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出産秘話 3


ベッドの外で先生があわて始めた。
”緊急オペが入るぞ!○○の準備して”って。
私は他の人だと思って聞き耳を立てて聞いてたら
私のベッドのカーテンが開いて

”今から緊急オペに行くから。大丈夫!赤ちゃんは絶対ママの所に連れて
きてあげるから”

えぇーーーー!!私だったの??????????

って思わず笑いそうになってしまった。。
緊急オペってもしかして帝王切開のこと??
手術なんて絶対イヤ!!って思ったけどそんな小言を言ってる暇もなく
気づけば手術室。。
麻酔科の先生から
”あなたの傍にずっと付いてるから安心してね。大丈夫!先生達にまかせて
大きな気持ちで頑張ろうね”って言われた。
それを聞いてすっごい泣いてしまった。
私は頑張れない!!今から起きる出来事を受け止める強さなんて持ってない
誰か手を握って~って叫んでしまった(今思うと恥ずかしいな~)

麻酔をして先生から段々麻酔が効いてくるからね、今僕が触ってるの分かる?と聞かれ”はい、はっきりわかります”って言ったのに・・・

切られた(爆)

でも全く痛さはなく(あったら怖いよね^^;)すごいホッとした。
途中、麻酔が胃に昇ってきたらしくすごい吐き気で
あぁ・・私このまま死んじゃうのかもって思った。

で、切って5分後ぐらいかな?
猫の鳴き声みたいな声が聞こえてきた。
私は一瞬、ん???何??って思ったら麻酔の先生が赤ちゃんが出てきたよ!って教えてくれた。
産声をあげる体力もないはずと言われてたのに産声が聞こえた!!
その瞬間ホントに肩の荷がおりたというかもうどうなってもいいな~って
思ってしまった。
自分で呼吸もして頑張ってる赤ちゃん。
もう私のことはいいから赤ちゃんをどうか助けて!って思った。

続く


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