古代異郷では寒くなる季節の前に死者が生者の間を歩き回り交流すると信じられ、生者は自分達が不気味な仮装をすれば自分達を仲間と思い見逃してくれて甘いお菓子で死者の霊をなだめようとしたそうです(「Trick or Treat・・いたずらされたくなかったらお菓子を頂戴!)ラフカディオ・ハーンが少年時代にTrick or Treatをやっていたのかは分かりませんが、アイルランドでの生活で多神教を信じ妖精や死者の存在を自然に受け入れる人物に育っていたなら「八百万の神」や「幽霊伝説」のある日本(特に出雲地方)は正しく彼の求めた地だったのかなぁと想像します。