広島カープ考察

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2017.02.23
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カテゴリ: 野球
 『エース負傷、暗雲立ち込む』

 それでは日本ハムの投手陣について見ていきたいと思います。
昨年のチーム防御率はリーグ1位の3.06と見事な成績を残しており、被本塁打数も89本とリーグ2位、奪三振率も3位と優秀な数字が並んでいます。

 まず先発陣ですが、エースは今や日本球界のスターである大谷が務める…のですが、右足首を故障して未だに本格的な投球もしていないようで、調整がかなり遅れていて心配な状況です。
特に足の故障というのは投手としては痛い部分で、肩よりも案外足の故障の方がスピードの大幅な下落などが見受けられるだけに、気になるところです(近年肩の故障は広島OB横山氏、中日OB平井氏、ソフトバンクの千賀らのようにスピードも戻って復帰する投手が多い)。 
しかし、万全ならば奪三振率11.19、球威も.076と非常に優秀でゴロも打たせる投手なだけに、早期復帰が望まれます(与四死球率は3.41と課題が残る)。
二番手は昨年途中から先発に転向した増井が望ましいところなのですが…、増井本人がリリーフ復帰を望んで先発を拒否しており、これも不透明な状況です。
昨年の投球内容は奪三振率(7.89)も高い上に制球もまずまず良く(3.00)、ゴロも打たせられて球威もある(.067)ので非常に優秀な先発投手として二桁を計算できるのですが…。
三番手は有原、昨年は更に成長を遂げて防御率2点台で11勝をマークしました。

四番手は高梨、リリーフをしていましたがこちらも先発に転向して二桁勝利を記録しました。
こちらはFB投手で奪三振率は普通ですが球威があって(.086)制球もまずまず(3.28)なのである程度計算はできる投手ではないでしょうか。
ただし、できればもう少し奪三振率を引き上げたいところです。
五番手以降はメンドーサやサウスポーの加藤貴らが候補に挙がりますが、メンドーサはゴロを打たせるタイプですが制球はまずまずですが暴投が多く(3.20、暴投7)、球威面にもやや不安が残り(.124)、どちらかと言えば加藤の方が抑えられる投球内容を残しています。
それ以外では二軍で先発として投げて過去に一軍経験のある中村勝、復活を期す浦野、上沢、アメリカ帰りの村田辺りが候補となってきそうですが、中村は典型的なエレベーター投手の感があり、後者二人は殆ど投げてすらおらず、先発陣そのものの質は高いですが、駒数という面では寂しい陣容となっています。
しかし、大谷と増井の問題を抱えており、彼ら二人次第では先発ローテーションに大きな不安が残る形となるだけに、立田や吉田侑辺りの若手投手らの成長が望まれるところです。

 次にリリーフ陣ですが、クローザーは増井の再転向がなければマーティンが有力です。
昨年は故障で日本シリーズには出場できませんでしたが、52試合に登板して防御率は1.07、21Sを記録してクローザーに定着しました。
奪三振率と与四死球率共に素晴らしい内容(10.13、1.24)で、ゴロを打たせるタイプで球威もある(.064)ので付け入る隙のない文句なしの12球団NO.1のクローザーです。
セットアップを任されるのは谷元とサウスポーの宮西、谷元は58試合に登板して2.32を記録しており、これで3年連続で結果を残してセットアップとしての地位を完全に確立しました。
奪三振率(7.87)、与四死球率(3.04)は良好な数字となっていますが、さすがに疲労が溜まっているのか球威面が悪化(.159)しており、元々小柄な体格なので3年連続で50試合に登板して体への影響はどうなのか、そこが一つ気になるところです。

しかし、投球内容は年々悪化しており、一昨年低下した奪三振率はさほど回復せず(6.85)、逆に制球面は悪化するなど(4.94)徐々に山口や岩瀬らのような疲労によるパフォーマンスの低下を感じさせ始めています。
それでも球威がしっかりしている(.038)ので何とか抑えましたが、防御率の割に信頼の置きにくい投球内容となっており、少しでも球威が欠けるようになると昨年の山口のような成績になる可能性も十分に秘めています。
それ以外のリリーフとして名前が挙がるのは白村、鍵谷、石井、井口、新外国人のエスコバー、榎下辺りになってきそうです。
その中でも石井は奪三振率も高い(8.82)上に制球も良く(2.20)、球威もある(.017)ので活躍できそうです。
ただバースの退団が痛いところで、バースがいれば屈指のセットアップ、クローザーコンビとなっただけに惜しいところです。


ただリリーフ陣は若手投手が昨年続々と出てきただけに、彼らの更なる成長で谷元や宮西らを休ませられる環境を作ることができれば今年も安定した試合運びができそうです。

投手力評価:☆☆☆(メンバーは良いが不安を抱えている)

先発のキーマン:大谷、増井(諸々の問題をクリアしたい)
救援のキーマン:谷元、宮西(疲労の色が窺えるが)

 『予想の布陣』

先 発:大谷、増井、有原、高梨、メンドーサ(加藤貴、村田)
中継ぎ:谷元、宮西、石井、白村、鍵谷、井口、エスコバー
抑 え:マーティン

 「期待の若手」

 期待したい若手は高卒三年目を迎える立田、高校時代は「肩は消耗品」という日本の高校生にしては珍しく球数制限を実施していたことで話題となった投手です。
昨年は21試合に登板して2勝7敗という成績でしたが、94.2回を投げて防御率は3.04と安定した投球を披露しました。
投球内容は奪三振率が7.32とまずまず高い数字を記録しており、8.27と投球回数以内には抑え込むなど技量を伸ばしています。
後は制球力(4.37)が改善されれば一軍を意識出る投手となるのではないでしょうか。

※ 日本ハムのbatted ballデータは こちら からご覧いただけます。






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最終更新日  2017.02.23 20:53:30
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