広島カープ考察

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2013.06.20
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 『責任の所在は?』

 私たちが普段口にする『育成』、主力選手の移籍や主力とプロスペクト選手のトレードなどが少ない日本のプロ野球では特定球団を除き、自前で有望選手をドラフトで指名し、育てていかなければ中々戦力を安定させることができません。
特に資金力がなく主力選手が流出しやすい広島にとっては非常に重要な分野だといえます。
しかし、重要な分野ともいえる『育成』ですが、定義自体が非常にあいまいで責任の所在が見えてこず、いざ期待されていた選手が戦力外通告されると『育成失敗』とみなされることが多いのですが、実際現場に責任があるのか、そもそもスカウトの見込み違いなのか、責任の所在が見えないことが多いように思います。
なので、育成に関する責任の所在について 暇なので勝手に 書いてみたいと思います。

 若手選手が一軍へ昇格するまでの道のりは6段階あるのではないかなと思い、大まかに書いて見たいと思います。

1段階目:体を大きくし、基礎体力などを伸ばす期間
2段階目:二軍で実戦経験を積ませる

4段階目:一軍と二軍を行き来するエレベーター的選手
5段階目:常時一軍の戦力になる
6段階目:一軍の主力

※野手の場合は1段階目は投手に比べて短く、場合によっては省略も

 清原や松坂のようにいきなり4番やエースへと駆け上がってしまう例外的な選手以外は大体このような形で育っていくのではないでしょうか。
勿論前田健太や今村のように高卒でも元々完成度の高く、上位で指名される投手は1をすっ飛ばして2から入る選手、大卒や社会人の即戦力選手は3から入ることもあるでしょう。

 ここからが本題ですが、この6段階のうちどこで現場の責任かスカウトの責任なのかを線引きするかについて考えてみたいと思います。
この5段階を見ていくと、5と6は既に一軍の戦力として公式戦に出場している選手なので、『育成』という観点からは除外されます。
寧ろ育成という観点からみると、上手く選手を戦力として導くことができただけにこの段階まで来られたのならば成功といえるでしょう。
1と2は確かに現場が選手を故障させることなく、試合に出場させる状態に導いていかなければなりません。
もしこの段階で選手を潰して解雇となった場合、それは現場の責任だといえましょう。

彼は2009年ドラフト5巡目で指名された所謂1の段階から始めなければならない投手でしたが、いきなり二軍戦で18試合に登板し、投球回数も79.2回と1の段階から始めなければならない投手にしては明らかに投げさせ過ぎなキライがありました。
そればかりか何と一軍登板も5試合程登板するなど、普段ここで批判させていただいていますが、『1』の段階の投手を段階を踏まずに一気に『3』まで押し上げようとする『育成の前倒し』をしてしまった結果、懸念通り故障して一気にスピードがガタ落ちし、一年目ながら144キロを記録していたスピードは130キロ前半、酷い時はMAXですら128キロにまで急落し、近年二軍での登板すらままならず苦しんでいます。
斉藤や篠田も同様にこういったケースは明らかに現場の育成失敗とみなすべきでしょう。

 しかし、3や4の場合はどうでしょうか?
既に二軍戦には当たり前のように出場し、お声が掛かれば一軍に昇格できる立場の選手です。

例として大学社会人ドラフト1巡目で指名された宮崎充登を挙げてみますと、28歳の高齢でしたがドラフトサイトやドラフト評論家によると『高齢だが、まだまだ改善の余地のある素材型』という触れ込みでしたが、そもそもプロではないものの社会人で多くの経験を積み、ある意味では同じドラフトで入ってくる若手選手よりも遥かに実戦登板を重ねてきた投手のどこを育成するのか?
それは即ちそこが宮崎という投手としてのノビシロの頭打ちラインなのではないでしょうか。
こういった選手は育成失敗と言うよりは単に見込み違いと言う他ないのではないでしょうか。
他に挙がる選手としては玉山や白浜、大島、相沢辺りの選手たちも育成失敗と言うよりは単に見込み違いという他ないのではと思います。
つまり、3や4の段階まで来た場合、「ここから先は自分で切り開かなければならない」のかもしれませんね。

 今回、 勝手に 責任の所在を線引きしてみましたが、低迷期の広島の場合はひょっとすると「育成に失敗した」のではなく、「見込みの違いの選手を多く獲った」ケースの方が多いのかもしれません。
次回は今の広島の選手達の段階を見ていきたいと思います。






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最終更新日  2013.06.21 21:25:59
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