広島カープ考察

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2017.08.14
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 『松本スカウト』

 それでは今回はスカウトが担当した過去の指名選手を見ていきたいと思います。
これまで似たような企画を立てたことはありましたが、途中で挫折することが多く、近年のドラフトまで辿り着くことなく終わっているので、今回は優勝への道筋を築いたブラウン政権時代(2005年)から見ていきたいと思います。
初回は松本スカウトですが、松本スカウトは2005年に現役を引退し、スカウト活動を始めたのは2006年からとなります。

※ 昨年のドラフトは対象外です。

 『2006年』

 「宮崎充登」 投手  ホンダ鈴鹿 評価:D

 スリークォーターから153キロの直球が武器の28歳社会人投手、永川以来の希望枠でブラウン監督が要望したパワーアームに合致した投手でした。
しかしながら1、2年目に登板機会を与えられるもパッとした成績を残せず、以降は一軍登板なく5年で現役生活を終えました。



 最速151キロの直球とフォークが売りの同じくパワーアーム、千葉ロッテが指名予定だったところを強行指名してブラウン監督が直接出馬して入団に漕ぎつけました。
しかし、キャンプで足を故障したのが響いたのか一度も剛球を目の当たりにすることなく、以降はツーシームなど微妙な変化をする球種を駆使して主にビハインドやロングリリーフとして起用されましたが、成績自体はそれほど際立つものはありませんでした。

 「中東直己」 外野手 ホンダ鈴鹿 評価:C

 宮崎と同じチームでプレーしていた俊足巧打の外野手、ブラウン監督に捕手としても期待されて「1番捕手」の構想も出ていましたが、守備で落球してしまったことなどもあったからかあまり起用されませんでしたが、野村監督が就任して以降はサブプレーヤーとして重宝され、代打や代走、守備固めなどで地味ながらも戦力となりました。

 ちなみに神戸外野手は左の大砲候補であり、もし神戸を獲得できていたとすれば次の年に指名された松山を指名しなかったかもしれず、こういった部分がいわゆる「巡りあい」というのかもしれませんね。

 『2007年』

 「山内敬太」 外野手 名城大学 評価:D

 育成ドラフトで指名された左打の外野手、二軍で.270前後を記録したシーズンもありましたが、2010年に戦力外通告を受けました。

 この年は丸や松山、安部、小窪など野手現在主力として活躍している野手らが入団しています。
ですが当時は結構批判的な評価が多かったですが、分からないものですね。

 『2008年』



 地元出身の大砲ということで非常に大きな期待を受けて入団したドラ1外野手、2010年に14本塁打を放ち、2012年は一時期高打率を記録するも突如打てなくなり、OPS.700を切るなど打力が売りの選手としては物足りなさが残る成績です。
また、このところ出番も減っており、正念場となっています。

 『2009年』

 「堂林翔太」 内野手 中京大中京 評価:C

 ご存知広島のプリンス、2012年に開幕スタメンとして大抜擢され、フル出場を果たして150三振を喫するも14本塁打を放って将来を嘱望され、2014年には1番で定着を果たすかと思われましたが、ヒットを打った際に骨折してしまい、それ以降は精彩を欠いています。



 投手としての評価も高かったのですが野手として指名されました。
しかし、二軍ではそれなりの成績を残し続けていますが、走攻守どれも平均的な選手で特徴のなさが仇となって一軍から中々声がかからず、今季は正念場となっています。
個人的には149キロの直球と縦のスライダー、スライダーなど多彩な球種を操っていたので投手の方が良かったように思いますが。

 「川口盛外」 投手 王子製紙 評価:D

 6巡目で指名された社会人左腕、一度も一軍に呼ばれることなく2年で戦力外通告を受けました。

 『2010年』

 「金丸将也」 投手 東海理化 評価:D

 150キロの直球が売りなものの制球に課題のあった社会人左腕、しかしながら一度も剛球を見せることなく一年目の秋季キャンプで早くもサイドに転向、2012年は二軍で1.17と好成績を残すも一度も一軍に呼ばれず、翌年は制球難が再燃して同年戦力外通告を受けました。

 「磯村嘉孝」 捕手 中京大中京 評価:D

 ドラフト5巡目で入団、二軍で実戦経験を積んで昨季から第三捕手として一軍に帯同、今季は投手事情もあって一二軍を行き来していますが、プロ初本塁打を記録するなど着実に成長を積んでおり、これからの活躍に期待したいところです。

 「池ノ内亮介」投手 中京学院大学 評価:D

 152キロの直球が売りなものの同じく制球難だった投手で、育成ドラフト2巡目で指名されました。
数年後にサイドスローに転向するも球速はそこまでがた落ちすることなく、四国アイランドリーグで派遣されて大活躍を見せるも制球難は結局改善せず、2015年に戦力外通告を受けました。

 この年のドラフトは粗削りながらもスピードボールを投げる投手を積極的に指名するも殆どの投手が大成できず、福井や中村恭平もスピードボールを失って苦しんでいます。
皮肉にも当時スピードはさほどではなかったものの、制球力に破綻のなかった高卒の中崎が順調に成長してリリーバーになっています。
これを予見していたファンも多く、宮崎と上野の失敗で学ぶべきだったのではないかと思います。
ちなみに「おもんねーわ」で有名になった弦本氏もこの年に入団しました。

