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ロシアのウクライナ侵攻のニュースで今、ドイツ製戦車「レオパルト2」の供与をドイツが許可するかどうか注目を浴びています。最新型戦車が供与されれば戦況やこれからの戦争の拡大に影響の可能性もあるようで、調べてみると19世紀中頃に蒸気機関車製造を始めたクラウス=マッファイ社製でした。
1991年のソ連崩壊でアメリカとの冷戦危機が回避され余剰となったレオパルト2は安価で多く輸出され堅実で発展性のある設計で使用国独自の改修が出来ることも利点の1つのようです。
因みに精強な軍隊を持つシンガポールもレオパルト2を190両保有しているとウィキペディアに記載があります。
小国ゆえに陸だけでなく空も海も万全の軍備を持つシンガポールで易々と他国に攻め入られる心配が無いと思えば安心ですが、つくづく思うのは軍備にかけるお金を少しでも減らす世界になったらという事です。
話は変わって、今読んでいる池上彰著「世界の大問題13」の中にドイツの「メルケル元首相」の事が書かれています。西ドイツで生まれ東ドイツで育った事、前職が物理学者であった事を初めて知りました。2005年から2021年までドイツ初の女性首相として経済復興対策、難民問題への対応など様々な筋の通ったブレない政策は未だ記憶に新しく「ヨーロッパのお母さん」と絶賛された政治家が存在したというだけで羨ましい気持ちになります。
ただ著書「世界の~」の中でメルケル元首相が東ドイツで育ったためロシア語が堪能でプーチン大統領と信頼関係を築き「ロシアと友好関係を保っていた方がヨーロッパにとってメリットが大きい」との考えを貫いた事が今の状況を生み出した原因の1つと彼女の評価が下がっている事も指摘しています。

レオパルト2
写真は2007年ロシアのソチでの会談の様子です。メルケル元首相が犬が苦手な事を知っていて敢えて飼い犬のコニーを連れて来て彼女の周りを歩かせたというプーチン大統領の性格の一端を覗かせるものです。これに対してメルケル元首相は「あのやり口は東ドイツ時代から私はよく知っていて相手の弱点を容赦なく攻撃するKGBの手法よ」とサラリとかわしていたようです。この駄々っ子を軽く諫めるような「肝っ玉ぶり」もプーチン大統領には伝わらなかったのかなと・・。
もし今もメルケル氏が首相であったら、果たしてレオパルト2の供与を他の国々から強い要請があったとしても許可しただろうかと考えてしまいますが、少なくてもどちらの判断になってもこの戦争が一刻も早い収束へと願う事しか出来ません。
昨日のNHのニュースで体操競技で日本を訪れているウクライナの女性選手が「ウクライナでは私達が夜良く眠れるようにウクライナの兵士は寝ないで戦っています」と涙を浮かべてインタビューに答えていました。
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