星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

PR

プロフィール

星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2023.03.20
XML
  アメリカの銀行破綻に続き「クレディ・スイス」の経営悪化という「銀行の経営不安続出」で米・欧・日の6つの中央銀行が19日に市場へのドル供給を拡大すると今朝のネットの記事にありました。基軸通貨として79年間君臨し続けるアメリカドルの立場は今後どのようになるのだろうと思います。

 たまたま今読んでいる「的場昭弘」著「20歳の自分に教えたい資本論」の中にアメリカドルがイギリスポンドに代わり基軸通貨になった経緯が書かれています。

 『そもそもアメリカが何故自国の通貨ドルを世界の決算通貨にまで出来たかと言えば、1944年(第二次世界大戦終戦の1年前)に連合国44ヶ国で戦後の経済復興について話し合った「ブレトン・ウッズ会議」の時点で準備金(金)をアメリカが一番多く(世界の6~7割)所蔵していたから』 とあり改めて「金本位制」という学校で習った言葉を思い出しました。



金」で思い出すのはやはり1849年にカリフォルニアで起こった「ゴールド・ラッシュ」で世界中から30万人ほどの人達が金を求めて集まり「フォーティー・ナイナーズ」という有名な言葉も生まれました。実際にこのゴールド・ラッシュで掘り当てた金が100年後のアメリカの金保有率にどれほどの影響を与えていたかは分かりませんが「金」の持つ力を思い知らされます。

ところで「20歳~」の中では最近はアメリカの金の保有率は下がっているとあり、検索してみると(2023年の統計)それでも2位のドイツを2.5倍ほど引き離しています。イギリスはトップ10には入っていなくて日本は9位、ロシアと中国は6位と7位です。

中国と言えば「デジタル人民元」の開発や実証実験を急速に進めていて、調べてみると昨年の北京オリンピック開催時には外国人にも公開していたようです。アメリカドルに代わる基軸通貨を狙っているのは明らかで現在、経済制裁を受けているロシアもデジタル元やデジタルルーブルがいつの日か可能になったらアメリカドルで決済する必要は全く無くなるため、これはアメリカにとって大きな脅威となるのだと思います。

長く続いたアメリカ主導の経済が急激に変化を見せ始めていると思うのは時期尚早だとは思いますが、どんな経済社会が登場する事になっても、それに右往左往しないような先を見越した国の政策や国民への情報供給が必要なのかなと思ったりします。

『追記」4月14日
百田尚樹著「日本国紀 上」の「ジョン・万次郎」の箇所を読み返していたら「1849年にアメリカから日本への帰国資金を得るためにサンフランシスコの金鉱で金の採掘をしていて、当時
フォーティー・ナイナーズと呼ばれた人達の1人に日本人がいた事はドラマを感じる」とあります。朝ドラ「らんまん」にジョン・万次郎が登場するので本を読み返していて意外な発見がありました。ジョン・万次郎の志の高さや先見の明には改めて驚かされます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.04.14 14:55:08
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: