次世界大戦の戦後処理のため設立された「国際連合」で何故勝者である5ヶ国が核の保有を認められたのか・・? 既に戦後のスタート時点で間違った決定をしていたのではと思わされます。 実際にはロシアのベラルーシへの核兵器配備の動きは未だないのと、アメリカの政府高官も核使用の兆候は見られないと発表しているのには少し安堵しますが、唯一の被爆国である日本がそして日本人がもっと先頭に立って「核廃絶」を訴えたいのに「密約」という足かせのような存在の事をやっぱり考えてしまいます。
2023.03.28
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新球場「エスコンフィールド北海道」で問題になっていた「本塁からバックネットまでの距離は60フィート(18.288m)以上が必要なところ3m程足りない」については今月7日に「野球振興活動への寄付が条件の一つ」として改修無しの使用を12球団が全会一致で了承し、ほっとしていたところです。 オープン戦での使用も昨日終了し、後は30日の楽天との開幕戦を待つのみです。WBC効果でエスコンをホーム球場にする日ハムにとって嬉しいニュースの一つが栗山監督がエスコンでの開幕戦に凱旋するだけでなく歴代のヒルマン監督や梨田監督が集合する事です。 そして「次回のWBCの日本会場の球場の候補にエスコンの可能性も」という記事も昨日ありました。昨年の12月末に関西大学の教授がエスコンの経済効果を1634憶6174万円、今後10年間で6788憶1740万円と試算した』という記事が出ましたが、もしWBCの会場になったらその経済効果はどこまで伸びるのだろうと想像するだけでも嬉しくなります。 因みに今回の東京ドームのWBCの経済効果が276憶円1503万円と試算が出ているようです。観客の飲食や宿泊で87億円、スポーツバー等が12億円、ファンの買い物が96億円等などだそうです。 余談ですが栗山監督のインタビューに大変感動した事を先週の金曜の会食の時に語ってくれたA氏から「大谷選手からヌートバー選手にプレゼントした腕時計はSEIKOのアストロンで、もしかしたら記念の新ヴァージョンのデザインが出るかも!」とメールがありました。A氏が経営する会社はマレーシアのEPSON(SEIKOの時計を製造)とSEIKOもお客さんなので、もしかしたら経済効果はA氏にも及ぶかもと考えると、どこまでこの効果が広がるのかと嬉しくなります。『追記』3月28日A氏から今朝メールでヌートバー選手にプレゼントした腕時計はアストロンではなく「GS グランドセイコーでした」と訂正のメールがありました。アストロンは昨年大谷選手が偉業を達成した時に限定版が発売されたようでそれで勘違いしたようです。スイスと並ぶ日本の高級腕時計の前途に期待大です⌚
2023.03.27
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2014年に起こった「マレーシア航空機 370便の失踪」について今月ブログに書いた後、日本のドラマで同じように航空機の失踪を扱ったドラマがあった事を思い出し、調べてみると2006年1月から9回放送されtた「神はサイコロを振らない」でした。 1996年に大気流に巻き込まれ突然消息を絶った旅客機の全ての乗客、乗組員が10年後の2006年に同じ姿で生還するものの、量子物理学者はまた姿を消すと宣言する内容です。どこかで数回見た記憶があるのは私には内容が衝撃的だったからだと思います。Youtubeで1回から9回まで視聴可能なようなのでじっくり見てみようと思っています。 主に架空戦記や軍事サスペンスをテーマにした小説を書く「大石英司」著の2004年の同名小説のドラマ化ですが、興味を引くドラマのタイトルが現代物理学の父「アインシュタイン」の言葉である事を初めて知りました。 『観測される現象が偶然や確率に支配されることもあるという量子力学の曖昧さを批判したものでアインシュタインはそこには必ず物理の法則があり、決定されるべき数式があるという立場から神をその比喩に使った』という私に難しい説ですが、結果には必ず実証されるべき原因があるという事でしょうか? この説を調べると未だ有効とかアインシュタインが間違っていた等と出て来ますが、今もその答えは出ていないというのが多数派のようです。それにしても奥が深く考えさせられる言葉で、現在進行中のロシアのウクライナ侵攻の事にまで繋げて考えてしまいます。そして2014年に忽然と姿を消したマレーシア航空機が10年後の2024年に生還する事はあるのだろうかとまで想像してしまいます。 ところで「神は~」のドラマに25日に日テレの水トアナと電撃入籍を発表をした「中村倫也」さんも出演していて、2018年の朝ドラ「半分青い」でブレークした中村倫也さんの更に若い時の姿もじっくり見てみたいです。
2023.03.26
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昨日は日本への帰省から戻ったA氏とインド出張から戻ったK子さんと3人で「フィッシュマート桜屋」で会食となりました。シンガポールで4店展開するこのお店は中心部から少し離れている事もあって、比較的手頃な値段で新鮮なお刺身や日本酒等が楽しめるのでローカルのお客さんもかなり多く、本店の近所に住むA氏によると晩御飯の時間帯はいつも混んでいるそうです。 お皿右が「仁座鯛」のお刺身 唐泊恵比須(からとまりえびす)牡蠣」& 畳いわし エビスビールで乾杯した後、A氏とk子さんが日本酒選び、私がお刺身選びの担当になりました。福島県産「純米 會津 ほまれ 大吟醸」はすっきり辛口で飲みやすく、今朝楽天市場で検索してみると「ほまれ酒造」は2015年のIWC(インターナショナルワインチャレンジ)のサケ賞を受賞していました。美味しいはずです。 前回このお店に来たのが昨年3月だった事を思い出させてくれた一品が福岡県博多湾で養殖されている生牡蠣で今年もこの時期1週間限定でメニューにあり、今回はウニといくらと生牡蠣和えの贅沢な一品を選び「ほまれ~」との相性は至福でした。 3つぐらいのコーナーに分かれていて2つだけ写真に。一匹物のコーナーもあります。 お刺身はパックに入り販売コーナーに数多く並べられ、自由に選んで中のスタッフに渡しテーブル番号を伝えると盛り付けして持って来てくれます。ビールで既に酔いながら、どれにしようとあれこれ見ている中で「NIZA DAI」のラベルに魅かれてそれも選びました。初めて見る鯛の名前です。これも今朝調べてみると神奈川県三崎で捕れる「仁座鯛」で、臭いがきついのが玉にきずとありますが全くそんな事はなく美味しく頂きました。 ちょうどNHKのドキュメンタリーで「福島原発事故」を見たばかりで、福島県産が頑張っているというのはやはり嬉しく、シンガポールにいながら福岡県産やら神奈川県産の新鮮魚介類を食べられる幸せもしみじみ味わいました。 そしてやはり盛り上がった話は「WBC」でした。普段は野球の話はあまりしないA氏が特に栗山監督のインタビューにどんなに感動したかを熱く熱く語ってくれました。 そしてA氏からはお土産にと今回はカリフォルニアの白を頂いたので、次回は我が家でこの白をメインにお家ご飯の予定です。
