星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2025.10.31
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カテゴリ: 本帰国で再発見!


 10月から始まったNHK朝ドラ「ばけばけ」は期待以上の面白さと台詞の中のユーモアのセンスに大笑いするシーンも多々あります。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲 1850-1904)に興味を持ったのは「イギリス人の父とギリシャ人の母の元に生まれ18歳までアイルランドで過ごした」という経歴を以前に読んだ時でした。今でも妖精伝説を信じノーベル文学賞の受賞者が多い国は私の憧れの国の1つで、アイルランドの文化や習慣はケルト民族の風習の由来しているものが多いと言われています。

 今日31日はハロウィーンでテレビのニュースでも渋谷などに仮装して集まる人達に注意を促していましたが、ハロウィーンはアイルランドに住む
古代ケルト民族の「サウィン祭」という収穫祭が起源でキリスト教ではなく アイルランドのケルト民族の間で信仰されていた「古代異教」の考えが基になっています。

 古代異郷では寒くなる季節の前に死者が生者の間を歩き回り交流すると信じられ、生者は自分達が不気味な仮装をすれば自分達を仲間と思い見逃してくれて甘いお菓子で死者の霊をなだめようとしたそうです(
「Trick or Treat・・いたずらされたくなかったらお菓子を頂戴!)ラフカディオ・ハーンが少年時代にTrick or Treatをやっていたのかは分かりませんが、アイルランドでの生活で多神教を信じ妖精や死者の存在を自然に受け入れる人物に育っていたなら「八百万の神」や「幽霊伝説」のある日本(特に出雲地方)は正しく彼の求めた地だったのかなぁと想像します。

 経済的理由で19歳で渡米した後、1884年のニューオーリンズの「万国博覧会」で「古事記」を読んだ事をきっかけに1890年来日し、その6年後に日本国籍を取得し出雲国の枕詞「八雲立つ」から「小泉八雲」と名乗った事は正に「自分が自分らしく生きる地を見つけた」という感があります。ドラマは今後ラフカディオ・ハーンの日本愛が随所に描かれていくと思いますが、私自身も未だ気付いていない日本の良さをドラマから学べればと思っています。














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最終更新日  2025.10.31 12:00:50
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