馬券の種類と買い方１

千獲一金の初心者の為の競馬教室　　～馬券の種類と買い方①～
マリンちゃんが購入した競馬新聞は、私の予想に反して「競馬研究」だった。きっとカラフルな｢エイト｣だろうと予想していたがはずれた。よく考えると自分が買っている競馬新聞以外は今まであまり見たことが無かった。いつもコンビニの新聞立てからも自分の「競馬ブック」をさっと取り、他の新聞には見向きもしないでいる。　初めての競馬場を見てマリンちゃんは「広いのね～、きれいね～、なんか雰囲気があるわ」と感想を述べた。４階の指定席に陣取った。コース一面に雪が積もっていて眩しい、ターフビジョンに映し出される映像を見ていると目が痛くなる。「開催時になるとココを馬が走るんだ、外側が芝で内側がダートだよ、と言っても雪が積もって同じだけど・・・」と人が親切に話しているのに、彼女は真剣に競馬新聞に見入っている。マリン「さっそく馬券を買わなきゃ、万馬券を買うわ。」一　金「それもいいけど、馬券と言ってもいろんな種類があるんだよ。」マリン「知ってるわよ、馬単と3連複でしょう。コマーシャルでさんざんやるし、妻夫木君はカッコいいわ。」一　金「あっ、でもね、今年からさんまさんになるんだよ。いや、それより、馬券なんだけどその他に単勝、複勝、枠連、馬連、ワイドと合わせて７種類の馬券があるんだ、このマークシートで買うんだけどね。」マリン「そんなにあるの？大変ね、全部買わなきゃいけないの？」一　金「いや、そんな事はない（笑）、自分の好きな馬券を好きなだけ買えばいいんだ。パチンコやパチスロと違って１００円でも勝負ができるし、ン百万円でも馬券は買えるんだ。」マリン「へえ～、それはいいわね。ところで、万馬券て言うのはいったいどんな馬券なの？よく知らないで言ってる私もヘンだけど・・・。儲かる馬券よね？」一　金「馬券は１００円単位で購入ができるんだ（一部WINZを除く）、オッズというのがその馬券が的中した時の払い戻し額になる。ほら、ここのモニターに出てるでしょう。ここで１００倍以上が万馬券って言うんだ、１００円の１００倍、つまり１万円以上になる馬券のこと、これが万馬券なんだ。例えば３００倍の万馬券が出たとする、２００円買っていれば６万円になるし、千円買っていれば３０万円になる・・・」マリン「５千円買えば１５０万円ね、１万円で３００万？凄いわ（ニコニコ）」一　金「でもね、そんな簡単には当たんないんだよ。例えばこの１レース、１６頭出るでしょう、馬連で１２０通りあるし、馬単はその倍で２４０通り、さらに三連複になると・・・たしか５６０通りあるんだ、そう簡単には当たらないんだ。」マリン「そうよね、そんなに美味しい話があるわけないもんね、パチンコだってパチスロだって、確率は1/300位なんでしょう？」一　金「競馬の場合はさらに的中した時の配当がまちまちだから難しいんだけど、そこが又面白いんだ。とにかく１Ｒの馬券を買ってみよう。」マリン「でもどの馬券がいいの？」一　金「じゃ、単勝にしよう。１着になる馬を予想するんだ。例えば１番人気がこのレースで言えば②コスモハイクラス２．５倍、続く２番人気が⑦アウトバ２．８倍になってる。つまりこの２頭の馬券を買っている人が多いということなんだ。マリン「えっ、多くの人が買うと人気が上がるの？人気って最初から決まっていないの、だって新聞に出てるよ」一　金「それは予想オッズなんだ。大体コレぐらいって言うのを表示してるだけだから参考程度にしておいて。ここでＪＲＡが公開しているオッズが本物なんだ、ほら、⑦のオッズが２．７倍に変わっただろう。」マリン「あら、ホントだ。」一　金「そろそろ、締め切りの時間だから、決めなくちゃ。」マリン「じゃ私は⑪ロイヤルデューティにするわ１８０倍よ。」一　金「ちょっとムリだと思うけど・・・いくら買うの、記入してあげるから。」マリン「はずれてもいいわ、初めての馬券だから・・・とりあえず５万円！・・・ウソよ３００円でいいわ。当たれば５万円でしょう。」一　金「びっくりした～しかし、なんか金の計算って速いよね・・・・・」（ファンファーレ・１回中山２日１Ｒスタート）一　金「さあ走るよ、マリンちゃんの買った馬は緑の帽子だよ。」マリン「緑の帽子？」一　金「そうだよ、ほらココに枠って言うのがあるだろ、馬番の上（競馬新聞の馬柱の上）、そう一番上、そこに１枠が白、２枠が黒ってなっていて、６枠は緑になってるでしょう。帽子の色と合うんだ。」マリン「それは解るけど、そうじゃなくて、騎手がかぶってるのって帽子じゃなくて、ヘルメットでしょう？きっと・・・帽子じゃないわ。」一　金「それは、言われてみるとそんな気もするが・・・今まで一度も疑問に思った事はなかったな～・・・とりあえず帽子なんだよ、説得力ないけど・・・。」マリン「ところでいったいお馬さんは何処で走ってるの？」一　金「今日は中山競馬場。中山って千葉県にあるんだけど、その実況があそこにもここにも映し出されるんだ。５月になるとここ福島競馬場でも実際に走るよ、なかなかの迫力だよ。」マリン「へ～、、、、、あっ、走った！」・・・マリン「あ～惜しいもう少しだったわ、どんどん抜いてきたのに・・・」一　金「４着だね、もう少しで３着だった。人気の割にはがんばったね。」マリン「ところで一金さんはどうだったの？何を買ってたの？」一　金「普通、買うときに聞くよね？とりあえず経験者なんだから、意見とか聞くでしょう？⑮ローランジニーの単勝と複勝でした。とりあえず２着に入ったから複勝は的中。」マリン「え～何？複勝って？いくらになるの？」一　金「複勝は３着までに入ればＯＫなんだ。配当は２倍ぐらいかな～。」マリン「な～んだ安いのね。でも私の⑪ももう少しで複勝なら当たってたって事？」一　金「そうだね、たぶん４０～５０倍はついていたんじゃないかな～。」マリン「あっ、なんか悔しい！次は当てるわよ。」一　金「そうだね、きっと当たると思うよ、ホントに・・・」