 『2011年』

 「菊池涼介」 内野手 中京学院大学 評価:S

 遂に出ました異次元の守備、韋駄天菊池、説明不要の広島だけでなく日本を代表する二塁手です。
侍ジャパンでも好守備を見せてMLB公式サイトでも取り上げられるなど守備は絶品、打撃でも二桁本塁打や打率3割を記録、昨季は最多安打のタイトルを受賞するなど広島のスター選手です。

 ちなみに当初の指名予定では2巡目にはソフトバンクの吉本を指名予定でしたが、方針を転換して2巡目で指名するナイスジャッジを見せました。
当時、苑田スカウト部長は野村の指名あいさつの為に席を外していたのでこの方針転換を知らず、自身が高評価していた吉本を指名せずに某雑誌でかなり不満のあるコメントを寄せていましたが、結果的にはこれが大成功となりました。

 『2012年』

 「森下宗」 外野手 愛知工業大学 評価:D

 育成ドラフト2巡目で指名された俊足外野手、四国アイランドリーグに派遣されて18盗塁を記録するなど足に魅力のある選手で需要はありそうでしたが、同じタイプの野間を獲得したこともあってか2015年に戦力外通告を受けました。

 『2013年』

 「九里亜蓮」 投手 亜細亜大学 評価:C

 ドラフト2巡目指名、一年目から先発として起用されて、三年目は先発やロングリリーフとして起用、今季は先発ローテに入るも結果を残せずにロングリリーフに転向、他投手の故障もあって再度先発に転向するも炎上を繰り返して二軍調整となっています。
現状は上野と同じぐらいの防御率となっていますが、まだまだこれからの投手ですので、もう一皮むけて飛躍したいところです。

 『2014年』

 「野間峻祥」 外野手 中部学院大学 評価:C

 緒方監督が直々に外れ一巡目で行って欲しいと要望を受けて入団、快足好守を活かして1年目からスタメンを経験、2年目は大幅に出場機会を減らしてしまうも今季は赤松の癌による入院などもあって代走守備要員としての役割を果たしています。
こちらもまだまだこれからの選手ですが、現状外野の枠は埋まりつつある上にバティスタの台頭などもあるだけに、レギュラー獲りに関しては正念場となっています。

 「薮田和樹」 投手 亜細亜大学 評価:B

 大学時代殆ど登板のなかった超素材型投手をまさかの二巡目指名、しかしながらプロに入ってカットボールなど様々な球種を習得し、1年目から一軍も経験し、2年目は代役先発で好投を見せるなど要所で貴重な働きを見せ、今季は序盤リリーフで登板し、交流戦以降は先発で起用されて現段階で早くも11勝、シンデレラストーリーを歩んでいます。

 当時は失敗ドラフトと揶揄され、私自身も苦言を書きました。
その順位での指名の是非は未だに疑問が残るものの3年目で既に戦力としてなっているとは予想外、特に薮田は本当に凄い投手へと成長を続けています。
数多くの大成できなかった投手の中で黒田博樹という大投手が生まれましたが、今度は薮田がその道を継承するのかもしれません 現に大成できなかったorできていない投手が上記にたくさん^^;

 「桑原樹」 内野手 常葉菊川 評価:D

 パンチ力と俊足が売りとの触れ込みで入団した左打ちの内野手、2年目から二軍のレギュラーに定着して20盗塁を記録するも失敗も多い上に打率も低めで、今季もその傾向は変わっておらず、もう一段階の成長が欲しいところです。

 「木村聡司」 内野手 常葉橘 評価:D

 育成ドラフト2巡目で指名された投手ですがプロでは内野手、今季は37試合の出場ながらも.283を記録しており、これからに期待

 『2015年』

 「船越涼太」 捕手 王子 評価:D

 強肩強打の捕手として入団の高卒社会人選手、1年目から二軍でまずまずの打撃成績を残して一軍でもプロ初ヒットを記録、2年目の今季は開幕一軍にも名を連ねるなど成長を積んでいます。
ただ、今季からは坂倉が入団したこともあり、うかうかしていられる立場ではなくなっています。

 「西川龍馬」 内野手 王子 評価:B

 ドラフト5巡目で入団された打撃センスが売りの高卒社会人内野手、1年目から非凡な打撃センスを見せて主に難しい代打での出場ながら62試合に出場して.294を記録、今季はスタメンでの出場機会も増えて昨季の倍以上の打席に立ちながら.306、3本塁打でOPS.824と更に技量を伸ばしてきました。
三塁手には安部というライバルが立ちはだかりますが、十分にレギュラー奪取も見込める上にまだまだ成長の見込める選手で、これからに期待です。

 このようにしてみていきますと、野手の方に当たりや期待の持てそうな選手が多い結果となっています。
投手でも最初の頃辺りは鳴かず飛ばずの選手が多い(ドラフトの傾向を見る限り球団の方針もあったかと思われますが)ですが、近年は九里や薮田などが出てき始めており、松本スカウト自身もまだスカウト活動歴は12年間とスカウトの中では日も浅い方なだけに、これから良い選手を推薦してきて欲しいところです。

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最終更新日  2017.08.14 20:01:57
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