2023.03.25
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WBC準決勝「日本対メキシコ」戦の熱烈応援に備え「ゲン担ぎ」でメキシコの伝統料理「タコス」に合わせるために買ったスペイン北西部のカスティーリャ・レオン州にある「TORO」の赤ワインです。 Hermanos Lurton 2020 アルコール度数14% スペインの赤と言えば私はやっぱり葡萄品種はスペインが原産国のテンプラニーリョが好きで、テンプラニーリョ100%で今月の割引になっていた一本です。テンプラニーリョを初めてブラインドティステイングのような形で飲んだ時、上質のボルドーワインだと思った経験が忘れられないのだと思います。 「HOLA(オラ)」はスペイン語で「こんにちは!」の意味。 緑色がメキシコ領土 鶏肉、羊肉、エビのタコスを一種類ずつに合わせましたが、どれにも最高のマリアージュでした。ふと飲み終わってから「メキシコでワインを造っている?」と思い調べてみると、しっかりとワイナリー情報が出て来ました。 最古のワイナリーは「バハ・カリフォルニア半島(メキシコ西部 アメリカ・カリフォルニア州の南部)」にある1888年に設立されたBodegas de Santo Tomas(ボデガス・デ・サント・トーマス)」だそうで、アルカポネと関係があるような記事もありました。葡萄品種もカベルネソーヴィニヨン、メルロー、テンプラニーリョ等など、ナパ・バレーにも負けないワインという記事もありました。 シンガポールではメキシコワインを見た事はありませんが、バハ・カリフォルニアの美しい景色の写真を見ていると、一度試してみたくなります。タコスをお持ち帰りしたお店「HOLA」のワインリストを今度見に行ってみようかと思う程、興味深々です。
2023.03.24
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日本に野球が伝わって今年で151年目という事を知り、最初に日本に野球を伝えた人物は?と調べると現在の東京大学で英語を教えていたアメリカ人「ホールス・ウィルソン(1843-1927)」でした。現在の6大学野球に東京大学が入っている事に納得です。因みに野球が伝わって16年後の1888年に慶応大学、1901年に早稲田大学に野球倶楽部が出来たようです(初めての早慶戦は1903年) 大学野球から始まり、高校野球、プロ野球の順番でチームが結成され、プロ野球については1934年にメジャーリーグの選抜チーム(ベイブルースも参加)と戦うために結成された「大日本東京野球倶楽部(現在の読売ジャイアンツ)が初めてのプロ野球チームのようです。 当時は大谷選手が言う「憧れの選手」揃いのチームに日本チームがどのように対戦したかを調べてみと17戦全敗だったようです💦その戦いから89年目の昨日「WBC」で侍ジャパンが優勝した事を考えると夢のような話です。 ところで私はベースボールを「野球」と邦訳した人物は俳人で野球好きの「正岡子規 1867-1902」だと思っていましたが、改めて調べてみると「中馬 庚(ちゅうま かなえ)1870-1922」という教育者であり元野球選手だった人物のようで「遊撃手」の名付け親でもあるようです。野球殿堂 日本に初めて野球を伝えたホーレス・ウィルソンと野球と名付けた中馬 庚が共に日本の「野球殿堂入り」をしている事も初めて知りました。 昨日のWBCの余韻がまだまだ続きますが、25日には大リーグでは大谷選手が開幕戦登板、日本でも開幕戦が30日から始まります。昨年までとはちょっと違う気持ちで野球を見る事になるのかなぁと、今年もファンチームの応援は勿論、いろんな角度や思いから野球を楽しみたいと思います。
2023.03.23
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WBC観戦は勝手な「ゲン担ぎ」で今日はアメリカで野球観戦と言えば「ホット・ドッグ」と🍺と思い、昨日ソーセージ、パン、ビールを用意しておきました。準決勝のメキシコ戦の時の「タコス」も美味しいと思いましたが、このホット・ドッグもどきも見た目以上に美味しく、シンガポールの気候にぴったり合った地ビール「Tiger Beer」の一口目も最高でした(今日は朝から飲むために休暇を取りました)ホット・ドッグを日本に伝えたのは野球の神様「ベイ・ブルース」1934年の来日時に。 今日も期待に応えて村神様の同点ホームラン、贅沢な投手リレーで最後まで魅せてくれました。当初は大谷投手のアメリカでの登板は無いと言う事したが、エンジェルスのネビン監督の「トラウトとの対決を見たくない人はいるのかい?」の一声で1イニング限定での登板を急遽許可されたようです。これでアメリカもメンツが立つというか大谷投手に登板させないで勝ってもアメリカとしては後味が悪いだろうなぁと思っていました。 2017年の4回大会からコロナ禍のため6年後に開催された今大会で侍ジャパンは3回目の優勝を果たし「野球大国日本」を世界中にアピールしました。次回は2026年の開催のようで、開催時期も含めてアメリカファーストではなくある意味全てのチームに公平になるような選手の選抜だったり日程の決定をお願いしたいなぁと思います。 因みに昨日のNHKのニュースで今年がアメリカから野球が伝わって150年目である事を知りました。150年前と言えば1873年で明治維新から5年後なんですね。何だかその歴史にもしみじみします。
2023.03.22