千獲一金の初心者の為の競馬教室 　　～馬券の種類と買い方①～

　マリンちゃんが購入した競馬新聞は、私の予想に反して「競馬研究」だった。きっとカラフルな｢エイト｣だろうと予想していたがはずれた。よく考えると自分が買っている競馬新聞以外は今まであまり見たことが無かった。いつもコンビニの新聞立てからも自分の「競馬ブック」をさっと取り、他の新聞には見向きもしないでいる。
　初めての競馬場を見てマリンちゃんは「広いのね～、きれいね～、なんか雰囲気があるわ」と感想を述べた。４階の指定席に陣取った。コース一面に雪が積もっていて眩しい、ターフビジョンに映し出される映像を見ていると目が痛くなる。「開催時になるとココを馬が走るんだ、外側が芝で内側がダートだよ、と言っても雪が積もって同じだけど・・・」と人が親切に話しているのに、彼女は真剣に競馬新聞に見入っている。

マリン 「さっそく馬券を買わなきゃ、万馬券を買うわ。」
一　金 「それもいいけど、馬券と言ってもいろんな種類があるんだよ。」
マリン 「知ってるわよ、馬単と3連複でしょう。コマーシャルでさんざんやるし、妻夫木君はカッコいいわ。」
一　金 「あっ、でもね、今年からさんまさんになるんだよ。いや、それより、馬券なんだけどその他に単勝、複勝、枠連、馬連、ワイドと合わせて７種類の馬券があるんだ、このマークシートで買うんだけどね。」
マリン 「そんなにあるの？大変ね、全部買わなきゃいけないの？」
一　金 「いや、そんな事はない（笑）、自分の好きな馬券を好きなだけ買えばいいんだ。パチンコやパチスロと違って１００円でも勝負ができるし、ン百万円でも馬券は買えるんだ。」
マリン 「へえ～、それはいいわね。ところで、万馬券て言うのはいったいどんな馬券なの？よく知らないで言ってる私もヘンだけど・・・。儲かる馬券よね？」
一　金 「馬券は１００円単位で購入ができるんだ（一部WINZを除く）、オッズというのがその馬券が的中した時の払い戻し額になる。ほら、ここのモニターに出てるでしょう。ここで１００倍以上が万馬券って言うんだ、１００円の１００倍、つまり１万円以上になる馬券のこと、これが万馬券なんだ。例えば３００倍の万馬券が出たとする、２００円買っていれば６万円になるし、千円買っていれば３０万円になる・・・」
マリン 「５千円買えば１５０万円ね、１万円で３００万？凄いわ（ニコニコ）」
一　金 「でもね、そんな簡単には当たんないんだよ。例えばこの１レース、１６頭出るでしょう、馬連で１２０通りあるし、馬単はその倍で２４０通り、さらに三連複になると・・・たしか５６０通りあるんだ、そう簡単には当たらないんだ。」
マリン 「そうよね、そんなに美味しい話があるわけないもんね、パチンコだってパチスロだって、確率は1/300位なんでしょう？」
一　金 「競馬の場合はさらに的中した時の配当がまちまちだから難しいんだけど、そこが又面白いんだ。とにかく１Ｒの馬券を買ってみよう。」
マリン 「でもどの馬券がいいの？」
一　金 「じゃ、単勝にしよう。１着になる馬を予想するんだ。例えば１番人気がこのレースで言えば②コスモハイクラス２．５倍、続く２番人気が⑦アウトバ２．８倍になってる。つまりこの２頭の馬券を買っている人が多いということなんだ。
