政府が進めているエネルギー政策意見聴取会は、
やらせ疑惑濃厚で、既に破綻している。
(まやかしのエネルギー政策意見聴取会(上)からの続きです)
以下に、リュウちゃんが考える「選択肢4」を書いてみます。
(選択肢4)今すぐ原発依存を「0%」にする。
★ 電源→( 2012/ 年 ~2020 年くらい)火力 80 %、水力を含む自然エネルギー 20 %、 (2020 年以降、火力 50 ~ 60 %、自然エネルギー 40 ~ 50 % )
★ 温室ガス排出量→- 20~30 %
★ 電気代(現状を1とすると)→ 1, 0以下
★ GDP への影響→不明であるがそんなに減少しない。
★ 使用済核燃料の処理→政府・電力会社の責任で合理的な処理法を探求する。
★再利用はしない。
(選択肢4の説明)
(1) 15 %も足りないと云われていた関電管内の今年のピーク時使用電力量が、大阪の気温 35 ℃でも 2560 万kw程度になることが朝日新聞のコラムで判明した。これは7月2日の関電の「でんき予報」の大飯再稼働なしの供給量 2624 万kwを 54 万kw下回っている。結果的に大飯再稼働は必要なかった。
(2) 火力の ガスコンバインドサイクル発電 を早急に採用すれば、数年後には原発と完全に代替出来る。
(3) 高いといわれる火力の燃料費は、アメリカのシェールオイルなどを合理的な価格で購入することで解決可能、 青山繁春 氏の調査によれば、日本海側には、無尽蔵に近い 良質のメタンハイドレート が(地下深くではなく)海底に眠っているという。これを採掘し、燃料に転用すれば、無限に燃料費はゼロに近づく筈だ、これは純度が高いので、 CO2 の排出量は 20 %くらい削減できると云われている。
【青山繁晴】メタンハイドレートの可能性と既得権益の壁
(4) 無理をせず原発をゼロに出来るので、経済成長は下がらない。
(5) 使用済み核燃料の中間貯蔵庫を消費地に作るという大問題が今起きている。断じて許せない問題だ。「選択肢1」には 、「再利用せずに地下に埋める」 という恐ろしい案がさりげなく入れられている。政府の示した3つの選択肢は、この意味でも断じて許せない選択肢である。
4月 14 日に始まった「エネルギー政策意見聴取会」は、 15 日の仙台で東北電力の役員が主席、翌 16 日の名古屋でも中部電力の課長が登場し 、 「福島原発事故では直接には一人も死んでいない」 とか、「放射能被爆の害は、これ以上は出ない、それは疫学的にも証明されている」などと、とんでもない発言をしました。政府は、この人選は玄海原発の公聴会のような「やらせ」ではないと云っていますが、公平に見て「やらせ」である疑いが濃厚ですね、早くもこの聴取会は破綻したと云えますね。
このまま「エネルギー政策意見聴取会」が進めば、良くても「選択肢1」が採用されるもは必至です。 これは「原発村の思うツボ」です。
断じてこのようなインチキな「意見聴取会」を許してはなりません!
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天野みどり :「リスのエチュード」: リュウちゃんのネット上の友人である天野さんがが作曲した愛らしいピアノ曲です。ショパンの「子犬のワルツ」を思い出しますね。
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