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鶏肉、羊肉、エビのミックス3個にしてもらいました。 何回か諦めかけましたが、9回裏に大谷選手のツーベース、吉田選手は敬遠のような四球、そして待ちに待った村神様のツーベースで逆転、6対5で決勝に進出となりました! 昨日は必勝祈願と前祝いを兼ねて、日本対イタリア戦をPV観戦した「カッページ・テラス」にあるメキシコ料理店で伝統料理のタコスと、すぐ近くにあるワイン・コネクションでスペインワインを購入して、今日の試合の成り行きを想像しながらどちらも美味しく頂きました(タコスはこんなに美味しかったかなと思う程の美味しさでした) 4回表にまさかのメキシコのスリーランホームランの後、我慢の回が続きましたが7回裏で吉田選手のスリーランホームランで同点に!それでも勢いはメキシコにあるようにも見えました。そしてハラハラドキドキの最終回・・・。歓喜とちょっと😿も。 有言実行の大谷選手、10番目の選手に加えたい栗山監督の盗塁セーフに対するチャレンジ(これが7回裏の同点に結び付いたかと・・)選手1人1人の活躍を挙げたら切りがないですが、目を引いたのは8回裏の山川選手の犠牲フライで1点を返した回で「顔面にボールが当たるも動じず」という侍ぶりでした。もう本当にドスコイです。 今日は日本は祭日、視聴率は50%越えでしょうか?そして決勝という晴れ舞台を見せてくれる侍ジャパンの選手たちに感謝・感謝で一杯です。
2023.03.21
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アメリカの銀行破綻に続き「クレディ・スイス」の経営悪化という「銀行の経営不安続出」で米・欧・日の6つの中央銀行が19日に市場へのドル供給を拡大すると今朝のネットの記事にありました。基軸通貨として79年間君臨し続けるアメリカドルの立場は今後どのようになるのだろうと思います。 たまたま今読んでいる「的場昭弘」著「20歳の自分に教えたい資本論」の中にアメリカドルがイギリスポンドに代わり基軸通貨になった経緯が書かれています。 『そもそもアメリカが何故自国の通貨ドルを世界の決算通貨にまで出来たかと言えば、1944年(第二次世界大戦終戦の1年前)に連合国44ヶ国で戦後の経済復興について話し合った「ブレトン・ウッズ会議」の時点で準備金(金)をアメリカが一番多く(世界の6~7割)所蔵していたから』とあり改めて「金本位制」という学校で習った言葉を思い出しました。 「金」で思い出すのはやはり1849年にカリフォルニアで起こった「ゴールド・ラッシュ」で世界中から30万人ほどの人達が金を求めて集まり「フォーティー・ナイナーズ」という有名な言葉も生まれました。実際にこのゴールド・ラッシュで掘り当てた金が100年後のアメリカの金保有率にどれほどの影響を与えていたかは分かりませんが「金」の持つ力を思い知らされます。 ところで「20歳~」の中では最近はアメリカの金の保有率は下がっているとあり、検索してみると(2023年の統計)それでも2位のドイツを2.5倍ほど引き離しています。イギリスはトップ10には入っていなくて日本は9位、ロシアと中国は6位と7位です。 中国と言えば「デジタル人民元」の開発や実証実験を急速に進めていて、調べてみると昨年の北京オリンピック開催時には外国人にも公開していたようです。アメリカドルに代わる基軸通貨を狙っているのは明らかで現在、経済制裁を受けているロシアもデジタル元やデジタルルーブルがいつの日か可能になったらアメリカドルで決済する必要は全く無くなるため、これはアメリカにとって大きな脅威となるのだと思います。 長く続いたアメリカ主導の経済が急激に変化を見せ始めていると思うのは時期尚早だとは思いますが、どんな経済社会が登場する事になっても、それに右往左往しないような先を見越した国の政策や国民への情報供給が必要なのかなと思ったりします。『追記」4月14日百田尚樹著「日本国紀 上」の「ジョン・万次郎」の箇所を読み返していたら「1849年にアメリカから日本への帰国資金を得るためにサンフランシスコの金鉱で金の採掘をしていて、当時フォーティー・ナイナーズと呼ばれた人達の1人に日本人がいた事はドラマを感じる」とあります。朝ドラ「らんまん」にジョン・万次郎が登場するので本を読み返していて意外な発見がありました。ジョン・万次郎の志の高さや先見の明には改めて驚かされます。
2023.03.20
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今朝の「Google」トップページのロゴデザインに見入ってしまいました。太陽の左の「GO3」は「CO3」のはずだし地球環境保護のメッセージなのだろうと思いながら、果たして右の男性は?とクリックすると「マリオ・モリーナ生誕80周年」と出て来ました。 マリオ・モリーナ氏を早速Google検索すると1943年3月19日生まれで2020年に亡くなっています。初めて「フロンガスによるオゾン層の破壊の危険性を指摘した化学者」とあり1974年に危険性についての論文を発表し、1995年にノーベル化学賞を持受賞していました。 「オゾン層」は地上から約10~50㎞上空にありオゾンが多く存在する層で、太陽光に含まれている有害な紫外線の大部分を吸収する事で地球上の生物を守っている大切な物です。 化学物質のフロンガスはスプレー缶や冷蔵庫に使われていましたが、モリーナ氏の指摘の後フロンガスを除く動きが世界的に広まったようです。ロゴの中にもしっかりスプレー缶や冷蔵庫の絵があります。 近年の「SDGs(持続可能な開発目標)」という言葉の定着と共に地球環境保護に貢献した偉大な人物の事を思い出して下さいというGoogleからのメッセージなのかもしれません。 余談ですが、2015年の国連サミットで採択された「SDGsの17の目標」の優先順位が高い1、2番目は「貧困をなくそう」と「飢餓を無くそう」で地球環境については7番目の「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」以外は順位が最後の方になっています。 ところでモリーナ氏はアメリカの国籍を取得していますが、メキシコ生まれのメキシコ人で「メキシコ三大化学者の1人」だそうです。 ちょうど21日(火)のWBCの準決勝対戦国がメキシコなので、もう少しメキシコについて知りたいと思っていました。メキシコと聞いてすぐ浮かぶのはやっぱり伝統料理の「タコス」で、明日の夜は侍ジャパンの勝利を信じてタコスとスペインワイン(16世紀スペインに滅ぼされたアステカ帝国の歴史には考えさせられる事が多々ですが・・)で「前祝い」かなと思っていたところでした。
2023.03.19