マリン 「えっ、多くの人が買うと人気が上がるの？人気って最初から決まっていないの、だって新聞に出てるよ」
一　金 「それは予想オッズなんだ。大体コレぐらいって言うのを表示してるだけだから参考程度にしておいて。ここでＪＲＡが公開しているオッズが本物なんだ、ほら、⑦のオッズが２．７倍に変わっただろう。」
マリン 「あら、ホントだ。」
一　金 「そろそろ、締め切りの時間だから、決めなくちゃ。」
マリン 「じゃ私は⑪ロイヤルデューティにするわ１８０倍よ。」
一　金 「ちょっとムリだと思うけど・・・いくら買うの、記入してあげるから。」
マリン 「はずれてもいいわ、初めての馬券だから・・・とりあえず５万円！・・・ウソよ３００円でいいわ。当たれば５万円でしょう。」
一　金 「びっくりした～しかし、なんか金の計算って速いよね・・・・・」

（ファンファーレ・１回中山２日１Ｒスタート）

一　金 「さあ走るよ、マリンちゃんの買った馬は緑の帽子だよ。」
マリン 「緑の帽子？」
一　金 「そうだよ、ほらココに枠って言うのがあるだろ、馬番の上（競馬新聞の馬柱の上）、そう一番上、そこに１枠が白、２枠が黒ってなっていて、６枠は緑になってるでしょう。帽子の色と合うんだ。」
マリン 「それは解るけど、そうじゃなくて、騎手がかぶってるのって帽子じゃなくて、ヘルメットでしょう？きっと・・・帽子じゃないわ。」
一　金 「それは、言われてみるとそんな気もするが・・・今まで一度も疑問に思った事はなかったな～・・・とりあえず帽子なんだよ、説得力ないけど・・・。」
マリン 「ところでいったいお馬さんは何処で走ってるの？」
一　金 「今日は中山競馬場。中山って千葉県にあるんだけど、その実況があそこにもここにも映し出されるんだ。５月になるとここ福島競馬場でも実際に走るよ、なかなかの迫力だよ。」
マリン 「へ～、、、、、あっ、走った！」
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マリン 「あ～惜しいもう少しだったわ、どんどん抜いてきたのに・・・」
一　金 「４着だね、もう少しで３着だった。人気の割にはがんばったね。」
マリン 「ところで一金さんはどうだったの？何を買ってたの？」
一　金 「普通、買うときに聞くよね？とりあえず経験者なんだから、意見とか聞くでしょう？⑮ローランジニーの単勝と複勝でした。とりあえず２着に入ったから複勝は的中。」
マリン 「え～何？複勝って？いくらになるの？」
一　金 「複勝は３着までに入ればＯＫなんだ。配当は２倍ぐらいかな～。」
マリン 「な～んだ安いのね。でも私の⑪ももう少しで複勝なら当たってたって事？」
一　金 「そうだね、たぶん４０～５０倍はついていたんじゃないかな～。」
マリン 「あっ、なんか悔しい！次は当てるわよ。」
一　金 「そうだね、きっと当たると思うよ、ホントに・・・」

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