アンパンマンのテレビ放送が始まった1988年は私は既に社会人で、アニメをじっくり見た記憶がないまま何となく好きなキャラクターは「バイキンマン」と思っていました。そのバイキンマンについて嵩が「健康な社会のために良い菌と悪い菌のバランスが必要である事、一つが絶滅するともう一つも絶滅する」と説明していてなるほどなぁと思い、一層バイキンマンが愛おしくなりました。思い返せば「アンパンマン」って凄いと教えてくれたのは語学学校で働いていた時の同僚の中国系カナダ人でした。カナダでもアニメが放送されていて「Eat my Head!って凄い発想だよね」と言われ、初めてちょっと変わったヒーローに興味が湧きました。そして今回の朝ドラでアンパンマン誕生にはやなせたかしさんの戦争体験が色濃く反映されていて世界平和と変わらない正義を望む思いが溢れている事を知りました。。脚本を担当した中園ミホさんが小学生の時にやなせたかしさんと交した文通体験等なども脚本に更なる色どりを加えてくれたようです。