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今月12日のネットの記事に「フランスで日本の漫画は高尚な芸術として受け入れられている」があり、フランスでの日本の漫画市場は日本に次ぐ世界第2位である事、2022年までの過去10年間で4倍に膨らみ約530億円の規模に達している事を知りました。 そして筆者はこの人気の背景を次の3点にあると説明しています。①「モノ」としての本のクオリティが上がっている(従来の薄くて劣化しやすい紙ではなく厚めの紙を使う事とカバーを豪華にする等)②「文化の正当性」(80,90年代には商業主義的であった日本の漫画が2000年代半ばに入ってフランスで開催が始まった「アングレーム国際漫画祭」で権威ある賞を与える事で漫画が芸術として受け入れられ始めた)③「メディアでの取り上げられ方」(今年のアングレーム国際漫画祭のため訪仏した「進撃の巨人」の著者諌山創氏がフランスの有名ジャーナリストのインタビューを受ける等) 日本でも昔々は「漫画は子供が読む物」「漫画を読む前にまず勉強!」というイメージだったのが、流石に今はそんな風に思う人は少数派だと思いますが「漫画が芸術」とまでは私は考えた事がなく漫画好きの一人としては極上の有難い言葉です。 ちょうど先週のNHK「あさイチ」のコーナーで「押し漫画ランキングの1位から20位までの発表」もあり、1位は「Slam Dunk」、2位「ベルサイユのばら」、3位「鬼滅の刃」、そして「進撃の巨人」は17位でした。 フランス語のタイトルは「Les Gouttes de Dieu」 あさイチの「押し漫画ランキング」 私の一押し「神の雫」は20位までに入っていませんが、発売当初からフランス語に翻訳されフランスの芸術文化勲章の「シュヴァリエ賞」を2010年に受賞しています(因みにフランス人でこの漫画を読んだよ~と言う人に一人も会った事がありません💦) 余談ですが、江戸時代に描かれた浮世絵がオランダへの茶碗などの輸出品の包み紙に使われ海を渡ってフランスで一大ブームを巻き起こしたように、日本の漫画も新たなステージアップとしてフランスでそして世界中で花開き日本の文化として愛されていくんだと思うと嬉しくなります。
2023.03.18
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昨日のWBC準々決勝「日本対イタリア」戦はPV会場の情報を知人から貰いオーチャードロード近辺の駐在員御用達の飲食店が多数入っている「Cuppage Plaza(カッページ・プラザ)」の一店「Cable Car」で観戦でした。 昔懐かしいショップハウス(かつては1階がお店で2階が住居)のスタイルを残したお店の入り口上に2つの大型テレビスクリーンが設置されていて、屋外カウンターのスクリーン真ん前の席を陣取りプレーボールを待ちました。 野球観戦にはやっぱりビール、栗山監督、大谷選手、ダルビッシュ投手、近藤選手も日ハム時代はたくさん札幌ビール飲んでくれたかな?と思いを馳せながら・・やっぱりシンガポールの高温多湿の気候にはピッタリの飲み物です(日本との時差が1時間で未だ6時、日没は7時半なので明るい中で飲むのは最高です) こんな「夢の野球劇場」があるだろうかという程の試合内容で、大谷投手もダルビッシュ投手も決して打たれない無敵の投手ではない人間らしさを見せてくれて、それを強心臓で押さえてくれた伊藤投手や今永投手の好投も光りました。 大谷選手のまさかのセイフティバント、岡本選手のホームラン、復活の村神選手、そして切込み隊長の役割を果たすペッパーグラインダー・ヌートバー選手、誰を挙げても100点満点以上でこんな試合を見せてくれた事に感謝で一杯です。 気になる準決勝の相手はメキシコかプエルトリコ(悲報がありましたが)か、18日の準々決勝まで待たなければなりませんがちょっと気が早い話、個人的には決勝は日本対ベネズエラに1票という感じです。一次ラウンドを安定した戦いぶり(得点を見ているだけですが)で4勝を挙げているのは日本とベネズエラだけです。 ところで今朝のネットに「筋肉体操」の谷本道哉さんの記事がありました。 『大谷選手は特大ホームランを量産できる太い腕を持ちながら、160キロを超える剛速球を投げる。これは、スポーツ科学の常識からはちょっと考えられないこと。別次元の宇宙人に見えます(笑)』 持てる才能だけでなく努力の人「大谷選手」を実感させられる文章です。そしてもう一つ気になる記事はプエルトリコの選手の怪我を受けて「WBCの開催時期」に疑問を呈するという物でした。次回の開催には全ての参加チームに公平なルールを持って対応して欲しいなぁと思います。『追記』3月19日 準々決勝「アメリカ対ベネズエラ」戦は9対7でアメリカの勝利でした。恐るべしアメリカの底力!『追記』3月20日 準決勝「アメリカ対キューバ」はアメリカの圧勝でした💦日本が決勝に進んだ場合、大谷投手が中継ぎで登板の可能性があると先ほどニュースがありました。見たい!大谷投手の中継ぎ🥎明日のメキシコ戦での必勝を祈る。
2023.03.17
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WBCの日本での最終戦で今日も活躍が期待される大谷翔平選手のもう一つの顔、テレビCM「自分が整う」に今日初登板(場)です。化粧品会社コーセーのブランド「コスメデコルテ」の「リポゾーム アドバンスト・リペアセラム」の広告で、最初にCM出演の記事を見た時は嬉しさと「えっ、本当?」という驚きの気持ちでした。 今日からCM放送開始。 ルーシーのストレス顔にも効果大? 「えっ?」と思った理由の1つは来星前から浮気せずにずっとこの美容液を使っているからで、効果は?と聞かれると私の場合は「見た通りです💦」と俯き小声て答えるしかないのですが「継続は力なり」だったら良いなぁとは思っています。 もう1つの理由は私がコスメデコルテを購入しているお店では特にコロナ禍前は多彩なイベントを開催してくれました。日本人のメークアップアーティストから直接アドバイスをもらえたり、アフタヌーンティーを楽しみながら新製品の紹介とかですが、一度コーセーの日本人男性スタッフの方3人が壁際でひっそりとイベントを見守っていて、たまたま私が日本人という事で普段接客してくれるローカルスタッフから紹介を受けました。その時1人に「実は私はリポゾームを開発したスタッフの一員なんです・・。」と言われ一番驚いたのは謙虚な話し方や振る舞いで、一層リポゾームのファンになり今も継続しています。 撮影時に大谷選手が「特定の領域でトップになるとはどういうことか?」という質問に対して「何か好きな事があったら凄く幸せだと思う。何があっても諦めずにやり続ける事が結果的に一番に近づく近道。」と答えています。「近づく」って良い言葉だなぁと思います(^^)/ 今日のWBCのイタリア戦、大谷選手のツルツルお肌に最高の笑顔が浮かぶ事を願って!
2023.03.16
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昨日のネットの記事で2025年開催「大阪・関西万博」で商用運航を目指す「空飛ぶクルマ」のパイロットによる初テストフライトの記事を見ました。 米国企業開発の「ヘクサ」 ちょうど朝ドラ「舞い上がれ」の着地点が2025年の万博からその2年後である事を知って、舞ちゃんが夢だったパイロットデビューをこの「空飛ぶクルマ」でするのかなぁと・・。早速今朝の回で万博の話題が出ていました。 昨日のテストフライトは万博の会場まで「空飛ぶクルマ」を運航する事業者の1つに選ばれた商社「丸紅」等によって大阪城公演で行われたようです。大阪城とのツーショットを見ると現実味が増します。 実は私はアニメに現れたような円盤系に近い簡素なデザインの空飛ぶクルマを想像していたのですが、それは未だ未だ先の話のようで、「ヘクサ」にプロペラが18枚も付いているとちょっと物々しい感じです。全長4.5m 高さ2.4m 重さ221㎏で1回の充電で10㎞飛べるそうです。 テストフライトはプロペラが回り始めると機体は8mほどの高さに上昇し、上空で50m四方で前後左右に移動したり旋回した後着陸したと記事にあり、初フライトは無事成功だったようです。 「舞い上がれ」のクランクアップは先月10日なので、舞ちゃんがこれと同型の空飛ぶクルマを運転するシーン(大河内教官の指導の下✈もちょっと期待)は撮影済みと推測しますががこのシーンが出てくるのは来週?それとも最終週?と今から期待で一杯です。 そしてドラマではなく現実世界で今から2年後にクルマが空を飛んでいる・・・。未だ未だ私には実感が湧かないですが、取りあえずはドラマの中で一足先の疑似体験をと楽しみにしています。
2023.03.15
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3月10日に発生したアメリカの「シリコンバレー銀行」と「シグネチャー銀行」の経営破綻に対してアメリカ政府は12日に「預金は全額保護する」との声明を発表し、前日の11日にはシリコンバレー銀行の売却に向けた競争入札を開始しているとのことで世界経済に及ぼす影響が最少となるのを願うだけです。 そしてやはり思い出すのは15年前の2008年に起こった「リーマンショック」で、ちょうど今読んでいる「的場昭弘」著の「20歳の自分に教えたい資本論」の中にリーマンショックについての記述があります。 『ソ連崩壊から20年近く経って敵がいなくなり資本主義が爛熟期に入り、1920年代の世界恐慌や日本のバブル崩壊のような恐慌は起こらないだろうと思われていた時に起きたリーマンショックは資本主義は思っていたほど完璧な制度では無かったと誰もが実感させられる事になりました』 『資本主義が恐慌を避けられない事、そして恐慌が世界規模の戦争の原因になる事はどちらもマルクス(1818-1863)が予言しています。マルクスがそのような予言が出来たのは全くの一私人であったがゆえに彼自身の主観を超えた視点で資本主義に対してどこまでも客観的に向き合う事が出来たからでしょう』 日本でリーマンショックと名付けられた1920年代の世界恐慌に次ぐ2番目の大きさの恐慌は世界的には「Financial Crisis(金融恐慌)」と呼ばれ、日本でショックが使われた理由は「これは恐慌ではない」というイメージを国民に刷り込もうとしたからではと筆者は推測し、それでも現在も日本経済はリーマンショックから立ち直っていないと続けています。 奇しくも現在もウクライナ戦争は継続中で「資本主義は限界なのか・・?」を考えさせられる中、またしても2つの銀行の経営破綻のニュースは私には「ショック」でした。 ところで「20歳の~」の中でマルクスの「資本論」に書かれた「鍵」となる言葉が誤訳によって違う解釈で伝わったとあります。本来は「社会化」の意味の単語が「国有化」と訳されソ連の共産主義でも採用され、それが結局はソ連崩壊に繋がったのではという興味深い内容です。 「社会化」とは資本家も労働者という立場もなくみんなが資本や会社、工場等の財産を共有してそれを全ての人が慈しむ社会経済の事で本当の意味での平等社会の実現に必要な物ではと書かれていて、学ぶべき事が多い一冊です。
2023.03.14
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昨日のWBC「日本対オーストラリア」戦もまた魅了させてくれる試合でした。予選リーグを4連勝で終了した後に大混戦のプールAの失点差で2位になったイタリアとの準々決勝対決も決まりました。 オーストラリアチームを「(飲み)下す」という思いで応援のためにオーストラリアのバロッサバレーのワイン(パワフルな葡萄品種シラーズ)も用意しましたが、飲み始める前に既に大谷選手の3ランも飛び出し5点が入り、後はいつもより余裕でワインを楽しみながらの観戦となりました。 試合の後のNHK「スポーツニュース」の中で野球解説の上原浩治さん(2006年大会の準決勝日本対韓国戦で先発投手を務める)がフォアボールが他チームに比べても少ない安定した投手陣を激賞していました。それにしても昨日の山本由伸投手の力投には感服の一言です。 16日(木)の日本対イタリア戦では大谷投手が先発し、これが今回のWBCで投手大谷選手を見るのが最後になりそうです。11日にエンゼルスのネビン監督が取材に対して31日(日本時間 先発は大谷投手)の開幕戦に照準を合わせるためアメリカでの決勝トーナメントでの大谷投手の登板は無いと言及したためアメリカ代表のトラウト選手との対決も「夢」となりそうです。 ふと思うのですがWBCの日程ってどうしてこの時期なんでしょう?開幕戦に影響が出ないような日程って組めないのかなぁと・・・。 取り合えずは目先のイタリア戦のためにまた気合いを入れたイタリアワインを調達し、栗山監督の本来の隠し玉(?)はヌートバー選手ではなく「村神選手」だったんだと気付かさせてくれるような今後の村上選手のホームランも含めた大活躍を願っています。
2023.03.13
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明日からの放送で残り3週間となった「舞い上がれ」は「言葉によって進んでいく物語」という評判通りじんわりと心に染み入るような言葉を毎日のように伝えてくれます。 第105話の友達に合わせて「キモイ」と大ちゃんに言ってしまい気まずい思いを引きずっている陽菜ちゃんが貴司くんに「言葉ってこんなにいっぱい要らんくない?」と尋ね、その質問に貴司くんが「言葉がいっぱいあんのはな、自分の気持ちにぴったり来る言葉を見つけるためやで」と答え「陽菜ちゃんの気持ちにぴったりする言葉はどっちやろ?会いたないんか、合わせる顔がないんか」の台詞には、こんな言葉をかけてくれる大人達が周りにいたら学校での「いじめ」も減るのではと思わされました。 金属アレルギー対応 チタン製の指輪 佳晴さんから道子さんへの婚約指輪 先週金曜の久留美ちゃんのお父さん佳晴さんの道子さんへのやり直しプロポーズの言葉「金属アレルギーのあんたでも大丈夫や、付けられる。頼む貰ってくれ」に、即答のように手を出す道子さんの指にはめられた指輪は舞ちゃんの会社「こんねくと」と東大阪の板金工場「我妻」との心の連携で生まれた「手を携える」ような傑作品でした(コスプレかと突っ込みを入れられた佳晴さんのユニフォーム姿にも!(^^)!) やはり残り3週間が気になって検索してみると、夢に向かって舞い上がる舞台はまず2025年開催の「大阪万博」で2027年の世界まで描かれるようです。大阪万博の「5つの基本計画」の中に「海と空を感じられる会場」「未来の技術と社会システムが見える万博」とあって、あぁ、なるほどと納得です。 余談ですが、舞ちゃんと貴司くんが結婚するあたりから童話「幸福の青い鳥」を思い出したりしました。幸せは身近なところにある。何だかほっとしてみんなのハッピーエンドに向かう最終離陸を引き続き応援します。
2023.03.12
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今週の火曜日のNHK「うたコン」に宮城県女川町出身の「中村雅俊」さんが出演し、12年前に故郷を襲った「東北大震災」への思いとこれからの活動を伝えた後「俺たちの旅」を披露しました。1975年 ドラマ「俺たちの旅」の主題歌 大震災後に初めて女川町という町名を知ったの女川町出身でシンガポール在住の方がすぐに募金活動のためフリーマーケットを開催しそこに足を運んだからで、イチゴ農園や大震災前の美しい街並みの写真も会場に展示され、後で中村雅俊さんの故郷である事を知りました。 「俺たちの旅」を調べてみると小椋佳さんの作詞・作曲で歌詞を読むと何か大震災の事と繋がり「鎮魂歌」のように聞こえてきます。 『背中の夢に浮かぶ小舟にあなたが今でも手を振るようだ♪』 そして今朝のネットの記事で被災した42市町村の調査・統計で人口が約257万人から10年間で約14万人減少し復興の足かせになっている事を知りました。特に原発事故の被害を受けた福島県の人口減少率は9.6%と他県に比べ大きく、住民意向調査では10~40歳代で「故郷には帰らないと決めている」と答えた人は双葉、大熊町で5割を超えているそうです。国や東京電力に損害賠償を求める裁判のいくつかは未だ継続中で、自然災害だけでなく人災によって起こった事故の爪痕はまだまだ強く残っている事を思い知らされます。 大震災の5ヵ月後に発行された「原発の嘘」は日本の友人に「一番分かりやすい原発の本を」とお願いして送ってもらった一冊です(多くの人に読んでもらいたくて友人に手渡したので手元には残っていません)原発事故が起こるまで政府によって原発反対の意見すら言いずらかった土壌(民主主義の国なのに)原発によって海水温度を上げてい等など私には初めて知る事が多過ぎる一冊でした。 私自身として今日一日だけでなく普段の生活の中でもう少し東北大震災が及ぼした事やそこから学ぶ事について考える日が増やせたらと思います。
2023.03.11
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昨日のWBC「日本対中国」の試合の視聴率が関東地区で41.9%、関西地区で35.8%と発表がありました。個人的には昨日の試合ではもっと豪快なホームランが見たかったと言うのが本音です。 昨日の関東地区の41.9%は今回で5回目となるWBCの中で過去2番目の視聴率で、歴代1位が第一回大会(2006年)の決勝戦「日本対キューバ」戦で43.4%と今朝のネットの記事にありました。この日は春分の日で祭日だった事もありゲームセットの時は56.0%、番組視聴占拠率が72.7%だったそうです。第一回と言えば監督は王貞治さん、イチロー選手の出場や松坂大輔選手が最優秀選手に選ばれ(2009年も同賞受賞)日本は優勝しました。 続いて2009年の第二回大会は監督は原辰徳さん、ダルビッシュ投手も出場しこの年も優勝しています。それでも最高視聴率は日本対韓国の40.1%が最高となっています。 高視聴率という意味では日本対韓国戦が過去上位10試合のうち5試合を占めているようで、そういう意味では今日の日本対韓国戦の視聴率が’どこまで上がるのか楽しみです。そして先発のダルビッシュ投手には2009年を超える投球に大いに期待です。それにしても継続して現役で活躍する姿にはただただ脱帽です。 そしてもし今大会で4強入りすれば春分の日に準決勝があるようです。果たして歴代最高の視聴率を上げることが出来るか・・。たかが数字なのかもしれませんが根強い野球人気の高さや期待の大きさ、そして選手達のプレーから元気やパワーをもらいたいと言う気持ちの分かりやすいバロメーターだと思って、今日も熱烈応援します!ホームラン炸裂祈願⚾『追記』3月12日10日の「日本対韓国」戦の視聴率は日本では発表になっているのかもしれませんが、ネットの記事では未だ見つけられません。でも昨日のチェコ戦も含めてかなりの高視聴率なのだと思います。 勝手に個人的な韓国戦でのMVPです。近藤選手には今季ソフトバンクで(日ハム戦以外で💦)大活躍を願っています。ヌートバー選手の美技、舞台をアメリカに移してたっぷり披露してもらいたいです。この記事をたくさんの方に読んでもらって感謝します。『追記』3月16日 10日のWBC 1次ラウンド韓国戦の平均視聴率が関東地区で44.4%と発表がありました。1次ラウンドの4試合とも40%を超え民放のテレビ関係者も「驚異の数字」と驚きを隠せないようです。果たして今日の準々決勝の視聴率は?!『追記』3月17日 昨日16日の日本対イタリア戦は関東地区で48%、札幌で56.9&とうなぎ上りです。後2戦(勝手に予想)で関東地区が50%の大台に乗るかどうかこちらも楽しみです。『追記』3月23日 22日の決勝戦で世界一を決めた瞬間の関東地区の視聴率が46%と発表がありました。朝早いのと平日という事もあって50%台には届きませんでしたが、それでも驚異的な数字です。3年後の2026年へと新たな目標に向かって🥎
2023.03.10
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先日のNHK[あさイチ」でハーバード大学天文学科長を2020年まで務めたアヴィ・ローブ教授(1962-)が中心となって2021年から始動している「ガリレオ・プロジェクト」について紹介があり、私はこのプロジェクトを初めて知りました。 教授の名前も初耳で調べてみると2012年のタイム誌が選ぶ「宇宙で最も影響力のある25人」の1人にも選ばれていました。ガリレオ・プロジェクトは「異星文明の証拠探索」と説明があります。 あさイチの番組の中では教授の「UFOが何であるか確認するのは科学者としての義務です」という言葉がテロップで流れ未確認飛行物体として目撃された情報や映像は改めて調査を進める中、無人飛行機や気球である件数も多いようですが中には地球の常識ではあり得ない映像もあるようです。 「オウムアムア」葉巻型の形状で全長800m(岩石質か金属質) 番組の中での紹介ではなくガリレオ・プロジェクトを検索した記事に掲載されている写真で、天文観測史上初めて太陽系外から飛来した事が確認された「オウムアムア(2017年マウイ島の天体望遠鏡で発見)」で地球外生命体が作った宇宙船なのか?という記述もありました。内容は私にはかなり難解です。 ところで以前にNHK「チコちゃんに叱られる」でどうして宇宙人のイメージは頭が大きくて手足が細いタコのような姿?という質問があって、回答は「翻訳者」の勘違いということでした。最初に火星の表面の細い模様を19世紀に発見したイタリアの天文学者が模様を「Canali(溝)」と彼の著書に表し、それがフランス、アメリカの翻訳者がCanaliをCanal(運河)と勘違いして運河を造るほどの高度な文明が宇宙のどこかに存在していると思い大きな頭(頭脳)のイメージになったという事でした。宇宙人は果たして存在するのか?もし何かの拍子でオウムアムアのように飛来してくれたら・・。 実はあさイチの番組内で一番感動したのは教授の「人類はもっと謙虚になった方が良い」という言葉でした。宇宙に対して謙虚という意味なのかと思いますが、地球という恵まれた美しい惑星に「仮の住まい」のように生かせてもらっている人類は領土や資源などの身勝手な奪い合いのために更に地球環境に害を及ぼす事をやってはいけないなぁとしみじみ思いました。
2023.03.09
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先日ローカルのテレビ番組で2014年3月8日にマレーシアのクアラルンプールから北京に向けて飛び立った「マレーシア航空370便失踪」について放送がありました。 午前0時41分に離陸、1時19分に「Good night, Malaysia 370」が管制局との最後の交信で乗員乗客239人を乗せた飛行機はレーダーから姿を消したまま現在に至り、1人の乗客の遺体も見つからないだけでなく機体の一部らしき物がインド洋沖で発見されても確実性が無いため依然として忽然と姿を消した謎の事件となっています。 因みに事件の翌年1月、何の証拠もないままマレーシア政府は「搭乗者239人は死亡したと推定する」と発表し政府に対する不信感や謎が深まりました。当時は毎月マレーシアに出張に行っていたので、しばらくはこの話題で持ちきりでした。今思えば事件の謎を広げるような「事件直後アメリカのオバマ大統領が非公式でマレーシア訪問」というのも聞きました。情報元は奥さんがマレーシアの一流ホテルに勤めている人物からで「極秘のホテル滞在」とミステリーのような話を聞き未だに記憶に残っています。 そして事件の事を改めてネットで調べてみると、ほとんどの乗客がマレーシア人と中国人の中にフランス人家族3人(母親と子供2人)が乗っていて、突然姿を消したその家族の夫であり父親のギラン・ワトルロー氏が事件後、政府要人や専門家・ジャーナリストと連絡を取り続け「事件の仮説」を立て2018年に調査の経験を本にして出版している事を知りました。 下記はネットの記事にある仮説の一部です。 『飛行機に北京に着いてはならない誰か或いは何かが乗っていたため撃ち落とした。もしくは飛行中にその航路ゾーンでアジアやアメリカ等の複数の国の軍事行為が行われていた。そして軍機が民間機を激突する等の失策が起こった。実際この時フライトレコーダー24のデータには370便の周りには多くの機体が見られた。いずれの場合もアメリカが関わっていることは確かだ』 ところで消えた機体事件はどれほどあるのか調べてみると。1948年から2014年までに82機(うち旅客機は26機)も失踪していました。全く珍しい事件ではない事には驚きますが、事件後に様々な噂が行き交った中でミステリードラマの再現のように「地図にも載らない島に誘導され着陸、全員が無事にそこで生活をしている」という儚い望みを私は依然抱いています。【追記】2025年3月8日今年で11年目となる消息を絶ったマレーシア航空の旅客機の捜索をアメリカの海洋探査会社が再開したと先月26日のネットの記事にありました。
2023.03.08
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的場昭弘著「20歳の自分に教えたい資本論」の第3章まで読み終えました。序章 :なぜ今「資本論」なのか第1章 :資本主義は限界なのか・・(経済)第2章 :働くことに意味はあるのか・・(労働)第3章 :戦争はなぜなくならないのか・・(国家と戦争) どのページも歴史を遡ったり未来の社会を考えさせられる記述が満載ですが、第3章の中に著者の考えとして「ウクライナ戦争に関して私は、なるべくロシアのプロパガンダ(宣伝活動)に耳を傾けたいと思っています。西側のプロパガンダは日本に住んでいるというだけで向こうから勝手に入ってきますが、ロシアのプロパガンダは基本的には遮断されており、こちらが積極的に入手しないことには見聞き出来ないからです」と書かれた箇所に興味を引かれました。 この記述に続いて「そもそもウクライナ戦争はロシア軍が2022年2月24日にドネツク州とルガンスク州に侵攻した事から始まっていますが、時系列ではその3日前にウクライナ軍がこの地域に侵入しています」とあります。 2つの州は2014年にロシアとウクライナの合意(ミンスク合意)によって自治権が認められていて両国とも軍を撤退する約束をしていたのにウクライナがこの合意を一方的に破って侵攻を始めたのでロシア側も侵攻を開始したとロシアのプロパガンダは伝えているようです。どちらのプロパガンダを信じるかという事にもなりますが、少なくても西側の一国である日本のメディアでもしこれが事実であってもこの情報が流れる事は無いのだと思います。 同じく第3章に兵器を作る「軍需産業」がいかに資本主義を支える要の産業であるか(製品製造の機械と違って常に最新式モデルが要求されるため)今回のアメリカからウクライナの武器等の貸与についても戦争が終わった後にはアメリカはウクライナに武器費用を請求し、ウクライナは西側諸国から多額な負債を負う事になる可能性について書かれています。 実はこの本を読む前はロシアから一方的な侵攻を受けているウクライナに対して同情的な気持ちが強かったのですが、過去の歴史を踏まえて冷静にこの戦争について考えてみたいという気持ちになっています。それにしても世界中を巻き込んで各国の思惑が行き交い難解で重すぎるテーマでもあります。ウクライナ戦争から9が月後の2022年11月に発行
2023.03.06
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昨日のNHKスペシャルドラマ「南海トラフ巨大地震」は秀逸なドラマで展開に引き込まれました。地震と言えば先月トルコ・シリアを襲ったM7.8の地震では死者が5万人を超え、倒壊・損傷した建物が16万棟という「近代史上最悪の地震」の現状は毎日ニュースで流れ、そして「東日本大震災(M9)」から12年目となる11日を前に放送されたこのドラマは想像以上に地震の怖さと備えや心構えの必要を伝えていました。 朝ドラ「舞い上がれ」で久留美ちゃんのお父さんを演じている松尾諭さんが東大阪の工場経営者を演じ、巨大地震が起こる数時間前からのカウントダウンと共に工場売却に悩む姿や妻と一人息子の心の繋がり、高知に住む彼の両親や気象庁に務める妹とその上司が登場します。 ドラマで西日本を襲った地震はM8.9の想定でトルコ・シリア地震よりも遥かに大きく東日本大震災に匹敵する巨大さです。揺れる様や倒壊する建物、地下にも水が溢れるのではという恐怖感は臨場感以上の物があり映像技術の凄さには息を飲みました。鈴木保奈美さん演じる女性首相 巨大地震発生後に首相会見が開かれ登場した首相が女性というのも驚きの1シーンでしたが、女性ならではの細かい地震に備えての心構えや地震大国である日本と言う国に対する思いを語る姿は説得力がありました。 ここシンガポールはスマトラ島に守られほぼ地震が無い国(台風などの自然災害もほとんどありません)と言われていますが、実際には地震は3回ほど経験しました。震度1、2程度でしたが一番恐怖だったのは34階にオフィスがあった時に高度があるためか床までもが左右に大きく揺れたように見え、日本で経験した震度3の時以上の恐怖を味わった事です。エレベーターは止まり階段で1階まで降りた事もしっかり覚えています。例え地震が起こらないであろうと言われれている所でも「備え」は必要であると言う事を強くアピールする名ドラマでした。
2023.03.05
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4月13日(木)に新潮社から発売される村上春樹氏の6年振りの長編小説のタイトルと装幀が3月1日に発表になりました。 表紙のイラストは「タダジュン」氏 タイトルの発表の後、ネット上で1980年9月の文芸誌「文学界」に掲載された同氏の「街と、その不確かな壁」が話題になっているようです。単行本化されずファンの間では「幻の作品」と言われ、4作目の長編小説で谷崎潤一郎賞を受賞した「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(1985年刊行)」の原型となる作品である事を私は初めて知りました。 内容についても簡単な紹介があり、1972年に早稲田大学で起きた学生運動の内ゲバによるリンチ殺人事件「川口大三郎事件」を取り扱っているようです。20歳で亡くなった川口さんより3才年上の村上氏は7年かけて早稲田大学の第一文学部(川口さんと同学部)を1975年に卒業しているので、その事件のある意味目撃者ということになります(ただ村上氏は学生時代に既にジャズ喫茶を経営しているので大学で顔を合わせたり話をした事は無かったのだろうかと推測します) 今回発売の「街と~」の特設サイトに「その街に行かなくてはならない。何があろうとーー(古い夢)が奥まった書庫で紐解かれ呼び覚まされるように封印された物語が深く静かに動き出す・・」と説明があり「街」とは当時川口事件を起こすような壁に囲まれてほとんど死んだようになっている早稲田大学を「街」に仮託して書いているのではとも書かれています。果たしてこの物語の展開と着地点はどのようになるのか興味深々です。2015年シンガポール公演「KAFKA on the SHORE」宮沢りえさん演じる佐伯さん。 ところで特設サイトでは亡くなった川口さんの恋人という設定で「海辺のカフカ(2002年刊行)」に登場する図書館館長の「佐伯さん」の事にも触れていました。佐伯さんは15歳で家出し旅に出た少年「田村カフカ」の実の母親(幼いカフカと彼の父親を残して疾走)ではないかという謎多き女性です。同著に「20歳の時恋人を学生運動で亡くし自己を喪失してしまった・・」という箇所を私はすっかり見逃していて、今何かこの海辺のカフカも以前よりもっと理解出来るような気持ちになって来ました。
2023.03.04
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今日の「桃の節句(ひな祭り)」に合わせて「あさイチ」で「お花でひな人形」の紹介がありました。シンガポールでひな人形を飾るのは無理と思っていたので、こんな方法もあったのかと新鮮でした。 2つ対になっている物なら何でも使えるという事で、並べられた物から華丸さんは迷わず「升」を大吉さんはマグカップを選びました。 個人的には左の大吉さんの方が好みで、紫色の大き目のヒヤシンス(男雛)と黄色の女雛、横に伸びた桃の枝のバランスが素敵です。ピンクのお盆に雛菓子等を置くと一層華やかです。 右の華丸さんの方は升にこんな使い方があったのかと目がそちらの方に行ってしまいますが、来年は家にある升で是非試してみたいものです。 8年前にシンガポール独立50周年の記念にお正月にスーパー「明治屋」でもらった升を大切に取ってありますが、家で日本酒を飲む事がほとんど無いので、ワイングッヅ置きに使っていました。 番組ではひな祭りの起源について「元々は中国から伝わった上巳節という季節の変わり目となる3月初めに男女を問わず無病息災を祈る行事だったのが、平安時代になって貴族の少女の間でひいな(人形)遊びや紙で作った人形を厄除けのため川に流すのが流行し、長い年月をかけてこのお祓いの行事とひいな人形遊びが融合した」と説明がありました。ひいな人形遊びについては「源氏物語」や「枕草子」にも記述があるようです。現代語版「田辺聖子」訳を読みましたが、ひいな人形遊びについての記述は全く記憶がなく(書かれていないのかもしれません)これはちょっと興味深いです。 上巳節が3月3日の行事となったのは室町時代らしく、ただあくまでもお祓いをする行事が行われるだけで実際に人形を飾り女の子のお祭りになったのは江戸時代になってからです。それでも長く続けられている伝統行事なのだとしみじみします。 中国から伝わった行事でもシンガポールでは「ひな祭り」はなく(因みに端午の節句もありません)今日はせめて髙島屋デパートの「吉兆庵」で桜餅を買って、本来の意味である今年の「無病息災」をお願いするつもりです。「追記」昨日無事桜餅も購入して晩御飯のデザートで頂きました。 左は昨年購入と同じ桜餅。右の「桜の花」美味でした🌸
2023.03.03
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シンガポール動物園のライオン 間もなくこんな穏やかな表情の春の訪れが・・。 昨日、暦が3月になりNHK「あさイチ」でイギリスの諺「March comes in like a Lion and goes out lika a Lamb」が紹介されて、てっきりイギリスでも日本のように3月に「春一番」が吹き荒れるのかと思いましたが、この諺を調べてみると「3月の初めは(ライオンが入り込んで来たように)寒いけれど(子羊がそっと扉から出て行くように)月末には暖かくなる」という意味のようです。 番組では日本の春の代名詞「春一番」の説明もあり、その定義「立春から春分の日までの間に広い範囲で初めて吹く強い南寄りの風」の誕生には「キャンディーズ」が歌った「春一番(1976年 シングル盤でリリース)が大きな影響を与えたエピソードやキャンディーズの懐かしい映像も流れました。 活動期間は1973年~1978年と僅か4年の「ランちゃん」「ミキちゃん」「スーちゃん」の3人組ですが「年下の男の子」等々ヒット曲も多く、解散する時のランちゃんの「普通の女の子に戻りたい」という言葉は今でも記憶に新しく、朝ドラ「舞い上がれ」の中でも台詞で登場しました。「春一番」ってどんな歌詞だったかなと調べてみると「猫柳」や「つくし」が出てきて「あれっ?猫柳ってどんな植物?」と思わず検索してみました。 「雪を跳ねて猫柳が顔を出します♬」 「つくしの子が恥ずかし気に顔を出します♪」 歌詞の「もうすぐ春ですね🎵」の後は「ちょっと気取ってみませんか?」「彼を誘ってみませんか?」「恋をしてみませんか?」のフレーズが繰り返されています。春一番が去ると日本は🌸の季節、私も待ち遠しいです。
2023.03.02
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